さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

深山幽谷の目の霊山・油山寺

2016年07月24日 | 巡拝日記

    

遠州三山として「可睡斎」「法多山」「油山寺」の

三つの古刹があり、遠州三山巡りをして来ました!

 「醫王山 薬王院 油山寺」

(いおうざん やくおういん ゆざんじ)

奈良天平時代の744年頃、行基菩薩がこの地で万民和楽、無病息災を

祈り、自らが彫ったとされる薬師如来像を奉安したのが起源とされて

いる名刹です。その後、749年には46代天皇の孝謙天皇が眼病を患い

本尊の薬師如来に平癒祈願をされ、全快されたことから永代に亘って

勅願寺に定められ「目の霊山」として広く知られ信仰されています

 城郭を思わせる大きな「山門」

 旧掛川城の大手門を明治6年に移築したそうです

 山門の由来 

 山門からの参道は渓流や滝があり、自然林の深山幽谷の趣きで

今は青モミジが美しく、静寂にして清涼感に溢れていました!

参道の途中、弁財天が祀ってありました! 

油山寺の境内 

薬師瑠璃光如来を安置する「本堂」 

 最近、ドライアイとかで眼科医に治療を受けているので

しっかりと平癒を祈願して来ました!

 県の文化財「書院」

 

 県の文化財「方丈」

 御霊杉(みたますぎ)の由来 

 天然記念物「御霊杉」

 御霊杉は弘法大師が774年にこの地を訪れた折に、貧しい村の夫婦の

子供の命を救ったそうです。 夫婦は御礼にと夫が松、妻が杉の木で

一膳の箸を造り大師に捧げた。 大師は旅立ちの際、この箸を浄地に

刺して旅立った。 後に幹がマツで枝葉がスギという珍しい霊木と

なって夫婦和合の木とされています

   

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