「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

倉敷美観地区

2007年11月15日 22時48分10秒 | 紀行


 岡山城を出たのは午前10時前だったと思います。市電で駅まで帰り、電車にのって行きました。岡山からそんなにかからないんですね、倉敷って。途中、岡山理科大とか川崎医科大学とか倉敷マスカットスタジアムとかを田園風景の向こう側に見ながら、電車はのどかに走っていきます。僕は地図感覚に鈍い男で、要するに方向音痴なんですが、駅のどちら側にいわゆる倉敷が展開するのか知らなくて、倉敷駅に着くと「倉敷チボリ公園」の方に出ようとしてました。反対側に行かなくちゃいけません。駅を降りたらすぐに倉敷美観地区に入るのかと思ったら大間違いで、そこから500mぐらい先だって書いてありました。

 500mってすごく微妙な距離で、すぐのような気もするし朝から歩き回って、かなり足にきているおじさんにとってはかなりきついきょりだったりします。でもバスは適当なのが無かったし、タクシーは高くつきそうなので、やはり歩いていくことにしました。

 目的地までの距離感がつかめないまま歩くのってしんどいのですが実際は”あれ?”ってな感じですぐについちゃいますね。皆さん歩いてますし、誰かと一緒におしゃべりしてたらすぐに着きそうな距離です。

 

 美観地区の入り口付近ですね。

 予想通りの展開でした。

 いや、嫌いじゃないんですよ、こういうの。

 と言うよりこうでなくちゃいけないと思いました。

 今回の出張に出てくる際に、僕は義理の母からお小遣いをもらっているんですね。ちょうど義母が泊まりに来ていて、そうなるかなって思ったらそうなってしまったので、どうしても多少値の張る、おしゃれなおみやげを買わなくちゃいけないんですね。
 まあ半返しといったところで納めなくちゃいけません。
 
 結構気を使うでしょ。大変なんだ婿だって。

 で、こういうお店が一つもないとこっちとしても困るわけで、それなりにありきたりのお土産と言うよりも、少しだけ専門店っぽくなってるのが良いんだけどな。何せ1万円ですから。5千円に限りなく近くて決して安っぽくなく尚かつ倉敷色が出てるものって言うのは…難しいでしょ!これ。

 で、トンボ玉とビーズのネックレスなんか良いかなって思ったんですけど、壊れ物は避けた方がいいし、かなり趣味が反映されるから怖いなと思うわけですよ。
 僕のセンスに関しての評価は悪くないんですが、それは廉価で良いものを、と言うよりもそれなりに値段をかけて間違いのないところを選んでいるからであってセンスの問題じゃないところで勝負してるんですね。

 まあこんな事を力説しても始まらないんですけど。

 で、結局ですね。吉備団子とかは買わずに、そういうのを求めてあっちに行ったりこっちに入ったりで散策なんて言うもんじゃありませんでしたね。

 まあどのみち観光客でごった返しているまでは行かなくても、悠長に歩く雰囲気じゃありませんでした。

 ここにくるのなら、明るい朝でお店が開いて無くて観光バスがまだ着かない時間帯にくるべきなんでしょうね。誰もいない道を手をつないで歩いてみたいな、カミさんじゃ無い人と。
 夜なら良いだろうって思うのですが、夜間照明でライトアップしてるみたいだし、泊まるところも多いみたいだから、混むんじゃないかと思います。


 え?何買ったの?

 倉敷ですからね。

 倉にちなんで、酒蔵で使われている発酵したお米を濾すときに使う布で作った小物入れバックにしました。渋い茶色なんですが、味がありますよ。

 喜んでもらえたし。

 実は出かける2,3日前にカミさんに、ママもう少しましなバッグ持ってないのお?買いなさいよ。とかいわれてたのを覚えてたんですね。

 聞き逃してないでしょ。偉いともうよ自分でも。

 話は変わりますが倉敷美観地区は少しだけ路地にはいると、とても静かになるから、そういうところにわざと入り込むのも良いかもしれません。

 
 


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