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上海2013年秋の同人イベントCOMICUP13~江ノ島盾子と流子とRWBY(ルビー)

2013年11月27日 | ACG
先週の週末「COMICUP」という上海で最もメジャーなアニメ同人イベントに行ってきました。「COMICUP」は今回で13回目、1年に約2回のペースで開催されます。今回は11月23日と24日に上海市内の展示場「光大会展中心」(光大カンファレンスセンター)で開催されました。日本のコミケに派生するイベントといえますが、同人誌を売り買いする場所というよりは、コスプレパーティです。コスプレをする、またはコスプレの写真を撮ることを目的に参加する人が多いのですが、サイン会やライブなどのイベント、アニメショップの出店、アニメ・ゲーム企業のプロモーションなどもあり、総合的なアニメ系のお祭りとなっています。同人サークルの出展もありますが、同人誌はストーリー漫画よりもイラスト集が多いです。
いままでこの手のイベントに何回も行ったことがありますが、今回が一番運営が良かったと思います。レイアウトが非常によかった。(11月23日は行っていません、24日のみ参加)
展示場施設の2階と3階を使用していますが、今回は2階に広めのコスプレエリアを設けてくれたので人の流れも良かったし見やすかったです。中国のイベントにしては出展サークルも多かったので、エリア別にテーマ性が出ているのも良かったです。(ちなみに2日目である11月24日は「女性向けの日」でした)
イベント入場券は約40元(約650円)で、パンフレットの購入は不要です。コスプレエリアは隔離されていないので入場チケットのみでコスプレイヤーの写真を撮ることができます。
■2階エリアは柵でスペースが区切られており、大型コスプレもゆっくり写真が撮れる。




■入場者は多いけれど、2階と3階をフル使用していたので並ばずに入場できます。一般入場者のチケットが前売制で「COMICUP」の場合、前売りで完売します。(当日会場転売もあるので、当日入場することも可能だと思います)


■ルールはほとんどなし。フリーダム・・でも会場がゴミだらけでものすごく汚い。


上海のコスプレのレベルは非常に上がっています。小道具やら剣やら仮面やらに相当お金をかけていると思います。ウィッグの色や質も良くなっています。見るからにお金をかけていそうなコスプレばかりになってしまいました。本格的になりすぎて、ただ単純にキャラが好きというだけでは手を出せなくなっていると思います。
そして新しいキャラに手をつけるのが早い!!
前クールである2013年夏にヒットしたキャラクターのコスが会場に溢れており、現在放送中の新作アニメのキャラクターも頻繁に見かけます。

■現在放送中のアニメ「キルラキル」のコスプレ。早い!!!まだコスプレショップで服や道具が市販されてないのでは・・・全部自分で作ったかまたはオーダーメイドで作ったのでしょうか。纏流子と犬牟田宝火。ものすごくよくできていました。


今回のイベントはきっと江ノ島盾子(ゲーム「ダンガンロンパ」のキャラクター)がいっぱいいるだろうな・・と思ったら、案の定会場の中は江ノ島盾子だらけでした。特徴的でしかも着用しやすいデザイン、タオバオ(※中国最大のネットモール)で頭から靴までフル装備が販売されています。今回はダンガンロンパキャラのコスプレがものすごく多かったです。
■左:江ノ島盾子、右:霧切響子。
  

セレスさん。左は女の子、右は女装です。180㎝くらいある男の人でした。女装コスも増える一方です。
  

この巨大な鎌を持ったキャラは誰だか分かりますでしょうか?



今年の7月に公開されたアメリカの3DCGアニメ「RWBY」(ルビー)のキャラクター、ルビーとワイスです。ルビーの武器である鎌(クレセントローズ)がでかい!どうやって持ち込んだのか・・・折りたためるのでしょうか・・・?(RWBYについてはピクシブ百科の解説が非常に詳しいです:http://dic.pixiv.net/a/RWBY
RWBYはアメリカのアニメスタジオが制作した作品でYoutube版が16話まで公開されていますが、1話あたりが6分とか11分だったりもします。つまり、作り方やスタイルは日本の商業アニメの規格とまったく異なります。しかしキャラクター作りなどは日本アニメの影響が見られ、主要女性キャラのデザインや音楽などは非常にセンスが良く規格にとらわれないスタイルが逆にオリジナル性を引き立てます。「RWBY」のコスプレをしている人は他にも何人かいました。大体がルビーとワイス(Weiss )です。本作の音声は英語ですが、中国ではbilibili動画などで中国人有志による中国語アフレコ版も作られています。

11月24日(日)は「女性向けの日」だったからでしょうか、女性向けのコスが多かったような・・・。
■左:「BROTHER CONFLICT」。主人公と朝日奈昴(大学生でバスケ部という設定)。主人公、手にペットのリスを持っています。芸が細かい。
■右:「Free!」凛、鮫柄学園ジャージ姿。多分女の子がコスプレしてます。
  

■「JOJOの奇妙な冒険」のコスプレグループ。左「第5部 黄金の風」、右「第7部 スティール・ボール・ラン」のキャラ。この人たち上手いです。
  

■進撃の巨人。女形の巨人と巨人。ユミル+クリスタ。
  

コスプレはビジュアル+役の解釈+演技力(ポージング)の三つが必要です。「進撃の巨人」のコスプレ服(調査兵団)は、そっくりなものがフルセットでネットで比較的安く販売されているので、ビジュアルを再現することは難しくないのですが、ポーズが難しいです。

■左:「D.Gray-man」。ラビとアレン。このハンマーもどうやって運びこんだのか・・・。
■右:西尾維新の「化物語」など物語シリーズ。忍野メメ、阿良々木くん、成人版の忍。
  

他にもたくさんの秀逸なコスプレがいました。
そして、知らないキャラのコスプレがものすごく沢山いました。
中国アニメ、中国小説のキャラクターのコスプレもだんだん増えてきています。
特にネット小説の「全職高手」、ゲームの「古剣奇譚」などは今ちょっとしたブームです。
イベントの参加年齢層は高校生から20代が主流ですが、「RWBY」が人気を集めていることを見るに、若い世代が海外の新しいものを吸収するスピードは非常に速いと感じます。
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2 コメント

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恐るべきコスプレ文化 ()
2013-11-30 10:05:16
 こんにちは。私はアメリカ人の同僚がいるのですが、日本のアニメとかゲームにめっちゃ詳しいんですよ。私が聞いたこともないようなキャラクターを知ってます。彼女自身もコスプレイヤーです。そういうのも含めて日本文化に興味があったので日本に来たっていうのもあるんですけどね。恐るべきアニメ・ゲーム・コスプレ文化です文化を越えて世界に拡がっているのですね。
 それにしてもコスプレイヤーのみなさんはとても綺麗すね。自分自身がアートっていう感じで憧れます。
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玲さん (上海阿姐)
2013-12-02 02:05:36
こんにちは~コメントありがとうございます!!
世界中で日本のアニメが好きな人が多いですが、その理由の一つは、海外の方が逆にアニメを視聴しやすい環境にあるからかもしれません。
アメリカの動画サイトクランチロール、中国の土豆やyouku、韓国のパンドラTV・・・無許可配信だった時期もあり、恐らくどんな作品でもいつでも自由に見れたのだと思います。
もちろんイベントとかグッズ展開は日本本国の方が桁違いに豊富ですが、作品本編を見るというだけでいうと、逆に海外の動画サイトの方がラクに安く視聴できるかもしれません。

話変わりますが、、SHINeeの「Festival tour in 上海」を先日見てきました。これコンサートと思ってたんですけど、行ってみたらファンミでした。。ファンミだって知らずに行ってしまってびっくりしました・・・。ファンミってゲームやったり何か食べたりああいうことやるんですね・・・。
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