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●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!

2017年10月09日 00時00分45秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち 報道特集(2017年7月8日)↑]



2017年最高裁判所裁判官国民審査
https://ja.wikipedia.org/wiki/2017%E5%B9%B4%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%AF%A9%E6%9F%BB)が2017年10月衆院選にあわせて行われます。今回は7名の最高裁判所裁判官が国民審査を迎えます。

 最も注目すべきは木澤克之氏で、《第3次安倍内閣 (1改)》が任命しました。あのアベ様のオトモダチのオトモダチ…《木澤氏は2013年から加計学園の監事を務めていた》という、大変に興味深いリテラの指摘: 【安倍首相の親友が経営する“第二の森友”加計学園の関係者を最高裁判事に任命! 司法までオトモダチで支配】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2997.html)。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
    「どこまでオトモダチに便宜図ってんだか…。第2の森友事件=
     加計学園事件に絡んで、アベ様のオトモダチのオトモダチ
     最高裁判事にゴリ押ししたのではないかとの疑惑。あるいは、
     内閣がアベ様のお気持ちを「忖度」した最高裁判事の人事をごり押し?
     となると、三権分立権力分立は完全に崩壊し、「政治判断」乱発の
     最「低」裁からもアベ様の「政」忖度してもらっているのではないか、
     と疑いたくもなる」
    《安倍首相は昨年、“加計学園の監事”を最高裁判事に任命していた
     のである。その監事とは、東京弁護士会所属の弁護士である
     木澤克之判事のこと。…実は、木澤氏は2013年から加計学園の監事
     務めていたのだ》
    《…直後、加計学園はホームページで〈学園の監事であられた
     木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命されることが
     決定しました 学園としても大変名誉なことであり、心よりお祝い
     申し上げます〉と祝福していた。しかも、木澤氏は加計理事長と立教大学の
     同窓で、卒業年も同じ。二人が学生時代からの深い付き合いだった
     可能性は高いだろう》
    《さらに言えば、木澤氏が最高裁判事に就任してすぐの
     昨年7月21〜22日には、安倍首相が加計理事長と食事をし、
     ゴルフを楽しんでいる
    《はたしてこれらは、単なる偶然なのか。つまり、安倍首相は
     最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”のために、
     ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が頭を
     もたげてくるのである》

 あらためて、このリテラの記事の問い、《はたしてこれらは、単なる偶然なのか》? GIGIも大喜びだ。

   『●「日本におけるゴルフのイメージ向上に 
       今年最も貢献した」アベ様、「GIGI(ギギ)」から感謝される?
   『●「周到な罠」を仕掛けていたのかな、アベ様の「腹心の友」…
                 「学校教育の事業主体にふさわしい」人物?

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
                    ズブズブでダークなオトモダチとの友情
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                      「ただ『忘れない』ということが大切」

 一方、大変に残念なことに鬼丸かおる裁判官の名は無い。

   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                           …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
    「「辺野古破壊訴訟について、最「低」裁事実上確定》した訳だ。
     「最低裁」の最低な「政治判断」。「最低裁」の裁判長(鬼丸かおる裁判長)
     の名は、「最低裁」裁判官最高裁国民審査まで記憶されるべきだ」。
       死んだ司法…最「低」裁」

 2014年12月衆院選の際に、国民審査は終了していました…。悔しいなぁ…。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    「最高裁判所裁判官国民審査も忘れてはいけませんね。
     「鬼丸かおる(おにまる かおる)氏・木内道祥(きうち みちよし)氏・
     池上政幸(いけがみ まさゆき)氏・山本庸幸(やまもと つねゆき)氏・
     山﨑敏充(やまさき としみつ)氏」の5氏です。例えば、
     ココ(http://politas.jp/articles/226)に詳しい経歴がありますので、
     「予習」をしておかないといけませんね。白票ではなく、こちらも
     積極的に「×」で意思表示すべき最高裁判所裁判官を評価しなくっちゃ」

 さて、【2017年最高裁判所裁判官国民審査】に戻って、行く前に十分な予習が必要。

   『●忘れられた最高裁国民審査

 【2017年最高裁判所裁判官国民審査】によると、以下の7名だそうです。

   ①小池裕
   ②戸倉三郎
   ③山口厚 
   ④菅野博之
   ⑤大谷直人
   ⑥木澤克之  
   ⑦林景一           


 「③山口厚」氏についても、問題が大あり。リテラの同記事によると…。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
    《任命する内閣に選択肢を設け、内閣による最高裁人事の恣意性を
     強めようとしたのは明らかだろう。
       また、今年1月の人事発表では、任期終了で交代する判事2名の
     うち、ひとつは“弁護士枠”であったにもかかわらず、安倍内閣は
     日弁連推薦の候補者をはずし、その後任に刑法学者の山口厚氏をあてた。
     山口氏は一応弁護士資格を持ってはいるが、取得してわずか1年足らず。
     事実上の“学識者枠”の拡張であり、弁護士枠の削減だった
     そんなところから、いま法曹界では「官邸による最高裁への
     人事介入ではないか」と恐れられ、安倍政権を忖度した判決が連発される
     のではと危惧されているのだ》

 最後にもう一度、思い出そう…《はたしてこれらは、単なる偶然なのか。つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”のために、ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が頭をもたげてくるのである》。

 さあ、絶対に選挙に行きましょう! そして、【2017年最高裁判所裁判官国民審査に参加しましょう。少なくとも「×」をつけるべき方は明らかなはず。木澤克之氏の罷免を可とする票」=「×」の割合が有効票数の過半数に達する、なんていうこと【奇跡】は起きないものでしょうかね。

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●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…

2016年12月23日 00時00分43秒 | Weblog


琉球新報の【<社説>「辺野古」県敗訴へ 自治否定は禍根残す 民主主義守る闘いは続く】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-410776.html)。
沖縄タイムスの【社説[辺野古訴訟 県敗訴へ]納得できぬ「弁論なし」】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75462)。

   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
     沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法

 《民主主義と地方自治を踏みにじるなら、司法の正義は失墜する》。
 《高裁判決は…迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY(Not In My Back Yard=ニンビー)は認め、沖縄には基地を押し付けるとしか読めないくだりもあった…最高裁は人権の砦である。…これでも主権国家といえるのだろうか》。

 「辺野古破壊訴訟について、最「低」裁事実上確定》した訳だ。「最低裁」の最低な「政治判断」。「最低裁」の裁判長(鬼丸かおる裁判長)の名は、「最低裁」裁判官最高裁国民審査まで記憶されるべきだ」。
 死んだ司法…最「低」裁。


 日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム『二極化・格差社会の真相/人権を否定することに喜びを感じている変質者集団』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195730)によると、《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが、とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》。さすが、斎藤貴男さん。
 《人権を否定することに喜びを感じている変質者集団》与党自公や「癒(着)」党お維…彼・彼女らに投票できる人たちの気が知れません。そして、いまや、「人権の砦」《法の番人》のはずが最「低」裁…「司法判断」せずに、アベ様らのための「政治判断」を乱発する司法。《広域暴力団安倍晋三組》の組長や三下に成り下がり、いまや、「言論の府」も瀕死の状況。三権分立権力分立は完全に破壊。

   『●総立ちで拍手: 三権分立、「権力分立」なんて
       ニッポンには無いようで、アベ王国国王様に「権力集中」
    「立法・行政・司法の三権分立、「権力分立」なんてニッポンには
     無いようで、人治主義国家・アベ王国国王様アベ様に「権力集中」。
     あぁ…どの辺が民主主義国家、法治国家なんでしょうね?」

 「司法判断」しない最「低」裁による「政治判断」。瀬木比呂志氏が《最高裁と政府の癒着》を指摘。
 リテラの記事【辺野古訴訟の県敗訴は最高裁と政府の癒着だ! 原発再稼働でも政府を追従し続ける司法の内幕を元裁判官が暴露】(http://lite-ra.com/2016/12/post-2767.html)。
 《これまで辺野古移転反対、米軍基地反対を訴え続けてきた沖縄県の民意が、最高裁によって踏みにじられる──。これで普天間飛行場の移転先となる辺野古埋め立てはもちろん、さらに米軍キャンプ・シュワブでの陸上工事や高江ヘリパット工事の動きも一層加速することは間違いない》。
 《だが、今回の最高裁の態度は、ある意味、予想どおりと言うべきだろう。これまでも公害などの行政訴訟において、多くの場合、最高裁判所は政府、行政寄りの判決を下してきた。それは現在、全国各地で起こされている原発再稼働訴訟に関しても同様だ…。『黒い巨塔 最高裁判所』(講談社)だ。本書は政府や原発ムラと最高裁判所の関係、そのための人事や政治介入などが赤裸々に描かれた小説なのだが、しかしこれは単なるフィクションではない。というのも著者は、1979年から31年間、裁判官を勤めた元判事の瀬木比呂志氏。『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(ともに講談社)などで、これまで一貫して裁判所と裁判官の腐敗を告発し続けてきた人物なのだ。つまり、本書は裁判所を知りつくした人物による、ある種の“告発の書”であり、事実、随所にフィクションとは思えないエピソードが散りばめられている》。

 あ~『絶望の裁判所』…。

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http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-410776.html

<社説>「辺野古」県敗訴へ 自治否定は禍根残す 民主主義守る闘いは続く
2016年12月13日 06:01

 民主主義と地方自治を踏みにじるなら、司法の正義は失墜する。歴史に禍根を残す国追随の司法判断が確定しようとしている。

 翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が起こした違法確認訴訟で県が敗訴する見通しとなった。最高裁第2小法廷は一審判決を見直すために必要な弁論を開かず、20日に上告審判決を言い渡す。

 立法、行政、司法の三権が均衡を保ち、行き過ぎた権力行使に歯止めをかける-。三権分立の中で司法に課された役割をかなぐり捨て民主主義と沖縄の自治を否定する判決がこのまま確定していいのか。重大な疑念を禁じ得ない。


「主従」に落とし込む

 米軍普天間飛行場に代わる名護市辺野古への新基地建設は、地方自治体と首長の権限を巡り、県と国が全面対立する構図を生んだ。

 1999年の地方自治法改正により、国と地方自治体が独自の権限を持ち、対等な関係になった。地方が譲れない重大問題で国に対抗する論理を構築して渡り合い、国も司法もそれを無視できない時代が到来しているのだ。辺野古新基地問題はその象徴であろう。

 ところが、福岡高裁那覇支部が下した一審判決は地方分権に逆行し、国と県をかつての「主従」の関係に落とし込んだ。当然ながら、多くの行政法学者が最高裁での見直しは不可避と主張してきた。国土交通相の是正指示に従わない知事判断を違法とした判決は司法の公平性に背を向け、国の主張の引き写しと見なすしかない。

 普天間飛行場の移設先を辺野古が唯一とする安倍政権の主張を追認し、高裁判決は辺野古埋め立てをやめれば普天間飛行場の被害を継続するしかないというどう喝さえ繰り出した

 埋め立てによって米軍基地ができる可能性がある40都道府県の全知事が拒んだ場合を想定し、判決文はこうも記した。「国防・外交に本来的権限と責任を負うべき立場にある国の不合理とは言えない判断が覆されてしまい地方公共団体の判断が優越しかねない

 安全保障などで国と地方が対立した場合、自治体の意向など全く考慮することなく、国がやりたい放題できる論理構成だ。全自治体に刃(やいば)が向く危うさがある。

 幾多の選挙で示された辺野古ノーの民意を無視し、強権行使一本やりの安倍政権と同調した乱暴な論理がちりばめられている。

 基地の重圧にあえいできた沖縄の戦後史に思いをはせることもなく、独断と決め付けによる事実誤認が多い判決が無批判に最高裁で確定することは許されない。


権限駆使しはね返せ

 上告審判決を待って、安倍政権は停止していた辺野古での工事再開に突き進むとみられる。翁長知事や県民世論に圧力を強め、諦念を植え付けようと躍起になるのは目に見えている。沖縄は一層厳しい局面に立たされる。

 だが、沖縄戦の住民犠牲と米軍統治下と日本復帰後も続く米兵らによる事件・事故を踏まえ、人権保護と環境保全とは相いれない新基地建設に毅然と反対を貫く民意の正当性はいささかも揺るがない。徹底抗戦は続く。

 最高裁判決が出ても、翁長知事は「新基地建設をあらゆる手法で阻止する」と明言している。新基地の設計・工法の変更申請に伴う知事の承認権限の行使がある。翁長知事が申請を認めなければ、申請のたびに工事は止まる。

 沖縄防衛局は大浦湾のサンゴを移す特別採捕許可を得る必要があるが、生態系に潰滅的打撃を与えると主張する県が許可しない可能性が濃厚だ。名護市の権限も多くあり、国が意のままに新基地建設を進められない要素は多い。

 最高裁判決まで1週間ある。戦後71年、県内移設条件付きの普天間返還合意から20年余を経ても、辺野古の海の埋め立てを阻んできた民意の力を再確認し、これからも続く試練に立ち向かう県民の気概を研ぎ澄ましたい。
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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75462

社説[辺野古訴訟 県敗訴へ]納得できぬ「弁論なし」
2016年12月13日 07:36

 国が県を訴えた「辺野古違法確認訴訟」の最高裁判決は県敗訴の見通しとなった。

 判決を見直す場合の弁論が開かれず、最高裁が20日に判決を言い渡すことを決めたからである。

 県は9月、福岡高裁那覇支部で全面敗訴し、上告していた。高裁判決は国の主張をそのままコピペしたようなひどい内容だった。

 このためにも最高裁の審理では翁長雄志知事の意見陳述が不可欠だったはずであり、その機会を与えないまま、判決を言い渡すのはとても納得できない。

 高裁判決は例えば、北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」を取り上げ、「射程外となるのはわが国では沖縄などごく一部」として、軍事専門家の間からも出ている沖縄の地理的優位性に対する疑義を都合のよい論理で封じ込めた。

 迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY(Not In My Back Yard=ニンビー)は認め、沖縄には基地を押し付けるとしか読めないくだりもあった。

 普天間飛行場の被害を除去するためには辺野古に新施設を建設するしかない。辺野古の新施設建設を止めれば普天間の被害を継続するしかない-と行政に追従するような言及もあり、司法の矩(のり)を超えていると批判された。

 1999年に地方自治法が改正され、国と地方の関係が「上下・主従」から「対等・協力」に転換してから初の最高裁判決である。そういう意味でも最高裁にはしっかりした弁論をした上で判断を示してほしかった。


■    ■


 県が敗訴した場合、今後の焦点になりそうなのが3月に県と国が合意した和解条項で、「直ちに、判決に従い、主文およびそれを導く理由の趣旨に沿った手続きを実施するとともに、その後も同趣旨に従って互いに協力して誠実に対応することを相互に確約する」としている点である。

 県は「確定判決には従う」と明言し、敗訴が確定すれば取り消し処分を取り消す。だが、あくまで「違法確認訴訟」に限るとの考えだ。

 翁長知事は来年3月に期限が切れる岩礁破砕許可や、サンゴの採捕許可、設計変更申請審査など知事権限を行使して阻止する構えだが、和解条項との関係はどうなるのか。

 政府は県が敗訴確定後も抵抗した場合、損害賠償請求の検討に入ったとの報道もある。政府は最高裁判決が「最終判断」との立場である。


■    ■


 政府は22日に北部訓練場の過半の返還式典を開く。返還条件となっていたヘリパッド(着陸帯)の建設を強権的に進め、年内完成を最重要課題にした結果だ。辺野古陸上部の隊舎の工事も年内に再開する。辺野古本体とは別だとして県の了解を取り付けている。最高裁の判決言い渡しが「あうんの呼吸」で政府のスケジュールに合わせたようにしかみえず、釈然としない。

 最高裁は人権の砦(とりで)である。厚木基地騒音訴訟にみられるように米軍がらみでは被害を認めながら根本的な救済策には踏み込まない。これでも主権国家といえるのだろうか
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●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法

2016年12月13日 00時00分38秒 | Weblog


琉球新報の速報【辺野古訴訟、沖縄県の敗訴が事実上確定 判決20日に決定】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-410472.html)。

 《最高裁は12日、判決期日を12月20日に決定した。弁論を開かずに判決期日を指定したことにより、県の敗訴が事実上確定》。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    「最高裁判所裁判官国民審査も忘れてはいけませんね。
     「鬼丸かおる(おにまる かおる)氏・木内道祥(きうち みちよし)氏・
     池上政幸(いけがみ まさゆき)氏・山本庸幸(やまもと つねゆき)氏・
     山﨑敏充(やまさき としみつ)氏」の5氏です。例えば、
     ココ(http://politas.jp/articles/226)に詳しい経歴がありますので、
     「予習」をしておかないといけませんね。白票ではなく、こちらも
     積極的に「×」で意思表示すべき最高裁判所裁判官を評価しなくっちゃ」

 辺野古破壊訴訟について、最「低」裁事実上確定した訳だ。「最低裁」の最低な「政治判断」。「最低裁」の裁判長(鬼丸かおる裁判長)の名は、「最低裁」裁判官最高裁国民審査まで記憶されるべきだ。鬼丸かおる裁判長については、2014年12月衆院選の際には、当時の経歴から「☓」をつけたかどうか思い出せないが、次回は確実に「」だ。

   『●高江破壊の「異様…全国を見渡しても、 
      いったい沖縄以外のどこにこのような光景があるのか」?
   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace. 
      (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
   『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」? 
      …沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」
   『●「国民の信頼を傷付け」ているのは? 
      …「米軍基地という面倒な施設は沖縄に…。そして日本本土は…」
   『●「理」も「正義」も無し…「自衛」のためどころか
      高江「破壊」のために自衛隊機が工事用重機を輸送
   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
             「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●辺野古破壊への「県側の徹底抗戦はこれからだ…
        翁長知事は二の矢、三の矢で巻き返しを図るつもり」
   『●「戦争のためにカメラを回しません。
      戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
   『●「腐臭を放つ「判決」」と臥薪嘗胆: 
      「銃剣とブルドーザー」から「自衛隊と機動隊とヒラメ裁判長」へ
   『●「沖縄の未来」のためのアベ様の「基地負担軽減」という強弁
                       =「短絡的過ぎる」「まやかしである」
   『●重大な誤りを含む「腐臭を放つ「判決」」: 
         「沖縄を弄んだというしかない」異常な辺野古破壊訴訟判決
   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
         「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担

   『●「「辺野古しかない」という一方的な結論は、
     司法判断というより、もはや政治判断」…最高裁か最低裁か?
    「全く同感なのですが、どうも希望薄すのように感じます。
      先日も引用させてもらいましたが、沖縄タイムスのコラム
     【[大弦小弦]人は怒りが強ければ強いほど…】によると、
     《▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を
     言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコール
     わき起こった最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう
     沖縄の訴えに真摯(しんし)に向き合うべきだ》」


 アサヒコムの速報【辺野古埋め立て、沖縄県の敗訴確定へ 最高裁弁論開かず】(http://www.asahi.com/articles/ASJDD5438JDDUTIL02P.html?iref=com_flash)にも、《最高裁第二小法廷(鬼丸かおる裁判長)は12日、二審の結論を変更する際に必要な弁論を開かず、判決の期日を20日に指定》とある。
 最「低」裁による酷い判決になりそうだ。沖縄に弁論もさせずに「政治判断」。「司法判断」出来ず、「政治判断」を乱発する司法はもはや死んでいる。《無慈悲》な司法。
 「アベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相らに寄り添う司法の情けなさ。司法判断ではなく、《工事者の政府に寄り添う》政治判断。司法には、もはや期待は持てないと思っていたけれど、あまりに《無慈悲》」(『●高江破壊差し止め仮処分申請が却下…司法判断ではなく、「工事者の政府に寄り添う」政治判断』)。


 沖縄タイムスの【【速報】辺野古違法確認訴訟、沖縄県の敗訴確定へ 埋め立て工事再開か】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75387)から想起されるのは、判決の出る2016年12月20日から辺野古破壊を再開しかねない、アザトい者達の冷酷さだ。

   『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
      「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」
    《辺野古基地建設反対を訴える伊波洋一候補の勝利はまず間違いない。
     今回伊波候補が獲得する票はヒロジさん達の日々のゲート前の
     座りこみを応援してくれる県民の声の大きさに比例している》
    《知事選、衆院選、参院選、全県民が意思表示をする選挙はすべて、
     基地建設を拒否する候補が圧倒的な勝利で民意を形にした
      ところが、夜8時の歓喜の瞬間からわずか9時間後の朝5時過ぎに、
     激震が走った。
      大型工事車両と機動隊が隊列を組んで高江に向かっている
     という情報が入った》

   『●グッドタイミングな沖縄県警やアベ様、
        「負担軽減」相らのヤルことのあまりのアザトさ…「沖縄イジメ」
    《まるでゴーサインが出たといわんばかりに映る翁長雄志知事が、
     東村高江周辺の米軍北部訓練場へのヘリパッド建設を「苦渋の選択」と
     容認する発言から一夜明けた29日の県警の動きだ ▼早朝から、
     辺野古の新基地建設に反対する市民らの活動拠点や個人宅などを
     家宅捜索し、威力業務妨害の疑いで4人を逮捕した。高江でも、
     ヘリパッド建設に抗議する市民の逮捕者が出た》

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-410472.html

辺野古訴訟、沖縄県の敗訴が事実上確定 判決20日に決定
2016年12月12日 15:26
辺野古 辺野古新基地 辺野古新基地建設 普天間飛行場移設問題 違法確認訴訟 意見書

 翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手に提起した不作為の違法確認訴訟で、最高裁は12日、判決期日を12月20日に決定した。弁論を開かずに判決期日を指定したことにより、県の敗訴が事実上確定した。辺野古新基地建設阻止を掲げる翁長県政にとって厳しい結果となり、今後の議論に大きな影響を与える。

 翁長知事は「確定判決には従う」と述べており、最高裁判決後にも埋め立て承認取り消しを“取り消す”見通しとなった。国が新基地建設工事を再開する法的根拠が復活する。一方、翁長知事は敗訴した場合でもあらゆる手法で辺野古新基地建設を阻止する姿勢は変わらないとしており、移設問題の行方は不透明な情勢が続く。

 不作為の違法確認訴訟の一審・福岡高裁那覇支部は9月16日、翁長知事による承認取り消しは違法だとして、同取り消しの違法性の確認を求めていた国の主張を全面的に認める判決を出した。県は判決を不服として、同23日に上告していた。

【琉球新報電子版】
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●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?

2016年10月17日 00時00分14秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【映画「『知事抹殺』の真実」が描く国策捜査と報道の“闇”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191719)。

 注目の2016年10月新潟県知事選、さて結果は?

   『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?: 
     《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論
   『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」:  
       「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?
   『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
             …「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋
   『●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない
             …確実にあの東京電力のアレを再稼働させる

 《5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が「謎の収賄事件」で突然、政治生命を絶たれてから10年。“冤罪”まがいの「収賄額0円」という前代未聞の有罪判決が確定しているが、なぜ佐藤がつぶされたのか。ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)…》。

 泉田裕彦新潟県知事の出馬撤回「事件」の背景にも、同じような「“冤罪”まがい」の相当なイヤガラセがあったのではないかと想像します。新潟県知事選が「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」な結果に終わることを怖れます。
 《佐藤雄平…そもそも、今一番危険なイチエフ4号機、3号機に置かれているMOX燃料は、雄平が知事就任後すぐにプルサーマルを承認したために搬入されたものです》…といったことが起きています。新潟県知事選の自公推薦候補者は選挙に勝てば、絶対に、3.11に何の責任もとらないあの東京電力アレ、つまり柏崎刈羽を再稼働させるに決まっています

 《国策捜査と報道の闇についてもよくわかる作品》…ニッポンのどうしようもなさ具合が情けなくなる。

   『●自民党派民主党最高顧問は政治生命をかけた
    《昨年、佐藤知事と増子副大臣は佐藤栄佐久前知事が抵抗した
     福島原発のプルサーマル計画を承諾し、それが恐怖の3号機の
     暴走につながっていく。そんなのが最高顧問の民主党に原発処理は
     任せられない》

   『●FUKUSIMA原発人災を繰り返さないためには「地元」の強力な反対が頼り
   『●民主党の一筋の光明、vs、野田首相の大飯原発再稼働決断
    《ドイツでは3月8日放送されたこの約30分の番組には、
     浜岡原発を止めた菅直人元首相、原発全廃を目指す河野太郎代議士、
     東電の事故隠しに意見したところ原子力ムラの復讐に会い冤罪事件を
     デッチ上げられた佐藤栄佐久・前福島県知事などがインタビューに応じていた》

   『●原子力発電、店じまいの時は何時になるのだろう?
    《原発が立地する茨城県東海村で十四日、「第一回脱原発サミット
     in茨城」が開かれ、佐藤栄佐久・前福島県知事や評論家の佐高信氏、
     地元の村上達也村長らが東京電力福島第一原発事故から
     学ぼうとしない国への不信をあらわにした。 (林容史)》

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
    《私だけでなく、福島の知り合いや「福島の女たち」などに、
     現知事、佐藤雄平をよく言う者はおりません。
     そもそも、今一番危険なイチエフ4号機、3号機に置かれている
     MOX燃料は、雄平が知事就任後すぐにプルサーマル
     承認したために搬入されたものです
     前知事、佐藤栄佐久さんは、度重なる東電の事故隠しや隠蔽体質に
     自分が福島を守らなければと、県の原子力安全対策課の職員に
     勉強会を開かせ、原発で働く人たちからの内部告発をもとに
     東電や国に申し入れもしていました。
     私は、栄佐久さんが県知事でいる限りは、福島でのプルサーマルは
     ないと安心していましたし、県民からの信頼も厚く、みんな、
     佐藤知事ではなく、親しみを込めて栄佐久さんと呼んでいました
     プルサーマルに反対し続ける栄佐久さんに、東京都の石原知事は、
     「一千三百万東京都民の生活に必要な電力を供給するのが、
     原発立地県の勤めなのに、一県知事が何を言うかとのたまった
のです。
     そして、東電と、原発の利権に群がる者たちの姑息な手段により、
     抹殺されたのです》

   『●忘れられた最高裁国民審査
    《今回は一票の格差判決の他にも、原発差し止め訴訟、
     君が代起立拒否訴訟、沖縄集団自殺訴訟、
     ウィニー著作権法違反訴訟、僕パパ秘密漏洩事件、
     光市母子殺害事件、児童ポルノリンク事件、
     佐藤栄佐久前福島県知事汚職事件等々、前回の審査から
     この3年あまりで最高裁は日本の民主主義の根幹に関わる
     重要な判決を山ほど下している》

   『●書籍紹介『20人の識者がみた 「小沢事件」 の真実
                捜査権力とメディアの共犯関係を問う』
    《第1章 被害者たちが証言する 「国策捜査」 の実態
           三井環 検察がつぶれる 「最大の弱み」 を告発
           仙波敏郎 「暴力組織」 に成り下がった検察、
                   「既得権益」 にしがみつくメディア
           鈴木宗男 権力とメディアの暴走を許さない
           佐藤栄佐久 原子力帝国・全体主義国家に変貌する日本
           石川知裕 日本の民主主義のため最後まで闘う
           植草一秀 小沢裁判事件の評価と主権者がとるべき行動》

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191719

映画「『知事抹殺』の真実」が描く国策捜査と報道の“闇”
2016年10月14日

     (試写会であいさつをする佐藤栄佐久元福島県知事
      /(C)日刊ゲンダイ)

 5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が「謎の収賄事件」で突然、政治生命を絶たれてから10年。“冤罪”まがいの「収賄額0円」という前代未聞の有罪判決が確定しているが、なぜ佐藤がつぶされたのか。ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)が11月中旬、福島県を皮切りに全国で上映される。

 佐藤は“福島のとげ”と言われ、地方分権、道州制、そして原発で国に物申す知事だった。とりわけ原発に関しては、原発立地県の知事として安全を最優先させ、東電や国に厳しい態度を取った。2003年には、トラブル隠しの東電では安全が確認できないとして、東電の原発全17基を稼働停止したこともあった。

 映画には佐藤自らが出演し、ありもしない嫌疑で、最初から“佐藤つぶし”ありきの国策捜査が行われた様子がテンポよく描かれている。

 12日の試写会で佐藤は「(収監されていた)“巣鴨”から出てきた時以上の気持ちだ。皆さんの顔を見てエネルギーをいただいた。これから本当の戦いが始まる。政治活動などは考えていないが、私はどなたもできない経験をした。それを伝えていきたい」と話した。

 取り調べや裁判の再現、インタビュー中心の映画には、当時の新聞紙面がたくさん使われていたものの、ニュース映像はほとんどなかった。安孫子監督が事情を明かしてくれた。

   「10年前の事件当時の映像が欲しかったが、貸してくれる放送局が
    なかったこの件には触れるなという“お達し”でもあるのか、
    一様に下を向いていた

 国策捜査と報道の闇についてもよくわかる作品である。
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●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 2014年12月衆院選に是非行こう!

2014年12月08日 00時00分31秒 | Weblog


asahi.comの保坂展人さんによる記事【低投票率は「白紙委任状」に等しい】(http://www.asahi.com/and_w/life/SDI2014120115191.html?iref=comtop_fbox_d2_05)。

 「いよいよ、総選挙が始まります。このままでは、棄権白票も含めて、投票に行かないか、意思表示しない人が増えて、結果として「安倍政権への白紙委任」となるおそれがあります。是が非でも投票に行って、後日の悔いのないようにしたいものです」。2年前の教訓を思い出すべき。この2年間の悪夢を思い出すべき。
 マスコミに踊らされて、諦めてはイケナイ!、低投票率ではイケナイ!! 税金をドブに棄てる行為だし、「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚しない支持者や投票者と同じです。是非投票に行きましょう、未来がかかっています

   『●『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12)の
                                            最新号についてのつぶやき

     ■⑫『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) /
       斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への
       厳しい道】、「が、ここで注意すべきは・・・・・・という投票率の低さ・・・・・・
       内堀氏の得票数が49万384票・・・・・・棄権した有権者は
       その2倍近い86万6337人もいたのである」
     ■⑬『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) /
       斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への
       厳しい道】、「これが政治への失望票、批判票でなくてなんだろう。
       ・・・・・・沖縄県知事選・・・・・・安倍自民党に今度はどんな判定が
       下されるのか。福島県知事選との得票率の差にも注目したい」

   『●「真っ当に憲法を考えている政党はどこだ?」
          『週刊金曜日』(2013年6月21日、948号)について

     ■『週刊金曜日』(2013年6月21日、948号) /
       矢崎泰久さん【発言2013】、「腰を抜かすほど驚いて、
       「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になること
・・」・・
       民主主義の大敵は投票に行かないことだ・・。・・とにかく投票に行く。
       このことによってしか、悪政は拒否できない・・棄権は危険だ!」

   『●自公「二三八」議席以下は当然、
      壊憲「三一七」議席なんてトンデモ、脱原発「一二六」議席では少な過ぎ!

     「衆院選では毎回、七百億円前後の事務経費が国の予算に計上される。
      全国の二十歳以上の有権者は約一億人のため、投票に行くか行かないか
      に関係なく、有権者一人につき七百円程度の税負担が生じる」
      ・・・・・・そうです。

   ●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
        高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点』 
   『●2014年12月衆院選: マスコミに踊らされて、
         諦めてはイケナイ!、低投票率ではイケナイ!!
   『●自公や翼賛野党に投票する人々:
       「無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」」・・・イッパイ過ぎる


 比例代表については明確に決めています。私の選挙区での問題は、小選挙区の方。入れるべきでない候補は明確なのですが、より当選の可能性が高い候補者に入れるべきなのかどうか考えあぐねています。その野党にはとても共感できないし、一方で、私の入れたい候補者の当選の確率はとても低い・・・・・・。悩ましい・・・・・・。
 例えば、与野党のどちらの候補者も原発推進派の場合、どちらに投票すればいいのでしょう?? それでも、比例代表では脱原発等の意思表示は可能なわけで、絶対に選挙に行きましょう。

 最高裁判所裁判官国民審査も忘れてはいけませんね。「鬼丸かおる(おにまる かおる)氏・木内道祥(きうち みちよし)氏・池上政幸(いけがみ まさゆき)氏・山本庸幸(やまもと つねゆき)氏・山敏充(やまさき としみつ)氏」の5氏です。例えば、ココ(http://politas.jp/articles/226)に詳しい経歴がありますので、「予習」をしておかないといけませんね。白票ではなく、こちらも積極的に「×」で意思表示すべき最高裁判所裁判官を評価しなくっちゃ。

   ●忘れられた最高裁国民審査
   『●「今、福島の森と川で何が起きているのか」
        『週刊金曜日』(9月13日、959号)についてのつぶやき


 最後に、マスコミの委縮。アベ様の思うツボです。

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
      そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

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http://www.asahi.com/and_w/life/SDI2014120115191.html?iref=comtop_fbox_d2_05

低投票率は「白紙委任状」に等しい
保坂展人
2014年12月1日 

 いよいよ、総選挙が始まります。このままでは、棄権や白票も含めて、投票に行かないか、意思表示しない人が増えて、結果として「安倍政権への白紙委任」となるおそれがあります。是が非でも投票に行って、後日の悔いのないようにしたいものです

 総選挙となれば、これ以上に大きな「国民の選択」はなく、告示日となれば各党が何を掲げて闘うのかに注目が集まってきました。2005年は「郵政選挙」、2009年「政権交代選挙」と呼ばれるように、街頭では飛ぶようにマニフェストが手渡されていきました。

 ところが、告示の直前だというのに、テレビの報道番組以外に「総選挙」の話題を聞きません。この間、顔をあわせた人の数は多いですが、政党関係者以外に「総選挙」の話をした人はほとんどいませんでした。

 このままでは5割を切るような「戦後最低の投票率」にとどまる可能性もありそうです。世論調査では「この時期の衆議院解散」に否定的な意見が強く出ています。任期2年を残して、突然の奇襲解散に打って出たのは、野党がバラバラである時期を狙って、安倍首相の「長期政権」への布石を打つことが主な理由である、ということも多くの人が理解しています。(2014年11月25日「太陽のまちから」)

 私たちは、目の前の物事を順序立てて考え、合理的なものだと確認すると意識の中に刻んでいきます。ところが「12月2日公示・14日投票」には、従来までの総選挙と比べると、政権や政策変更の土台を問うような「切迫した必然性」をうかがうことができません。すると、食事中に飲み込んだ異物を反射的に吐き出してしまうように、記憶に深く認識されません。納得できないものにはつきあわないぞ、という積極的拒否反応さえ生まれてきます。

 投票率が劇的に低下し、無党派層が選挙に関心を示さず、組織票が勝敗を決するという結果も予想されています。これが従来のように、政権側に有利に作用すれば、計算通りということになるでしょう。ただし、自民党を支える地縁組織、業界団体は高齢化して疲弊しています。2年前の「TPP反対の公約を覆して推進しようとしている政権側から、「農協の解体論」まで飛び出している現状を見ると、これまでの「投票率と選挙の常識」は覆る可能性もあります。

  また、05年も09年も選挙結果に大きな影響を与えたのは無党派層だと言われています。投票に行かないことを決めている人や、年末の繁忙期に総選挙の存在を忘れている人たちの多くが「こうしてはいられない。やはり投票に行こうと判断を変えるだけで、波紋は大きく広がっていくでしょう

 朝日新聞の世論調査では、安倍内閣の2年間の経済政策について、「成功」(37%)「失敗」(30%)と、評価がやや高いものの、国民の間で意見が分かれる重要政策については辛口の反応が出ています。 「憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認したこと」について「評価する」(32%)「評価しない」(50%)、さらに「原発再稼働」に「賛成」(28%)「反対」(56%)となっています。

 ところが、「集団的自衛権」や「原発再稼働」に反対の人たちの2割が比例区の投票先を「自民党」と答え、野党がその受け皿となっていないとも報道されています。

 11月18日にTBSの報道番組に出演した安倍首相が、アベノミクスについての街頭インタビューで否定的な声が多かったことに「おかしいじゃないですか」と不快感を示したことが話題になりました。

 その2日後、自民党はNHKや在京テレビ局に要望書を出しました萩生田光一・自民党筆頭副幹事長、福井照・報道局長の両衆院議員の連名で、出演者の発言回数や時間▽ゲスト出演者の選定▽テーマ選び▽街頭インタビューや資料映像の使い方――の4項目について「公平中立、公正」を要望する内容になっています。(11月27日付毎日新聞)

 こうした報道や言論への「注文」に対しての反応は、さっそく具体的な形になって現れています。深夜の討論番組「朝まで生テレビ」への出演依頼を受けていた若手評論家の荻上チキさんが、直前になって出演依頼を取り消されたというのです。

 荻上さんによると、21日に出演を依頼されたものの、27日になってテレビ朝日の番組スタッフから電話があり、各党議員と荻上さんらゲスト数人という出演者の構成について「ゲストの質問が特定の党に偏る可能性などがある」との理由で、議員のみの出演に変えると伝えられたというのです。(11月28日付毎日新聞)

 私も、国政選挙の前に政治家として何度か「朝まで生テレビ」に出演したことがありましたが、「出演者は政治家に限る」という扱いはなかったと記憶しています。NHKの「日曜討論」とはまったくステージが違う議論が特徴だった「朝まで生テレビ」が、深夜番組ならではの自由な発言や応酬を今回に限って回避したことと、局側は「政治の圧力によるものではないと弁明しているが、先の要請は無関係だとは思えません

 こうして、多くの国民の耳目を集めるような議論がテレビ番組から消えてしまい、ニュース番組の一部で各党のマニフェストや党首の動きなどを伝えても、総選挙に対しての関心は高まりません。低関心と投票率低下を反転させる報道が今こそ必要だと思います。

  政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません
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●「官僚司法とその提灯持ちは改革を拒否し続けている」・・・冷たい司法が続くわけだ

2013年11月19日 00時00分55秒 | Weblog


『前田朗Blog』の記事【最新の刑事訴訟法教科書に学ぶ】(http://maeda-akira.blogspot.ch/2013/11/blog-post_6.html)。

 「最高裁事務総局をはじめ、法務・検察も、刑事法学の主流派も、現在の刑事訴訟がよいものであり、基本的に正しいと開き直っている代用監獄をはじめとする「人質司法」、拷問その他の残虐な行為だらけの人権侵害司法死刑冤罪をはじめとする誤判を、まともに反省すると大改革をしなければならないが、官僚司法とその提灯持ちは改革を拒否し続けている」・・・・・・そうだ。

 「人質司法」だけでも、

   『●『だまされることの責任』読了(1/3)
   『●『官僚とメディア』読了(3/3)
   『●冤罪が増幅されはしまいか?
   『●検察審査会の「起訴相当」: 郷原信郎さんの発言
   『●遠隔操作ウィルス冤罪事件: 「2人は自白まで」させられた
   『●忘れられた最高裁国民審査
   『●冤罪(その2/2): せめて補償を

ざっとこんな感じ。
 そして、「死刑冤罪」も、

   『●『冤罪File(No.06、2009年6月号)』
   『●それは、職業裁判官の怠慢にすぎない
   『●死刑という制度: 「吊るせ、吊るせ」の合唱で何か状況は変わるのか?
   『●冤罪死刑囚の死を待ち、責任を逃れようとする冷酷な人々
   『●血の通わぬ冷たい国の冷たい司法: 「奥西勝死刑囚(87)
                          ・・・・・・死刑囚の心の叫び」は届かず
   『●飯塚事件の久間三千年さんと福岡事件の西武雄さん

といった感じ。
 「官僚司法とその提灯持ちは改革を拒否し続けている」なんて、本当に冷たい司法である。

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http://maeda-akira.blogspot.ch/2013/11/blog-post_6.html

Wednesday, November 06, 2013
最新の刑事訴訟法教科書に学ぶ

内田博史編『歴史に学ぶ刑事訴訟法』(法律文化社)――編者とその仲間たち(主に九州大学大学院出身の刑事法学者)による新しい刑事訴訟法の教科書である。序章から10章まで、全部で11章を分担執筆している。毎日1章ずつ読んだ。よくある分担執筆本と違って、各章の叙述が、文字通り「歴史に学ぶ」という問題意識に貫かれていて、いずれも高い水準となっているので、読み応えがある。近代日本の刑事訴訟法の歴史的教訓をいかに受け止め、いかに反省して、より良い刑事訴訟法に発展させていくのかという観点だが、それは現在の支配層には全くない観点である。最高裁事務総局をはじめ、法務・検察も、刑事法学の主流派も、現在の刑事訴訟がよいものであり、基本的に正しいと開き直っている。代用監獄をはじめとする「人質司法」、拷問その他の残虐な行為だらけの人権侵害司法、死刑冤罪をはじめとする誤判を、まともに反省すると大改革をしなければならないが、官僚司法とその提灯持ちは改革を拒否し続けている。本書は、そうした現状を歴史的にとらえ返して改革の道を探る。また、日本国憲法の基本的人権規定を正しく解釈して、刑事訴訟法の解釈を行う姿勢も鮮明である。国際人権法にも学びつつ、国際水準に照らして恥ずかしくない司法を模索する。執筆者の多くとは、長年、研究会で一緒だったので顔を思い浮かべながら読んだ。とても勉強になる1冊だが、一番の疑問は本書の読者層だ。教科書なので、まずは学生だが、学部学生には水準が高すぎる。普通の教科書を2~3冊読んだ専門ゼミの学生ならなんとかこなせるのだろうか。法科大学院向けでもないだろう。研究者養成の大学院生には向いているだろう。もちろん、刑事法学者、検察官、裁判官、弁護士も主要な対象ではあるだろうが、読む気のないのがたくさんいそうだ。たぶん、私が一番適切な読者だ。SAN CARLO, Ticino,2009.

Posted by前田朗at12:26 AM
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●「今、福島の森と川で何が起きているのか」 『週刊金曜日』(9月13日、959号)についてのつぶやき

2013年09月16日 00時00分53秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年9月13日、959号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、石坂啓さん【初めて老いった!?/やったねアベちゃん!!】と明石昇二郎さん【東電福島事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか】。

************************************************************************************
■①『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / ようやく開封。「福島県浜通りエコツアーガイドブック 今、福島の森と川で何が起きているのか」。もちろん、横田一さん【東京五輪開催決定と放射能汚染水問題 世界に嘘をついた安倍首相】。ウソ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/060c22aa9939913740ad6aaaa7acd5df

■②『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 武馬怜子氏【排外主義デモにカウンター攻撃 新宿大久保公園でデモ隊が激突】、「憲法で保障された「表現の自由」に則ったデモを、警察が止めることはできない」。う~ん・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3

■③『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 根津公子さん【「君が代」不起立・不伴奏処分訴訟 最高裁が全員一致で上告棄却】。最高裁「裁判官全員一致の意見」だそうだ。最高裁国民審査最高裁を裁く」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/847fa3c946d3f82f2514522b061ab670

■④『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 真野きみえ氏【大阪がれき脱原発派の裁判初公判 逮捕は「狙いうち」と主張】、「市民への不当な弾圧がなかったかが、今後の裁判の中で争われることになろう」

■⑤『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 永野厚男氏【会議傍聴者の言動を記録 都教委が異常な監視】。本当!? 「ト」教委は何をやってんだ?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■⑥『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 明石昇二郎さん【東電福島事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか】、「告訴団が暴いた「汚染水」の新事実はどうなる?」。五輪で浮かれる最中の9月9日に発表(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5249cf40b271f31f6c550bb75d9379a7

■⑦『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 【大村アスカの政治時評/大阪都構想を支持するか否か 堺市長選での市民の選択が橋下徹氏の未来も左右する】。【竹野三恵子の経済私考/安倍政権による雇用規制の緩和は「ナチス流だ」 唯一の公約実現は「世界一企業が活躍しやすい国」】

■⑧『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 宇都宮健児さん【主権を脅かすISD条項】、「TPP・・投資家対国家紛争解決条項・・外国企業(投資家)が損害を被った場合・・世界銀行傘下の・・に提訴して賠償を求めることができる」。メモ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ffeb37f2332f233ad4b25e13236e914d

■⑨『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 永六輔さん【無名人語録】、「美しい国日本、総理が近頃よく使うけれども、美しい福島って言えるかい?」。浅賀行雄氏のイラストが秀逸、聖火リレーをしている人が完全防備?、あるいは、作業員が走者??

■⑩『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 矢崎泰久さん【発言2013】、「それにしても安倍・猪瀬のペテン師コンビにも私は唖然とさせられた。放射能列島日本を安全・安心と喧伝し、赤字国債一千兆円を抱えながら財政危機は無いと主張する」。ウソ吐http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/060c22aa9939913740ad6aaaa7acd5df

■⑪『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 根岸恵子氏【今夏、森村誠一氏とともにロシア公演 加害を歌い続ける「悪魔の飽食」合唱団】。「戦争できる国」の現実(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618chttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cbf304c495f35f9e47c7032e10872883

■⑫『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号)/山口正紀さん【全力で反対キャンペーンを 特定秘密保護法案】、「メディアは、「戦争の出来る国」に向けた「新・国家機密法」と存在をかけ、全力で闘う時だ」。城山三郎さん曰く「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7408a0a5477439ac334576823e23618c

■⑬『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / 高嶋伸欣氏【不勉強と自主規制! 問題点だらけの教科書採択報道】、「東京都と神奈川県の教育委員会が、強引に採択から排除」。ハタとウタを強制しておきながら・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■⑭『週刊金曜日』(2013年9月13日、959号) / ピョンタ、再登場!、石坂啓さん【初めて老いった!?/やったねアベちゃん!!】、「・・『金曜日』のみなさんがどうせシケた顔してるんじゃないかと思って励ましにさー。だから言ってたじゃん、早いとこ転向してこっち側においでって」。笑読
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●司法と原発裁判: 裁判所と法務省の人事交流

2013年02月06日 00時00分27秒 | Weblog


asahi.comに出ていた書評(http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013012000018.html?ref=comtop_list)。

 反対派による原発裁判はこれまで2件の勝訴しかない。それも上位審でひっくり返されている。連戦連敗。松下竜一さん流に云えば、「負けた負けた」の連続である。
 どうも、その根源は「裁判所と法務省の人事交流」にあるようだ。「法務官僚(訟務検事)に任用された裁判官が、原発訴訟で国側代理人を務めて「原発は安全だ」と主張する。そうした人物が元の裁判官に戻った後、原発の安全性を公正、公平に判断できるのか。人事交流が原発訴訟に「深刻な影を投げかけてきた」」そうだ。

   『●忘れられた最高裁国民審査
   『●最高裁「原発安全性」研究会、過去の反省なくして意味をなさず
   『●〝犬〟になれなかった裁判官
   『●『美談の男』読了
   『●マスコミと癒着する「司法・最高裁」の堕落ぶり
   『●原発裁判はどれも完敗: 井戸謙一元裁判官と小出裕章さんの対話
   『●そりゃぁ、東京電力原発人災以降を見ただけでも、「司法」にも絶望するよな
   『●東京電力、「お前のモノだろう!」
   『●井戸謙一元裁判官再び: 最高裁は常に国側に、そして、努力は無駄に
   『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官

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http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013012000018.html?ref=comtop_list

書評
司法よ! おまえにも罪がある [著]新藤宗幸


[評者]上丸洋一(本社編集委員)  [掲載]2013年01月20日


■人事交流が投げかける影


 原発の安全性をめぐっては1973年に始まった伊方原発(愛媛県)訴訟以来、建設中止などを求める住民らによって、数々の裁判が提起されてきた。しかし、住民側の勝訴は2例しかない。ほとんどの訴訟で裁判所は、行政の判断を支持してきた。
 なぜ司法は原発をチェックできなかったのか。本書は、行政側勝訴の判決に共通する論理構造を解き明かし、司法の責任を追及する。
 著者が着目した問題点の一つに、裁判所と法務省の人事交流がある。これによって法務官僚(訟務検事)に任用された裁判官が、原発訴訟で国側代理人を務めて「原発は安全だ」と主張する。そうした人物が元の裁判官に戻った後、原発の安全性を公正、公平に判断できるのか。人事交流が原発訴訟に「深刻な影を投げかけてきた」と著者は実名をあげて指摘する。
 裁判所は誰のために存在するのか。原発事故は根本的な問いを突きつけた。裁判所は本書にどう応えるだろうか。
    ◇
 講談社・1470円
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●犯罪を犯さず冤罪を訴える者がなぜ反省などする必要があるのか?

2013年02月04日 00時00分07秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY201301300195.html)。

 裁判官の論理や如何に? 「「反省の態度が見られない」として懲役1年10カ月の実刑判決を言い渡した」そうだが、無茶苦茶すぎないか? 罪を認めた上で、「反省の態度が見られない」と云うのであれば、分かる。でも、この場合、一貫して冤罪を訴えているのに、なんで反省の態度を見せる必要があるのか? 裁判官は、頭から犯罪者と決めつけて裁判を進行しているとしか思えないではないか!? 訴えた者、訴えられた者のそれぞれの声を公平に聞こうという気が裁判官にはあるのか。第一、「疑わしきは被告人の利益に」、ではないのか? 刑事裁判の鉄則ではないのか? 高裁も、最高裁も、裁判官の目は節穴か!

   『●『冤罪File(No.06、2009年6月号)』
   『●『冤罪File(2009年12月号)』読了(2/2)
   『●『美談の男』読了
   『●『冤罪法廷 ~特捜検察の落日~』読了
   『●それは、職業裁判官の怠慢にすぎない
   『●何度書いても書き足りない裁判員制度
   『●日刊ゲンダイへの嫌がらせ ~宮崎学氏の「推認」~
   『●「疑わしきは罰する」名張毒ぶどう酒事件、あ~っため息が・・・
   『●東電OL殺人事件元被告マイナリさん、冤罪15年間への償いはできるのか?
   『●忘れられた最高裁国民審査

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http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY201301300195.html

痴漢冤罪訴え再審請求 異例の本人質問へ 東京地裁
2013年1月30日19時12分

【田村剛】痴漢事件で実刑判決を受けた東京都練馬区の男性(70)が冤罪(えんざい)を訴える再審請求審で、東京地裁(細田啓介裁判長)が31日、男性から事情を直接聴くことになった。書面のやりとりが中心の再審請求審で、裁判所がこうした手続きをとるのは異例。弁護団は「救済の道が開かれるかも知れない」と期待する。

 男性は30年以上、小学校の教師だったが、1999年ごろから指の痛みでチョークが持てなくなり、2001年に退職した。教育施設の嘱託職員として働いていた05年3月、西武池袋線の満員電車内で当時19歳の女性のスカートに右手を入れ、約4分間にわたって下半身を触ったとして逮捕され、強制わいせつ罪で起訴された。62歳の時だった。

 男性は一貫して否認し、「指の痛みで犯行はできなかった」と訴えたが、一審・東京地裁は事件直後に警察が撮った写真から「人さし指が曲げられなくても中指は動かせた」と指摘。男性を取り押さえた乗客と女性の証言を重視し、「反省の態度が見られない」として懲役1年10カ月の実刑判決を言い渡した。高裁、最高裁もこの判断を維持し、有罪が確定。男性は服役中の11年2月に再審を申し立てた。
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●忘れられた最高裁国民審査

2013年01月11日 00時00分18秒 | Weblog


最高裁国民審査に関連したvideonews.comの3つの記事(http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002613.phphttp://www.videonews.com/interviews/001999/002619.phphttp://www.videonews.com/interviews/001999/002618.php)。

 衆院選は憲法改正・経済問題などが前面に・・・信じ難い。さらに、衆院選で忘れ去られていたこと、沖縄問題と最高裁国民審査。最高裁国民審査については、何も考えずに全員を×にしてしまいましたが、もう少し誰を×にすべきかを考えた方がよかったかも。

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http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002613.php

ニュース・コメンタリー (2012年12月14日)
最高裁国民審査特集
最高裁を裁く


 総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査。街の掲示板に審査の対象となる裁判官の顔写真入りポスターが貼り出されないのが残念だが、それでも今回もマル激は前回、前々回に続き、最高裁国民審査特集をお届けする。
 今回の審査は、足利冤罪事件、布川冤罪事件、村木厚子さん事件(郵便不正事件)での証拠改竄事件、小沢一郎氏の政治資金をめぐる検察審査会への検事調書捏造事件、ゴビンダ・マイナリさん冤罪事件(東電OL殺人事件)、遠隔操作ウィルス誤認逮捕並びに自白強要事件等々、数え上げたらキリががないほどの冤罪、誤認逮捕、自白強要、証拠捏造などの検察・警察不祥事のオンパレードを受けた国民審査となる。
 また現在の最高裁は前回の衆院選挙と参院選挙でそれぞれ2.3倍、5倍を超える一票の格差があったことに対して、「違憲状態」どまりの判決しか下せていない。違憲状態というのは、このままではダメだという意思表示ではあるが、あくまで合憲判断を下したことにかわりはない。もし前回の判決で「違憲状態」判決ではなく「違憲」判決を下していたら、今回一票に最大で2.4倍もの差を抱えたままの選挙はあり得なかった。その意味でも最高裁の責任は重い。
 冤罪や誤認逮捕などで検察・警察に批判が集中するのは当然だが、その大前提となっている人質司法を可能にする強引な逮捕と23日間にも及ぶ起訴前拘留を可能しているのは、他でもない裁判官による逮捕・拘留令状だ。また、明らかに強要が疑われる自白や供述でも、裁判所はその任意性を疑うことなく、容赦なく有罪判決を出してきたことが、一連の再審・冤罪事件で明らかになっている。
 その意味で司法改革が今回の選挙の争点になっていないのが不思議であると同時に、いかに政治が司法に対して弱腰であるかを如実に表しているとも言える。
 いずれにしても、今回は国民がその司法制度の頂点に君臨する最高裁の裁判官15人のうち、前回の国民審査以降に任官した10人に審判を突きつける番だ。
 今回は一票の格差判決の他にも、原発差し止め訴訟、君が代起立拒否訴訟、沖縄集団自殺訴訟、ウィニー著作権法違反訴訟、僕パパ秘密漏洩事件、光市母子殺害事件、児童ポルノリンク事件、佐藤栄佐久前福島県知事汚職事件等々、前回の審査からこの3年あまりで最高裁は日本の民主主義の根幹に関わる重要な判決を山ほど下している。
 今回の特集Nコメでは、独断で過去3年間の間の10の最高裁判決を選び出し、それぞれの判決についてどの裁判官がどのような判断を下したのか、またどのような意見を表明していたかを、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が徹底検証してみた。
 総選挙と同じくらい、いや場合によってはそれ以上に重要かもしれない最高裁裁判官国民審査に、少しでも有権者の意志を反映させるための一助となれば幸いである。
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http://www.videonews.com/interviews/001999/002619.php

インタビューズ (2012年12月15日)
司法官僚の専断を許してはならない
インタビュー:新藤宗幸氏(千葉大学名誉教授)

 相次ぐ冤罪事件に誤認逮捕、はたまた証拠の捏造や改竄などなど、刑事司法のあり方が根本から問われる中、法の番人を務める最高裁は相変わらず一票の格差や原発訴訟に腰が引けたかのような判決を出し続けている。
 そもそも一連の冤罪事件は警察や検察の捜査にも問題があったが、その捜査に令状を出し、その結果提出された証拠や供述を有効と判断して有罪判決を下してきたのは、裁判所に他ならない。民主主義の最後の砦たる裁判所が機能していないことは、民主主義そのものが機能していないに等しい。
 なぜ日本の司法は機能しないのか。
 著書『司法官僚』の著者で千葉大学名誉教授の新藤宗幸氏は、日本の司法が機能しない一因として、本来は独立しているはずの裁判官ではなく、その背後にいる「司法官僚」が実際には日本の司法を牛耳っているために、官僚的な判断が当たり前のように下されてしまうと説明する。司法官僚は裁判所機構全体の予算と人事権も握り、しかも裁判所には行政のような情報公開義務がないため、その実態が白日の下に晒されることもなく続いてしまっているというのだ。
 一票の格差は言うに及ばず、日本が民主主義を取り戻すためには、司法官僚から裁判所を市民の手に取り戻さなければならない。そして、そのためには裁判所の情報公開とメディアの努力、政治の覚悟、市民の自覚などが不可欠になると新藤氏は言う。

プロフィール
新藤 宗幸しんどう むねゆき
(千葉大学名誉教授)
1946年神奈川県生まれ。中央大学経済学部卒業。1972年中央大学大学院法学研究科修士課程修了。専修大学法学部助教授、立教大学法学部教授、シェフィールド大学客員教授、千葉大学法経学部教授などを経て2011年より現職。公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所常務理事を兼務。著書に『司法よ!おまえにも罪がある─原発訴訟と官僚裁判官』、 『司法官僚 裁判所の権力者たち』、『政治主導官僚制を問いなおす』、『選挙しかない政治家・選挙もしない国民』など。
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http://www.videonews.com/interviews/001999/002618.php

インタビューズ (2012年12月15日)
最高裁にも変化の兆しが
インタビュー:長嶺超輝氏(司法ライター)

 最高裁についてよく指摘される問題点の一つが、最高裁の裁判官はその出自別に枠が固定され、体制派の裁判官や検察出身者が過半数を占めるため、最高裁の判決は常に政府寄りになるといった批判だ。
 実際、現在も最高裁の裁判官は15人の裁判官のうち裁判官出身者が6名、検察出身が2名、官僚・外交官出身が2名、学会出身が1名となっており、弁護士出身者は4人しかいない。早い話が15人中10人が公務員出身だ。これまで一般的には弁護士出身者は国権よりも民権を重視し、疑わしきは被告人の利益にとなるポジションを取ると言われるが、それがこうまで少数派では、最高裁の判決の大勢に影響を及ぼすことはできない。
 しかし、最高裁を取材してきた司法ライターの長嶺超輝さんは、最高裁にも変化の兆しがあり、裁判官出身者の中にも民権や人権の重視する裁判官が現れる一方で、弁護士出身でも従来よりより国権重視の裁判官が出るようになっていると言う。
 例えば、児童ポルノ画像へのリンクを貼っただけで、公然わいせつの「正犯」として有罪になった裁判では、裁判官出身の寺田逸郎判事が「正犯にあたらず」との立場を示している。
 しかし、その一方で、たとえば衆議院の一票の格差裁判で2.3倍の格差を「違憲状態」とした判決では、15人の裁判官のうち2人の弁護士出身者は明確に「違憲」を主張しているが、弁護士出身の山浦善樹、田原睦夫裁判官は「違憲状態」の多数意見に賛同している。違憲状態というのは、このままでは違憲になりますよという警告的な意味はあるが、判断としては「合憲」を意味している。
 長嶺氏に最高裁の現状と課題を聞いた。

プロフィール
長嶺 超輝ながみね まさき
(司法ライター)
1975年長崎県生まれ。98年九州大学法学部卒業。司法試験浪人を経て04年より現職。著書に『裁判官の爆笑お言葉集』、『サイコーですか?最高裁』など。
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