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かつての高性能400ccと同等、グラディウス400。(番外編vol.956)

2015年11月06日 08時21分17秒 | Weblog
残念ながら、現在売られている中間排気量車は90年代にあったモノより

性能的に劣るものがほとんど。

これはコストを抑える思考からきてる現象で、

例えば、かつてあったスズキ「GSX-R400R」のようなバイクを今の装備で製造すると、

販売価格が100万円以上してしまうからです。

どのメーカーも「それでは売れない」という予想で、

出来るだけコストを抑えたものを開発してるんですよね。

250ccまでならそれも分かるのですが、この発想が400ccクラスとなると微妙です。

車検があるし、それなりに走ってくれないと魅力に欠ける400ccクラスの場合、

古いバイクの方が性能が良いことに戸惑いを感じてしまいます。

特に90年代の高性能なバイクを知ってる世代にとってはなおさらです。

で、そこにうまい具合に投入したのがこのスズキ「グラディウス400」。

2009年より発売されてるバイクです。

2気筒ながらV型エンジンを採用することで、

「コストとパフォーマンス」のどちらも得ることができた画期的なバイクなんですよね。

そのエンジンは水冷式4ストV型2気筒DOHC4バルブで、

「SV650」に使われたもののボアダウンエンジンです。

それだけに最高出力はクラストップの55psをマーク、

6速MTでフューエルインジェクションシステムとの組み合わせです。

タイヤはフロント120/70ZR17M/C(58W)、リア160/60ZR17M/C(69W)。

タンク容量は14リットルで平均燃費が約30km。

1回の給油で走れる後続距離を計算すると約420kmになります。

並列4気筒エンジンと比べるとかなり燃費も良いです。

スタイルは「シティバイクとストリートファイター系のあいのこ」のような感じで、

新車価格は、831,600円(税込)

ABSは標準装備となっています。

よく見るとフレームやアームなどコストを抑えた部分も見受けられるのですが、

走りに関してはインジェクションの調整とマフラーの交換で、さらにパワーが上がり、

600ccスポーツとほぼ変わらない性能を発揮してくれます。

今、新車でかつての性能を上回るバイクを望むなら、

もうこのスズキ「グラディウス400」しかないですね!(笑)






一番乗りやすい、ホンダ・CBR1000RR-SC57型。(番外編vol.955)

2015年11月05日 08時23分40秒 | Weblog
とにかく、1000ccクラスのスーパースポーツは、どれをとってもパワーがハンパないので、

運転には細心の注意を払いながらって感じになるのですが、

そんな中でも比較的乗りやすいのが、ホンダ「CBR1000RR」だったりします。

ホンダ特有のモーターのような吹け上がりは、スロットルワークがスムースで、

慣れてしまえば微調整しやすいんですよね。

特に最新モデルに関しては色々なコントロールシステムも入っているので、尚更なのですが、

残念ながら今のモデルはスタイルがイマイチ。(笑)

やはりデザインも含めてトータル的に魅力を感じるのは2006年から2007年の2年間販売された、

2代目モデルの「SC57型」じゃないかと思います。

SSだけど乗りやすくカッコ良い。

2004年から販売された初期モデルと大きくは違わないのですが、

軽量化や安全面が向上されたモデルです。

現在でも現役で多く見かけるバイクなのですが、スーパースポーツに興味のないボクでも

「後ろからのスタイルがカッコ良いなぁ」って思ってしまいます。(笑)

エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、

排気量は998cc、最高出力が172ps(逆輸入モデル)で6速MTのインジェクション式です。

タイヤはフロントが120/70ZR17M/C(58W)、リア190/50ZR17M/C(73W)。

ガソリンタンク容量は18リットルで平均燃費がリッターあたり約15km。

計算すると1回あたりの給油で、航続距離は約270km走る計算です。

とにかくシリーズの中でも一番デザインがまとまって、カッコ良いです。

ちなみに当時の新車価格が約130万円。

現在の中古市場では安いもので70万円から高いものになると100万円を超えるものまで、

程度やカスタムの具合でまちまちです。

中には、2006年motoGPチャンピオンモデルとして、

レプソルカラーの「CBR1000RR・スペシャルエディション」もあります。

最後、個人的に思うのですが、

意外とこの手のバイクを選ぶ人は、ちゃんと安全武装したセイフティな人が多いので、

安心して見てられるって印象です。(笑)










登りつめて落ちる!カワサキ・250TR。(番外編vol.954)

2015年11月04日 08時29分26秒 | Weblog
一時はシティーバイカーの中でも、一番人気だったカワサキ「250TR」です。

現在では廃盤車となっており、残念ながら昨年の2013年をもって生産終了しています。

2002年より70年代テイストを盛り込んだ中型バイクとして登場した「250TR」は、

シンプルなスタイルや、その単純な作りからカスタムのベース車として、

すぐ人気車となります。

国産単気筒バイクとして、とても素性が良かったんですよね。

当時は、ヤマハ「TW」やホンダ「FTR」などがカスタム車として人気を誇っており、

シティーバイカー的な流行もあって盛り上がっていたので、

「250TR」のようなバイクの登場は必然だったりしてました。

エンジンは「250TR」より前から販売されてた「エストレイア」の流用で、

空冷式4スト単気筒SOHC2バルブ、排気量は249ccで最高出力が19psでした。

また、2007年モデル以降からは機械式キャブからインジェクションに変更されています。

「250TR」の場合、とにかくノーマルで乗られることはほとんどなく、

何かしらのカスタムが施されているバイクばかり。

人気のカスタムとしては「ボバー」や「カフェレーサー」など、

シティーバイカー系の雑誌でも一番多く取り上げられてて、カスタムパーツも豊富でした。

それが数年前あたりから、次第に人気が下降し始め、

新車が売れなくなってしまいます。

その要因はスーパースポーツ系バイクの充実にあると考えられます。

今の250ccクラスは「ニンジャ250」を筆頭に、とにかくスーパースポーツが人気で、

シティーバイク系は激減しています。

カスタムの方向も変わってきてるんですよね。

他のメーカーも同じように廃盤化されてしまい現在残ってる車両はわずかです。

また、他の要因として考えられるのは、

2000年代から盛り上がった「シティーバイクカスタムという流行」は若い世代にあって、

年配の人たちではなかったということです。

かつて「TW」やこの「250TR」に乗ってた人たちのほとんどは、

大型バイクに移行しており「ハーレー」などに乗り換えてしまったという感じですね。

でも一番の要因は、やはり街乗りバイクが、スポーツバイクに移行してること。

今はとにかく中排気量のスーパースポーツが一番です。

ボクの一番好きなジャンルで、一時は人気を完全に独り占めした「250TR」でしたが、

落ちてしまうのも、あっという間でしたね!(笑)












素性の良さは永遠に!ヤマハ・XJR1200。(番外編vol.953)

2015年11月02日 08時41分17秒 | Weblog
先行して発売されていたヤマハ「XJR400」の大型版として1994年に発売された「XJR1200」は、

カワサキ「ゼファー1100」やホンダ「CB1000SF」のライバル車として登場したバイクです。

1998年に現在でも販売されてる「XJR1300」へ移行するまで作られていました。

「XJR1200」の売りは何と言っても「FJ1200」から流用されリファインされたエンジン。

空冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量は1188cc。

機械式キャブで最高出力は84psです。

6速MTで、最適な点火タイミングを割り出すマップ制御イグナイターユニットを装備してました。

とにかく外車にも劣らないレスポンスで、ちょっとスロットルを回しただけで、

敏感に反応するのが特徴です。

これはスタート時のダッシュ力を考慮したもので、

現在の「XJR1300」よりかなり手強い乗り物だったようです。(笑)

しかし、このフィーリングは100ps以上あるバイクに負けないもので、

最高速こそ劣れど、初期加速はパンパない仕上がりになっています。

個人的には「XJR1300」より好きで、若干古臭くは見えますが、

全体バランスが大型の割に良く出来てると思っています。

とは言え、220kgを超えた重量はやはり重く、

取り回しが大変で、所有するなら少しでも軽量化して乗りたいバイクでもあります。

タイヤサイズはフロント130/70-ZR17、リア170/60-ZR17で、

ラジアルタイヤが装備されていました。

考えられるカスタムポイントとしては、マフラーにシート、フェンダーレスキット。

引き込みの硬さを軽減するクラッチや、

メッシュホースにブレンボーのブレーキシステムなどが有効な気がします。

また、出来るだけ不要なパーツは取り外し、少しでも軽量化すること。

ウインカーやミラーも純正はダサイので交換したいですね。(笑)

ガッツリいくなら、カフェレーサーのような仕様も良いかもしれません。

電装系も小さくまとめて、エンジン周りの詰まった感に空きを作りたい感じもします。

現在の中古市場を見ると安いものだと40万円あたりから。

比較的安く買えるバイクでもあります。

これは「XJR1300」の存在からくるもので、

人気が完全にそちらに移行してるからのようです。

まさに「CB1000SF」と良く似た現象ですね。(笑)

車体は安く購入して、他をカスタムの費用にあてる。

ボクならそうします。

なんだかんだ言っても、ヤマハらしい素性はとても優れたバイクですからね!(笑)