自分自身、結構乗りのいい曲が好きだ。リチャード・クレイダーマンの楽曲には「渚のアデリーヌ」や「星のセレナーデ」などしっとりしたロマンチックな曲が多く、自分の好きでよく聴くが、この「レデイー・ディー」は軽快で思わずスウィングしたくなって楽しい。何かこれから始めようという時にぴったりの曲だ。
クレーダーマンはフランス生まれでもう60の還暦を迎えた。「ピアノの貴公子」の異名があるほど、甘いマスクと華麗なピアノ演奏で日本でも幅広い女性層に人気がある。
この「レデイー・ディー」はイギリス元皇太子妃ダイアナをイメージした曲のようで、彼女の前でもしばしば演奏された。しかし、この軽快な曲も今や故人への追悼曲になってしまったのは悲しい。
彼女の息子とその公妃の間に昨年男児が誕生した。ダイアナにとっては孫にあたるが、彼女が今も存命していれば53歳だ。優しく孫を抱きかかえて微笑むダイアナが自然と想像される。あの「レデイー・ディー」のピアノ演奏のように、煌めいた彼女の瞳とともに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます