日本各地の霊山や聖地、巡礼地と呼ばれている
各所を巡っていますが、八年前の秋に巡った山形県の
「出羽三山」詣での旅が最も強く印象に残り、その後の
私の人生観をも変えた旅になりました!
「出羽三山」とは山形県鶴岡市にある羽黒山、月山、湯殿山
の総称で1400年以上もの昔に第32代崇峻天皇の第一皇子で
あった蜂子皇子によって開かれたと伝わっています
この三山は祖先の霊魂、山の神、海の神が鎮まる山として
古くから信仰を集める日本屈指の修験道の霊山で羽黒山が
現世を表し、月山が前世、湯殿山は来世という三世の浄土
を表すと云われています また、西の伊勢神宮に対して
出羽三山に詣でることを「東の奥参り」として人生儀礼の
一つとする風習もあり参拝者が絶えないパワースポットです
「羽黒山」(はぐろさん)の出羽三山神社
月山や湯殿山は雪深い山頂や渓谷にあり通年にわたる
参拝が困難なことから冬でも参拝が可能な羽黒山山頂
に三山の神々を合祀している神社です
赤い橋の先が結界聖地で空気感が一気に変わりました!
国宝に指定された東北最古の「五重塔」
雪深いこの地で立ち続ける姿はとても荘厳で
鳥肌が立ったことを思い出しました
五重塔からの先は山頂へと続く約2kmの
参道で2446段もの石段です
巨木の連なる参道の石段を黙々と駆け上がりました
40分~50分ほど掛かって山頂に到着です
三神を祀る日本随一とされる大社殿の
「三神合祭殿」
茅葺屋根の木造建築は日本最大の建物で
詣でた時は改修工事中でした
切妻造りの「鐘楼」
神々の宿るお社に手を合わせつつ、飛行機とバスを
乗り継いでこの地までこれた事に感謝の思いが自然
に沸き立ち心が洗われる感覚に浸れました!
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