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高級車に見えた!ヤマハ・FZR400。(番外編vol.965)

2015年11月18日 08時40分15秒 | Weblog
1986年に登場したヤマハ「FZR400」です。

1984年から販売開始された「FZ400R」の後継モデルになるのですが、

とにかく全てが一新されていました。

それまでのスチール製のフレームは「デルタボックス」という重厚なアルミフレームに変更され、

エンジンは「ジェネシス」という45度に傾斜した高回転型を採用。

タイヤも17インチに定められ、いち早く扁平型のラジアルタイヤが装備されていました。

そのほかにもアルミ製タンクカバー、クロスミッション、強化クラッチ、

ピストンオイルクーラーなど、それまになかった新しいものが満載で、

ヤマハの可変式バルブ「EXUP」も搭載されていたんですよね。

とにかく、400ccながら高級車というっていいほど素晴らしいものでした。

当時の新車価格で890,000円(税別)

これは初代の「FZ400R」より20万円近く高い価格で、

コストを抑えることなく制作されたバイクだということが、よく分かります。

なんせ、30年前のバイクですからね!(笑)

で、新設計されたこの「ジェネシス」というエンジンですが、

水冷式4スト45度並列4気筒DOHC4バルブで、可変バルブ式。

最高出力は59psで6速MT、機械式キャブとの組み合わせです。

特徴は傾斜したエンジンブロックのお陰で、ガソリンタンク位置を低く設定し、

実際に見られるタンクはダミータンクとされており、

そこにはエアクリーナーボックスが設置されてて、

軽量化されていたことです。

ダミータンク発想はこの「FZR400」が国産では初めてで、以降主流となっていきます。

また、特別仕様としてシングルシートが特徴の「FZR400R」も限定生産で登場します。

ただ、他社がさらにレーサーレプリカとして「レース仕様に近いデザイン」を送り込んできたため、

1989年には「FZR400RR」へ以降してしまいます。

当時、学生だったのですが、バイト先の人が乗ってて、

羨ましくて仕方なかったことを思い出します。(笑)

ボクの中では「高性能で高価なバイク」というのがとても印象に残っています。

また、ボクが走ってた峠でも、お多く見られましたしね!(笑)









異例の人気モデル!スズキ・バンディット400。(番外編vol.964)

2015年11月17日 08時29分48秒 | Weblog
カワサキ「ゼファー400」と全く同じ時期に登場した、スズキ「バンディット400」です。

発売開始は1989年から。

とにかくこの年を境にバイクの見方が二分化されます。

80年代半ばから主流となってたレーサーレプリカをより進化させたモデルと、

スタンダードネイキッドのどちらかという感じです。

当時「ゼファー400」の登場はセンセーショナルを呼び、

今後のバイクブームの方向性を完全に変えていくものになったのですが、

「バンディット400」に関しては同じネイキッドモデルではあったものの、

あくまで走りを意識した、何となくどっちつかずなバイクでした。

それでも人気は高く、速いネイキッドという独自のジャンルを構築していくんですよね。

それを決定的なものにしたのが、1991年からの「V」モデルです。

エンジンに可変バルブタイミング機構を持つ「VCエンジン」を搭載したことで、

より走りを意識したものになったからです。

「赤ヘッド」と呼ばれたそのエンジンは、

水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブ「VCエンジン」で、最高出力が59ps。

6速MTで機械式キャブとの組み合わせです。

ガソリンタンク容量は15リットルで、平均燃費は28km。

1回の給油で走れる航続距離は420kmと、同じタイプのものと比べかなり燃費が良いバイクでした。

タイヤサイズはフロント110/70R-17 54H、リア150/60R-17 66H。

フレームはスチール製ですが、剛性が高くコンパクトにまとまったスタイルも好評だったようです。

スズキとしては「RGV250ガンマ」シリーズ以来のヒットとなり、

長く売られることになります。

最終モデルは2000年までなので11年も続いたんですよね。

その間に何度もマイナーチェンジが行われており、

ロケットカウルが付いた「バンディット400リミテッド」なども登場します。

「ゼファー400」の人気から他社からも続々と似たようなモデルが登場するのですが、

その中にあって継続的に人気を誇ったこの「バンディット400」は、

異例と言えるバイクだったですね!(笑)










ラッドスタイルなオートバイ。(番外編vol.963)

2015年11月16日 08時09分14秒 | Weblog
日本人のバイカーはオートバイに関して、大体綺麗に磨いて乗るのが基本あると思うのですが、

中にはあえて「汚く乗るカッコ良さ」を追求してる人たちもいたりします。

そのほとんどはハーレー乗りで、アメリカの流行りを取り入れたものだったりします。

中には年式の新しいものもあり、

意図的に汚く古びた感じにしてるんですよねぇ。(笑)

凄いものになると、もうサビサビで、本当にこのバイクは走るのか?

な〜んて思っちゃうものまで。(笑)

この手のバイクをひっくるめて「ラッドスタイル」なんて呼んでいます。

そもそもは、アメリカの古いクルマをカスタムした「ホッドロッド」からきていて、

その中にサビサビ仕様の「ラッドロット」ってモデルがあり、

これが原型と考えられます。

古くなり勝手にボロくなったのではなく、

意図的にボロく見せてるので、その感じは何とも言えない雰囲気を醸し出しています。

解体屋で何年も放置されたような状態ですが、

これが、古びた革ジャンやヘルメットとマッチしてカッコ良く見えたりします。

分かりやすく言えば、映画「マッドマックス」シリーズに出てくるバイクのようです。

ワイルド感があって、男らしいので惹きつけられるのですが、

正直、走りに関しては微妙だったりします。

カッコ良く、ただ真っ直ぐ走るって感じですね。(笑)

走りより、とにかくカッコ優先ってことです。

感覚的に言えば、小学生が新品の真っ白なシューズを履くと、カッコ悪いって意識が働き、

わざと汚く汚すって行為に近いものかなって思います。

決して、悪く言ってるのではなく、あくまで、

汚いもののカッコ良さを分かりやすく表現したらです。(笑)

もちろん、危険なバイクを目指してる訳ではないので、

タイヤやブレーキなどは、ちゃんと整備されています。

「ラッドスタイル」は、あくまで見た目!

とにかく「ワイルドを追求した結果」と考えた方がいいですね。(笑)












ついに出た!中排気量、BMW・G310R。(番外編vol.962)

2015年11月14日 15時04分29秒 | Weblog
発売に関してはまだ未定ですが、

来年からBMWより、待望の中排気量のバイクが登場することになりそうです。

その名はBMW「G310R」。

ネームにもあるように310ccという排気量です。

今まで最低排気量でも600ccまでだったBMWでしたが、

ここにきて「中型免許で乗れるBMW」が販売されることになったんですよね。

これは日本にとっては嬉しいことで、

充実しているこのジャンルをさらに活気づけることになりそうな1台です。

この「G310R」に搭載されてるエンジンは、

水冷式4スト単気筒DOHC4バルブで最高出力が34ps。

6速MTとフュエルインジェクションとの組み合わせです。

タイヤサイズはフロント110/70R、リア170/70R。

ガソリンタンク容量は11リットルで、平均燃費が約28km。

1回の給油で走れる航続距離は約300kmという計算になります。

で、一番の特徴なのはエンジン上部が「後方排気」となってること。

エンジンブロックが通常とは180度逆転しており、前が吸気、後ろが排気というものです。

センターアップにはなっていませんが、単気筒の後方排気は珍しいです。

また、生産は全てインドにある「TVS Motor Company」で製造されることになってるようです。

新車価格はまだ未定ですが、

かなりコストパフォーマンスを考慮したものであるようです。

国産の250ccや400ccがライバルとなりますから、

それに近い価格が想定されます。

見た目の判断ですが軽量そうで、かなり操作性がよさそうに見えます。

「しょぼいBMW」なんて言う人もいるかもしれませんが、

このジャンルを狙ってる人なら、そんな偏見などはね退けて、

是非候補として考えてもいい気がします。

とにかく大きさに関係なく、BMWですからね!(笑)








満足度の頂点!カワサキ・H2。(番外編vol.961)

2015年11月13日 08時21分57秒 | Weblog
クルマで言うところの日産「GT-R」のようなバイクがこのカワサキ「H2」だったりします。

新車価格は2,808,000円(税込)

逆輸入車で最高出力は200ps。

とにかくスーパースポーツの中でも、徹底して速さだけを追求した究極のバイクです。

その最大の特徴は何と言ってもスーパーチャージャー。

低回転から高回転まで、全てのトルクアップに成功しています。

この「H2」に搭載されてるエンジンは、

水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブに遠心式スーパーチャージャーを搭載。

排気量は998ccで6速MT、フューエルインジェクションとの組み合わせです。

タイヤサイズはフロント120/600-R17、リア190/650-R17。

高性能なSタイヤが装備されています。

レース専用「H2R」の市販モデルで、現在あるスーパースポーツの中でも最高峰のバイクです。

ガソリンタンク容量は17リットルで平均燃費は約12km。

1回の給油で走れる航続距離は約200kmという計算です。

クルマでもそうですが、スーパーチャージャーを搭載したものは燃費はが悪いですね。(笑)

ボクの知り合いに乗ってる人がいるので、2度ほど試乗したことがあるのですが、

思ったほど恐怖感はありません。

ただ、最高速までの到達が異常に速く、あっという間に200km近くまで加速します。

普段乗りで60〜80kmあたりで巡航しながら走れば、普通のバイクとさほど変わりありません。

「ZX-10R」と比べると車体の大きさを多少感じるのですが、

誰でも簡単に乗れるバイクだったりします。

さすがに、高額なバイクだけあって、そこはよく出来てますね!

とにかく「乗る喜び」より「所有する喜び」の方が大きいバイクで、

目立ち度はマックス!

1つだけ難点を言えば、塗装に指紋が付くと専用の布巾を使わないと落ちないこと。

あとは全て良いです。

この手のバイクが好きな人にとっては最高の満足度を与えてくれるバイクだと言えますね!(笑)









衝撃的だった!ヤマハ・FZ250フェザー。(番外編vol.960)

2015年11月12日 08時27分33秒 | Weblog
ちょうどボクが京都の専門学生だった頃に登場したヤマハ「FZ250フェザー」です。

発売開始が1985年からで、翌年の1986年まで生産されたモデルです。

400cc4ストがレーサーレプリカに移行し始めた頃に登場したモデルだったのですが、

峠を攻めるバイクって印象ではありませんでした。

ただ、搭載された新開発のエンジンはかなり魅力的なもので、

当初、相当の衝撃を受けた記憶があります。

その搭載されてるエンジンですが、水冷式4スト45度並列4気筒DOHC4バルブで、

最高出力が45ps、6速MTで機械式キャブとの組み合わせです。

排気量は249ccで、市販車としては初めて16.000回転以上の回転数を実現したモデルでした。

これは「FZ750 」に搭載されてた「ジェネシス」というエンジンで、

その250cc版というものです。

とにかく話題はこの「高回転エンジン」で斬新なデザインも含めて注目されてました。

実際、専門学校の友達が乗ってて、何度か試乗したことがあるのですが、

コンパクトで扱いやすく、唸り挙げながら吹け上がる魅力的なものでした。

残念ながらその後に250ccの4ストにもレーサーレプリカの息吹が押し寄せ、

「FZR250」へのシフトにより、たった2年で廃盤車となってしまうのですが、

しばらくは中古市場でも新車並みの価格で売られていたことを記憶してます。

当時、ボクは2ストの「RZ250R」に乗っていたのですが、

いずれ250ccの4ストで2ストを追撃出来るマシンが登場するのではないかと思ったものです。

その後の250ccスポーツは全て高回転なもになっていくのですが、

この「FZ250フェザー」が皮切りになったことは間違いありません。

250cc4ストの魅力はとにかく高回転で走れること。

一般道でも思いっきり回して走れるので運転が楽しいバイクです。

特に4気筒を備えたこの時代のバイクは素性の良いバイクが多かったです。

コストを抑えることなく作られたものばかりなので、今の250ccスポーツより良いかもしれません。

足回りを最新なものにカスタムして乗れば、十分速く走りそうですし、

この「FZ250フェザー」なら注目度も高い気がします。

しかも中古市場では比較的安く売られてるので、

新しいパーツで武装し、所有するのもアリな気がしますね!(笑)











遅れて先に散る!スズキ・イナズマ1200。(番外編vol.959)

2015年11月11日 08時31分15秒 | Weblog
カワサキの「ゼファー1100」から派生した「大型スタンダードネイキッド」ですが、

90年代後半まで、何故かスズキにはこの手のバイクが存在していませんでした。

この「イナズマ1200」が登場したのは1998年。

スズキとしては初めて「大型スタンダードネイキッド」として発売されたバイクです。

当時、他社の同等モデルは既にマイナーチェンジやモデルチェンジがなされ、

かなり熟成されていたので、当然ながらほとんど売れなないバイクとなってしまいます。

結局、2000年に生産中止になり「バンデット1250」にシフトしてしまうんですよね。

この「イナズマ1200」ですが、エンジンは1985年から生産されていた「GSF1200」からの流用で、

油冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブ、排気量は1.156ccです。

最高出力が100psで、変速はなぜか5速MT、機械式キャブとの組み合わせでした。

ガソリンタンク容量は18リットルで平均燃費は約15km。

1回の給油で走れる後続距離は、計算で約270kmということになります。

タイヤはフロント120/70-17、リア170/60-17。

最大の特徴は同時期にあった「イナズマ400」と車体が共通だったことです。

ただし、エンジンパワーをカバーするためフレームは肉厚なもに変更され、

フロントブレーキにブレンボーが標準で装備されていました。

他社のものと比べると軽量でコンパクトだったのですが、

見た目の斬新さがなく、特別乗りやすかった訳でもなく、

これと言ったセールスポイントがなかったことも特徴だったりします。(笑)

個人的には、かつてのセミカウルが付いた「GS1000」、

1981年デイトナ200で優勝したAMAスーパーバイク「クーリーモデル」のレプリカだったら、

もっと人気があったんじゃないかと思うんですよね。

さらに特別仕様に「ヨシムラ仕様」なんかもあったら、もっと売れてたかもしれないし、

現在の中古市場でも人気のモデルになってたかもしれません。

俗に言う「スズ菌」と言われるスズキの不明確な開発で登場したとしか思えない

「イナズマ1200」ですが、程度の良いものでも中古で40万円〜から売られているので、

とてもお安く買うことが出来ます。

カスタムパーツは限られていますが、ある意味レアなバイクなので、

安く大型バイクに乗りたい人にはオススメです!(笑)







中古市場最強!ホンダ・ホーネット250。(番外編vol.959)

2015年11月10日 08時31分35秒 | Weblog
中間排気量でも250ccクラスの中古は、現在「市場でも活発に売買されている」のですが、

中でも高い価格で、たくさん売れてるのがホンダ「ホーネット250」だったりします。

もちろん「NSR250R」など人気の2スト系を含めてのことです。

現役時代から人気の車種だったのですが、

2007年以降に始まった新しい排気ガス規制をクリアすることを断念したバイクです。

決して、売れなくなってたから廃盤車になった訳ではなく、

あくまで「インジェクション化することで生産コストがかさむ」ことを懸念しての決断でした。

ホンダでは、すでに新しく登場させる「CBR」シリーズが控えており、

それが、コストパフォーマンスに優れていたので、

売れなくなると予想してたようです。

コストがかさむ要因は、何と言っても「4ストで並列4気筒エンジン」を搭載してたこと。

現在売られてる中で、250ccの4気筒は存在してませんからね。

それだけに、中古市場で4気筒を備えた250ccクラスのバイクは人気があります。

しかも、かつてのレーサーレプリカよりネイキッドの方が人気が高い傾向です。

さらにハイパフォーマンスを発揮する「ホーネット250」はスタイルも含め、1番人気なんですよね。

この「ホーネット250」に搭載されてるエンジンは、

「CBR250RR」から流用された、水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が249cc。

最高出力は40psで、6速MT機械式キャブとの組み合わせです。

タイヤサイズは「CBR900RR」と同じフロント130/70ZR16、リア180/55ZR17。

ガソリンタンク容量は16リットルでリッターあたりの平均燃費が約15km。

1回での給油で乗れる航続距離は約240kmという計算になります。

「ホーネット250」の人気の秘密は「エンジンとタイヤ」。

「CBR250RR」から流用されたエンジンは高回転型で、

吸排気の交換でさらに素晴らしい加速力を得ることが出来ます。

また「CBR900RR」と同じサイズのタイヤは迫力があり、

250ccとは思えない印象を与えてくれています。

これは今のスポーツ系250ccと比較しても圧倒的に高性能で、

全てにおいて勝っていると言えます。

これが「ホーネット250」の人気に繋がっているのですが、

今、この「ホーネット250」をインジェクション化し再販するとなると、

間違いなく100万円近い価格になってしまいます。

これでは50〜60万円までが上限のようになってる今の250ccクラスの相場には

とても太刀打ち出来ませんよね。

ということで、中古市場で人気の「ホーネット250」なのですが、

高年式で程度が良ければ、今の単気筒「CBR250R」が新車で買えるほど高額です。

どちらを選ぶかは人によって大きく分かれるところですね!(笑)









一石二鳥のカワサキ・ニンジャ1000。(番外編vol.958)

2015年11月09日 08時28分35秒 | Weblog
今日は「スポーツ・ツーリング」の中でも1番人気のカワサキ「ニンジャ1000」です。

2010年あたりから何となく始まった新しいカテゴリー「スポーツ・ツーリング」のコンセプトは、

「スーパースポーツの走りと、ツアラー&クルザーのような快適ツーリングを可能」にした、

それまでに無かった新しいジャンルです。

現在では、大型バイクのみならず、中間排気量でも同じようなタイプが存在し始めています。

「スポーツ・ツーリング」がどんなバイクかを簡単に説明すると、

カワサキで言うなら、速さは「ZX-10R」、乗り味は「ZZR1400」と言ったものです。

陸上競技で言えば、100m走が「ZX-10R」、800〜1500m走が「ニンジャ1000」、

長距離走が「ZZR1400」、マラソンが「VULCAN 900 CLASSIC」という感じです。

ただし、この説明はバイクの素性そのものを言ってるのでなく、

あくまで「見た目とポジション」に該当するものです。

身も蓋もないことを言ってしまうと、パワーのみで語るなら全て100m走でも通用しますからね。

大型1000ccバイクは全て高速で走るアスリートです。

あくまでそれを小さく細切れにジャンル分けしただけのことなので、

「スポーツ・ツーリング」は、その細切れの1つというジャンルに属することで、

決定的な違いを言ってる訳ではありません。

そこは誤解のないように!(笑)

で、この「ニンジャ1000」に搭載されてるエンジンですが、

水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量は1.043cc。

最高出力が138psで、6速MT、フューエルインジェクションとの組み合わせです。

タイヤはフロント120/70ZR17M/C(58W)、リア190/50ZR17M/C(73W)。

タンク容量は19リットルで平均燃費は約15km、

なので1回の給油で走れる航続距離は約280kmという計算になります。

また、現在のもので新車価格は1,350,000円(税込)。

2015年モデルからはABSを含め、あらゆる制御システムが盛り込まれており、

特に注目したいのが「パワーモード」システム。

フルパワーとローパワーの2つのモードから選べ、

ローパワーモードではフルパワーモード時の約70%に出力が抑えられ、

スロットルレスポンスもマイルドな設定になります。

これはロングツーリングに有効な装置で、疲れた場合にかなりの威力を発揮するものです。

さらに2016年モデルからはクラッチの引き込みを軽減するアシストクラッチが採用されるとのこと。

より「スポーツ・ツーリング」という曖昧なジャンルを明確にしていく方向が伝わってきます。

とにかく、しんどい前傾姿勢でなく、速く走ることが可能なバイクです。

いいとこ取りのバイクなので、まさに一石二鳥ですね。

それだけに現在、カワサキの大型バイクの中で一番売れてるバイクです!(笑)








不明確!ヤマハ・FZ1 FAZER。(番外編vol.957)

2015年11月07日 09時57分03秒 | Weblog
ヤマハ以外には、1000ccに「スポーツ・ツーリング」というジャンルがあるのですが、

ヤマハの場合、この「FZ1 FAZER」が一応それにあたるようです。

ただし、他社の「スポーツ・ツーリング」と言えば、

カワサキだと「ニンジャ1000」、ホンダなら「VFR1200F」、

スズキだと「GSX-S1000F」という、

スーパースポーツの流れを受けた「アップハンドル仕様」がそれにあたります。

で、なぜか、ヤマハだけ本格的な「スポーツ・ツーリング」がないので、

「FZ1 FAZER」を無理やり、そこにあててる感じなんですよね。

逆に、そうしないと「FZ1 FAZER」自体、

もう生産終了モデルとなっててもおかしくない車両だったりします。

なんせ、大して売れていませんから。(笑)

他の「スポーツ・ツーリング」との大きな違いは、何と言っても見た目。

「スポーツ・ツーリング」はスーパースポーツの流れをくむフルカウル仕様が原則です。

しかし「FZ1 FAZER」はセミカウル。

印象でカテゴリー分けされるバイク業界の場合、この違いは決定的です。

ただし、内容を見ると「FZ1 FAZER」が高性能車であることは分かります。

エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC5バルブで、排気量が998cc。

最高出力は94psで、6速MT、フューエルインジェクションとの組み合わせです。

タイヤサイズはフロント120/70ZR17M/C(58W)、リア190/50ZR17M/C(73W)。

タンク容量は満タンで18リットル、リッターの平均燃費が約14km、

1回の給油で走れる航続距離は約250kmです。

フレームやアームは全てアルミで、フロントには大型デイスクを搭載しています。

トルクは中間に大きなパワーがかかるようになってて、

100km前後の加速力が素晴らしいものになっています。

ヤマハ独特のピーキーな仕上がりになってるので、

上級者が運転しても楽しいバイクだったりします。

そうなると、やはり残念なのは見た目。

軽量スポーツの「MT」シリーズに見えるスタイルは「スポーツ・ツーリング」としてはイマイチ。

やはり「YZF-R1」に近いスタイルであって欲しいですよね。

いずれ「FZ1 FAZER」に取って代わるものが出現するかもしれませんが、

今のとこヤマハの「スポーツ・ツーリング」はこの「FZ1 FAZER」なんですよね!(笑)