さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

伊自良の古刹・東光寺

2012年12月18日 | 巡拝日記

         先に訪ねた甘南美寺のほど近くに・・・・    

        閑静な佇まいで別世界に浸れる禅寺の古刹がありました!

         

         松林の街道を思わせる参道は趣きがあっていい感じです!

         参道の一角に  

              「参道の一町半を歩みたり 四囲静寂に涅槃風吹く」  

         ご住職からのメッセージでしょうか?                   

                境内のいろいろな個所にこうした句が立て掛けてありました!  

   富士山 東光寺  山門

    臨済宗の高僧、東陽英朝が西暦1500年頃に開山。

                専修道場の看板がかかる山門は格式の高さと歴史の深さが伺えます。  

    山門くぐるとすぐに目に入る句

          「開かれし み寺なりぞと胸を張る東光禅寺 大屋根の反り」 

             大屋根の反りは本堂? それとも庫裡の屋根?     

      500年以上の歴史を誇る禅寺の本堂         

                    雪景色の境内は見応えいっぱいです!      

      本堂脇の句    

        「五百年の法灯守る東光の み寺に集う老も幼も」

  東光寺の法灯は五百年以上も風雪に耐えて今日まで連綿と引き継がれているそうです!

          本堂脇の句 

                 「み光を富士の山よりたまわりて東光禅寺この地に生れぬ」

       山号の富士山は昔、富士山から薬師如来が

                        飛来してきたという伝説に因んでいるそうです!!

           

          本尊は聖観音菩薩で美濃西国三十三観音霊場の九番札所

                     

               石段の上の経堂を詠った句

                  「経堂に納めし黄檗一切経 四百五十億三万余字とぞ」

                        経堂は建立してからすでに250年以上も経ていて輪蔵形式の経蔵。

    本堂から境内を望む                         

     3000坪の広大な境内には江戸中期の素晴らしい庭園が広がっています。     

     池に浮かぶ尊堂

            澄んだ霊気と閑静なお庭の佇まいは絶景の趣きがありました。

                季節を変えてまた訪れてみたい私の名刹になりました!

                                               

   

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