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2024夏 中間発表 受講メモ

2024年08月05日 | 日記

午前10時開始 ZOOMでの参加者は画面上でリストを確認すると、大学側4人、学生側12人(ZOOMでの発表者も含まれているようだ)。会場にはまばら。カメラの範囲にはほとんど司会者と先生らしき人物しか見当たらない。

 

以下、逐次メモ

№1「空海の音と声」  女性 2019

現在第一番目の女性が「声字実相義」を中心にした音に関する考え方を提示しているようだ。

阿弥陀経にある「音の調和」。阿弥陀経、大日経、性霊集の3つにおける言語表現の比較

(10:12 事務局あてにプログラムの送付希望を出す。反応なし。)

唐やインドの音楽に少しずつ触れてほぼ10分間で本人の説明は終了。琴を得意とすると発表者の音楽上の見解が多い。

五音について鍼灸師をしている人からの質問があったが、何を応酬しているのかよくわからない。

雅楽との関連を聞かれたりしている。

kikuya先生? 声字実相義にいう音とは。

noda生からの質問。当時は実際にどのように音を聞いていたのかはわからない。てんれいばんしょうみょうぎ。声は音なり。琴と筝の違い。

漢字辞典で調べるだけでは足りない。聲。

テーマとしては難しいのは、自然の音になぞらえるは空海だけの特徴ではない、大日経など密教経典とのかかわりについて。

本人の音声は明瞭なれど、ほかはブチブチして聞き取りにくい。 マイクの状態をもっとしっかり管理してほしい。終了。

№2

女性 「ヨーガスートラにおける三昧について」 2021

(画面共有のテクニックをマスターしないとオンラインでは無理だなあ~)

(ここまでに思うのは、ふたりともパソコンで画面共有とか操作しながらの発表で、そういう画面での資料しかなくて、いわゆるA4での紙資料が手に入らないのでわかりにくい。かりにこれがファイルで送られてきても印刷することは無駄なような気がする。)

ほぼ20分経過中。とくに先行論文についての言及なし。先行論文のあるなしが重要だと思い込んでいたが、こういうケースもあるのかと思った。

だいたい、ヨーガスートラって何だ?という私の個人的疑問あり。そちらから説明してほしい。

(中間発表の資料というのはA4で5枚程度にまとめ、しっかりプログラムされたものを提出するのではないのか。パソコン画面を読み上げるのとはちょっと違うのでは。)

密教に基づいているのかという質問あり。

テキストを読まれているのか。原文を読んでいるのか。など。

プラクリティとプルシャについて説明するようにと。

発表者は質問されるとその場で辞書などを見て答えているように見られる。

何を言っているのか全然わからない。

 

開場側参加者一部移動交替あり。

 

長年馴染んでいた前谷先生の司会ではない。振り返ると前谷先生の司会は明瞭簡潔でとてもよかった。

№3 

中高年男性。背景がどこかの学校の研究室(ただし本棚はない)のように見える。2022

江戸時代の真言僧国学者契沖。

浄厳の名前が出て来た。

あの本だ!(添削のところにお勧めがあったので買ったけど、あんまりつまらないので県立図書館に寄贈した)

そういうところに注目する人もいるんだ~~~

1が音楽、2がヨーガをテーマにしていたので、3が一番修論らしく見える。

質問者は高野山大学の和歌の先生らしい。hirohata先生?

開場マイクの音声が割れて聞き取りにくい。

 

№4 高齢男性 2023 「真言宗における死の観念」

いまのところ一般論だけで、密教に関連したことには触れられていない。

密教にも仏教にも触れないで脳死などのキーワードだけで修論が書けるのだろうか。

パワーポイントが使えないとオンラインで発表するのは無理なような気がする。

「死」というワードが20分間中、何百回出てきただろうか。

doi先生。医学的死の概念、宗教的死の概念。次元が違う。

仏教徒における死の定型表現。

ここまですべてZOOM。

 

№5 「現代科学から見えてきた六大能生の研究」 2022

中堅どころのお坊さん。

ほとんど原稿を見ずに、板書などして余裕だなあ。

突然真言を唱え出した。

私達行者は・・・などと言い、終始ニコニコと明るい声で大演説。

黒板に書いている間は沈黙の時間が流れる。

量子論に触れだした。これが長い。しかし全部これらはふつうに誰でもわかるレベル。

私も量子論には興味があり、本を10冊程度読んでいるのだが、全体の3分の1程度までは読めば理解できるが、後半からまったくわからなくなる。その前半の3分の1のそのまた半分くらいのところを黒板に図解して、生き生きとはずんだ声で説明している。

時間がもったいないと感じた。

理智不二など、基本的なところを長く解説しているので、核心部分へ行く前に時間が終わりそう。

会場にいるわずかな聴衆は大学の先生がほとんどなので、いったい誰に対して熱弁をふるうのか。

会場の聴衆に向かって「これで如実知自心がおわかりになったと思います」と。

聴衆はほぼ高野山大学の先生だけなのに、そんなこと言っていいの?

素粒子、量子もつれ、もいいけれど、だから何を言いたいのか。20分経過。

早く密教との関係を示してほしい。

 

№6 「現代の寺院における薬用・有用植物活用の実体調査研究」 2021

(中止)

 

№7 「現代社会における僧侶の役割とそのケースワークへの考察」  2024

昭和41年生まれの尼僧。80歳で伝法灌頂を受け、現在83歳だという。

ほとんど自分の活動のアピールだけ。『秘蔵宝鑰』の宝鑰(ほうやく)を[ほうりん]と読んだのでびっくり仰天。

自分が別の科目で修士を持っているとか、泰阜村というところで仕事として介護関係の福祉職をしていて、高齢者施設の紹介。

南先生。考察した、とあるがはたして考察になっているかどうか。

土居先生。論題に出ている「現代社会における僧侶の役割」である部分が分析して導き出されなければ、地域での取り組みを紹介するだけになってしまう。(まさにそのとおり)

 

№8 「山岳信仰と密教~湯殿山信仰を中心に~」  2017

中年女性。

パワーポイントなど使用せず、A4資料を見ながら話をしている。

女人禁制の修験道を女性が研究してどうなるのかなと思った。

南先生。思いつきを発表しているだけ。そうそう南先生らしい講評。

 

全体的感想

発表の内容をみると、私が考えている理想形に近い人はほとんどおらず、てんでばらばらの個性的な方々。

つまりよくできているほうが希少であって、ふつうバラエティに富んだ皆様方なのだ。

だから遠慮をせずに無理してでもこのライン(中間発表)へ到達しておくのは厚顔無恥ということにはあたらない。

たまたま私の周辺に素晴らしく優秀な方々がおられたものだから、つい自分はもうとても駄目だと思い込んでしまっていた。

もうちょっと前向きになったほうがいい。

中間発表はもともと途中経過とか基本構想をアピールする場であると思っているので、結論まで示していただかなくてもいいかとは思うけれど、最終的に目指しているものが何かということにふれてもいいのではないか。

 

通信教育事務局さんにはかつてはかなり丁寧な対応で親切にしていただいたのだが、今年はなんだか様変わりしている。

たぶん担当者が替わったのだろう。

発表会の出だしで挨拶がなく、司会者が誰かわからない。

途中でマイクがミュートになってまったく伝わらないままというのが数回。

昼休憩に入るとき、午後1番が中止になったことを伝えていない(聞こえないときに言ったかも)ので、午後1時半、再入場する際にログインできなくて焦った。じつは開始時間が2時に変更されていたのだ。

 

「通信教育課程の未来」

このところ撤退ムードで、大学から送られてくる会報誌にも丁寧に目を通さないでいたため、状況が呑み込めなかった。

どうも、現在の形の通信教育課程は消滅し、これからの入学者はすべてオンライン授業の社会人コースという形になるらしい。

すると私はもしかして最後の卒業生という記念すべきレッテルが得られるのかもという期待を持つようになった。

この夏は暑すぎてやる気は皆無だけれど、涼しくなったらリベンジを試みようかと思う。

蛇足ながら、これから始まる社会人コースというのはすべてオンラインらしいので大変なことになると思う。

私が受講している東大仏青は通常10~25人程度で、30人を超えることはまずない。

東京外語大も定員が25人で、先生と事務局合わせて27人。

たとえば一度に60人くらい受講希望が出たら大変だろうなあ。

事務局さんもいままでは添削書類を取り次ぐだけでよかったのにこれからは授業の間だれかが付き添っていなくてはならない。

1コマに15回。ものすごいエネルギーが必要だ。

従来の通信教育が消滅するのはもしかして郵便代金が値上がりするからかしら。

15円では安すぎるものね。

いつもその差額は誰が負担しているのか疑問でしたが。

 

追記

翌6日メール確認したところ、5日の午後3時半ごろ大学から添付ファイルが送られていた。

アドレスが間違えていたらしい。

 

この記事は少し経ったら削除する予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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