さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

境内に土俵のある「櫟野寺」

2014年12月07日 | 巡拝日記

   

お寺の境内に相撲の土俵がある滋賀県甲賀町に行って来ました!

「福生山 櫟野寺」 (らくやじ) 

参道の左側には無数に立ち並ぶ十一面観音の石仏がありました

 山門の仁王像がなんとガラス張りの中に安置されていました! 

山門に吊り下げられた赤い大きな提灯に目を引かれます!

 櫟野寺 本堂

西暦792年、この地を訪れた最澄が霊夢を感じた櫟(いちい)の生木に

十一面観音像を彫り、本尊として安置、開山したと伝わっています 

十一面観音像は「いちいの観音」と呼ばれ像高3.12mは

日本最大坐像の十一面観音菩薩ということですが残念ながら

この日は非公開で見られませんでした  

 

本堂の天井絵が色鮮やかでした! 

 この土俵はおよそ1200年前、坂上田村麻呂が鬼退治をする際、

櫟野寺の十一面観音に祈願をして見事、鬼退治に成功した御礼に造られ

家来達に相撲を取らせて奉納したと伝わっています

約1200年もの歴史を持つ奉納相撲が寺院で行われているのは

全国でも例が少なく、珍しい行事と説明がされていました 

     

日本一大きな十一面観音坐像とか、1200年も続く奉納相撲とか

実際に見ることが出来ずに残念な思いをしましたが

その姿や光景を思い浮かべるだけでも楽しい巡拝でした!

  

 

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