粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

脱原発デモを盛り上げる方法

2012-07-07 07:17:53 | プロ市民煽動家

昨日7月6日も脱原発デモが繰り広げられたが、先週のと比べると、動員数も少なくやはり勢いが衰えてきたようだ。例によって今日の読売新聞朝刊は完全無視だ。

昨日のデモをいくつか動画で見たが、「再稼働反対」を各々がなり立てるだけで能がなく、どうも空疎の感を免れない。確かに野田首相の「大きな音」というのは案外的を射ているかも知れない。動員数も発表されていない。これではじり貧だ。これからは蝉の鳴き声にかきけされそうだ。

デモを主催する側は今後盛り上げ方を真剣に考えた方がよかろう。馬鹿の一つ覚えみたいに「再稼働反対」では芸がない。これからの季節やはり行進にも振付けを考え盆踊り風に行進するのも一計だろう。一方が「再稼働」をリズムに合わせて歌い上げ、もう一方が「反対」と合いの手を挙げる。まちがって「賛成」なんてうっかり発する人がいるかもしれない、でも大目に見る?ついでに「風評」のかけ声には「迷惑」と呼応する。あるいは「デマ」ときたら「撲滅」と答える。「脱原発音頭」で経済産業省・首相官邸前まで楽しく小気味よく参りましょう!

そこから日比谷公園のメイン会場へ一目散だ。東北の物産品の特売を盛大にやる。同時に東北B級グルメ祭り会場を設けて大いに舌鼓してもらおう。その中央には特設スタジオがありテレビ中継だ。「料理の鉄人」特別企画としよう。陳建一氏や道場六三郎氏など名だたる鉄人に福島県の産品を食材にして腕を競い合ってもらう。特別審査員には山本太郎君と落合恵子女史がいいだろう。

もう少し騒ぎたいという人のためには「みちのくプロレス」会場も設けておこう。最近しゃべりがややもすると陰険になっている古館伊知郎アナにあの名調子を復活させてもらう。

やはりお祭りにはバラエティイベントが一番華になる。復興のシンボル「フラガール」のダンスで華々しくオープニング。その後はお笑い芸人が芸を競い合い、歌手が熱唱する。東北出身ばかりに限定することもないだろう。変なデマ話で有名になってしまったあの「おしどり」にも夫婦で罪滅ぼしに色物の芸を披露してもらう。そして歌手では最近ある事情で世間に顔を見せなくなった小林幸子に登場の機会を与えたい。電飾の大仕立てで現れ宙ずりで新曲「絆」を熱唱。しかし歌うにつれて電飾の灯りが消えていく。歌い終わった頃には顔だけに照明が…。すると突然垂れ幕がぱっと下りる。「節電にご協力を!」の大きなゴシック文字。

もしこのデモがロンドンオリンピックの頃まで続いているのなら、会場に設置された大パノラマ画面で五輪中継もいい。そこに少し仕掛けが欲しい。たとえばなでしこジャパンがゴールを決めるたびに選手にあるポーズをとってもらう。福島の相馬盆歌の踊りにあやかって「ソーマダンス」なんていうのはどうだろう。要するに脱原発=東北の復興をいかにアピールできるかが課題である。再稼働反対なんて小さい、小さい。そうすれば野田首相からイベントにポケットマネーが届くかも知れない?

追記:読売新聞本日朝刊社会面に「原発再稼働反対デモ官邸前に1万人強」の記事があったのを見落としていました。失礼しました。1面のバンダ親子の写真ばかりに気をとられていました。


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