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身近な生き物:カマキリで憂鬱

2018-03-14 06:31:57 | 日記
今年の春は違った景色

 たまにはインスタントで無いのにしようと思い立って、ドリップを準備
しました。
カップを出して新聞を読みながら暫し待ちました。
そろそろかなとコーヒーを注ごうとして驚きました。
底にインスタントの粉が入っているのです。
 毎朝の習慣でいつの間にか無意識で入れてしまった様です。
家人がまだ起きて来ない時間に、どうすんだコレ、台所で自分に突っ込み
を入れました。
最近注意力が散漫になった気がします。
ボケオヤジに向かって着実に一方前進しています。

 そんな私が心配するのもなんですが、ひとつ懸念があります。
極端に減ってしまった感じがするのです、カマキリの卵が。
 雪が消えたこの時期に近くの森林公園を散歩すると、特に探さなくとも
目に入って来ます。
その気になってニシキギの生け垣辺りを探せば、簡単に10数個の卵が
見つかります。
 ところがどうした事か今年はほとんどありません。
冬の間に公園のあちらこちらで見かけた物を数えても、多めにみても10
個にもなりません。
 そんな物を探してどーするの?と聞かれたら、返す言葉もありませんが、
「春の風物詩」なんです、私にとって。
毎年当たり前の様に見る光景が無いのは気にかかります。

真の理由は

 発泡スチロールの様な質感のカマキリの卵、表面の部分は卵鞘と呼ばれ
雌が産卵する際に分泌した粘液が固まった物です。
この中に200から300個の卵が入っています。
 卵鞘は優秀な断熱材であり緩衝材です。
<雪の中から47個を採集し中の9000個以上の卵を調べた結果、98
%が無事に孵化した。
また数日間水に浸しても孵化率に変わりは無かった。>(ラボ日記 より)
 熱にも強い様で、<野焼きをした山肌にあった卵も無事に孵化した。>
(ペッター より)の観察例もあるそうです。
 それ程に丈夫な卵鞘が見当たらないのが不思議です。 

 原因を考えて先ず思いつくのは、毎年産み付ける場所が消毒などの影響
で暮らしにくい環境になってしまったから。
しかし広大な公園の樹々を消毒している可能性は低く、実際その様な作業
を見た事もありません。
だからこれは却下。
 次に浮かぶのは天敵の存在。
雪の少ない年に地表近くに産み付けられた卵は、天敵のアリやネズミに
食べられる事が多いと言います。(カマキリは滅んでしまうか より)
しかし生け垣の根元を見ても、食べ残しの様な物は見当たりません。
どうもこれも違いそう。

 そうなると原因はこれかもしれません。
「ズバリ探し方が下手。」
 注意力が散漫になったオヤジがそれを自覚せずに、今までと同じように
探したのでは見つかる物も見つかりません。
注意深く生け垣を探したら、案外と沢山あるのかもしれません。
 でもそうなればなったで、これまた憂鬱な話。
コメント
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