goo blog サービス終了のお知らせ 

Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●岡口基一氏「佐藤栄作政権時の人事が、今もトラウマに…」…《石田和外氏…最高裁長官に就くと…裁判官を左遷するなどして排除…「ブルー・パージ」》

2025年06月30日 00時00分58秒 | Weblog

[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)]


(2025年04月29日[火])
斎藤貴男さんの、日刊ゲンダイ(2024/08/27)のコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/NHK朝ドラ「虎に翼」は史実と違う展開になってきた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359671)によると、《ちょっとやり過ぎだと思う。少なくとも私は、こんな形で“矯正”されたくないので、もう見ない。NHKの朝ドラ「虎に翼」のことである。故・三淵嘉子氏(1914~84年)がモデルの一代記。日本初の女性裁判官で家庭裁判所の所長も務めた傑物の物語だから、フェミニズムの思想が強調さ…》。
 そして、もう一つ。(2024/09/24)【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/「虎に翼」で鼻につく歴史上書きの上から目線】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360965)によると、《再びNHKの朝ドラ「虎に翼」を取り上げる。最近またぞろ大新聞のヨイショが目立つ。大絶賛のうちに最終回、なんて予定調和は悲しすぎるので、もう一度書いておく。まず白状しよう。前々回の本欄で撤退を宣言した私だが、実はその後も見続けている。なかったことにすれば一件落着、という…》。

   『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
      共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】
   『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
     と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!
   『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
     られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》
   『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
     おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》


 さて、ブルー・パージ。朝ドラ「虎に翼」で気になった桂場等一郎第5代最高裁長官(松山ケンイチさん)。最「低」裁の原点は、ここら辺にあるのか。

   『●疑問はシンプル…岡口基一元判事がたとえヒラメ裁判官であったとしても
     弾劾裁判で罷免しただろうか? 結論は《今回の弾劾裁判は間違っている》

 東京新聞(2024年5月13日)の記事をもう一度、【岡口基一氏が明かす、政治に逆らわない最高裁が抱える「トラウマ」 その影響は判決にまで<後編>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/326372)によると、《「佐藤栄作政権時の人事が、今もトラウマ(心的外傷)になっている」と岡口氏は語る。佐藤元首相は1969年、長官含みで最高裁判事となった学者出身の田中二郎氏ではなく、旧司法省出身の石田和外氏を指名。石田氏は退官後に日本会議の前身団体の一つである「元号法制化実現国民会議」をつくった右派だ。石田氏は最高裁長官に就くと、立法や行政に対する司法の独立を訴えた「青年法律家協会」所属の裁判官を左遷するなどして排除。「青」からとって「ブルー・パージ」と呼ばれる。岡口氏は「最高裁はショックを受けて、立法府や行政府には逆らわないようになった」と言う》。

   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして……
    「《元最高裁調査官で明大法科大学院教授の瀬木比呂志氏の著書
     「絶望の裁判所」(講談社)が話題だ。本書では、キャリア33年の
     ベテラン裁判官だった瀬木氏が、3月末での退官を発表した
     最高裁判所長官の竹崎博允氏が主導した司法制度改革の利権″を
     バクロ……だが、瀬木氏は、「制度によって刑事裁判が脚光を浴び、
     刑事系の裁判官や書記官の増員につながったことにも注目すべきだ》」
     ……裁判員制度についての『最高裁やらせタウンミーティング事件』を
     挙げるまでもなく、司法制度改革どころか、司法の腐敗」

   『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」
   『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景《政府の意向》に従う
     《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                   …「人権の砦」のはずが最「低」裁…

 こちらも再びの引用。前田朗さんBlog(APRIL 07, 2014)の記事【内側から明かされた裁判官の精神構造の病理/瀬木比呂志絶望の裁判所』(講談社現代新書】によると、《政権追随司法人権軽視司法を形成・維持した最高裁司法行政族による青法協攻撃以来の「司法の反動化」は有名である。政治的動機による裁判官弾圧と裁判官統制であり、それゆえ組織が歪み、人間が抑圧されていった。裁判官懇話会も白眼視された。青法協と懇話会は本書に登場する。その後、市民のための裁判官ネットワークもあったが、こちらは本書には登場しない。青法協、懇話会、ネットワーク、それぞれに自由で開かれた裁判所を目指したが、上からの弾圧で潰されていった。憲法に背を向け、平和や人権に冷酷な裁判官をつくりだすための猛烈な工作が、この国のエリート裁判官を堕落させたことは良く知られている事実だ》、《内側からの分析の強みであるが、「裁判官の精神構造の病理」として、(1)一枚岩の世界、内面性の欠如、内面のもろさ、(2)エゴイズム、自己中心性、他者の不在、共感と想像力の欠如、(3)慢心、虚栄、(4)嫉妬、(5)人格的な未熟さ、幼児性、(6)建前論、表の顔と裏の顔の使い分け、(7)自己規制、抑圧、(8)知的怠慢、(9)家庭の価値意識。ここまで書くか、と思うくらい厳しい批判である。もちろん、著者自身もその世界にいたのであり、そのことを著者は十分に自覚している》、《裁判官に常識の欠ける人物が多いことは私も良く知っている。かつて東京地裁の裁判官、東京地検の検察官が参加する研究会に数年間出ていたが、現職裁判官のオフレコ発言はまさにエゴイズム、自己中心性、他者の不在、慢心、虚栄、嫉妬。なるほどその通りである》。

 さらに、こちらも再引用。『田中龍作ジャーナル』の記事(2014年2月27日)【「絶望の裁判所」 元判事が司法の腐敗を告発する】、《事務総局が人事を支配しているため、裁判官たちは事務総局にニラまれる判決を書かなくなる。瀬木氏はこうした裁判官をヒラメ(上ばかりを見ている)と揶揄する。問題を深刻化させているのはヒラメ(裁判官)の質の劣化だ。…最高裁事務総局は国の政策に異論を唱えるような判決を嫌う。劣化し上ばかりを見ている「ヒラメ裁判官」は盲目的に最高裁の判例に沿った判決を出す。個別の事情を考慮することなく、だ。その結果「これが国家賠償請求でなくて一体何が国家賠償請求になるというのか?といった訴えまで棄却するケースもあった》。

 最後に、福岡弁護士会の(2014年3月13日)【弁護士会の読書/絶望の裁判所】(https://www.fben.jp/bookcolumn/2014/03/post_3906.php)によると、《最高裁が青法協に加入していた裁判官をいじめ」、きびしい思想統制を始めた事件のことです。「ブルー」とは青法協をさします。ブルーパージとは、いわば最高裁司法行政の歴史における恥部の一つ。…石田和外長官の時代以降に左派裁判官の排除にはじまった思想統制・異分子排除システムは、現在の竹崎長官の体制の元で完成をみた一枚岩の最高裁支配、事務総局支配、上命下服、上意下達のシステムがすっかり固められた。個々の裁判官の事件処理については毎月、統計がとられて、事件処理能力が問われている》。

=====================================================
https://www.fben.jp/bookcolumn/2014/03/post_3906.php

弁護士会の読書
※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。
2014年3月13日

絶望の裁判所
著者 瀬木比呂志、出版 講談社現代新書

 最高裁中枢の暗部を知る元エリート裁判官、衝撃の告発。これが本のサブタイトルです。著者は私より5歳だけ年下の元裁判官です。現役時代から、たくさんの本を書いていましたが、今回は、裁判所の内情は絶望的だと激しい口調で告発しています。

 市民の期待に応えられるような裁判官は、裁判所内で少数派であり、また、その割合はさらに減少しつつある。そして、少数派、良識派の裁判官が裁判所の組織に上層部にのぼってイニシアチヴを発揮する可能性は皆無に等しい。

 訴訟当事者の心情を汲んだ判決はあまり多くない。

 日本の裁判所、裁判官の関心は、端的に言えば、「事件処理」ということに尽きている。とにかく早く、そつなく、事件を「処理」さえすれば、それでよい。司法が大きな正義に関心を示すのは好ましことではない

 日本の裁判所は、「民を愚かに保ち続け、支配し続ける」という意味では、非常に「模範的」なところである。

 裁判官と呼ぶにふさわしい裁判官も一定の割合で存在することを認めつつ、裁判所のトップと裁判官の多数派については、深く失望、絶望している。

 1959年の砂川事件の最高裁判決における当時の田中耕太郎最高裁長官のとった行為、要するに当事者であるアメリカ大使に裁判所の合議の秘密を政治的な意図でもたらしたことが、ここでも大きく問題とされています。まったく同感です。これが、日本の司法の現実、実像なのである。

 著者が最高裁調査官をつとめていたとき、ある最高裁の裁判官が、「ブルーパージ関係の資料が山とある…」と高言したといいます。最高裁が青法協に加入していた裁判官をいじめ」、きびしい思想統制を始めた事件のことです。「ブルー」とは青法協をさします。

 ブルーパージとは、いわば最高裁司法行政の歴史における恥部の一つそれを大声で自慢げに語る神経は、本当にどうにかしています。しかし、最高裁の内部では、それが当たり前に堂々と通用していたのですね…。

 現在、多くの裁判官がしているのは、裁判というより事件の「処理」である。そして、裁判官というよりは、むしろ裁判をしている官僚」「法服を着た役人というほうが、本質に近い。当事者の名前も顔も個性も、その願いも思いも悲しみも、その念頭にはない裁判官を外の世界から隔離しておくことは、裁判所当局にとって非常に重要である。裁判所以外に世界は存在しないようにしておけば、個々の裁判官は孤立した根なし草だから、ほうっておいても人事や出世にばかりうつつを抜かすようになる。これは、当局にとって、きわめて都合のいい事態である。

 石田和外長官の時代以降に左派裁判官の排除にはじまった思想統制・異分子排除システムは、現在の竹崎長官の体制の元で完成をみた一枚岩の最高裁支配、事務総局支配、上命下服、上意下達のシステムがすっかり固められた。個々の裁判官の事件処理については毎月、統計がとられて、事件処理能力が問われている

 だから、裁判官はともかく早く事件を終わらせることばかりを念頭に置いて、仕事をする傾向が強まっている。

 しかし、裁判において何よりも重要なのは、疑いもなく「適正」である。これを忘れて、裁判官は、とにかく安直に早く事件を処理できて件数をかせげる和解に走ろうとする傾向が強い。日本の裁判所の現状を、つい最近まで裁判官だったにた意見をふまえて鋭く告発した本です。

 うんうん、そうだよねと深くうなずくところが大半でしたが、少しばかり視野が狭くなってはいないかと思ったところもありました。たとえば、著者は裁判官懇話会には一度も出席したことがなかったのでしょうか。

 「左派裁判官」というレッテル張りよりも、いかがなものかと私は思いました。

 要するに、親しい裁判官仲間がいなかったのかなという印象を受けたということです。大変インパクトのある本だと私は思いましたが、裁判所内部では、どうなのでしょうか。結局、変な男の変な本だとして、切り捨てられ、排除されてしまうのでしょうか…。

(2014年2月刊。760円+税)
=====================================================

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY (Not In My Back Yard = ニンビー) …沖縄には基地を押し付け》

2022年05月17日 00時00分21秒 | Weblog

[※ 沖縄復帰50年 利用され続けた海と大地/西山太吉 「密約」を語る (週刊金曜日、2022年5月13日1376号)↑]



[↑ 命どぅ宝沖縄を再び戦場にするな! (2022年05月15日、朝日新聞)]


(20220514[])
山口哲人原昌志村上一樹記者による、東京新聞の記事【「基地のない平和な島」遠く…県民らの思いは 沖縄復帰50年、米軍集中いまなお】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/177211)。

 《沖縄の本土復帰から15日で50年。米軍基地の集中は変わらず、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設計画に伴う名護市辺野古新基地建設への反発も強い。復帰当時を知る人や、基地問題に取り組んできた人たちに思いを聞いた。(山口哲人原昌志村上一樹)》

 (沖縄タイムス)《軍事的な必要性が全てにおいて優先…沖縄は憲法が適用されない「軍事植民地」だった》…50年経っても何にも変わらない。
 その本質は、ニンビー NIMBY。〝Not In My Back Yard〟。沖縄タイムスの【社説[辺野古訴訟 県敗訴へ]納得できぬ「弁論なし」】によると、《高裁判決は…迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY(Not In My Back Yard=ニンビー)は認め、沖縄には基地を押し付けるとしか読めないくだりもあった…最高裁は人権の砦である。…これでも主権国家といえるのだろうか》。政府や自公お維コミ、その支持者らは《本土側のNIMBYニンビー)症候群》。

 沖縄は、番犬様のものじゃない…《基地負担の軽減は遠く、米軍は今も島全体を自由使用する。よもや「返したけれど俺のもの」と思ってはいまいか》。一方で、ニッポン「本土」は〝生贄〟として、《標的》として、〝植民地〟として、《人柱》として、喜々として沖縄を差し出す。自公政権やお維に壊され行く沖縄…沖縄「屈辱の日」を「主権回復の日」と言う元首相、恥ずかしげもなく沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…。政権の交代無くして、辺野古破壊は止まらないし、沖縄差別は止まらない。でも現実は、オール沖縄の選挙での連敗が続く…。《故・翁長雄志前沖縄県知事の次男で同県議の雄治さん(34)こんな子どもが日本のどこにいるのか。…諦めさせる政治で良いのか自民党国会議員の皆さん、2年くらい普天間や嘉手納の周りに住み、考えてください》。
 目取真俊さん《「日本復帰」50年というのに、新たな米軍基地が造られつつあるのが沖縄の現実》。在りもしない《在日特権》にはバカ騒ぎする人々は、明確に存在する〝在日米軍特権〟には沈黙する卑怯者。
 《沖縄にずっとのしかかる負担の重さ》。元山仁士郎さん「半世紀たっても、米軍基地の押しつけは変わっていない」。

   『●屋良朝苗氏は「基地のない平和の島としての復帰」を望んだ
              …モノクロから「天然色」に変わっても現実は…
   『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》
      なき、《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…
    《来年は沖縄の施政権返還日本復帰)から50年の節目を迎える。
     50年前の「沖縄国会」で、衆議院は在沖米軍基地の縮小決議を
     全会一致で決議したが、いまだに実現していない。岸田首相に
     国会決議を実現し、繰り返し民意が示された名護市辺野古の
     新基地建設見直しを求める》

   『●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に
     殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》
    《72年の日本復帰後も沖縄の人々は基地の自由使用に抵抗し、抜本的な
     整理縮小や日米地位協定の改定を求めてきた。その意思を尊重せず
     国益や国策の名の下で沖縄を国防の道具にする日米政府の手法は
     植民地主義だ。県内の主要選挙や県民投票で反対の意思を示しても
     建設工事が強行される辺野古新基地は、沖縄の人々の自己決定権を
     侵害する植民地主義の象徴である》

   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
    《72年5月15日の日本復帰記念式典で屋良朝苗知事は「沖縄がその
     歴史上、常に手段として利用されてきたことを排除」すると述べた。
     日本復帰から半世紀。日米に利用されてきた立場に終止符を打つ時期が
     来ているのではないか。》

   『●来年の「5・15」で50年…屋良朝苗氏は「基地のない平和の島としての
        復帰」を望んだ…モノクロから「天然色」に変わっても現実は…
   『●<金口木舌>《コロナ感染再拡大後も米軍は詳細を説明せず、米兵は
     基地の街をマスクをせず闊歩している。これが復帰から半世紀の沖縄》
    《2022年を迎えた。今年は沖縄の施政権返還日本復帰)から
     50年の節目に当たる。半世紀前に琉球政府が日本政府と国会に求めた
     のは、自己決定権の確立であり、民意を尊重することであった》

   『●「思いやり予算」として小さく生んで、いまや「同盟強靱化予算」
     として大きく育った番犬様の「お財布」、とっても気前の良いニッポン
    《▼沖縄は来年日本復帰50年を迎えるのに、過重な基地負担と沖縄戦や
     米軍統治下から続く特殊事情に今も苦しんでいる思いやりなどなく
     札束で頬をたたくような政府を想像すれば、予算の増減に一喜一憂せず、
     新時代を自ら切り開く県民の気概を見せたい。(吉川毅)》

   『●長周新聞《まるで地獄の沙汰もカネ次第 名護市を丸ごと買収する国
     ミサイルの標的と引き換えの「繁栄」》…渡具知武豊名護市長再選の闇
    《今年で復帰50年を迎えるが、なんのための日本復帰だったのか
     ドルが円に変わっただけではないか。いまだに米軍の統治下に置かれ、
     問答無用で踏み台にされていると思わざるを得ない。人殺しの基地の島
     ではなく、人を生かす島にならなければならないし、そのために
     もたらされる豊かさは砂上の楼閣でしかない」と憤りを込めて話した》

   『●ニッポン〝復帰〟50年…《沖縄の自然が破壊され、民意が踏みにじら
     られて軍事基地ができていく現実》、辺野古は単なる破壊「損」な現実
   『●番犬様のものじゃない…《基地負担の軽減は遠く、米軍は今も島全体を
      自由使用する。よもや「返したけれど俺のもの」と思ってはいまいか》
   『●《元山仁士郎さん…「半世紀たっても、米軍基地の押しつけは変わって
      いない」…言葉には、沖縄にずっとのしかかる負担の重さがにじむ》
   『●(沖縄タイムス)《軍事的な必要性が全てにおいて優先…沖縄は憲法が
        適用されない「軍事植民地」だった》…50年経っても変わらない

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/177211

「基地のない平和な島」遠く…県民らの思いは 沖縄復帰50年、米軍集中いまなお
2022年5月14日 06時00分

      (市街地にある米軍普天間飛行場に配備された
       海兵隊の輸送機MV22オスプレイ部隊)

 沖縄の本土復帰から15日で50年。米軍基地の集中は変わらず、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設計画に伴う名護市辺野古新基地建設への反発も強い。復帰当時を知る人や、基地問題に取り組んできた人たちに思いを聞いた。(山口哲人原昌志村上一樹

     (建議書の理念を語る平良亀之助氏=那覇市で)

◆安保優先で負担さらに
 琉球政府元職員の平良亀之助さん(85)

 屋良朝苗 (やらちょうびょう) 行政主席が本土復帰の際に県民の要望をまとめた「復帰措置に関する建議書」の柱は「基地のない平和の島の構築」。初代県知事に就いた屋良さんの時代からずっと生きている。でも、沖縄の基地負担は、軽減どころかもっとかぶさってきている

 政府は台湾有事をあおり、先島諸島などに自衛隊基地の整備を進めている。沖縄が標的になるのは火を見るより明らかで、米軍基地も自衛隊基地も災いのもとでしかない。本土は、憲法体制なのに沖縄は50年たっても全てにおいて安保優先の状況。沖縄をアジアと交流する平和の島にする、それが僕たちの願いです。


◆鳴り響く爆音、想像できますか
 故・翁長雄志前沖縄県知事の次男で同県議の雄治さん(34)

     (沖縄県の米軍基地負担について説明する
      翁長雄治県議=那覇市で)

 沖縄では米軍嘉手納基地(嘉手納町など)や普天間飛行場から日夜、本土の人が想像できない爆音が鳴り響く。体育の授業中なら耳がおかしくなるぐらいの音。(普天間飛行場に隣接する)普天間第二小学校では、上空に米軍機が飛ぶと児童は「逃げろ」と言われる。こんな子どもが日本のどこにいるのか

 秋田県への(地上配備型迎撃システム)イージス・アショア配備は断念し、佐賀空港へのオスプレイ配備も地元の反対で頓挫。沖縄では「気持ちは分かったでも辺野古新基地は造る」と。こうやって沖縄はずっと諦めさせられている諦めさせる政治で良いのか自民党国会議員の皆さん、2年くらい普天間や嘉手納の周りに住み、考えてください


◆絶えぬ事件事故、日本政府に不満
 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さん(82)

 米側や日本政府は沖縄の米兵の犯罪率は下がっており、沖縄県民の犯罪率よりも低いと主張するが、まやかし駐留がなければそもそも米兵犯罪は発生しない。犯罪被害をなくすには基地を減らすしかない。

 いまウクライナでロシアによるレイプや略奪などが報じられているが、77年前、沖縄でも同じことがあった。人々が死体を踏み付けながら逃げざるを得なかった戦場があった。軍の本質は残虐行為を伴うものだ。それが沖縄に集中していることをあらためて問い直すべきだ。


 旧民主党政権で普天間飛行場の県外移設を断念した鳩山由紀夫元首相(75)

 「最低でも県外」という気持ちは今も変わりない。いまだに在日米軍専用施設の7割が沖縄に置かれており、復帰50年を祝うような環境になってない。辺野古移設は今こそ政府も考えを改めるべきだ。


 辺野古新基地建設に反対した元名護市長の稲嶺進さん(76)

 鳩山氏の発言を覆したのは、結局は国民世論。日本国全体が米軍基地を沖縄に置くことを黙認している。そのことによって日本の国、国民が守られていると思っている。辺野古の埋め立ては続いているが、軟弱地盤により、仮に工事が終わっても使えない欠陥飛行場となるだろう。

【関連記事】「今も憲法の番外地」 県民の総意「直訴」前日、米軍基地固定化は強行採決された<沖縄は復帰したのか~50年の現在地>
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●(沖縄タイムス)《軍事的な必要性が全てにおいて優先…沖縄は憲法が適用されない「軍事植民地」だった》…50年経っても変わらない

2022年05月16日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 沖縄復帰50年 利用され続けた海と大地/西山太吉 「密約」を語る (週刊金曜日、2022年5月13日1376号)↑]


(2022年05月14日[土])
沖縄タイムスの【社説[復帰50年・戦争と基地]軍事要塞化に反対する】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/957301)。

 《今から50年前の1972年1月、佐藤栄作首相とニクソン米大統領は、日米首脳会談で、沖縄の施政権返還の日付を「5月15日」とすることに合意した。実はこの時、日米首脳会談とは別個に、福田赳夫外相とロジャーズ米国務長官との会談が行われ、本土の米軍基地に関する重要な取り決めが交わされていた》。

   『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》
      なき、《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…
    《来年は沖縄の施政権返還日本復帰)から50年の節目を迎える。
     50年前の「沖縄国会」で、衆議院は在沖米軍基地の縮小決議を
     全会一致で決議したが、いまだに実現していない。岸田首相に
     国会決議を実現し、繰り返し民意が示された名護市辺野古の
     新基地建設見直しを求める》

   『●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に
     殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》
    《72年の日本復帰後も沖縄の人々は基地の自由使用に抵抗し、抜本的な
     整理縮小や日米地位協定の改定を求めてきた。その意思を尊重せず
     国益や国策の名の下で沖縄を国防の道具にする日米政府の手法は
     植民地主義だ。県内の主要選挙や県民投票で反対の意思を示しても
     建設工事が強行される辺野古新基地は、沖縄の人々の自己決定権を
     侵害する植民地主義の象徴である》

   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
    《72年5月15日の日本復帰記念式典で屋良朝苗知事は「沖縄がその
     歴史上、常に手段として利用されてきたことを排除」すると述べた。
     日本復帰から半世紀。日米に利用されてきた立場に終止符を打つ時期が
     来ているのではないか。》

   『●来年の「5・15」で50年…屋良朝苗氏は「基地のない平和の島としての
        復帰」を望んだ…モノクロから「天然色」に変わっても現実は…
   『●<金口木舌>《コロナ感染再拡大後も米軍は詳細を説明せず、米兵は
     基地の街をマスクをせず闊歩している。これが復帰から半世紀の沖縄》
    《2022年を迎えた。今年は沖縄の施政権返還日本復帰)から
     50年の節目に当たる。半世紀前に琉球政府が日本政府と国会に求めた
     のは、自己決定権の確立であり、民意を尊重することであった》

   『●「思いやり予算」として小さく生んで、いまや「同盟強靱化予算」
     として大きく育った番犬様の「お財布」、とっても気前の良いニッポン
    《▼沖縄は来年日本復帰50年を迎えるのに、過重な基地負担と沖縄戦や
     米軍統治下から続く特殊事情に今も苦しんでいる思いやりなどなく
     札束で頬をたたくような政府を想像すれば、予算の増減に一喜一憂せず、
     新時代を自ら切り開く県民の気概を見せたい。(吉川毅)》

   『●長周新聞《まるで地獄の沙汰もカネ次第 名護市を丸ごと買収する国
     ミサイルの標的と引き換えの「繁栄」》…渡具知武豊名護市長再選の闇
    《今年で復帰50年を迎えるが、なんのための日本復帰だったのか
     ドルが円に変わっただけではないか。いまだに米軍の統治下に置かれ、
     問答無用で踏み台にされていると思わざるを得ない。人殺しの基地の島
     ではなく、人を生かす島にならなければならないし、そのために
     もたらされる豊かさは砂上の楼閣でしかない」と憤りを込めて話した》

   『●ニッポン〝復帰〟50年…《沖縄の自然が破壊され、民意が踏みにじら
     られて軍事基地ができていく現実》、辺野古は単なる破壊「損」な現実
   『●番犬様のものじゃない…《基地負担の軽減は遠く、米軍は今も島全体を
      自由使用する。よもや「返したけれど俺のもの」と思ってはいまいか》
   『●《元山仁士郎さん…「半世紀たっても、米軍基地の押しつけは変わって
      いない」…言葉には、沖縄にずっとのしかかる負担の重さがにじむ》

 沖縄は、番犬様のものじゃない…《基地負担の軽減は遠く、米軍は今も島全体を自由使用する。よもや「返したけれど俺のもの」と思ってはいまいか》。一方で、ニッポン「本土」は〝生贄〟として、《標的》として、〝植民地〟として、《人柱》として、喜々として沖縄を差し出す。自公政権やお維に壊され行く沖縄…沖縄「屈辱の日」を「主権回復の日」と言う元首相、恥ずかしげもなく沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…。政権の交代無くして、辺野古破壊は止まらないし、沖縄差別は止まらない。でも現実は、オール沖縄の選挙での連敗が続く…。
 目取真俊さん《「日本復帰」50年というのに、新たな米軍基地が造られつつあるのが沖縄の現実》。在りもしない《在日特権》にはバカ騒ぎする人々は、明確に存在する〝在日米軍特権〟には沈黙する卑怯者。
 《沖縄にずっとのしかかる負担の重さ》。元山仁士郎さん「半世紀たっても、米軍基地の押しつけは変わっていない」。

 沖縄タイムスの【社説[辺野古訴訟 県敗訴へ]納得できぬ「弁論なし」】によると、《高裁判決は…迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBYNot In My Back Yardニンビー)は認め、沖縄には基地を押し付けるとしか読めないくだりもあった…最高裁は人権の砦である。…これでも主権国家といえるのだろうか》。政府や自公お維コミ、その支持者らは《本土側のNIMBYニンビー)症候群》。

=====================================================
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/957301

社説[復帰50年・戦争と基地]軍事要塞化に反対する
2022年5月13日 07:02

 今から50年前の1972年1月、佐藤栄作首相とニクソン米大統領は、日米首脳会談で、沖縄の施政権返還の日付を「5月15日」とすることに合意した。

     (米軍の大規模演習「フォートレス・ゲイル(要塞の嵐)」
      =1979年8月)

 実はこの時、日米首脳会談とは別個に、福田赳夫外相とロジャーズ米国務長官との会談が行われ、本土の米軍基地に関する重要な取り決めが交わされていた。

 関東平野の米軍基地の大部分を整理し横田基地に統合する、という大がかりな返還計画である。

 米海軍が那覇基地に配備していたP3C対潜哨戒機の移転問題も取り上げられた。福田外相は、本土に移転すれば政治的問題を引き起こすと指摘し、沖縄の別の基地に移転するようロジャーズ長官に要請したという。

 返還後も沖縄の米軍基地はほとんど減らなかったのに対し、本土の米軍基地は、「関東計画」の実施によって急速に減少した。

 その結果、本土と沖縄の米軍専用施設の面積比率も逆転する。約7割が沖縄に集中する現実は今も変わらない。

 復帰前年の71年には、横田基地のF4戦闘爆撃機が嘉手納基地に移転している。

 基地はなぜ沖縄に集中しているのか。歴史をさらにさかのぼると、戦後一貫して沖縄の基地を容認し、その必要性を強調してきた政府の姿勢が浮かび上がる。

■    ■

 サンフランシスコ講和条約と旧日米安保条約は51年9月8日、同じ日に調印され、いずれも52年4月28日に発効した。

 講和問題と安保問題は不可分の関係にあった。

 戦争放棄条項(9条)を盛り込んだ憲法が施行された時、連合国最高司令官のマッカーサーは沖縄を軍事要塞(ようさい)化することで日本の安全保障は保てると考えていた。

 「天皇メッセージ」を発信した昭和天皇も、講和・安保両条約の交渉を進めていた吉田茂首相も、米軍による沖縄の基地化を容認していた。

 沖縄戦で捨て石とされた沖縄は、米軍統治の下で土地の強制接収と基地建設が進み、共産圏封じ込めのための「太平洋の要石」に変貌していく。

 ベトナム戦争当時、沖縄の米軍基地は訓練、作戦・発進、補給、通信などの機能を備えていた。

 米軍が何より重視していたのは、核兵器の搬入・貯蔵・移動などを含め行動の自由が保障されていたことだった。

 軍事的な必要性が全てにおいて優先された。厳密な定義はともかく生活実感からすれば、沖縄は憲法が適用されない「軍事植民地」だった

 アジア冷戦の最前線基地となった戦後の沖縄では、米軍による事件事故や暴力沙汰、人権侵害など、「戦争」に関連するさまざまな問題が後を絶たなかった。

■    ■

 ロシア軍によるウクライナ侵攻と、東アジアの安全保障環境の悪化、台湾有事への懸念。新冷戦とも呼ばれる国際情勢の中で、再び沖縄の軍事要塞化が主張され始めている。

 復帰50年にちなんでメディア各社が実施した意識調査などでは、日米安保を評価する一方で「自分の庭に基地を置かれては困る」という本土側のNIMBYニンビー)症候群が相変わらず顕著だった。

 沖縄への基地の集中は、中国のミサイル攻撃を考えれば標的となりやすく、さらなる分散が必要だ。

 負担の不公平が広がれば、安全保障政策そのものが不安定化する。

 緊張緩和に向けた努力が語られないのが気がかりだ。軍事力にすがるだけでは新たな秩序形成は難しい。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●小選挙区2勝2敗 ―――《沖縄は民意をほごにされてきた地だ。…民から政治が遠のいていった沖縄で、選挙や民意を語ることは難しい》

2021年11月16日 00時00分10秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会 会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します

――――――― (金口木舌)《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》

――――――― (神保哲生さん)《ほとんど政治に変革が期待できない日本でも、選挙の投票率が先進国の平均レベルに達した瞬間に、大きな変革が起きているのです。つまり、どうせ政治に変革なんて期待できないから投票に行っても意味がない、のではなく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです。そして、この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではないことを…》

――――――― 故・石川真澄さん《『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った》新聞記者

――――――― 中島岳志さん「今回の選挙の総括をまちがえてはいけない野党共闘が否定されたのではない野党共闘が徹底できなかったことが問題なのだ



(20211111[])
琉球新報のコラム【<金口木舌>沖縄で「民意」を論じる前に】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1419749.html)。

 《▼沖縄は民意をほごにされてきた地だ。「選挙しても、誰が勝っても何も変わらんよ」という言葉を幾度も聞いてきた。民から政治が遠のいていった沖縄で、選挙や民意を語ることは難しい》。

 小選挙区で2勝2敗だった沖縄。《「選挙しても、誰が勝っても何も変わらんよ」という言葉を幾度も聞いてきた…》、沖縄でさえそういう状況だ。でも、それでも、せめて何とかマトモな社会にしたいものなのだが…。《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》。

 自公お維コミの政治屋は《民を飢えさせない、安全な食べ物の供給、そして絶対に戦争をしないことが政治家の役目を担い得ない。選挙前から、分かりきっていたことだ。一方、野党4党の共通政策は《米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止》だった。つまり、自公お維に投票=《人柱》を許容することを意味するのに。与党・ゆ党と野党の明確な違いだったのに。
 アノ島尻安伊子氏が復活とはねぇ…あぁ、残念で仕方ない。(鈴木耕さん)《本音を言おう、口惜しいいいいいいいなあ……。》

   『●(ヨナオシフォーラム2020)《アベにスガるキシダメ内閣》よりも、
         #政権交代で命を守る新しい政権を! #わたしも投票します!
   『●経産省内閣復権でいいの? …デモクラシータイムス【総選挙の争点③
      どうするエネルギー EVと原発(古賀茂明×飯田哲也×山田厚史)】
   『●#VoiceProject #わたしも投票します #投票はあなたの声
      #投票倍増委員会 #YourVoteIsYourVoice #ImVotingToo
   『●「2/4」の選挙に行かない眠り猫の皆様が間接的に自公お維を
     支持する、それではいけない… #投票はあなたの声 #投票倍増委員会
   『●古舘寛治さん「『投票に行こう』というのが『異例』というなんて、
     どれだけ恐ろしい国なんだ。主権者は僕らなのに、みんなが黙っている…」
   『●神保哲生さん《…期待できないから投票に行っても意味がない、のでは
     なく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》
   『●あとの祭り…アベノカビマスク《当初は配布の目的を「品薄対策」と
     しながら、…「再流行への備え」を強調。批判の回避に懸命》だったが…
   『●あとの祭り…自公お維政治屋は《民を飢えさせない、安全な食べ物の
      供給、そして絶対に戦争をしないことが政治家の役目》を担い得ない
   『●脱メディアコントロールを! 《そもそも、野党に対して<批判ばかり>
        などと報道しているメディアは一体、何のために存在している》?
   『●《右も左も関係ない。シンプルに考えればいい。政治を私物化し、国の
      かたちを歪めてきた異常極まりない勢力は退場させなければならない》
   『●デタラメな選挙制度で《民意が示された》? ――――「岸田政権の
      下で、この国の未来をつくり上げてほしいとの民意が示された」?
   『●大阪の直接的・間接的お維支持者の皆さん、大阪「ト」知事三代らに
     イジメられることが快感にでもなっているの? それにしても酷い面子…

   『●御用マスコミまでもが喧伝する「立憲民主党敗北は野党共闘のせい」
        「野党は批判ばかり」…自公お維はよほど野党共闘が怖いのね?

 神保哲生さん《この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではない》。
 アベ様のお膝元山口…長周新聞の記事【記者座談会 解散総選挙の結果から見えたこと 既存政治の窒息状況を反映 確かな光明も】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22051)によると、《A 投票率は55・93%で、前回を2ポイント上回った程度で、戦後3番目に低い投票率となった。実に44%が投票そのものを棄権した。政権交代が起きた09年衆院選の投票率が69・28%だったのを考えても低調すぎる。有権者の5割近くがそっぽを向く趨勢に変化はなく、対立軸が明確でない既存勢力がキャスティングボートを握る政局にみなが辟易していることを物語っている》。

 数多のアベ様案件のアベ様がまだ国会議員で居る不思議。2万数千票が減ったとはいえ、山口4区の《民意》は…。
 同紙の記事【記者座談会 解散総選挙の結果から見えたこと 既存政治の窒息状況を反映 確かな光明も】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22051)によると、《山口四区の衝撃 2万4400票も減らした安倍晋三 …山口4区の投票率は全国最低の48.64%。開票結果は、
  安倍晋三       8万448票
  竹村かつし(れいわ) 1万9096票
  大野頼子(無所属)  1万5836票
という内容だ。安倍晋三は前回の選挙で10万4824票を得ているので、実に2万4400票も減らした。10万票を切ったのは、小選挙区制に移行した、安倍晋三にとっては2回目の選挙となった96年総選挙(9万3459票)以来のことで、今回の8万票台ギリギリはかなり衝撃的な減らし方だ》。

 あとの祭り…政治家で居させてはいけないはずなのにねぇ、アベ様を。派閥の顔ね? 大丈夫? 細田氏は、議長であるにもかかわらず、壊憲の促進を口にするし。どいつもこいつも、誰一人としてマトモな議員が居ないアノ党。
 日刊ゲンダイの記事【安倍元首相の「派閥復帰・会長就任」は歓迎一色とはほど遠い…派内に流れる複雑な空気】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/297212)によると、《本人はうれしくて仕方ないらしい。予定通り、安倍元首相は「派閥」(清和会)に復帰し、会長に就くことになった。11日の派閥総会で正式決定し、自民党の最大派閥“細田派”は“安倍派”に衣替えする予定だ。細田派の西村康稔事務総長は「全会一致で歓迎する」とコメントしているが、派内は“歓迎一色”とはほど遠いという》。

   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                      …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
   『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
      《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!

 最「低」裁化していることに気づいてほしいよ、全く…特に沖縄に対して酷い。「×××××××××××」しか、あり得ないんです。
 東京新聞のコラム【ぎろんの森/国民審査を生かすために】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/141247?rct=discussion)によると、《最高裁裁判官を罷免できる国民審査制度は、主権在民の日本国憲法で設けられた貴重な制度です。活用しない手はありません。ただ、これまでも形骸化が指摘され、罷免された裁判官は一人もいません。「×」の割合も近年は10%を下回る状態で、今回も最も多い人で7・9%でした。最高裁で憲法に則した判決が下されているか、国民が常に目を光らせることで、憲法を生かすことができます。そのためにも、国民審査は十分な判断材料に基づいて行われなければなりません。各裁判官の情報をより詳しく伝えるのはもちろん、投票の際に資料を持ち込めるようにするなど工夫が必要です。有権者の判断をより的確に司法に反映するために何をすべきか》。

 《選挙で愚かな政権を選べば愚かな結果が生じる》、本当にそうです。何度、同じことを繰り返せばいいのでしょうか。
 ブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/辺野古ゲート前で資材搬入に抗議/土砂の陸揚げ投入はなし/サンゴの移植は短時間行われる】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/42383867b6915bba455158f62fdeb7f1)によると、《海外では感染が拡大しているのに、自公政権は水際対策を緩めようとしている。選挙で愚かな政権を選べば愚かな結果が生じる。季節性要因を考えれば、ただでさえ冬に向かって感染が拡大するのに、海外から強い変異株を侵入させて被害を大きくするものだ。感染症対策をしっかりやって、人が集まれる今のうちにしっかり抗議したい》。

 《前政権のツケ 放置するな》と言うのならば、明らかに投票する先、投票した先が間違っている。自公お維コミに投票しても仕方なし。立憲主義や民主主義を破壊した者たちに投票して、どうするのだろうか?
 東京新聞の【<社説>第2次岸田内閣発足 前政権のツケ 放置するな】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1421683.html)によると、《まず新型コロナウイルス対策や経済対策が急務だ。同時に第1次内閣で手つかずに終わった長期政権のひずみを放置してはならない。あらためて立憲主義に基づいた多様で開かれた政治を求めたい。…9年近く続いた安倍・菅政権は権力の集中を生み、森友・加計問題、「桜を見る会」を巡る政治の私物化、「政治とカネ」の問題が表面化した。衆院選で自民、公明の与党は絶対安定多数を確保した。しかし、投票率が戦後3番目に低かった背景に、深刻な政治不信がある。岸田氏は自民党総裁選で「民主主義の危機」と表現した。数の力に頼った政治ではなく、主権者である国民の声に真摯に耳を傾けなければならない》。

=====================================================
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1419749.html

<金口木舌>沖縄で「民意」を論じる前に
2021年11月7日 05:00
金口木舌 衆院選2021 投票 自公政権

 先週末、80代半ばになる母が「今回は投票に行かない」と言い出した。「もう年だし。誰に入れればいいか分からないし」とごねるのをなだめすかして、投票所に連れていった

▼選挙の翌日になり愚痴をこぼす。別の選挙区の結果が不満らしく、「あの人には通ってほしくなかった」というのだ。勝手な言い草だが、気持ちは分からないでもない。来年は選挙がめじろ押し。またごねるだろうか

▼衆院選の投開票から今日で1週間。不思議な選挙であった。自公政権は続くが自民党幹事長は辞任し、立憲民主党代表も辞意を表明した。勝者は誰か。コロナ禍に翻弄(ほんろう)された有権者にとっても悩ましい選挙だった

▼投票率は小選挙区で55.93%と戦後3番目に低かった。ちなみに都道府県別のワーストは山口県の49.67%。言わずと知れた安倍晋三元首相のお膝元である。どう読み解けばよいだろうか、投票を棄権した人に聞いてみたい

沖縄は民意をほごにされてきた地だ。「選挙しても、誰が勝っても何も変わらんよ」という言葉を幾度も聞いてきた。民から政治が遠のいていった沖縄で、選挙や民意を語ることは難しい

▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《人権を軽々に扱っている…。合憲違憲が争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分》

2019年08月24日 00時00分35秒 | Weblog


沖縄タイムスの【社説 [憲法裁判記録] 国民の共有財産 葬るな】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/455330)。
琉球新報の【<社説>憲法裁判の記録廃棄 後世の検証絶やす愚行だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-967343.html)。

 《裁判の記録が廃棄されていたことに、驚いた人は多かったのではないか。憲法に関わる戦後の重要な裁判記録の8割超が廃棄されていた…廃棄された中には、大田昌秀元県知事が在沖米軍基地強制使用に関する代行手続きを拒否した「代理署名訴訟」も含まれていた》。
 《人権を軽々に扱っていると思われても仕方がない。合憲違憲が争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分にしていることが判明した。代表的な憲法判例集に掲載された137件のうち廃棄されたのは118件(86%)に上る。保存は18件(13%)、不明1件という》。

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
    《▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を
     言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコールがわき起こっ
     最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう沖縄の訴えに
     真摯(しんし)に向き合うべきだ

   『●「戦争屋のアベ様」やアノ木原稔氏のココロには
       響かない女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」
    《▼大田さんは代理署名訴訟の最高裁で「行政の責任者として、さらに
     基地の強化・固定化を受け入れることは困難と拒否の正当性を訴え
     ▼安倍晋三首相は追悼の辞で沖縄の基地負担軽減を強調した。
     「現実の政治は言葉通りではない」(翁長知事)中で、首相の言葉を
     大田さんはどんな思いで聞いたのだろうか

 その時、《傍聴席からは「最低裁」のコールがわき起こった》。《人権を軽々に扱っていると思われても仕方がない。合憲違憲が争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分》《後世の検証を絶やす愚行》…アベ様らの憲法観がよく表れている。最「低」裁の裁判官は、いまや、安倍派ばかりと言われる。アベ様のオトモダチのオトモダチはオトモダチだ…加計問題、リテラの記事【安倍首相の親友が経営する“第二の森友”加計学園の関係者を最高裁判事に任命! 司法までオトモダチで支配】。オトモダチを好優遇し、そのオトモダチまでが…。

   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?  
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
   『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏… 
        《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!
   『●「完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力に
          ほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果
   『●ドロナワとオトモダチ大優遇問題: 
      「検察庁や裁判所も公務員であり、人事権が官邸にあるという弱点」
   『●壊れ行く最「低」裁…「これは「最高裁判決」に対する
         市民の反乱であり、その反乱が美しい形で決着した」
   『●御得意の証拠隠滅中? 内閣官房機密費についての 
        最「低」裁「一部開示」判決を無視してアベ様らは何を?』 
   『●司法判断放棄な内藤正之裁判長、 
     大飯核発電所《危険性は社会通念上、無視しうる程度にまで管理・統制》?
   『●「上告断念は、最高裁への抗議と不信任
     「最高裁にはもはや何も期待できない」」…アベ様支配の最「低」裁


 斎藤貴男さん、《人権を否定することに喜びを感じている変質者集団》与党自公や「癒」党お維…彼・彼女らに投票できる人たちの気が知れません。そして、いまや「人権の砦」《法の番人》のはずが最「低」裁…「司法判断」せずに、アベ様らのための「政治判断」を乱発する司法に成り下がった。「言論の府」も瀕死の状況ですものね。

   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』  

 東京新聞の社説【裁判記録廃棄 「司法史」は永久保存に】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019080802000174.html)によると、《判決文が残っても裁判過程の文書が失われれば、歴史的な検証が不可能になってしまう。司法史を刻んだ重要裁判は永久保存せねばならない。…学者らからは「歴史的な検証作業ができなくなった」と批判の声が上がっている。最高裁は「学術的な要望があれば保存されるが、学術研究者からの要望が多くなかった」と述べている》。

==================================================================================
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/455330

社説 [憲法裁判記録] 国民の共有財産 葬るな
2019年8月7日 07:59

 裁判の記録が廃棄されていたことに、驚いた人は多かったのではないか。

 憲法に関わる戦後の重要な裁判記録の8割超が廃棄されていたことが、共同通信の取材で明らかになった。

 廃棄された中には、大田昌秀元県知事が在沖米軍基地強制使用に関する代行手続きを拒否した「代理署名訴訟」も含まれていた。

 公権力の不当な行使に沖縄県民が異議を申し立てた裁判。沖縄のみならず、日本の裁判史の中でも極めて重要な訴訟だ。公正に裁判が行われたか検証する手がかりが失われたことになる。

 廃棄が分かったのは、代表的な憲法判例集に掲載された「裁判記録」137件のうちの118件(86%)。裁判記録とは、原告や被告が裁判所に提出した書類や法廷でのやりとりなど。判決文はおおむね残されていたが、審理過程を示すそれらの文書は廃棄されていた。

 憲法判断が示されたり、社会の耳目を集めるなど、後の史料や参考資料となる重要な裁判は特別保存として、原則永久保存することが裁判所の規定で義務付けられている

 通常の民事裁判は5年保存し廃棄される。重要裁判にもそれをそのまま適用し、特別保存しなかった形だ。廃棄は規定違反の疑いがある

 判例の一つ一つが社会を変え、歴史をつくってきた。そのすべての記録は国民の共有財産である。

 その意識の薄さが、ずさんな管理を招いたのではないか。国民の知る権利をないがしろにするものだ。

 重要な記録をあえて「捨てる」という行為は、歴史の審判を回避するものではないかと勘繰りたくなるほどだ。

    ■    ■

 重要裁判の記録保存は裁判所の内部規定で定められているだけだ。

 最高裁は「(廃棄は)各裁判所の個別の判断」としており、何を特別保存とするかも各裁判所任せだという。

 裁判記録を巡る基準は曖昧模糊(もこ)としており、今回の報道をきっかけに、最高裁は第三者委員会をつくり、保存の在り方について、厳格な制度づくりを進めるべきだ。

 米国では重要裁判記録は原則、永年保存される。

 多くの裁判所が記録をデータベース化し、登録すればインターネットで検索や閲覧、ダウンロードできるところもあり、利便性が高い。

 日本でも、裁判記録が効率的、適正に利用できる仕組みづくりが必要だ

    ■    ■

 「(外国系の)子どもたちの人生を変えたと思った。あの裁判、ちっぽけなことだったのか」

 フィリピン人の母を持つ三好真美さん(21)は日本国籍を求め、小学生のとき、国籍法違憲訴訟の原告として法廷に立った。国籍法改正につながった裁判記録が破棄されたことに戸惑いを隠さない。

 裁判記録は、原告の勇気ある訴えの軌跡だ。特に憲法裁判は基本的人権に関わることが多い。

 裁判記録に刻まれた人々の声が闇に葬られることがあってはならない。
==================================================================================

==================================================================================
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-967343.html

<社説>憲法裁判の記録廃棄 後世の検証絶やす愚行だ
2019年8月7日 06:01

 人権を軽々に扱っていると思われても仕方がない。

 合憲違憲が争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分にしていることが判明した。

 代表的な憲法判例集に掲載された137件のうち廃棄されたのは118件(86%)に上る。保存は18件(13%)、不明1件という。

 驚くのは長沼ナイキ訴訟や麹町中学校内申書訴訟など著名な重要裁判も含まれていることだ。

 長沼ナイキ訴訟はミサイル基地建設を巡り、自衛隊の合憲性が争われ、一審の札幌地裁が違憲判断を示した。麹町中内申書訴訟は生徒の思想信条の自由が論じられた。

 裁判所の規定では通常の民事裁判の場合、判決の確定や和解後に一審の裁判所が5年間保存し廃棄する。一方で特別保存の仕組みもあり、史料または参考資料となるべき裁判記録を事実上永久保存とするよう義務付けている

 しかし特別保存は今回の調査では6件だけという。政教分離が争われた津地鎮祭訴訟、空港周辺住民が夜間の飛行差し止めを求めた大阪空港訴訟などだ。

 重要裁判にまで裁判所規定などを漫然と適用していたのか、不都合な記録と恣(し)(い)的に捨てたのか、廃棄処分に至った原因は判然としないが、不適切極まりない。専門家からも規定などに違反する疑いが指摘されている。

 とりわけ県民にとって重大な問題は代理署名訴訟の記録が廃棄されたことである。

 米軍用地への土地提供を拒む地主の代理で署名を求められた知事が拒否したため、国が提訴した。1995年12月、当時の大田昌秀知事が代理署名を拒否した背景には同年9月に起きた米兵による少女乱暴事件があった。

 地主の思想・良心の自由、財産権、地方自治などを争点にする一方で、守れなかった個人の尊厳を背景に憲法の在り方を鋭く問いただした訴訟である。訴訟に込められた意義からも、一連の裁判記録は県民のみならず、国民の財産となるべき資料だ。廃棄処分は歴史を検証する上で大きな損失である。

 代理署名訴訟を含め判決などの文書はおおむね残されているが、訴状をはじめ弁論の書面や答弁書、法廷でのやりとりの記録などは廃棄された

 国家など強大な権力を法で拘束するのが憲法である。市民が政府や、時にはそれに匹敵する企業などを相手に憲法の直接、間接の適用を求め基本的権利を決めていくのが憲法裁判だ。

 裁判記録には、勇気を奮い起こして強大な権力に立ち向かい、人間らしい労働条件や平和、表現の自由などを求めた市民の人権獲得の歴史も記されている

 判決に至る審理過程を振り返ることは重要だ。歴史的な公文書を廃棄処分にすることは後世の検証を絶やす愚行と言わざるを得ない。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●辺野古「移設」に非ず、《新基地は軍港はじめ、普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点…》

2018年12月24日 00時49分21秒 | Weblog

[※辺野古破壊の愚行を報じる朝日新聞2018年12月15日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243969)。

 《だからといって、私には、阻止はもちろん、超ド級の新事実を暴き出すこともできやしない。ただ、今このタイミングで、何か他の話題でお茶を濁すのは恥だ。無力は無力なりに、せめて本土メディアの紙面が少しでも多く、怒りで埋まる一助程度にはならなければと願う。アベ政権は徹底的に汚い卑劣で腐り切っている他人の人生や尊厳を踏みつけにすることを無上の喜びとしている》。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                   …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
               都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

   『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
       アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない
   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
              「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選

 「《人権を否定することに喜びを感じている変質者集団》与党自公や「癒(着)」党お維…彼・彼女らに投票できる人たちの気が知れません。そして、いまや、「人権の砦」《法の番人》のはずが最「低」裁…「司法判断」せずに、アベ様らのための「政治判断」を乱発する司法。《広域暴力団安倍晋三組》の組長や三下に成り下がり、いまや、「言論の府」も瀕死の状況。三権分立権力分立は完全に破壊」。
 《新基地許すまじは、疑いようもない民意》をも埋め立てる愚行。辺野古破壊は不可逆。原状回復不能。辺野古破壊を1日でも早く止めなければ…。

 東京新聞の記事【辺野古停止署名、10万筆に ローラさんも呼び掛け 米政府、回答へ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018121902000131.html)によると、《菅義偉官房長官は十八日午後の記者会見で、十万筆達成に関し「他国が行っている施策に関することだ」とコメントを控えた》そうだ。
 辺野古破壊は「他国が行っている」の? どこの愚かな国が辺野古破壊という愚行を?

 《異様な権力をふるうA校長鉄面皮のS副校長》。
 マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ 第56回:沖縄、「いじめの光景」】(https://maga9.jp/181219-3/)によると、《安倍政権の沖縄に対するやり方は、まさに学校における陰湿ないじめと変わらない。しかも、それが生徒間の「いじめ」ではなく、学校という組織ぐるみの、特定の生徒たちに対する「いじめ」なのだ異様な権力をふるうA校長…「O組」の反抗…鉄面皮のS副校長…クラス委員選挙、大差でTくん勝利…無関心という差別…国際的な署名活動の盛り上がり》。
 辺野古「移設」に非ず、《新基地は軍港はじめ、普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点…》が新たに建設される。せめてもの普天間の機能停止・返還もあり得ず、しかも、那覇空港をヨコセ!、という。軟弱地盤の泥沼で、ドブガネも嵩み、いつまでたっても辺野古破壊は止まず。「いじめ」どころの話ではない。

   『●2018年12月14日、「美ら海」に土砂投入…
      辺野古を破壊して巨大な新基地が恒久的に沖縄を占領…
   『●辺野古破壊のために美ら海に土砂投入…
      その翌日も現地で抗議が続く中、アベ様はのんびりとゴルフを満喫
   『●破壊「損」な美ら海への土砂投入…「2019年2月までの
           米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!
   『●【政界地獄耳/問答無用の自治破壊実行する政府の怖さ】 
              《民意も海に埋める》…民主主義国家がやること?
   『●《『日本を取り戻す』の中に沖縄は入っていな》かった、
          そして今《国民のうちに沖縄は入っているのか》?
   『●《ルールを守》っていない代表格は、民主主義を破壊する
                「選挙妨害を暴力団に発注する」人・アベ様
    「そして今、アベ様や最低の官房長官らは、沖縄でもデタラメを
     繰り広げている。一方、故《翁長雄志さん「保守は保守でも自分は
     沖縄の保守。本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
     だった。どこぞの《保身》ならぬ「ホシュ」とは大違いだった。
     《まっとうな保守政治家は野党にいた》、そして沖縄にも」

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243969

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。


二極化・格差社会の真相
辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい
公開日:2018/12/19 06:00

     (土砂投入に抗議する集会で気勢を上げる
      玉城デニー知事(右端)/(C)共同通信社)

 米軍の辺野古新基地建設を急ぐ政府が14日、沖縄県名護市辺野古の沿岸部に土砂の投入を強行した。猛反対する地元を力で屈服させるためだけの暴挙である。

 だからといって、私には、阻止はもちろん、超ド級の新事実を暴き出すこともできやしない。ただ、今このタイミングで、何か他の話題でお茶を濁すのは恥だ。無力は無力なりに、せめて本土メディアの紙面が少しでも多く、怒りで埋まる一助程度にはならなければと願う。

 アベ政権は徹底的に汚い卑劣で腐り切っている他人の人生や尊厳を踏みつけにすることを無上の喜びとしている

 玉城デニー沖縄県知事は、故・翁長雄志前知事の遺志を継ぎ、辺野古基地建設反対を掲げて、大差で当選した。新基地許すまじは、疑いようもない民意なのだ

 新知事と10月に会談したアベ首相は、笑顔で握手のポーズをとった。だが5日後には県の埋め立て承認撤回の効力を停止する手続きを開始し、11月に入るや工事を再開。この間に国会の所信表明演説で、沖縄の皆さんの心に寄り添う明言しさえしたアベ氏には、人間の心がないあるのはただ、だけだ

 普天間基地(宜野湾市)の危険を除去するための辺野古移設、と彼らは口を揃える。だが、新基地は軍港はじめ、普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点となる

 “移設”で済まされてよい話ではないのである。

 普天間にしても米軍が撤去する保証はない。過去に照らせば、いつまでも居座る腹だろう

 「本県のみならず、他の国民にも降りかかる問題だと、玉城知事は語気を強めた。負担の何もかもを沖縄に押し付け、それでいて無関心を決め込む本土への憤りが、痛いほど伝わってくる。

 実際、彼の言う通りだ。マスメディアがまき散らす楽観論とは裏腹に、アベ氏は間違いなく憲法改正を強行しようとしている。水道法改正私たちの命の糧をフランスに握らせた彼は、他の大方の領域では米国に売り飛ばしていく。かの国の中国学者オーエン・ラティモアが戦後まもなく、自らの政治を持たない日本は、米国の工場機能とグルカ兵のような植民地軍隊の役割を併せ持つことになると書いていた(「アジアの情勢」)。

 狂った青写真を、この政権が現実にしかねない。

 僭越だが、沖縄は、やはり本気で独立を考えるべきではないか。何よりアベ氏とは縁を切ってほしい。私たちももう、人でなしのままいたくない
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》

2018年10月31日 00時00分18秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/消費税増税と沖縄辺野古埋め立ての共通項は「人でなし」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240097)。

 《いやはや、この政権の人でなしぶりは尋常でない。現金でしか買えない、買いたくないデジタル弱者や、一方的に負担増を強いられる小規模事業者は、どこまでも殺す対象としてしか見なされていないようだ》。
 《アベ政権は一方、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐる県の埋め立て承認撤回不服審査請求を行った…本来は国民の権利救済を目的とした制度の、恐ろしいほどの悪用だアベ氏の国民観、人間観には共通点が多すぎると言いたい。彼の目には私たちが、己の財布、兵力、労働力だとしか映っていないのだ、と》。

 恐ろしき独裁国家、ディストピア完成へ。パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたいのだろうか? そういう人たちの気が知れない。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                   …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
               都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

   『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
       アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない
   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
              「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選

 琉球新報の【<社説>明治150年式典 礼賛よりも反省すべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-823185.html)によると、《政府が「明治150年記念式典」を開催した。近代化を成し遂げた先人の偉業を振り返り現代に生かす狙いという。侵略、戦争で国内外に甚大な被害を与えたことを反省して、現在と未来に生かすのでないなら、式典を開く意味はない》。
 同様に、日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/薩長史観にからめ捕られた「明治150年」安倍政権の危うさ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240187)においても、《安倍政権の明治150年の迎え方の基本は、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは大変重要」(内閣府ホームページ)というもので、明治以降のこの国の歩みをノーテンキなほど肯定的に捉えて、それを「日本の強み」に自信を深めるバネにしようとしている。しかし、その150年を中国はじめアジアの側から見れば、日本に侵略されてその傷跡が今なお癒えないでいる惨憺たる時代である。それを何とかしなければいけないということで日中国交が正常化されて46年、さらに平和友好条約を結んで40年も経ったのに、いまだに両国はまともな隣人関係を築くことができないでいる》。 
 さらに、【安倍首相の“明治礼賛”に抗議 歴史歪曲を許すなと怒りの声】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240188)においても、《政府主催の「明治改元150年記念式典」に抗議…出席者らが「侵略の歴史を隠蔽し日本の近現代史の歪曲・捏造は許されない」と怒りの声を上げた…「明治150年礼賛式典を村山首相談話の視点から斬る」と題してスピーチした高島伸欣琉球大名誉教授は「安倍首相のように小学生以下の歴史認識の人が、歴史を政治利用している」》。
 斎藤貴男さん《倫理観のかけらもない男が、国家予算や受信料まで乱費して“維新の志士”気取りとは、ナルシシズムにも程がある》。

   『●「日本の恥と呼ぶべき存在」
   『●『追われゆく坑夫たち』読了(2/3)
   『●『「反日」とは何か ~中国人活動家は語る~』読了(3/3)
    「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」
  
   『●隣国と一体どんな関係を築きたいの?
   『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」


 一方、AERAのコラム【浜矩子「IRに咲く花々には、どうも毒々しさを感じてしまう」】(https://dot.asahi.com/aera/2018102400031.html)によると、《だが筆者にはどうもそうは思えない。IRのIが“integrated”のIにみえない。どうしても“iranai”のIだと思えてしまう。IRは、「いらないリゾート」だ。どうして今の日本にこんなものが必要なのか皆目、わからない…「統合型」といいながら、IRの目玉商品は明らかにカジノだ…“resort”には行楽地という意味のほかに、「寄る辺」の意味がある。だから、“last resort”は「もはや、これだけが頼りの最後の寄る辺」の意になる。彼らには、もはやいらないリゾートしかすがれるものがないのか。それとも、これは国民を賭博の不夜城で精神的荒廃に引きずり込もうとする陰謀か。》
 そして、ココでもアベ様は息吐く様にウソをついていた。憲政史上最悪の国会で、「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求」されておきながらアベ様は平気で…息吐く様にウソをついていた。

   『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
      夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…
   『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
                      子育てなんかできない…少子化促進法」
   『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を
         与えるよう強く要求」されておきながらアベ様は平気で…

 そして、アベ様や最低の官房長官ときたら、再び、こんな八百長な「手」で…沖縄の人々をイジメる。

   『●辺野古破壊を行政不服審査で強行する暴挙: 
       「沖縄防衛局は…「私人」を強調するための偽装工作」
    《これ以上の米軍基地押し付けは認めない決意の表れである…
     仲井真弘多前知事による埋め立て承認に法的瑕疵(誤り)があった…
     埋め立て承認に法的瑕疵はないとする政府は、行政不服審査法に基づく
     不服審査請求を行うなど着工に向けた作業を継続する構えだが、
     そもそも政府が不服を申し立てられる立場にあるのか
     法の趣旨を逸脱してはいないか

   『●行政不服審査制度による辺野古破壊: 
         「長兵衛さん…、これはどう見ても「八百長」だろう」
   『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
         沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…

 マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第49回:嫌なニュースばかりだけれど、 安倍首相、そろそろお後がよろしいようで】(https://maga9.jp/181024-3/)によると、《安倍政権、沖縄辺野古に「行政不服審査」申し立て ふざけるな! と言いたい。…この白々しい言い草はなんだ! お気持ちをしっかり受け止めるならば、話し合いを重ねて解決策を模索するのが筋だろう。たった1回だけの安倍首相との面会で、まるで免罪符でも得たような手のひら返しひどすぎる。…つまり、権力をもたない個人による、権力を行使する側への異議申し立てを保障する、いわば住民救済制度なのだ…腐臭漂う安倍改造内閣…東電裁判の全員無責任》。

   『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
                 …《あなたの政治的ポジションを見つけて…》
    《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
     「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
     それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》

    《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
     …専門的には「番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム」理論という》
    《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
     一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
     成長し、民主主義社会に貢献できる
のではないか》

   『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
                   …《今、ジャーナリズムと野党の…》
    《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す

 あ~ディストピア…「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様 が国会議員、自民党総裁?」でいいのか? 新聞やテレビ局の誰か、根源的なこの問いをアベ様にぶつける気概のある方は居ないのか? また、(山本太郎さんを除き)国会でなぜ誰も問わないのか? 野党よりも、与党自公や癒党お維キトの議員こそ、真剣に取り組むべき大問題ではないのか。

 最後に、消費税増税と軽減税率。イギリスやフランスでは、市民が新聞などへの軽減税率適用を国家に呼びかけ。ところが、ニッポンではメディアが国家に適用をお願い・オネダリする始末。お零れを頂いたメディアはどうなるのか? 消費税増税のための賄賂…軽減税率という「お零れ」。構造は…《…そんな中、メディアに4億円という金が配られる》…例のJアラートCMと同じだ。

   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
    《このままではジャーナリズムが死に絶えてしまう。反権力的な番組を
     流した放送局の電波停止を示唆した高市早苗総務相の発言など、
     安倍晋三政権のメディアコントロール戦略だけを指すのではない。
     恐ろしいのは圧力よりも自滅だ
    「アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」
     …という惨状なジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と 
     「報道現場の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」
    「どうやら消費税増税に賛成する理由は、アベ様らによる、
     新聞社への軽減税率適用という「御慈悲」にあるらしい。
     報道機関・ジャーナリズムであれば悪税制度・消費税そのものに
     反対すべきなのに…」

   『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
           高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」
   『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」:
          「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」


==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240097

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
消費税増税と沖縄辺野古埋め立ての共通項は「人でなし」
2018/10/24 06:00

     (消費税はアベ政権の“魔法の杖”/(C)日刊ゲンダイ)

 アベ政権は消費税率10%への引き上げを予定通り来年10月に実行すると閣議決定し、財務省がキャッシュレス決済で買い物をした人に2%分のポイントを還元する方針を固めた。中小零細の小売店などに対応を急がせるため、売り上げの4~5%の現行手数料を3%台に抑えるよう、クレジットカード会社に求めるとも伝えられた。住宅ローン減税や自動車関連税率の引き下げも検討中だとか。

 いやはや、この政権の人でなしぶりは尋常でない。現金でしか買えない、買いたくないデジタル弱者や、一方的に負担増を強いられる小規模事業者は、どこまでも殺す対象としてしか見なされていないようだ。キャッシュレスの推進で、ついでに国民の一挙手一投足を見張り、操る監視体制の徹底にもつなげるのも狙いか。

 大切なのは政治的な思惑と利権のみ。今後のシナリオはこんな具合だ。

 今回の閣議決定で、野党は今後、増税の凍結や減税の対案を打ち出しにくくなった。無法政治はまだまだ続き、それで来年の参院選前に支持率が急落したら、自ら決めた増税予定を「やっぱり延期」に切り替えて有権者に恩を着せれば済む

 その時はまたぞろ中小零細を悪者にして、「レジの準備が進まない」とか何とか言っておけば、大マスコミが適当に処理してくれる。増税延期はイコール新聞への軽減税率適用の先送りでもあるので、憲法改正までは大マスコミの鼻面にニンジンをぶら下げておきたいアベ氏にも都合がよいのだ。

 消費税はアベ政権の“魔法の杖”である。選挙での人気取りはもちろん、大企業の法人税減税にも、軍事費の財源にも使える増税で“充実”だとうたわれた社会保障など見るも無残に切り捨てられっぱなし。新聞もいつまでも読者をなめていると、誰にも相手にしてもらえなくなりますよ。

 アベ政権は一方、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐる県の埋め立て承認撤回に不服審査請求を行った。撤回の効力そのものも停止させる意向。玉城デニー新知事が官邸を訪れ、首相との“和やかな懇談”が報じられたわずか5日後に強行された、本来は国民の権利救済を目的とした制度の、恐ろしいほどの悪用だ。

 沖縄の人々には、消費税なんかと一緒にするなと叱られるかもしれない。だがそれでも、両者に示されたアベ氏の国民観、人間観には共通点が多すぎると言いたい。彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか映っていないのだ、と。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?

2018年09月18日 00時00分07秒 | Weblog


東京新聞の新開浩記者による記事【「自衛隊が誇り持つ環境を」 幹部に訓示 首相、改憲に意欲】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090302000249.html)。
リテラの記事【安倍首相が総裁選を前に御用新聞の産経、読売でトンデモ“改憲強行論”!「発議しないのは国会のサポタージュ」とまで】(http://lite-ra.com/2018/09/post-4226.html)。

 《「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と、自衛隊を明記する九条改憲に重ねて意欲》。
 《しかも、そこで安倍首相は憲法改正について言及。だが、これが噴飯ものの内容だったのだ。まず、2日付の産経インタビューでは、NHK岩田明子記者や山口敬之・元TBS記者と並んで“安倍首相の太鼓持ち番記者三羽烏”と呼ばれてきた阿比留瑠比記者を相手に、安倍首相はいかにももっともらしく、こう吠えている。「国民には貴重な一票を行使していただきたい。国民が(憲法改正の是非を問う)国民投票をする権利を奪うことは、国会のサボタージュ(怠業)となる」 「国民投票の権利を国民から奪うのは国会のサボタージュ」って、一体いつ国民が改憲を求めたというのか》。

 今時、《自衛隊違憲論》って何ですか? 今時の《心無い批判》とは? 《誇り》も無い者や無《責任》者が、《誇り》や《責任》なんて口にすべきでない。シビリアンコントロールさえ蔑にするアベ様が《自衛隊の最高指揮官、政治家》なんて気取るのは笑止千万。

 憲法99条…《天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》…を無視し、違法に「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」の「我が軍」になることが自衛隊の「誇り」になるのか?〝つぶやき〟上(https://twitter.com/blueash009/status/1036175372306411521)で、《安倍瓶三自由飲酒党が滅んでくれるなら…》というのを見て、笑ってしまいましたよ。恥ずかしくはないのだろうか?

 小野寺五典防衛相も、《陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽問題などを踏まえ「文書管理や情報公開という基本動作をないがしろにせず、幹部自ら率先し、服務規律や情報保全の面も引き続き指導してほしい》…だってさ。経産省は、大笑いな対応をしていましたけれど?

   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
   『●忖度・改竄・隠蔽から得られた教訓…
      経産省の《政治家発言の記録は残すな》という、その発想の大胆な転換

 ましてや、小泉純一郎氏が言い放った「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…どころか、立派な「戦場」「戦地」と呼ぶべき場所だった。それを隠蔽するような人たちに、好き勝手に違憲に壊憲させていて、大丈夫なのですか?

   『●なぜに日報を隠蔽? 「非戦闘地域」とは名ばかり…
          「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」
    《当時、イラクでは各地で戦闘が続き、宿営地や周辺には10数回に
     わたり迫撃砲などによる攻撃があり、自衛隊にとって初の
     「戦地派遣の活動記録となる。日報公表により、当時の小泉政権の
     判断が適切だったのかを問う声が強まりそうだ》。
    《▼陸自のイラクでの活動は法律によって「非戦闘地域」に限定されていたが、
     日報の記述を素直に読めば、部隊は「戦闘」があった地域にいたことに
     なるだろう▼「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」。そういう場所は、
     戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ》。
    「当時、小泉純一郎氏が言い放った
     「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…実際には、惨状。
     PTSDによると思われる数十人の自殺者がそれを物語る」

   『●【筆洗】「意に沿わぬ政治家への脅し、圧力…
       国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声」
    《作家の永井荷風が軍国主義に染まっていく世の中の変化について
     書いている。「際立って世の中の変わりだしたのはいつか。…
     ▼意に沿わぬ政治家への脅し圧力と言わざるを得ない。
     イラク日報問題などでの自衛隊批判への不満だろうか。しかし、
     国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声である》。

   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
       アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…
                ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…

 壊憲の前に、《戦争絶滅受合法案》を作り、アベ様やウルトラ差別主義者防衛相ミリタリーオタクらが「非戦闘地域」モドキな戦地・戦場に、まず、率先して行くべきだ。その覚悟も無く、壊憲など許されない。

   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
         戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達

 さて、日刊ゲンダイの記事【安倍首相またも小心露呈 細田派に“血判状”強要のデタラメ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236749)によると、《安倍出身派閥の所属議員に血判状を強要したという。さすがに党内からも反発の声が上がり始めている》そうだ。 
 別の記事【“血判状”強要が裏目…安倍陣営の船出に漂ったお寒いムード】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236798)でも、《安倍首相は出席者346人を前に3選への決意を語ったが、会場は寒~い雰囲気。講演では5年8カ月の成果を振り返った一方で“謝罪”とも取れる発言を連発…3回も「至らぬ私ではありますが」と繰り返し。さらに、モリカケ問題を念頭に「私の不徳の致すところからさまざまな批判があり、それを(議員の)皆さんにかぶっていただいた」と釈明した上で、「大変だったと思う」とポツリ。何を今さらだが、国会での居丈高な態度と打って変わって、気持ち悪いくらいの低姿勢に終始…安倍首相の出身派閥の細田派議員も〈必ず(安倍首相を)支持することを誓約する〉などと記された誓約書に一筆書かされ、発足式での提出を求められていた…「“血判状を迫るなどヤクザまがいの脅しで、常識では考えられません。…」》。
 瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」に血判状!、ですよ。血判状を集めて回る《ヤクザまがい》瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員、総裁でOKなの?

 東京新聞の記事【首相、自衛隊幹部に訓示 「改憲前のめり」批判 共産・小池氏】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090402000136.html)によると、《自衛隊高級幹部会同で訓示し「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と強調した。憲法への自衛隊明記に重ねて意欲を示した発言とみられる。野党からは、閣僚らに課された憲法尊重擁護の義務に反するとの批判》が出たそうだ。
 「癒党」お維・キトならまだしも、真の野党からは当然の批判だ。憲法99条無視で、瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が壊憲を口にする資格はあるのか?

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
                   都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                           …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
      アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201809/CK2018090302000249.html

「自衛隊が誇り持つ環境を」 幹部に訓示 首相、改憲に意欲
2018年9月3日 夕刊

     (自衛隊高級幹部会同で訓示した安倍首相=3日午前、防衛省で)

 安倍晋三首相は三日午前、防衛省で開かれた自衛隊高級幹部会同で訓示した。「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任だ。私は責任をしっかり果たしていく決意だ」と、自衛隊を明記する九条改憲に重ねて意欲を示した。 (新開浩

 自衛隊違憲論を念頭に「心無い批判にさらされたこともあったと思う。自衛隊の最高指揮官、政治家としてじくじたる思いだ」とも強調した。

 首相はこれまでに、「憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことこそ、今を生きる政治家の責任」と繰り返し発言している。

 続けて訓示した小野寺五典(いつのり)防衛相は、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題などを踏まえ「文書管理や情報公開という基本動作をないがしろにせず、幹部自ら率先し、服務規律や情報保全の面も引き続き指導してほしい」と求めた。 
==================================================================================

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/09/post-4226.html

安倍首相が総裁選を前に御用新聞の産経、読売でトンデモ“改憲強行論”!「発議しないのは国会のサポタージュ」とまで
2018.09.03

     (安倍晋三公式サイトより)

 陰に陽に安倍陣営による石破茂・元幹事長へのパワハラが繰り広げられている自民党総裁選。相変わらず安倍首相は直接対決を逃げているが、告示前最後の土日となった今月1・2日、安倍首相のインタビューが御用メディアである読売産経新聞に二日連続で掲載された。

 しかも、そこで安倍首相は憲法改正について言及。だが、これが噴飯ものの内容だったのだ。

 まず、2日付の産経インタビューでは、NHK岩田明子記者や山口敬之・元TBS記者と並んで“安倍首相の太鼓持ち番記者三羽烏”と呼ばれてきた阿比留瑠比記者を相手に、安倍首相はいかにももっともらしく、こう吠えている。

   「国民には貴重な一票を行使していただきたい。
    国民が(憲法改正の是非を問う)国民投票をする権利を奪うことは、
    国会のサボタージュ(怠業)となる」

 「国民投票の権利を国民から奪うのは国会のサボタージュ」って、一体いつ国民が改憲を求めたというのか。現に、JNNが1・2日におこなった世論調査では、安倍首相が秋の臨時国会に自民党改憲案を提出するという考えに対し、53%の人が「反対」と答え、「賛成」は26%にすぎない。

 さらに言えば、今年5月にNHKがおこなった「憲法に関する意識調査」では、「いま憲法改正議論を進めるべきか? ほかの問題を優先すべきか?」という質問に「憲法改正の議論を進めるべき」と答えた人はたったの19%。「憲法以外の問題に優先して取り組むべき」という意見が68%にのぼっている。同様に、今年5月の朝日新聞世論調査でも「安倍首相に優先的に取り組んでほしいもの」という複数回答可の質問では、「景気・雇用」60%、「高齢者向けの社会保障」56%、「教育・子育て支援」50%とつづき、「憲法改正」と回答した人は最下位で11%しかなかった。

 つまり、「2020年に改憲するために急がなくちゃ」などと考えているのは安倍首相とそのシンパたちだけで、国民の多くが喫緊の改憲を望んでいるような状況ではまったくないのだ。

 にもかかわらず、「改憲のための国民投票を実施しないのは国民の権利を奪っている国会のサボタージュ」とは笑止千万。むしろ、省庁の障害者雇用水増しがこれだけ大きな問題になっているのに閉会中審査を拒みつづけている安倍自民党こそが、「国会のサボタージュの真っ最中ではないか。

 だが、安倍首相はさらに国民の意見を無視して、こんなことを言い出すのである。

   「安倍晋三が嫌だとかではなくて、議論すべきは、
    憲法のどの条文をどういう必要性があって変えるかということのみだ」

 端的に言ってバカ丸出しだ。国民が改憲の必要性を感じているならば、こんなことをわざわざ言う前にとっくに議論は盛り上がっているだろう。なのに、そういう状況ではないから「どの条文を変えるかを議論すべき」って、それは変える必要がないという話だ。そういう「なんでもいいから改憲さえできればいい」という目的ありきの姿勢が安倍政権下での改憲に反発する国民を生んでいるのだが、政策批判を受け止める度量がまったくないこの男は、それも「個人攻撃」だと思っているのである。


■国民投票で否決されても退陣しないと表明、安倍は「改憲ゾンビ」になる

 もはや溜息しか出てこないが、世論を一顧だにせず、根拠もなく国民投票の必要性を訴えておきながら、じつは1日付の読売新聞のインタビューでは、目を疑うような発言もおこなっている。

 読売のインタビューでは、「海外では国民投票が首相退陣につながった例もある。憲法改正への覚悟は」と問われ、安倍首相はこう答えているのだ。

   「(改憲は)政局的な観点で行われるのは避けるべきで、
    政権選択の投票ではないと、明確にしないといけない」

 ようするに、国民投票で過半数の賛成票を得られず改憲案が否決されたとしても、それによって自分が退陣することはない、と言っているのである。

 国民が望んでいる景気回復や雇用、社会保障の問題よりも改憲を最優先課題に挙げ、国民投票の実施には約850億円もかかると言われているのに、たとえ否決されてもそんなことでは辞めないと宣言する──無責任さはいまにはじまったことではないとはいえ、この段階から保険を打つとは、どこまで姑息なのだろうか。

 しかも、この発言の恐ろしいところは、暗に「一度では諦めない」と宣言していることだろう。国民投票で改憲案が否決されたとしても、退陣せずに総理大臣をつづけ、次の新たな改憲案を出してまた国民投票をおこなえばいい。安倍首相がそう考えていることは明白だ。

 何度死んでも生き返る改憲ゾンビ……。考えただけで背筋が凍るが、自分の欲望にここまで固執していることを隠さない安倍首相のこの態度こそ、もっともゾッとする。こうした独裁的主張をツッコミもなく掲載するというメディア状況含め、安倍が総理であるかぎり、この国のディストピア的状況は日に日に進行してゆくことになるだろう。

(編集部)
==================================================================================

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為…学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学」か?

2018年09月14日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275)。

 《…ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから…わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。…を承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか》。

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
                   都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                           …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
    《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが
     とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
     構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
     米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》

   『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
      アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない

 こちらも、日刊ゲンダイの記事【富士通は300人 「五輪ボランティア」企業からも“徴兵”開始】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237274)によると、《9月の中旬から募集が始まる東京五輪ボランティア。学生だけでは足りないと感じたのか、今度のターゲットは企業で働くサラリーマンのようだ。すでに東京五輪のスポンサー企業にはボランティアの“徴兵”が始まっている…同じゴールドパートナーの三井不動産も同様に300人の枠を課せられ、社内でボランティアを募集しているという。とうとう組織委は、学生だけでなく企業戦士も東京五輪のために駆り出すつもりだ。ノルマを課せられた企業サイドも断るのは難しいだろう…東京五輪の国内パートナー企業は45社、各社から300人のボランティアが集まっても1万3500人にしかならず、目標である8万人には遠く及ばない…このままでは、いずれ中小企業や町内会、PTAにも五輪ボランティアの枠が割り当てられるに違いない。戦争中の“国家総動員”と同じだ。1カ月間の祭典のために、ここまでやる必要があるのか》?
 企業「戦士」が五輪「特攻」、さらに、《中小企業や町内会、PTA》にも《徴兵》の割り当てがやってきて…《国家総動員》体制、たかが《1カ月間の祭典のために》。やがて、それは常態化。協賛する報道機関も〝ボランティア〟を、当然、強制されるのですよね?

   『●望月衣塑子東京新聞記者、議論無く
     「「欧米列強に倣え、進め」と武器輸出推進の道に歩みを進めている」
   『●「国策の名の下に研究者が軍事研究に
      加担させられた歴史を繰り返そうとしている…亡国の施策だ」
    「《パレスチナ空爆で罪のない一般市民の犠牲を多数出している
     イスラエルとの軍事協力…。もし本当に、イスラエルと共同で
     無人機の研究開発を進めることになれば、この地区で
     日本の技術が市民の殺戮に使われる》。オゾマシ過ぎる

 最高学府の堕落…「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)に学生を〝献上〟。《大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為》…《学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学》なのか? それは、ボランティアなのか? やがては大企業や省庁への就職を人質に、(もう、始まりつつありますけれども…)軍隊での《ボランティア》を〝強制〟されかねないね。
 斎藤貴男さんのメッセージ。《若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは、人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである》。

   『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・
   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が
                  出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・

   『●「開催権返上の決断」:
      
「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ

   『●東京五輪と東電原発人災の現実: 
         「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・
   『●ベトナム、核発電建設「延期」…
      ハノイ・アジア大会開催権返上といい、至極真っ当な判断
   『●室井佑月さん「それとこれは別です」:  
      東京の五つのダークな輪と3.11東電原発人災と共謀罪と…
   『●「「共謀罪」の必要性強調 首相「東京五輪開けない」」…
              ならば、共謀罪も不要だし、五輪開催権も返上を
   『●「裸の王様」が支配する、ダークな五輪のために
       「大切な人権を蔑ろに?」出来る不思議王国・デンデン王国
   『●穢れた金(カネ)色の五つの輪: 命を賭してボランティアしても
                   彼/彼女らのオカネ儲けに利用されるだけ
    「《国家総動員体制》の下、奴隷・強制労働や供出に応じても、
     「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様や最低の官房長官
     キト・小池百合子東京「ト」知事、サメ脳森シンキロウ元首相らが
     喜ぶだけです」
    「最後に、報道機関がスポンサーになり、批判不能に…これは大問題です。
     本間龍さんの指摘《黙殺の仕掛けは組織委と大手メディアが
     運命共同体になっていることだ。実は、大手新聞社は、すべてが
     東京オリンピックのスポンサーになっている。スポンサーとして
     組織委と利益を共有する新聞社が、組織委に対する厳しい批判を
     書けるわけがない。テレビ局はスポンサーになってはいないが、
     テレビ局は、そもそも新聞社の系列に入っているのだから、同じことだ》。
     東京新聞までが「恫喝」に屈するようでは…」

   『●金(カネ)色の五つの輪のオモテナシにはトンデモなウラアリ…
                        「戦時体制に慣らすための予行演習」?
    《一体、誰のためのオリンピックなのか──。…極暑対策として「打ち水」や
     サマータイム導入を打ち出したかと思えば、大会期間中はネット通販を
     控えろだの、銀メダルの原材料が足りないから回収を強化しろだの、
     ボランティアを集めるために大学・高専の授業や試験期間を
     繰り上げろだのと、「五輪開催のために国民は犠牲を払え
     と押し付けてばかり。「これは戦時体制に慣らすための
     予行演習なのでは?」と思わずにいられない》

   『●「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)…
        五輪開催権を返上し、「玉砕」する前に「転進」すべき
    「《せめて協賛企業の一社でもこの日程ならスポンサーは降りると表明
     しないか待っているのだが》…中日新聞辺りがやらないものでしょうかね?
     東京新聞が内部から、それを突き上げないものか」

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?
2018年9月12日

     (東京五輪の大会ボランティア募集を前に
      上智大で開かれた学生向け説明会(C)共同通信社)


 いよいよ末期的症状だ。

 都内の大学の49%が、2020年東京五輪・パラリンピックのボランティアに参加した学生には単位を認定することを検討しているという。NHKが138の国公私立大学にアンケート調査を実施し、119校から回答を得て、6日に報じた。

 募集されるボランティアは約11万人。原則10日間の拘束で、アルバイトではないから報酬ゼロ、宿泊費などの経費は自己負担とされる。猛暑のただ中で死人や病人が出る危険も小さくない。

 ブラック・ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから。同年の施行を企てる改正憲法に今年の“明治150年”、誘致を目指す25年大阪万博、その後のリニア中央新幹線開業などを連動させて新・高度経済成長時代のイメージを喚起し、アベの夢想する大日本帝国ごっこ米国の戦争に貢献し、虎の威を借りつつ極東の盟主を気取りたい体制完成に向けた演出を凝らしていく。筆者がかねて指摘してきたシナリオの通りである。 

 わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。ブラックを承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか

 アンケートでは、66%の大学が五輪期間中の授業や試験日をズラす方向であることもわかった。学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学だと言うなら、ボランティアを単位化する49%が、いずれ100%に達しない保証もない。そうなれば、いや、そこまでならなくても、忖度で動く企業や官庁は五輪ボランティアへの参加を就活の条件にし始めよう経団連会長が言い出した就活ルール廃止との取引材料にされる可能性もなしとしない。

 こんな流れを放置していたら、日本国民は名実ともにアベの奴隷に成り下がる。“知の拠点たるべき大学が、積極的に知性を放棄して、奴隷養成所を志向するようでは話にならない。もはや組織の主体性に期待していられる段階ではないようだ。

 若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである
==================================================================================

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない

2018年09月03日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶 》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320)。

 《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
                   都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

 もう少し司法やジャーナリズムが機能していれば、こんな無惨な社会にはなっていなかったでしょうに。恐ろしき独裁国家、ディストピア斎藤貴男さんの予想では、《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。ジョージ・オーウェル 『1984年』そのものです。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                           …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
    《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが
     とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
     構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
     米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》

 《私たちは人間らしく生きたいのかただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である》…大変に重い斎藤貴男さんの問い掛けです。ユートピアか、ディストピアか? なぜ、あえて自ら奴隷化・隷従の道を望む必要があるのでしょうか? パラノイアなディストピアで、何を好き好んで、あえてアベ様の奴隷に成り下がりたいのか?、そんな人たちの気が知れない…。

   『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
                 …《あなたの政治的ポジションを見つけて…》
    《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
     「中立公正、不偏不党な報道」ではなく権力の監視」なんです。
     それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》

    《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
     …専門的には「番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム」理論という》
    《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
     一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
     成長し、民主主義社会に貢献できる
ではないか》

   『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
                           …《今、ジャーナリズムと野党の…》
    《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す

 あ~ディストピア…「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様 が国会議員、自民党総裁?」でいいのか? 新聞やテレビ局の誰か、根源的なこの問いをアベ様にぶつける気概のある方は居ないのか? 《もはやモリカケ問題など影も形もない》…しかし、マスコミがダメならミニコミでも、SNSでも何でも、しつこく訴え続けること。たとえ一人になったとしても、ブログ主は決して忘れないし、風化させられることは無い。

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!? 
                またしても、アベ様、ダークすぎます
   『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
      暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」
    「LITERA…の記事【小渕優子よりひどい!? 安倍首相が世襲した
     パチンコ御殿と暴力団人脈】」

   『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
     「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」

    「Youtubeの映像資料【安倍晋三宅放火未遂事件の真相】
     (https://www.youtube.com/watch?v=dJWkIDHMRJE&feature=youtu.be)によると…」

   『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
       「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ
   『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」… 
                  どんなダークなことを話し合ったのかな?
    「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
     「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
       この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
     じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
     飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
     何で、そこで何が話し合われたのですか?
       《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
     合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
     口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
     おこなっていたのだ》。
       《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
     …汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」

   『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」… 
            どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?
    《太郎ちゃんがいってたよ。
       「選挙妨害を暴力団に発注する人間(安倍晋三首相)が、
       クリーンなカジノを目指すなどと言ってる意味がわからない
       これって、1999年、自派の下関市長の再選のため、安倍首相の
     事務所が土地ブローカーに対立候補への誹謗中傷を依頼した疑惑のこと。
     でも、約束した500万円の支払いを300万円に値切ったから腹を立てた
     ブローカーが暴力団を使って安倍首相の自宅などに火炎瓶を投げ込んだ
     そして、警察に捕まった。
       安倍事務所とブローカーが交わした文書まで出てきた。
     なぜもっと大問題にならないのだろうか?
       安倍首相はこの国をどうしようとしているの?

   『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が 
                 国会議員、自民党総裁、ましてや首相?
   『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
                      国会議員、自民党総裁でいいのか?
   『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
      「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」


==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、機会不平等(岩波現代文庫)、国民のしつけ方(インターナショナル新書)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来
2018年8月29日

     (安倍首相(C)日刊ゲンダイ)

 アベ政権が目指す近未来の日本が、この夏、ハッキリと全貌を現した。おぞまし過ぎて悲しくなるが、無知は罪なので、あえて書く。当面のゴールが2020年、東京五輪と新憲法の施行のセットに設定されているのは自明として――。

衛星プチ帝国主義。事実上の宗主国たる米国の世界戦略の一翼を担うと同時に、軍事力を用心棒とするインフラシステム輸出の国策で外需の開拓・獲得を急ぐ。「強い日本を」と叫ぶアベ政権が10月23日に開く“明治150年”記念式典は、富国強兵・殖産興業の再現宣言の場になるはずだ。

階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で引いてきた福沢諭吉実像社会ダーウィニズム優生思想の源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた(筆者の近刊「『明治礼賛』の正体」、岩波ブックレット参照)。アベ自身も15年8月に地元で、明治50年も100年も150年も、節目の年の総理は常に山口県≒長州出身だと発言している(順に寺内正毅佐藤栄作、アベ)。

一億総動員体制。“一億総活躍”や“働き方改革”の実態は周知の通りだ。アベ政権にとって国民など己らの野心を満たすための道具でしかない。五輪絡みでは、就職や進学のエサで釣るブラックボランティアに続いて、サマータイムの導入まで検討され始めた。海外では残業の増加や健康被害が報告されており、日本でもそれで断念した経緯がある(1952年)にもかかわらず、だ。

メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。サッカーW杯、100回目の甲子園と続いて、一般紙のスポーツ・娯楽新聞化はほぼ果たされた。もはやモリカケ問題など影も形もない。アベ政権の意向とメディア側の金儲け優先が一致した結果だ。権力にオネダリして消費税の軽減税率をゲットした営利企業にまっとうな言論は望めない。いざ憲法改正国民投票となった場合、テレビも新聞も権力側の主張一色に染まるのだろう。いちいち書名は挙げないが、総裁選を控えた最近はアベの個人崇拝を促すヨイショ本も乱発されている。それらの石破茂批判を眺めると、私たちが求められているのは隷従だけなのだとわかってくる。

 いかがだろう。私たちは人間らしく生きたいのかただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●琉球新報「社会全体で育てよう…沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい」

2018年05月27日 00時00分28秒 | Weblog


子どもの日を大きく過ぎてしまいましたが…琉球新報の【<社説>こどもの日 社会全体で育てよう】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-712932.html)。

…と、その前に。大朗報。素晴らしい!! 百田尚樹氏らデマ屋ヘイト屋に…。
 沖縄タイムスの記事【本紙・阿部岳記者に「日隅一雄賞」奨励賞 高江ヘリパッド問題を発信】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250135)によると、《表現の自由や情報公開などに力を入れる個人・団体をたたえる一般社団法人「日隅一雄・情報流通促進基金」(東京都)は10日までに、「第6回日隅一雄賞」奨励賞に沖縄タイムス北部報道部長の阿部岳記者(44)を選んだ…同基金は、受賞理由として米軍基地を巡る報道と執筆活動を挙げ「沖縄の現場の状況を精力的に取材し、全国に発信したと評価した。阿部記者は「高江の山奥に封じ込められていた国家の暴力の実態を、特に本土の人々に伝えたくて本を書いた。本土側で評価していただいたことはとても光栄で、励まされる」と話した》。

   『●追悼・日隅一雄さん
   『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
      沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ


 さて、本題に戻って。

 《沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい。沖縄県の子どもの貧困率は29・9%で、3人に1人が貧困状態だ。ひとり親世帯に限れば58・9%に達する。子どもの貧困を放置すると、生活面だけでなく進学や就職にも大きく影響する。子どもの貧困は親だけの責任ではない。社会全体で子育てをする環境を整える必要がある》。

   『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」
                    …アベ様らは「思いやる」先を間違ている
    「■湯浅誠さんによると(大竹まことゴールデンラジオ 2016年2月9、
     https://www.youtube.com/watch?v=lJNG1tPoapQ)、県別での
     データ公開は画期的。沖縄県が先駆的。一方、内容は衝撃。
     全国平均16%、沖縄は30%。  @BARANEKO  @dd_hassie 
     沖縄タイムス 沖縄・子どもの貧困(13)母子3人、食費1日200円」

 未来への重要な〝投資〟…《子どもの貧困は親だけの責任ではない。社会全体で子育てをする環境を整える必要がある》というのに、アベ様や沖縄イジメを繰り返す最低の官房長官らときたら…。番犬様を「思いや」れば、沖縄の子どもの貧困問題は解決するのですか?

   『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
      「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」
   『●「思いやり」に溢れた、番犬様にとっての「天国」ニッポン
                  …子どもの貧困問題などは置き去り
    《日本が負担する在日米軍経費は米兵の光熱水料まで含まれ
     本年度五千五百六十六億円基地を抱える各国中
     ダントツの負担額、負担割合である。加えて高速道路の
     「ただ乗り」だ。米兵の天国ではないか》
    「《トランプ次期米大統領が主張する「安保ただ乗り論」》どころか、
     番犬様こそがフリーライダー…アベ様によるとんだ「思いやり」。
     《七億二千九百万円五千五百六十六億円》って、ニッポンの
     子どもの貧困を見捨てて、どれだけ番犬様を思いやっているのか? 
     番犬様にとっての《天国》ニッポン。《基地を抱える各国中
     ダントツの負担額、負担割合》って、番犬様は内心ほくそ笑んでいる
     でしょうに。真の右翼や極右の皆さんは、アベ様の自公政権を
     恥ずかしいとは思わないのでしょうかね?」

 「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら。沖縄県の「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」…アベ様らは「思いやる」先を間違えている。人殺し・戦争のための「番犬様」にふんだんに「思いやる」前に、やることがあるはず。

   『●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、
           基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?

   『●稲嶺進さんの「この8年の実績と誠実な姿勢は、
       多くの市民が認めている」(目取真俊さんのブログ)

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった新市長と
                        負けさせてはいけなかった稲嶺進さん

   『●「米軍再編交付金を政府は再開…。なんじゃそりゃ。
         あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!」
    「《札束の力で自治体をねじ伏せ、住民を分断させる恫喝(どうかつ)政治
     これ、民主主義なんですか》? 勝たせてはいけなかったのに…
     大変に残念だった名護市長選の結果。「アメとムチ」の露骨なサツタバ
     恫喝政治…。ニッポンに…、少なくとも沖縄に民主主義は無い。
       《それでも名護市は交付金に頼らない行政を貫いて、全学校への
     冷房設置や校舎の耐震化、小中学生の医療費無料化まで実現させた》…
     負けさせてはいけなかった」

   『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
          政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)
   『●横田一さん名護市長選ルポ:
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」

    「さて、この名護市長選について、ルポ冒頭の、横田一さんの
     この一言に尽きる…《詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で
     市長ポストを騙し取った》。やはり、《前代未聞の詐欺的手法で当選》の
     勝たせてはいけなかった新市長と、一方、負けさせてはいけなかった
     稲嶺進さん。「本土」の自民党国会議員による〝フェイク演説〟…」

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は「架空の代物」
                           …それに悪乗りするアベ様広報紙
   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
       沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
        司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》

 名護市長が交代したとたんに、交付金を出す…。あまりのアザトさではないか。最低の官房長官は《法治国家》とか、《民主主義》などと口に出せる「政」をやっているのか? 勝たせてはいけなかった新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん…。
 『今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、いつもすいませんが、【稲嶺前名護市長「非暴力で抵抗」 辺野古で座り込み】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/04/29/133623)によると、《2月の沖縄県名護市長選で、米軍普天間飛行場…の名護市辺野古移設反対を訴えて敗れた稲嶺進前市長(72)が、辺野古での抗議の座り込みに参加している。今月25日には県警機動隊員に強制排除された。「市長権限はなくなったが、非暴力の抵抗を続ける」と決意を新たにする》。

   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●「菅官房長官は徹底抗戦の姿勢を崩さない翁長知事を
         念頭に、「わが国は法治国家だ」と牽制」だって!?

   『●新作『標的の島~風かたか~』の監督・三上智恵さん、 
           「あなたが穴をあけた森はもう元には戻らない」!
   『●「歳出抑制が狙い」ならば、教育破壊ではなく、
      「害遊」のカネバラマキ「害交」こそ何とかしなさいよ
   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
      ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●そもそも、子どもたちのためにこそ 
       「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?

==================================================================================
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-712932.html

<社説>こどもの日 社会全体で育てよう
2018年5月5日 06:01

 きょうは「こどもの日」。沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい

 沖縄県の子どもの貧困率は29・9%で、3人に1人が貧困状態だひとり親世帯に限れば58・9%に達する。子どもの貧困を放置すると、生活面だけでなく進学や就職にも大きく影響する。子どもの貧困は親だけの責任ではない社会全体で子育てをする環境を整える必要がある

 県は2016年度を「子どもの貧困対策元年」と位置付け、対策に乗り出している。国の補助金を活用し、子ども食堂などの交流の場を約130カ所整備した。各地に設けた無料学習塾は17年度の受け入れ数が700人を超えた。県民の寄付を財源給付型奨学金も創設した。

 とりわけ親から子への「貧困の連鎖」を断ち切ることが大きな課題となっている。

 親も貧困の環境で育ち、入浴習慣や偏りのない食事の大切さを知らなかったり、障がいやストレスを抱えて子どもに教えられなかったりすることが多いという。

 低収入などの理由で親が遅くまで働く子ども向けに、放課後から夜まで大人と過ごす「もう一つの家」づくりが全国で進んでいる。歯磨き、手洗い、宿題、食事の後片付けなど生活習慣を確立させる。こうした取り組みが子どもたちの「生きる力」に結び付くのだという。県は先行事例を積極的に取り入れてほしい。

 子どもの貧困対策として、一人でも多くの子を進学させる取り組みが進む中、妊娠を理由に高校を自主退学する例がある。若年妊産婦向けに学業と子育てを両立できる仕組みづくりが急務だ。

 会員制交流サイト(SNS)をきっかけに、犯罪に巻き込まれる子どもが増え続けている

 警察庁によると、昨年1年間にSNSをきっかけとして性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子どもは1813人で、統計がある08年以降で最多だった。

 スマートフォンの普及が子どもにも広がる中、SNSで知り合った相手に、自分の裸を撮影して送るよう強要される「自画撮り被害」が増え、児童買春は13年の226人の倍近い447人だった。

 被害者は高校生が51・9%で過半数を占めた。中学生は37・3%、小学生は2・3%。8歳の小3女児は、ユーチューブで知り合った相手に自分で体を撮影した写真を送らされていた。

 子どもたちを犯罪から守るため、学校や家庭でインターネットやSNSを適切に使いこなす知識をどう教えるかが課題だ。

 家庭にも問題がある。母親の3人に2人は子どもと遊んでいる最中にスマートフォンをいじっているという。玩具販売会社のアンケート結果で明らかになった。目の前の子どもとしっかり向き合って、成長を見守ってほしい。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●壊れ行く最「低」裁…「これは「最高裁判決」に対する市民の反乱であり、その反乱が美しい形で決着した」

2018年01月26日 00時00分43秒 | Weblog


マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第16回: 最高裁判断への反乱】(http://maga9.jp/171220/)。

 《上原公子国立市で何が起きていたのか?…地裁で上原さん側が勝利したにもかかわらず、最高裁は上原さん個人に、なんと3123万円の賠償を命じたのだ…ところが国立の市民運動は、全国の心ある人々と呼応して、まったく意想外の闘いを繰り広げたのだ。「個人には1円も払わせない。私たちがお金を集めて支払ってやる」 そしてたった1年弱で、見事に全額を国立市へ支払ってしまったのである。これは「最高裁判決」に対する市民の反乱であり、その反乱が美しい形で決着したと言えるのだ》

   『●「ああ、イヤな世の中だなあ……哀しいほど異常な国」
                  …「裸の王様」による人治主義国家
    「マガジン9の鈴木耕さんのコラム【風塵だより 鈴木耕/115 
     強権政治の黒いさざ波…】…上原さんは「景観条例」という言葉を
     全国の自治体に知らしめた首長として一躍有名になった方だが、
     そのことで、なんともひどい裁判の犠牲になってしまった…
     しかし、最高裁は結局、建設会社から出された損害賠償請求と、
     それをめぐる上原さんの2代後の市長や一部の反上原の市民の請求を
     取り上げて、上原さん個人に約4500万円の支払いを命ずるという、
     途方もない判決を下したのだ。
       市民の意見を公約として「景観条例」を作ったことが市長個人の
     私利私欲のためとされるならば地方自治体の首長たちは、新しい施策や
     政策を、とても怖くて実施できないことになる
       この最高裁判決が地方自治の破壊にどれほど手を貸すことになるのか
     判事たちは考えたのだろうか?」

 これまた最「低」裁の政治判断。まともな判決を出せない最「低」裁。最「低」裁を頂点とした、壊れ行く司法。アベ様らによる《自治に対する市民による選択と民主主義を、上から抹殺しようとする政府の意図が加速》されるような政治判断、狂った司法。《市民に公約したことを実現した首長が、個人的に責任を問われるのはどう考えても理不尽、地方自治を踏みにじるものだ》。
 《途方もない判決》を東京高裁(小林昭彦裁判長)・最「低」裁木内道祥裁判長)が出していたことは聞いていましたが、それに対して、《これは「最高裁判決」に対する市民の反乱であり、その反乱が美しい形で決着した》というのは知りませんでした。《司法上での「負け」による賠償金の市民の「完全返済」は、誤った司法と行政に対する、市民自治の勝利宣言につながったのです》、素晴らしい!

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
    《▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を
     言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコールがわき起こった
     最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう沖縄の訴えに
     真摯(しんし)に向き合うべきだ

   『●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく
       国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」
   『●沖縄でのプレ「平成の治安維持法」実験…
      《実験の結果、今の国民の無関心は国に自信を与えてしまった》

   『●「誰が見ても安倍政権による政治的弾圧」…
      山城博治さん「沖縄の大衆運動を潰す政府の方策」
   『●「基地の偏在を沖縄が訴えても「裁判所はほとんど答えない」」…
                「政治判断」しかできない司法の悲劇
   『●レトリックを吹聴する…「政治判断」乱発な最「低」裁を
          頂点とする裁判所の劣化がニッポンをメルトダウン
   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                    …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?  
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
   『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏… 
        《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!
   『●「完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力に
          ほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果
   『●最「低」裁判決に抗う…「我が家のテレビは故障中」…
          「アベ様のNHK」を脱したら修理してもいいですよ
   『●核発電の「高裁レベルでの運転差し止め判断は初めて」…
                   その先には腐敗した司法の大きな壁が…
    「核発電の「高裁レベルでの運転差し止め判断は初めて」…その先には
     最「低」裁を頂点とした司法の大きな壁が待ち受けている。
     《脱原発ドミノが始まるのか》どうかは、まだまだ未定」

==================================================================================
http://maga9.jp/171220/

言葉の海へ
第16回:最高裁判断への反乱鈴木耕
By 鈴木耕 2017年12月20日


 さまざまな団体や組織が出す「声明文」という文書がある。そのほとんどは堅苦しくて、なかなか読むのがつらいけれど、稀に、胸に響く「声明文」もある。今月16日(土)に出かけた集会で、最後に読み上げられた文章は、そんな気持ちにさせるものだった。
 以下、全文を掲載しよう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~声明文~
 「私は(も)上原公子」市民自治の声を集めて支払い完了
  市民自治のたたかいが司法と行政の誤りを照らし出す


          2017年12月16日
          「くにたち上原景観基金1万人の会」
          「くにたち大学通り景観市民の会」

 国立市民のみなさん、国立市民の自治のたたかいに力をお寄せいただきました全国のみなさん、ありがとうございました。
 司法の誤りによって元国立市長・上原公子(ひろこ)さんに課せられた「損害賠償責務」4,556万2,926円を、去る11月21日、全国の約5,000人から寄せられた基金により、国立市に全額支払い終えたことを、喜びと誇りをもってご報告申し上げます。さらに、現在高は、目標とした5,000万円を超えて50,186,382円に至っています。
 6年前の2011年12月、国立市は上原公子さんに対し3,123万円の支払いを求める「国立景観求償訴訟」を始めました。昨2016年12月3日、最高裁判所による「上告棄却・不受理決定」によって、国立市に対する上原さんの債務が確定しました。しかし、この司法の結論は到底承服できるものではありませんでした。
 最高裁決定後、政府高官は「辺野古の基地は許さない」という沖縄県民のみなさんと翁長県知事のたたかいに対して、首長の個人責任を裁く件について言及しました。自治に対する市民による選択と民主主義を、上から抹殺しようとする政府の意図が加速していることを、私たちは怒りをもって感じています。
 国立市民が戦前・戦後営々とつくりあげてきた国立の大学通りの景観を、一企業の乱暴なマンション開発で壊すことは許されません。地権者が自らの土地所有権を制限する「建物の高さ制限地区計画条例」を提案し、その意志を受けて積極的に景観破壊を止めようとした市長が、「住民運動を利用して建築を妨害したなどと非難される理由はまったく無いのです。司法の誤りは明白です。
 市民自治は、屈することなくこれを超えるたたかいを求められました。自治の精神は、「私は(も)上原公子」という声になって国立市民と全国にうねりのように広がりました。9か月間、想像を超えたスピードと広がりで基金運動は結論を出すことができました。
 司法上での「負け」による賠償金の市民の「完全返済」は、誤った司法と行政に対する、市民自治の勝利宣言につながったのです。
 私たちは、支払いにあたり国立市長に対し、この貴重な資金を、景観政策をすすめるための財源として生かしてほしいと要請しています。国立市における新たな景観保全の運動・市民自治の営みのスタートとなることを、ここに強く願っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



国立市で何が起きていたのか?

 熱のこもった文章。これはタイトルにあるように、東京都国立市の「景観条例」をめぐる極めて難解で理不尽な司法判断への市民の側からの「異議申し立て」だったのだ
 ざっと簡単に経緯を記しておこう。
 国立市には、JR国立駅から南へ向けて約1500mの広い直線道路(大学通り)が延びており、その幅は約45m。道の両側には一橋大学の旧い趣のある校舎などがあり、桜の季節には花のトンネルが、国立という街の独特な景観を作っていることでも有名だ。
 この通りに、ある建設会社が巨大なマンションを建てようとしたのがきっかけだった。市民は「国立の景観を守れ」と、マンション建設への反対運動を立ち上げた。そして、その訴えを実現してくれる人を市長にしようとし、上原公子さんに白羽の矢が立ったのだった。
 上原さんは、市民運動に支えられて見事、市長に当選。当然のことながら、公約に掲げた「大学通りの景観を守る」ために「景観条例」を作って、マンションの高さを制限しようとした。
 しかし、建設会社はそれに反発、上原さんを業務妨害だとして訴えた。単純に言えば、これが「国立景観訴訟」である。
 さまざまな経緯があり、詳細は複雑なのでここには記さないが、地裁で上原さん側が勝利したにもかかわらず、最高裁は上原さん個人に、なんと3123万円の賠償を命じたのだ。
 この最高裁判決が出た後、上原さんを支える弁護団などは「勝利集会」を予定していたのだが、予想もできない市民自治を踏みにじるような判決が出てしまい、集会は「残念会」にならざるを得なかった。ぼくもそこに参加していたのだが、上原さんを支えた市民からは、激しい怒りの声が上がった。
 「市民に公約したことを実現した首長が、個人的に責任を問われるのはどう考えても理不尽、地方自治を踏みにじるものだ」という声が圧倒的で、そこから上原さんを市民が支えるという機運が生まれた。それが声明文にある「1万人の会」だったのだ。
 「私は(も)上原公子」がその運動の合言葉となった。
 「景観を守れ! という声を挙げたのは市民だ。それを公約に掲げたのが上原さんだ。上原さんは市民の声の代弁者だった。それなら、声を挙げた私も上原公子だ」
 これはステキな運動だった個人が課せられた賠償金を自分たちも背負う。市民運動の最良の部分が現れているスローガンだ。


「勝ったのは私たちだ!」

 最高裁という日本の司法のもっとも上級審が下した判断であれば、もはやそれは確定したことになる。異議申し立てなど、よほどのことがなければ通らないし、最高裁判断が覆ることなど、ほんとうに稀である。ところが国立の市民運動は、全国の心ある人々と呼応して、まったく意想外の闘いを繰り広げたのだ。

   「個人には1円も払わせない。私たちがお金を集めて支払ってやる

 そしてたった1年弱で、見事に全額を国立市へ支払ってしまったのである。これは「最高裁判決」に対する市民の反乱であり、その反乱が美しい形で決着したと言えるのだ。
 司法が国家に従属しつつあるのではないか、と言われる中、まさにその典型のような判断を下した最高裁。だが、人々がそれに「NO」をとなえる運動の決着を、この集会は祝ったのだ。
 「裁判では負けたけれど私たちは結果として勝ったのです」と、高らかに宣言するこの「声明文」に、ぼくが感動したのはそんなわけだ。
 個人は弱いかもしれないが、それが集まれば大きな力を発揮できる。新しい市民運動の萌芽を見たのだった。

     (上原公子さんの「賠償金完済記念集会」の模様。
      和気あいあい、大いに盛り上がった楽しい会だった…)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力にほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果

2017年10月16日 00時00分37秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【「籠池氏は詐欺を働く人物」発言だけじゃない! 最高裁判事に加計学園元監事を異例の抜擢…安倍首相は司法も私物化!】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3509.html)。

 《第二次安倍政権以降、司法の独立は脅かされつづけている。というのも、政権を忖度したような判決が次々に下されているからだ…そして、なかでも忘れてはいけないのが、木澤克之氏だ。木澤氏は学校法人加計学園の元監事という経歴をもつ》。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?  
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
   『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
        《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!
    「【2017年最高裁判所裁判官国民審査】によると、以下の7名だそうです。
      ①小池裕
      ②戸倉三郎
      ③山口厚 
      ④菅野博之
      ⑤大谷直人
      ⑥木澤克之
      ⑦林景一
     …最後にもう一度、思い出そう…《はたしてこれらは、単なる偶然なのか
     つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”
     のために、ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が
     頭をもたげてくるのである》。 」

 最早テレビで暴言をいくら吐いても、誰も問題にしなくなってしまったようです。「トンズラ総理」「国難総理」は「息吐く様に噓つく」「病的嘘つき」でもある。
 《時の最高権力者である総理大臣が、いち民間人を有罪と決めつけ、さらにマスメディアを通じて詐欺をはたらいたと連呼するのは、完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力にほかならない。こんな暴挙が許されるわけがないが、ようするに、司法の独立という近代国家の大原則すら、この宰相は守っていないのである》…人治主義国家の「国難」な「裸の王様」アベ様が、着々と司法を掌握した効果がジワジワと。《最高裁判事まで私物化》している。いまや、最「低」裁を頂点に、様々な司法判断を放棄…。もはや政治判断乱発なのは当たり前な酷い状態だ。こんな司法の状況下、「ヒラメ」な裁判官は、上を見て、忖度するに決まっている。

   『●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく
       国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」
   『●沖縄でのプレ「平成の治安維持法」実験…
      《実験の結果、今の国民の無関心は国に自信を与えてしまった》

   『●「誰が見ても安倍政権による政治的弾圧」…
      山城博治さん「沖縄の大衆運動を潰す政府の方策」
   『●「基地の偏在を沖縄が訴えても「裁判所はほとんど答えない」」…
                「政治判断」しかできない司法の悲劇
   『●レトリックを吹聴する…「政治判断」乱発な最「低」裁を
          頂点とする裁判所の劣化がニッポンをメルトダウン
   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                    …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
             “主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻

 司法まで手中にし、法治国家が終焉…三権分立も破壊してしまったアベ様。
 2017年10月衆院選、構図は単純な「2極」。〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …「2極」のどちらに投票すべきか、もはや明白でしょう。「地獄」へ投票するのか「平和な未来」を志向するのか? さあ、絶対に選挙に行きましょう! そして、2017年最高裁判所裁判官国民審査にも、必ず参加しましょう
 少なくとも「×」をつけるべき方は明らかなはず。木澤克之氏らの「罷免を可とする票」=「×」の割合が有効票数の過半数に達する、なんていうこと【奇跡】は起きないものでしょうか…。

==================================================================================
http://lite-ra.com/2017/10/post-3509.html

「籠池氏は詐欺を働く人物」発言だけじゃない! 最高裁判事に加計学園元監事を異例の抜擢…安倍首相は司法も私物化!
2017.10.13

     (首相官邸HPより)

 「籠池氏は詐欺をはたらく人物」──安倍首相が、11日に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日)で発した言葉がいま、波紋を呼んでいる。
 籠池泰典氏の逮捕については、国の補助金不正受給に詐欺罪を適用することに対し法律関係者からも疑問の声があがっていた。だが、そもそも籠池氏は公判もまだ始まってすらおらず、判決も下されていない状態だ。にもかかわらず「詐欺をはたらく人物」と決め付けることは、推定無罪という司法の基本中の基本である大原則を無視した発言だ。
 しかも、安倍首相はこのとき「(籠池氏が)こういう人だから(昭恵夫人は)騙されたのだろう」と述べている。ようするに、昭恵夫人の関与をごまかすために、籠池氏を有罪判決が出た「詐欺師」であるかのように喧伝したのだ。よりにもよって、総理大臣がテレビの党首討論で、である。
 進行中かつ未確定の司法案件について、時の最高権力者である総理大臣が、いち民間人を有罪と決めつけ、さらにマスメディアを通じて詐欺をはたらいたと連呼するのは、完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力にほかならない。こんな暴挙が許されるわけがないが、ようするに、司法の独立という近代国家の大原則すら、この宰相は守っていないのである。
 だが、第二次安倍政権以降、司法の独立は脅かされつづけている。というのも、政権を忖度したような判決が次々に下されているからだ。
 たとえば、今回の衆院選と同時におこなわれる最高裁判所の裁判官に対する国民審査では7名の裁判官が審査を受けるが、そのなかのひとりである小池裕氏は、NPO法人による森友学園問題で国側が持つ交渉記録等の証拠保全の申し立てについて、最高裁の裁判長として保全を認めなかった高裁判断を支持し、抗告を棄却した。また、菅野博之氏は、昨年、沖縄の辺野古新基地建設をめぐって翁長雄志知事が国を訴えた上告審で、全員一致で県側の上告を棄却した判事のひとりだ。
 そして、なかでも忘れてはいけないのが、木澤克之氏だ。木澤氏は学校法人加計学園の元監事という経歴をもつ。本サイトでは今年3月に報じたが、岡山理科大学の獣医学部新設をめぐって問題になっている安倍首相と加計孝太郎理事長のオトモダチ関係が、木澤氏の最高裁判事任命にも何らかの影響を及ぼしたのではないかという疑惑が浮上したのだ。


異例中の異例の抜擢…安倍首相は最高裁判事まで私物化している?

 もともと木澤氏は東京弁護士会所属の弁護士で、昨年、定年退官した最高裁判事・山浦善樹氏の後任として任命されたのだが、2013年から加計学園の監事を務めていた。実際、昨年の最高裁人事が発表された直後には、加計学園はホームページで〈学園の監事であられた木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命されることが決定しました 学園としても大変名誉なことであり、心よりお祝い申し上げます〉と祝福している。
 木澤氏は加計理事長と立教大学の同窓で、卒業年も同じ。二人が学生時代からの深い付き合いだった可能性は高い。しかも、木澤氏が最高裁判事に就任してすぐの昨年7月21〜22日には、安倍首相が加計理事長と食事をし、ゴルフを楽しんでいる。さらに言えば、立教大出身の最高裁判事は史上初めての“快挙”だ。
 これらはたんなる偶然なのか。つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、オトモダチのオトモダチのためにポストを用意してやったのではないか。そういう疑念をもたれてもおかしくはない。
 ただ、いくら安倍首相でも、最高裁にまで“オトモダチ人事”を強引に進めてくるとはにわかに信じがたい、そう思う向きもあるだろう。しかし、実際に最高裁人事をめぐっては、第二次安倍政権になってから政治介入が露骨になってきたとの指摘がある。
 そもそも、法的には最高裁判事の任命権は内閣にあるが、もともと15名の最高裁判事の人事は長年の「慣例」として、前職が裁判官、検察官、学識者、弁護士などという出身枠が存在してきた。そのうち裁判官枠は最高裁判所が選び弁護士枠は日本弁護士連合会が複数の候補者リストを推薦し、そこから内閣府が人選することになっている。
 この「慣例」についてはもちろん批判もあるのだが、一方で時の政治権力による人事介入を防ぎ、司法の独立を担保するのに役立っているとも言われている。ところが、第二次安倍政権はその「出身枠」を強権的に無視することで司法にプレッシャーを与えているのだ。
 朝日新聞3月2日付によれば、第二次安倍政権の最高裁人事では、たとえば定年退官する職業裁判官1枠に対し、これまで行政の最高裁担当者が1人の候補を提示していたのを、2人の候補をもってくるように指示したという。任命する内閣に選択肢を設け、内閣による最高裁人事の恣意性を強めようとしたのは明らかだろう。
 また、今年1月の人事発表では、任期終了で交代する判事2名のうち、ひとつは“弁護士枠”であったにもかかわらず、安倍内閣は日弁連推薦の候補者をはずし、その後任に刑法学者の山口厚氏をあてた。山口氏は一応弁護士資格を持ってはいるが、取得してわずか1年足らず。事実上の“学識者枠”の拡張であり、弁護士枠の削減だった。そんなところから、法曹界では「官邸による最高裁への人事介入ではないか」と恐れられ、安倍政権を忖度した判決が連発されるのではと危惧する声が上がったのだ。
 木澤氏の任命は昨年のことであり、今年のごり押し人事の前の話だが、こうした安倍政権による司法への介入の実態を考えると、木澤判事が加計学園とつながる人物であることが、判事任命の決め手になった可能性は決して低くない。
 少なくとも、安保法特定秘密保護法沖縄米軍基地問題など、安倍政権の政策や方針には憲法訴訟や行政訴訟のリスクがつきまとっている。そこで、個人的信頼の厚い加計学園の関係者ならば自分の意向を判決に反映させるだろうとの思惑を働かせ、“弁護士枠”のリストのなかからあえて木澤氏をピックアップした。そうだったとしても不思議はないだろう。


実際に木澤氏は「安倍政権を忖度」するような判決を下していた

 事実木澤氏は、最高裁判事として行政側に有利な判断を下しているたとえば、2014年に金沢市が同市役所前広場で陸上自衛隊パレードに対する反対集会の開催を認めなかったのは、表現の自由を担保する憲法に違反するとして、集会を計画した市民団体が損害賠償を求めた訴訟だ。この訴訟をめぐっては、一審の金沢地裁が市による不許可は違憲でないとして請求を棄却。二審の名古屋高裁金沢支部もこれを支持した。
 そして今年8月、木澤氏は最高裁の裁判長として、市民団体側の上告を退ける決定を出し、敗訴を確定させたのである。
 繰り返すが、森友問題での交渉記録保全申し立ての却下にしても、辺野古新基地建設での県側の敗訴にしても、自衛隊パレード反対集会拒否の合憲判断にしても安倍政権のもとで任命された最高裁判事たちの多くは、まるで政権の意向を忖度したかのような決定を下している
 それは、前述のように安倍政権が司法に対する強い人事介入の動きを見せていることも原因のひとつだ。安倍首相こそが司法の独立をないがしろにし、自分の意に沿うようコントロールしようという欲望をむき出しにしているのである。
 有権者は政権を忖度する不当判決を起こさせないよう、最高裁裁判官の国民審査を通じ、その意思を表明することはもちろん、政治権力による露骨な司法への介入・圧力に対しても、毅然とNOを突きつける必要がある。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!

2017年10月09日 00時00分45秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち 報道特集(2017年7月8日)↑]



2017年最高裁判所裁判官国民審査
https://ja.wikipedia.org/wiki/2017%E5%B9%B4%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%AF%A9%E6%9F%BB)が2017年10月衆院選にあわせて行われます。今回は7名の最高裁判所裁判官が国民審査を迎えます。

 最も注目すべきは木澤克之氏で、《第3次安倍内閣 (1改)》が任命しました。あのアベ様のオトモダチのオトモダチ…《木澤氏は2013年から加計学園の監事を務めていた》という、大変に興味深いリテラの指摘: 【安倍首相の親友が経営する“第二の森友”加計学園の関係者を最高裁判事に任命! 司法までオトモダチで支配】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2997.html)。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
    「どこまでオトモダチに便宜図ってんだか…。第2の森友事件=
     加計学園事件に絡んで、アベ様のオトモダチのオトモダチ
     最高裁判事にゴリ押ししたのではないかとの疑惑。あるいは、
     内閣がアベ様のお気持ちを「忖度」した最高裁判事の人事をごり押し?
     となると、三権分立権力分立は完全に崩壊し、「政治判断」乱発の
     最「低」裁からもアベ様の「政」忖度してもらっているのではないか、
     と疑いたくもなる」
    《安倍首相は昨年、“加計学園の監事”を最高裁判事に任命していた
     のである。その監事とは、東京弁護士会所属の弁護士である
     木澤克之判事のこと。…実は、木澤氏は2013年から加計学園の監事
     務めていたのだ》
    《…直後、加計学園はホームページで〈学園の監事であられた
     木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命されることが
     決定しました 学園としても大変名誉なことであり、心よりお祝い
     申し上げます〉と祝福していた。しかも、木澤氏は加計理事長と立教大学の
     同窓で、卒業年も同じ。二人が学生時代からの深い付き合いだった
     可能性は高いだろう》
    《さらに言えば、木澤氏が最高裁判事に就任してすぐの
     昨年7月21〜22日には、安倍首相が加計理事長と食事をし、
     ゴルフを楽しんでいる
    《はたしてこれらは、単なる偶然なのか。つまり、安倍首相は
     最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”のために、
     ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が頭を
     もたげてくるのである》

 あらためて、このリテラの記事の問い、《はたしてこれらは、単なる偶然なのか》? GIGIも大喜びだ。

   『●「日本におけるゴルフのイメージ向上に 
       今年最も貢献した」アベ様、「GIGI(ギギ)」から感謝される?
   『●「周到な罠」を仕掛けていたのかな、アベ様の「腹心の友」…
                 「学校教育の事業主体にふさわしい」人物?

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
                    ズブズブでダークなオトモダチとの友情
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                      「ただ『忘れない』ということが大切」

 一方、大変に残念なことに鬼丸かおる裁判官の名は無い。

   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                           …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
    「「辺野古破壊訴訟について、最「低」裁事実上確定》した訳だ。
     「最低裁」の最低な「政治判断」。「最低裁」の裁判長(鬼丸かおる裁判長)
     の名は、「最低裁」裁判官最高裁国民審査まで記憶されるべきだ」。
       死んだ司法…最「低」裁」

 2014年12月衆院選の際に、国民審査は終了していました…。悔しいなぁ…。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    「最高裁判所裁判官国民審査も忘れてはいけませんね。
     「鬼丸かおる(おにまる かおる)氏・木内道祥(きうち みちよし)氏・
     池上政幸(いけがみ まさゆき)氏・山本庸幸(やまもと つねゆき)氏・
     山﨑敏充(やまさき としみつ)氏」の5氏です。例えば、
     ココ(http://politas.jp/articles/226)に詳しい経歴がありますので、
     「予習」をしておかないといけませんね。白票ではなく、こちらも
     積極的に「×」で意思表示すべき最高裁判所裁判官を評価しなくっちゃ」

 さて、【2017年最高裁判所裁判官国民審査】に戻って、行く前に十分な予習が必要。

   『●忘れられた最高裁国民審査

 【2017年最高裁判所裁判官国民審査】によると、以下の7名だそうです。

   ①小池裕
   ②戸倉三郎
   ③山口厚 
   ④菅野博之
   ⑤大谷直人
   ⑥木澤克之  
   ⑦林景一           


 「③山口厚」氏についても、問題が大あり。リテラの同記事によると…。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
    《任命する内閣に選択肢を設け、内閣による最高裁人事の恣意性を
     強めようとしたのは明らかだろう。
       また、今年1月の人事発表では、任期終了で交代する判事2名の
     うち、ひとつは“弁護士枠”であったにもかかわらず、安倍内閣は
     日弁連推薦の候補者をはずし、その後任に刑法学者の山口厚氏をあてた。
     山口氏は一応弁護士資格を持ってはいるが、取得してわずか1年足らず。
     事実上の“学識者枠”の拡張であり、弁護士枠の削減だった
     そんなところから、いま法曹界では「官邸による最高裁への
     人事介入ではないか」と恐れられ、安倍政権を忖度した判決が連発される
     のではと危惧されているのだ》

 最後にもう一度、思い出そう…《はたしてこれらは、単なる偶然なのか。つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”のために、ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が頭をもたげてくるのである》。

 さあ、絶対に選挙に行きましょう! そして、【2017年最高裁判所裁判官国民審査に参加しましょう。少なくとも「×」をつけるべき方は明らかなはず。木澤克之氏の罷免を可とする票」=「×」の割合が有効票数の過半数に達する、なんていうこと【奇跡】は起きないものでしょうかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「戦争屋のアベ様」やアノ木原稔氏のココロには響かない女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」

2017年08月05日 00時00分23秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの【社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052)。

 《安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。「基地を造ったら沖縄が戦場になる」 大田さんが生前、いつも気にしていたことだった》。

 残念ながら、「戦争屋のアベ様」のココロには女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」…は響かなかったようだ。ノコノコと大田昌秀元県知事の県民葬に出かけられる神経が凄い。

   『●大田昌秀さん「軍隊は人を守らない」と、
      従軍記者ボールドウィン氏「沖縄戦は、戦争の醜さの極致だ」
   『●目を逸らす本土…「米国側からみた心温まる
      ヒューマン・ストーリーだけではなく、そこに暮らす人々」に…
    「「慰霊の日」に際して、「沖縄全戦没者追悼式」でのアベ様の挨拶の
     前に、「平和の礎あらゆる戦争を正当化させない思いでつくった
     県民の礎でしょ。そこへ戦争屋の安倍がのうのうと挨拶すること自体が
     県民として許せません」(『報道特集』2017年6月24日)。
     県民の怒りの声は届かないロバ耳東風な「戦争屋のアベ様」」

   『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
       9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」

 沖縄タイムスの記事【[大弦小弦]せみの鳴き声が響く中、大田昌秀さんの県民葬が…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119053)によると、《▼大田さんは代理署名訴訟の最高裁で「行政の責任者として、さらに基地の強化・固定化を受け入れることは困難と拒否の正当性を訴え…▼安倍晋三首相は追悼の辞で沖縄の基地負担軽減を強調した。「現実の政治は言葉通りではない」(翁長知事)中で、首相の言葉を大田さんはどんな思いで聞いたのだろうか》。

 そして、呆れた沖縄タイムスの記事【安倍首相への怒号「明らかに動員されていた」 沖縄追悼式で自民木原稔氏】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/15939)。《追悼式で安倍首相に怒号を浴びせた参列者は「動員されていた」…自民党青年局長を更迭された木原衆院議員が動画サイトで発言した…主催した一人、沖縄県議会の喜納昌春議長はあり得ないと絶句》。

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信
     官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
    《安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を
     目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会
     「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、
     自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業や
     テレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声
     上がった》

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員
     (熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」
     と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、
     1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男
     (東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の
     各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど
     火消し躍起》

   『●表現の自由、報道の自由を屁とも思わず:
      謹慎期間を75%削減…家来に優し~いアベ様
    《一年の役職停止とした木原稔前青年局長の処分期間を三カ月に軽減》
    《自分勝手にも程がある。自民党は……若手議員が勉強会で
     報道機関に圧力をかけていた問題…》

   『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、パンツ&ストーカー
            だろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?
    《木原稔…氏は六月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ
     勉強会代表を務め、一年の役職停止処分を受けた。その後、
     谷垣禎一幹事長が処分期間を三カ月に軽減》

   『●教員について密告させ、労組を監視する=
      自公支持者の皆さんの大好きな「超・監視管理社会」
    《なんと今月1日に自民党の木原稔・党文部科学部会長
     (5日、内閣改造で財務副大臣に起用が決定)は、
     “密告フォーム”に寄せられた情報について公選法違反は
     警察が扱う問題などと述べ、情報の一部を警察当局に
     提供する考えを示したのだ》

 何方かと思えば、アノ木原稔氏でしたか。お懐かしい。それにしても。正気でしょうかね? コンナ「戦争屋のアベ様」に感化され過ぎでしょ。狂気。

   『●沖縄平和運動センターの山城博治さん…
      イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」
   『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
            「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」
   『●「アベ様広報」…安田浩一さん「現地の人に話を聞く、
         裏取りするという取材の基本ができていない…デマ」
   『●東京MXテレビ「沖縄デマ」宣伝…
     「目的がデマの拡散による沖縄の反基地運動への不信あおりにあった」
   『●山城博治さん長期「拉致」…「通常なら身柄拘束の
         の必要がない事案。恣意的、差別的な対応だ」
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                          …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●確信犯…「ジャーナリストが極右的言動で
      活躍しはじめたことのほうが、より事態の深刻さを物語っている」
   『●「本土という安全地帯から」沖縄イジメに加担する愚…
          誤解というレベルを超えた悪質な沖縄「デマ」に抗う

==================================================================================
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052

社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を
2017年7月27日 07:25 大田昌秀 安倍晋三

 安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。

 「基地を造ったら沖縄が戦場になる

 大田さんが生前、いつも気にしていたことだった

 6月12日に亡くなった大田昌秀元県知事の県民葬が26日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで営まれた。

 県民葬には政府を代表し安倍首相と鶴保庸介沖縄担当相も参列した。県や県議会などでつくる実行委員会が、屋良朝苗初代県知事や西銘順治元知事の県民葬に倣って案内状を出したという。

 実行委員長を務める翁長雄志知事は式辞で、大田さんが貫いた「平和を愛する共生の心を受け継ぐと誓った。

 先月の「慰霊の日」の平和宣言では、辺野古新基地に反対する姿勢を明確に示したが、今回は故人を追悼する式ということであえて辺野古には触れなかったのだろう。

 一方、安倍首相は沖縄戦体験に根ざした大田さんの功績を評価しつつ、「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と追悼の辞を読み上げた。

 冒頭の女性の訴えがあったのはその時だ。

 沖縄戦を体験した大田さんと、戦後生まれの安倍首相は平和観も安全保障観も全く異なる

 翁長知事は先日、辺野古新基地建設を巡って岩礁破砕を伴う工事の差し止め訴訟を起こしたばかりである。

 県民葬を通して浮かび上がったのは県と政府の溝の深さだった。

■    ■

 大田さんが生前発した忘れられない言葉がある。

 拒否し続けた代理署名を当時の村山富市首相が代行すると表明した後の会見で語気を強めて訴えた。

   「安保は大事と言いながら、どの知事さんも自分たちのところに
    基地を持ってきては困ると言う。沖縄も困ると言っているのに。
    沖縄は日本ですか

 「日本にとって沖縄は何なのか」という問いは沖縄にとって切実だ。沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすという首相の約束にもかかわらず基地の重荷は増す一方だからだ

 数日前にも宜野座村城原の集落近くで、米軍のオスプレイがつり下げ訓練をしているのが確認された。

 嘉手納基地では外来機の飛来によって騒音苦情が相次ぎ、三市町連絡協議会が緊急調査を始めたばかりだ。

■    ■

 内閣支持率の急落を受け、「反省」を口にするなど低姿勢に転じた安倍首相だが、こと沖縄の基地問題に関しては言葉と行動が一致しない

 首相は慰霊の日と同じく、この日も翁長知事と話し合う機会をつくることなく沖縄を後にした

 国地方係争処理委員会は昨年6月、「双方が納得できる結果を導き出す努力をすること」を求めたが、安倍政権には話し合いによって県との溝を埋めていこうとする努力が決定的に欠けている

 官邸のかたくなな態度が問題解決の道をふさいでいることに気付くべきだ。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする