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●「大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為…学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学」か?

2018年09月14日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275)。

 《…ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから…わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。…を承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか》。

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
                   都合のいいように変え、信じ込ませようと》…

    《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
     近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
     (反ユートピア)がテーマとなっている》

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
                           …コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
           変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…
    《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが
     とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
     構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
     米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》

   『●パラノイアなディストピアで何を好き好んで
      アベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない

 こちらも、日刊ゲンダイの記事【富士通は300人 「五輪ボランティア」企業からも“徴兵”開始】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237274)によると、《9月の中旬から募集が始まる東京五輪ボランティア。学生だけでは足りないと感じたのか、今度のターゲットは企業で働くサラリーマンのようだ。すでに東京五輪のスポンサー企業にはボランティアの“徴兵”が始まっている…同じゴールドパートナーの三井不動産も同様に300人の枠を課せられ、社内でボランティアを募集しているという。とうとう組織委は、学生だけでなく企業戦士も東京五輪のために駆り出すつもりだ。ノルマを課せられた企業サイドも断るのは難しいだろう…東京五輪の国内パートナー企業は45社、各社から300人のボランティアが集まっても1万3500人にしかならず、目標である8万人には遠く及ばない…このままでは、いずれ中小企業や町内会、PTAにも五輪ボランティアの枠が割り当てられるに違いない。戦争中の“国家総動員”と同じだ。1カ月間の祭典のために、ここまでやる必要があるのか》?
 企業「戦士」が五輪「特攻」、さらに、《中小企業や町内会、PTA》にも《徴兵》の割り当てがやってきて…《国家総動員》体制、たかが《1カ月間の祭典のために》。やがて、それは常態化。協賛する報道機関も〝ボランティア〟を、当然、強制されるのですよね?

   『●望月衣塑子東京新聞記者、議論無く
     「「欧米列強に倣え、進め」と武器輸出推進の道に歩みを進めている」
   『●「国策の名の下に研究者が軍事研究に
      加担させられた歴史を繰り返そうとしている…亡国の施策だ」
    「《パレスチナ空爆で罪のない一般市民の犠牲を多数出している
     イスラエルとの軍事協力…。もし本当に、イスラエルと共同で
     無人機の研究開発を進めることになれば、この地区で
     日本の技術が市民の殺戮に使われる》。オゾマシ過ぎる

 最高学府の堕落…「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)に学生を〝献上〟。《大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為》…《学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学》なのか? それは、ボランティアなのか? やがては大企業や省庁への就職を人質に、(もう、始まりつつありますけれども…)軍隊での《ボランティア》を〝強制〟されかねないね。
 斎藤貴男さんのメッセージ。《若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは、人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである》。

   『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・
   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が
                  出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・

   『●「開催権返上の決断」:
      
「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ

   『●東京五輪と東電原発人災の現実: 
         「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・
   『●ベトナム、核発電建設「延期」…
      ハノイ・アジア大会開催権返上といい、至極真っ当な判断
   『●室井佑月さん「それとこれは別です」:  
      東京の五つのダークな輪と3.11東電原発人災と共謀罪と…
   『●「「共謀罪」の必要性強調 首相「東京五輪開けない」」…
              ならば、共謀罪も不要だし、五輪開催権も返上を
   『●「裸の王様」が支配する、ダークな五輪のために
       「大切な人権を蔑ろに?」出来る不思議王国・デンデン王国
   『●穢れた金(カネ)色の五つの輪: 命を賭してボランティアしても
                   彼/彼女らのオカネ儲けに利用されるだけ
    「《国家総動員体制》の下、奴隷・強制労働や供出に応じても、
     「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様や最低の官房長官
     キト・小池百合子東京「ト」知事、サメ脳森シンキロウ元首相らが
     喜ぶだけです」
    「最後に、報道機関がスポンサーになり、批判不能に…これは大問題です。
     本間龍さんの指摘《黙殺の仕掛けは組織委と大手メディアが
     運命共同体になっていることだ。実は、大手新聞社は、すべてが
     東京オリンピックのスポンサーになっている。スポンサーとして
     組織委と利益を共有する新聞社が、組織委に対する厳しい批判を
     書けるわけがない。テレビ局はスポンサーになってはいないが、
     テレビ局は、そもそも新聞社の系列に入っているのだから、同じことだ》。
     東京新聞までが「恫喝」に屈するようでは…」

   『●金(カネ)色の五つの輪のオモテナシにはトンデモなウラアリ…
                        「戦時体制に慣らすための予行演習」?
    《一体、誰のためのオリンピックなのか──。…極暑対策として「打ち水」や
     サマータイム導入を打ち出したかと思えば、大会期間中はネット通販を
     控えろだの、銀メダルの原材料が足りないから回収を強化しろだの、
     ボランティアを集めるために大学・高専の授業や試験期間を
     繰り上げろだのと、「五輪開催のために国民は犠牲を払え
     と押し付けてばかり。「これは戦時体制に慣らすための
     予行演習なのでは?」と思わずにいられない》

   『●「死を賭した五輪…特攻五輪」(斎藤美奈子さん)…
        五輪開催権を返上し、「玉砕」する前に「転進」すべき
    「《せめて協賛企業の一社でもこの日程ならスポンサーは降りると表明
     しないか待っているのだが》…中日新聞辺りがやらないものでしょうかね?
     東京新聞が内部から、それを突き上げないものか」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237275

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
学問よりも「権力への忠誠」を優先するのが大学なのか?
2018年9月12日

     (東京五輪の大会ボランティア募集を前に
      上智大で開かれた学生向け説明会(C)共同通信社)


 いよいよ末期的症状だ。

 都内の大学の49%が、2020年東京五輪・パラリンピックのボランティアに参加した学生には単位を認定することを検討しているという。NHKが138の国公私立大学にアンケート調査を実施し、119校から回答を得て、6日に報じた。

 募集されるボランティアは約11万人。原則10日間の拘束で、アルバイトではないから報酬ゼロ、宿泊費などの経費は自己負担とされる。猛暑のただ中で死人や病人が出る危険も小さくない。

 ブラック・ボランティアだと批判されるゆえんだが、アベ政権は強行する構えだ。なぜならアベ首相が五輪を徹底的に政治利用する腹だから。同年の施行を企てる改正憲法に今年の“明治150年”、誘致を目指す25年大阪万博、その後のリニア中央新幹線開業などを連動させて新・高度経済成長時代のイメージを喚起し、アベの夢想する大日本帝国ごっこ米国の戦争に貢献し、虎の威を借りつつ極東の盟主を気取りたい体制完成に向けた演出を凝らしていく。筆者がかねて指摘してきたシナリオの通りである。 

 わかりきっていて、まがりなりにも大学を名乗る教育機関が、こんなものに追従するとは。ブラックを承知で参加したい学生は、もちろん勝手にすればいい。だが、大学が学生を動員してアベ独裁に差し出すような行為が、許されてよいはずはないではないか

 アンケートでは、66%の大学が五輪期間中の授業や試験日をズラす方向であることもわかった。学問よりも権力への忠誠を優先するのが大学だと言うなら、ボランティアを単位化する49%が、いずれ100%に達しない保証もない。そうなれば、いや、そこまでならなくても、忖度で動く企業や官庁は五輪ボランティアへの参加を就活の条件にし始めよう経団連会長が言い出した就活ルール廃止との取引材料にされる可能性もなしとしない。

 こんな流れを放置していたら、日本国民は名実ともにアベの奴隷に成り下がる。“知の拠点たるべき大学が、積極的に知性を放棄して、奴隷養成所を志向するようでは話にならない。もはや組織の主体性に期待していられる段階ではないようだ。

 若者たちよ、立ち上がれ。権力に盲従して動員に乗れば、単位が得られ、あるいは就活を有利にするのかもしれない。だが、その代わりに失うのは人間としての自由な魂だ。そのことを理解した上で行動してほしいと、心から願う。人間は虫けらではないのである
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■五輪貴族・IOC調整委員長よりお墨付き (A.S.)
2018-09-14 15:55:30
■五輪貴族・IOC調整委員長よりお墨付きを頂きました…大学の皆さん、「学問よりも権力への忠誠を優先する」必要無し(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b90bde6a5efc404f00f145af7cd68104) 【「ボラ申し込まなければいい」発言 IOCコーツの正体とカネ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/237537)/《IOCのジョン・コーツ調整委員長(68)は、批判の声が出ている五輪の“ブラックボランティア”について、「IOCに集まる60億ドルから手当を支払ってはどうか」と記者から聞かれた際、「ボランティアはボランティアだ。やりたくなければ申し込まなければよい」と回答。「(猛暑対策について)サマータイムの導入は非常に良い解決策のように思える」とも言い、欧州で廃止が決定したサマータイムについて積極的な姿勢を見せるなど、トンデモ発言を連発…結局、頭にあるのは自分のカネ。選手やボランティアスタッフのことは二の次なのだろう》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/237537
「ボラ申し込まなければいい」発言 IOCコーツの正体とカネ
2018年9月14日

(ジョン・コーツ調整委員長(C)日刊ゲンダイ)

 国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪大会組織委員会が準備状況を確認する会合が、12日、東京都内で2日間の日程を終えた。

 会合後に記者会見を行ったIOCのジョン・コーツ調整委員長(68)は、批判の声が出ている五輪の“ブラックボランティア”について、「IOCに集まる60億ドルから手当を支払ってはどうか」と記者から聞かれた際、「ボランティアはボランティアだ。やりたくなければ申し込まなければよい」と回答。「(猛暑対策について)サマータイムの導入は非常に良い解決策のように思える」とも言い、欧州で廃止が決定したサマータイムについて積極的な姿勢を見せるなど、トンデモ発言を連発した。

 実はこのコーツ氏、地元のオーストラリアでは、“豪五輪委員会のドン”として有名だ。もともとはボート競技選手で、弁護士資格も持つコーツ氏。1990年に豪五輪委員会の会長に就任してから、28年にわたって会長職に居座り続け、ボート競技場に自分の名前を付けるなどやりたい放題。

 豪「ザ・ニューデーリー」紙が2年前に報じた内容によると、コーツ氏の2015年の豪五輪委員会での役員報酬は約5555万円で、16年間で、コンサルタント報酬や手当として計約5億7000万円が支払われたという。同紙は「2000年以降オリンピックでの成果が一貫して低下しているにもかかわらず、経営トップに集まる報酬は急増している。豪五輪委員会で会長を務めるコーツ氏は、16年にわたって個人的な利益を得てきた」とコーツ氏を批判していた。

 結局、頭にあるのは自分のカネ。選手やボランティアスタッフのことは二の次なのだろう。
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