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●なぜに日報を隠蔽? 「非戦闘地域」とは名ばかり…「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」

2018年04月25日 00時00分07秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。【イラク日報 派遣地域「戦闘が拡大」】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/04/17/140401)。
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018041802000134.html)。

 《当時、イラクでは各地で戦闘が続き、宿営地や周辺には10数回にわたり迫撃砲などによる攻撃があり、自衛隊にとって初の「戦地派遣の活動記録となる。日報公表により、当時の小泉政権の判断が適切だったのかを問う声が強まりそうだ》。
 《▼陸自のイラクでの活動は法律によって「非戦闘地域」に限定されていたが、日報の記述を素直に読めば、部隊は「戦闘」があった地域にいたことになるだろう▼「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」。そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ》。

 当時、小泉純一郎氏が言い放った「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…実際には、惨状。PTSDによると思われる数十人の自殺者がそれを物語る。

   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          
「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
     
「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」

   『●小泉純一郎氏定義の「非戦闘地域」の実情と
                 アベ様の戦争・壊憲法案の未来

   『●「日本は直ちに原発ゼロでやっていける」: 
      小泉氏は自公議員一人一人を訪ねて行って、説得してはどうか?
    「でも、「原発推進、責任感じる」だけじゃなく、
     「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」の小泉純一郎氏は
     壊憲法案・戦争法案にも責任感じてほしいよ……。」

 「非戦闘地域」とは名ばかりの、平和憲法を持つ国の自衛組織が、本来絶対に居るべきでない場所…その実情が、「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」場所だった。

 東京新聞の記事【陸自イラク日報 派遣の正当性検証せよ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018041802000136.html)によると、《イラクに派遣された陸上自衛隊部隊の日報には「戦闘」の記述が複数あった。活動は憲法九条に基づいて非戦闘地域に限定されていたはずだ。派遣の判断が妥当だったのか、検証する必要がある》。
 南スーダンPKOの際に、イラクPKOの「戦闘」の議論をやっておくべき事だったのではないか…アベ様ら責任はあまりに重い。

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http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/04/17/140401

今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2018-04-17

イラク日報 派遣地域「戦闘が拡大」
1面/2018.4.17

派遣地域「戦闘が拡大」 イラク日報 宿営地着弾分は不明/1面

 防衛省は16日、イラク復興支援特別措置法に基づき2004~06年に派遣された陸上自衛隊部隊の日報を公表した。陸自の活動は「非戦闘地域」に限定されていたが、派遣された南部サマワの治安情勢分析として「戦闘が拡大」との表記があった。小野寺五典防衛相も公表後の記者団の取材に、「戦闘」との記載が「何力所かあったと確認している」と述べた。=崩れたPKO原則2面、「ない」日報続々3面、主な状況7面、緊張感生々しく27面

 当時、イラクでは各地で戦闘が続き、宿営地や周辺には10数回にわたり迫撃砲などによる攻撃があり、自衛隊にとって初の「戦地派遣の活動記録となる。日報公表により、当時の小泉政権の判断が適切だったのかを問う声が強まりそうだ。公表分は延べ435日分、1万4929ページに及ぶが、警備態勢や宿営地への攻撃の詳細が記されているとみられる部分など黒塗りも多かった。

 今回の公表分に、宿営地や周辺に迫撃砲やロケット弾が着弾したことが判明している日の多くは含まれていない。 一方、自衛隊の車列近くで路上爆弾が爆発したことが分かっている05年6月23日には、車両の写真とともに「ミラーは割れ落ちた」といった被害状況や「活動開始の時間帯を狙われている可能性」などの分析があった。

 「戦闘が拡大」との記載があったのは06年1月22日分。サマワで英軍のパトロールに反感を持った地元民兵が射撃し始めたことに端を発した、と記載されていた。

 小野寺氏は「(非戦闘地域に限定した)活動だったとの認識は変わらない。現場の部隊がどのような活動をしていたか記されている。今後の活動のためしっかり保存したい」と話した。

 03年7月成立の特措法により、政府は陸自の延ベ約5500人をサマワに派遣。隊員は医療指導や給水、学校など公共施設の整備に従事した。

 宿営地ではロケット弾が敷地内のコンテナを貫通したこともあったが、活動の期間中、負傷者はいなかった。

 防衛省は昨年2月の国会で野党側に日報の存在を否定。実際は同3月に陸自で見つかったが小野寺氏に報告されるまで1年以上かかり、野党は「組織的隠蔽(いんぺい)だ」と反発している。防衛相はこの経緯を調査している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018041802000134.html

【コラム】
筆洗
2018年4月18日

 「絵に描いた餅」とはいうけれど、やはり、絵の餅でもないよりはましか。落語の「だくだく」はそんな咄(はなし)である▼長屋に引っ越してきた貧乏な独り者、家財道具がないのは寂しいと、絵描きに頼んで、床の間やら箪笥(たんす)、長火鉢、おまけに扉が半分開いて、大金が見えている金庫まで描いてもらう。豪華な家財道具がある「つもり」である▼貧しさを洒落(しゃれ)で紛らわしたい心はよく分かる。問題はこっちの防衛省の「つもり」。まさか、飛び交う銃弾、とどろく爆発音の中でも「非戦闘地域にいるつもり言い聞かせて活動していたわけではあるまいな。開示されたイラク派遣の陸上自衛隊部隊の日報の中に複数の戦闘という記述が見つかった▼陸自のイラクでの活動は法律によって「非戦闘地域」に限定されていたが、日報の記述を素直に読めば、部隊は「戦闘」があった地域にいたことになるだろう▼「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」。そういう場所戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ非戦闘地域にいるつもりになれる絵がはがれている▼あの落語では泥棒もなぜか、仮想現実と分かった上で「つもり」に付き合ってくれる。「風呂敷を広げたつもり」「箪笥から着物を風呂敷に入れ包んだつもり」「ドッコイショと逃げるつもり」…。無論、国民の方は危険な防衛省の「つもり」に付き合う気はない
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