脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

名医にQ、うつ病を見て。

2009年02月22日 | つぶやき
きょうは2月22日で、猫の日です。

昨日は
NHK名医にQ「うつ病」を
午後1時からの14日の再放送
午後8時からの二回目を見ました。

まず、見て感じたのは、
わかりやすく徹底的に質問してくれるのはいいのですが、
番組の時間が1時間は長いな、という感想でした。

脳脊髄液減少症の私は、
いくら病気の番組に興味があっても、

集中力が持つのは30分が限度でした。

それ以上は、体も心もクタクタに疲れてしまいます。

おそらく、うつ病の人も
同じだと思うのです。

きょうの健康の15分は短いし、
名医にQの1時間は長い。

病人が見ていることを意識して番組作りをするのなら、

病人が疲れない程度の時間内に
まとめるか、

何回かに分けて放送してほしいと感じました。

次に感じたのは、
このように、ひとりの患者のうつ病ひとつをとってみても、

薬物療法に詳しい先生

精神療法が得意の先生と、

精神科のリハビリが得意の先生とでは、

まったく、それぞれ、病の捉え方も、支援の仕方も違っているという事実。

そんなことは当たり前だけれども
一般の患者が、一人の医師の意見を絶対視しやすい中で、

この、「医師によって病に関する考え方が違う」という
当たり前の事実を、改めて突きつけられた思いがしました。

この番組ように、患者が病院を訪ねたら、
一人の患者に対して、常に3人の医師が待機していて、
同時に3つの診断や治療方針がきけたら、すごいなと思いました。

それぞれの違った立場からの意見をその場で同時にいただければ、
その場でセカンドオピニオン、サードオピニオンが聞けて、
余計な手間がはぶけるなぁと
夢のようなことを考えてしまいました。

患者が、「この医師の意見を採用する」と思ったら、
その意見を言った医師のボタンを黙って押すと、
その医師の診断名や治療方針が採用されるとか?

でも、そんなことが現実になったら、
ひとりの患者を前にして、

脳脊髄液減少症だと脳外科医がいい、
自律神経失調症だ、と内科医がいい、
適応障害だ、と精神科医がいい、

患者はどの医師の意見が正しいのか、
よけいに混乱し、医療は滞り、病院はさらに混雑し、
薬局はどの医師のどの診断に応じた薬を出せばいいのか混乱し、
事故のもとですから、ありえませんが、

そんなことをぼんやり考えてしまいました。

やはり、医師は神のように絶対者として、患者に信頼され、
その医師の診断はすぐさま患者に受け入れられ信じられるという
暗黙の信頼関係がなければ、
医療はなりたたないのかもしれません。

そうでなければ、医師の処方する薬なんか
飲めませんもの。

診断されにくい病を抱えた患者は、
やはり、ひとりの医師の意見を聞いて、
「どうも違う」と思ったら、

次の医師の意見を求めて、
右往左往と「ドクターショッピング」をするしかないようです。

さて、「名医にQうつ病」見た感想ですが、

改めて見てみると、
あまりに脳脊髄液減少症の私の状態が
あてはまるので驚きました。

その上、番組ホームページにあるのうつ病のチェック表をやってみても
高得点で、
あきらかに「うつ病」だとされてしまいそうなのは
驚きました。

これじゃあ、
たとえ原因が脳脊髄液減少症であっても、

うつ病、双極性障害など、適応障害など、精神的な病だと診断されても
少しもおかしくないと感じました。

特に、
昨年6月19日にNHKクローズアップ現代でもやっていた
非定型うつ病というのは、怪しいと思っています。

NHKクローズアップ現代→2008年→6月→第3週→6月19日(木)放送
とたどってパソコン画面でご覧ください。)

なぜなら、
普通のうつ病は朝具合が悪くても、夕方調子が戻ってきますが、

非定型うつ病とは、
そんな定型的なうつ病ではなく、
夕方に具合が悪くなるというからです。

脳脊髄液減少症は、
脳脊髄液が少ないことによって、脳が正常の位置より下にさがって
さまざまな精神的身体的異常が起きる病ですから、

朝起きて、体を縦に起こしていれば、
座位や立位が続けば続くほど、具合が悪くなってくるのです。

だから、起きている時間が長くなればなるほど、
症状も出現してくるため、
仕事などで、横になることなく一日を過ごせば、
夕方具合が悪くなっても、少しもおかしくないと思うのです。

それに、私の経験からも、
脳脊髄液減少症でも、異様に甘いものが食べたくなったり、

食欲が異常に出て過食ぎみになったり、

夜眠れていても、昼に異常に眠気が出て、
何時間も眠りこんだり過眠になったりします。

この眠気と甘い物が食べたくなること,
過食については、
病気のストレスのせいではなく、

眠って脳を休めることや、
眠ることで体を横にすることや、
甘いものやカロリーのある食事を

「病んだ脳が求め必要としていた」ことなのではないかと
私自身は考えています。

つまり、
脳脊髄液減少症でも、「非定型うつ病」とされている病態と
非常に似た症状が出るのです。

脳脊髄液減少症の早期発見のためにも、
一刻も早く、精神科の先生方に
脳脊髄液減少症という病をご理解いただきたいと
感じました。

本日もNHKスペシャルで、うつ病がとりあげられます。

1時間番組は体力的にも集中力的にもきついのですが、
見られたら見たいと思っています。

長い映画の鑑賞などは、まだ無理っぽい私です。


参考資料

東京都立中部総合精神保健センターのうつ病チェック表はこちら

私は判定で「すぐに医療機関を受診しましょう。」と出てしまいました。

だから~私はうつ病じゃないって~
脳脊髄液減少症が原因でこうなっているんだってば~

こりゃ~相当うつ病と誤診されている、脳脊髄液減少症の
患者さんがいるような気がします。

病名の診断の入り口を間違えると
治るものも治らないから、
とんでもないことになると恐ろしくなりました。

他の脳脊髄液減少症の患者さんは、どう判定が出るでしょうか?
正常と判定が出るでしょうか?

私のように「うつ病」だと出てしまうでしょうか?

うつについて

アルコール依存症にご注意

不登校とひきこもり

不登校とひきこもりとされている方の中にも、絶対に脳脊髄液減少症が原因でそのような状態になっている方がいると思います。
とにかく精神科分野の医師に、脳脊髄液減少症のことを知ってもらいたいです。
コメント
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