今年の春は違った景色
たまにはインスタントで無いのにしようと思い立って、ドリップを準備
しました。
カップを出して新聞を読みながら暫し待ちました。
そろそろかなとコーヒーを注ごうとして驚きました。
底にインスタントの粉が入っているのです。
毎朝の習慣でいつの間にか無意識で入れてしまった様です。
家人がまだ起きて来ない時間に、どうすんだコレ、台所で自分に突っ込み
を入れました。
最近注意力が散漫になった気がします。
ボケオヤジに向かって着実に一方前進しています。
そんな私が心配するのもなんですが、ひとつ懸念があります。
極端に減ってしまった感じがするのです、カマキリの卵が。
雪が消えたこの時期に近くの森林公園を散歩すると、特に探さなくとも
目に入って来ます。
その気になってニシキギの生け垣辺りを探せば、簡単に10数個の卵が
見つかります。
ところがどうした事か今年はほとんどありません。
冬の間に公園のあちらこちらで見かけた物を数えても、多めにみても10
個にもなりません。
そんな物を探してどーするの?と聞かれたら、返す言葉もありませんが、
「春の風物詩」なんです、私にとって。
毎年当たり前の様に見る光景が無いのは気にかかります。
真の理由は
発泡スチロールの様な質感のカマキリの卵、表面の部分は卵鞘と呼ばれ
雌が産卵する際に分泌した粘液が固まった物です。
この中に200から300個の卵が入っています。
卵鞘は優秀な断熱材であり緩衝材です。
<雪の中から47個を採集し中の9000個以上の卵を調べた結果、98
%が無事に孵化した。
また数日間水に浸しても孵化率に変わりは無かった。>(ラボ日記 より)
熱にも強い様で、<野焼きをした山肌にあった卵も無事に孵化した。>
(ペッター より)の観察例もあるそうです。
それ程に丈夫な卵鞘が見当たらないのが不思議です。
原因を考えて先ず思いつくのは、毎年産み付ける場所が消毒などの影響
で暮らしにくい環境になってしまったから。
しかし広大な公園の樹々を消毒している可能性は低く、実際その様な作業
を見た事もありません。
だからこれは却下。
次に浮かぶのは天敵の存在。
雪の少ない年に地表近くに産み付けられた卵は、天敵のアリやネズミに
食べられる事が多いと言います。(カマキリは滅んでしまうか より)
しかし生け垣の根元を見ても、食べ残しの様な物は見当たりません。
どうもこれも違いそう。
そうなると原因はこれかもしれません。
「ズバリ探し方が下手。」
注意力が散漫になったオヤジがそれを自覚せずに、今までと同じように
探したのでは見つかる物も見つかりません。
注意深く生け垣を探したら、案外と沢山あるのかもしれません。
でもそうなればなったで、これまた憂鬱な話。
たまにはインスタントで無いのにしようと思い立って、ドリップを準備
しました。
カップを出して新聞を読みながら暫し待ちました。
そろそろかなとコーヒーを注ごうとして驚きました。
底にインスタントの粉が入っているのです。
毎朝の習慣でいつの間にか無意識で入れてしまった様です。
家人がまだ起きて来ない時間に、どうすんだコレ、台所で自分に突っ込み
を入れました。
最近注意力が散漫になった気がします。
ボケオヤジに向かって着実に一方前進しています。
そんな私が心配するのもなんですが、ひとつ懸念があります。
極端に減ってしまった感じがするのです、カマキリの卵が。
雪が消えたこの時期に近くの森林公園を散歩すると、特に探さなくとも
目に入って来ます。
その気になってニシキギの生け垣辺りを探せば、簡単に10数個の卵が
見つかります。
ところがどうした事か今年はほとんどありません。
冬の間に公園のあちらこちらで見かけた物を数えても、多めにみても10
個にもなりません。
そんな物を探してどーするの?と聞かれたら、返す言葉もありませんが、
「春の風物詩」なんです、私にとって。
毎年当たり前の様に見る光景が無いのは気にかかります。
真の理由は
発泡スチロールの様な質感のカマキリの卵、表面の部分は卵鞘と呼ばれ
雌が産卵する際に分泌した粘液が固まった物です。
この中に200から300個の卵が入っています。
卵鞘は優秀な断熱材であり緩衝材です。
<雪の中から47個を採集し中の9000個以上の卵を調べた結果、98
%が無事に孵化した。
また数日間水に浸しても孵化率に変わりは無かった。>(ラボ日記 より)
熱にも強い様で、<野焼きをした山肌にあった卵も無事に孵化した。>
(ペッター より)の観察例もあるそうです。
それ程に丈夫な卵鞘が見当たらないのが不思議です。
原因を考えて先ず思いつくのは、毎年産み付ける場所が消毒などの影響
で暮らしにくい環境になってしまったから。
しかし広大な公園の樹々を消毒している可能性は低く、実際その様な作業
を見た事もありません。
だからこれは却下。
次に浮かぶのは天敵の存在。
雪の少ない年に地表近くに産み付けられた卵は、天敵のアリやネズミに
食べられる事が多いと言います。(カマキリは滅んでしまうか より)
しかし生け垣の根元を見ても、食べ残しの様な物は見当たりません。
どうもこれも違いそう。
そうなると原因はこれかもしれません。
「ズバリ探し方が下手。」
注意力が散漫になったオヤジがそれを自覚せずに、今までと同じように
探したのでは見つかる物も見つかりません。
注意深く生け垣を探したら、案外と沢山あるのかもしれません。
でもそうなればなったで、これまた憂鬱な話。