粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

「中国頼み」韓国経済の落とし穴

2013-10-20 12:17:33 | 厄介な隣国

日本を見限って中国に擦り寄る韓国、しかしその将来は決して甘くない。早速、中国からの冷たい仕打ちが始まった。日本人観光客激減の韓国、旅行法の影響で『中国観光客』も半減」、という記事があった。

韓国最大の旅行社「HANA TOUR」は、今年8月と9月にそれぞれ1万1000人と1万人の中国人観光客を迎えた。ところが、10月は観光客が激減し、4000人余りにとどまっているという。さらに、同国の大手旅行社である「MODE TOUR」も8、9月に比べ10月の中国人観光客は半分以下に減っている。国内の旅行社はどこも同じ状況だという。

韓国の旅行社はこれまで、ツアーを安売りし中国人を各種販売店に連れて行くことで店から仲介料をもらっていた。今まではこの仲介料で安売りした分の損失を補っていたが、中国の「旅行法」では観光客への強制的な買い物を禁じているため、その影響がでている。

日本国内でもよく見かける、ツアーでバスから降りたとたんに土産物店が待ち構える光景、旅行会社と地元の観光業者がタイアップする形態だが、韓国でも中国人旅行者に対して同様であるようだ。それによって韓国の旅行会社は安いツアー料金での赤字を店の仲介料で埋めていた。しかし、中国政府が旅行法を改正して、なかば強制的な土産物店への巡りを禁止する措置をとったとのことだ。その影響で10月の中国人旅行者は半減したということだ。

日本の韓国への旅行客は、昨年の李明博前大統領の竹島訪問から始まった日韓関係の悪化や日本の円安で減少が続いている。朴槿恵政権になって関係が修復されるどころかさらに険悪になっていて、今や日本人観光客は前年比3割減という惨状だ。

しかし朴政権はまるで日本を見限るように、中国に擦り寄って中国経済頼みにシフトする姿勢すら見せている。確かに中国の旅行者は日本を抑えて観光客数ではトップに躍り出たが、そんなには現状は甘くなかったようだ。

実際、中国人観光客は旅行マナーもあまりよくないし、買物の値切り方も半端ではないらしい。その点日本人観光客は、大人しく値切ったりはしない優良客ともいわれている。そして今回の旅行法改正での中国旅行者の激減。まるで頼りがいがあって優しい恋人を捨てて、不良で甲斐性のない男に乗り換えて苦労する女性にも見える。

韓国経済は、国内消費が極めて弱く、輸出や海外からの観光などで外資を稼ぐことで辻褄を合わせてきた。しかし、その一つの観光がこの惨状では韓国の将来も厳しい。最近日本人が観光で戻ってくれるよう内々に韓国政府から盛んに要請しているようだが、いったんこじれた恋人関係同様修復は困難だ。おまけに表向きは相変わらず、歴史認識問題で日本を揺さぶっている状況では話にならない。

中国が韓国の窮状に援助を差し伸べてくれるほど友好的だということはありえない。中国とて決して経済の内情は厳しく危機的状況は大同小異かもしれない。結局韓国は中国に属国扱いされて骨までしゃぶられてしまいそうだ。昔の恋人が懐かしい?



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