さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

不滅の法灯が南信州にも・・・・

2017年10月06日 | 巡拝日記

   

9月末から10月に入って体調がイマイチの日が続いて

グダグタと過ごしていましたが、気持ちの持ちようで

体調は良くなると思い込み、一人遠出を試みました !

 行き先は「南信州・園原の里」で

思いもしなかった事に出会い、そして驚きました!

 中央高速道の園原インターから車で6~7分ほどを走った

山あいにある「信濃比叡」に行って来ました!

 目的地に近づくとそこには大きな像が立っていました!

 「伝教大師・最澄上人」の尊像でした

この像は比叡山峯道に建つ大師像と同じ鋳型を

使用して造形されたそうです

そして「根本中堂」と書かれた石碑もありました 

 真新しい綺麗な山門を通ると・・・

最澄上人の教え「一隅を照らす」の扁額を見て何故、何故この地に

比叡山 延暦寺を開山した最澄上人の像が立ち、しかも根本中堂と

称するお堂があるのか不思議な思いのままに境内を進みました

 山の傾斜を上手く活かした梵鐘前の小庭がいい感じでした!

「信濃比叡 廣拯院」

(しなのひえい こうしょういん)

 廣拯院 本堂内部

出迎えて下さったお寺の案内係の方が親切丁寧にお寺の由来をお話し

されて何故、何故と不思議に思っていた事が全て判りました

 

           

お話によると最澄上人は西暦817年、東征に赴く折に都と関東、東北を

結んだ古代の東山道で最大の難所であるこの地の神坂峠は旅人の苦難の

場と見かねてここ廣拯院の地に無料の宿泊所を建てたことから比叡山と

の縁が深まり、信濃比叡の呼称が許されて平成17年には本堂建立に伴い

不滅の法灯が分灯されたとお話しされました

 

 「不滅の法灯の由来」 

 分灯された不滅の法灯はご本尊薬師如来像の前です

            

 

 本堂の天井には美術学生が描いた天井絵がありました

             

 

 「月見堂の由来」

 最澄上人が建てたと伝わる無料宿泊所の布施屋跡地には

月見堂と呼ばれる護摩堂が建てられていました

            

 

東国と西国を結ぶ古代東山道の最大難所の地に思いもしなかった

出来事があり、その縁で不滅の法灯までもが分灯された信濃比叡

廣拯院にはこの先、中央高速道を通る都度に立ち寄ってみたいと

思わせるお寺となりました!!

    

 

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