岐阜東濃に今年でなんと1200年を迎えた古刹を訪ねました!
この古刹は瑞浪市土岐町の国道19号から少し入った処にあって
新白狐温泉の近くにありました。
桜堂薬師 (瑞桜山 法妙寺)
今からちょうど1200年前の西暦812年に天台宗の僧呂・三諦上人が開山。
嵯峨天皇の勅願寺として当時は比叡山・高野山と並ぶ日本三山の一つに
称されて大いに繁栄していた歴史深き古刹でした。
仁王門 入母屋造りで単層八脚門は簡素ながらも雄大さを持った門で
阿形吽形の金剛力士像が護り立っています。
阿形(2.89m)
吽形(2.93m)
仁王門の脇には四季桜がキレイに咲いていました!
貴重な文化遺産が残っている桜堂薬師の本堂
境内の入口にも阿形吽形の像がありました
本堂には室町時代に造られた木造の阿弥陀如来像や
日光・月光菩薩像、四天王像など多くの仏像が安置されています。
本堂を横から見ると能舞台のようでもあり舞に使う面や扇が飾られていました。
比叡山が織田信長によって焼き討ちされたようにここ桜堂薬師も
信長の命を受けて同じように焼き討ちされたそうです。
日本三山の一つとまで称され数多くの伽藍や堂を有していたのに
焼失したのは全く持って残念!!
今の世に残しておいて欲しかったと思うのは私だけだろうか??