――――――― 矢崎泰久さん【発言2013】、《腰を抜かすほど驚いて、「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ…」…民主主義の大敵は投票に行かないことだ…。…とにかく投票に行く。このことによってしか、悪政は拒否できない…棄権は危険だ!》
――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会 会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します。
――――――― (金口木舌)《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか。政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》
――――――― (神保哲生さん)《ほとんど政治に変革が期待できない日本でも、選挙の投票率が先進国の平均レベルに達した瞬間に、大きな変革が起きているのです。つまり、どうせ政治に変革なんて期待できないから投票に行っても意味がない、のではなく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです。そして、この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではないことを…》
――――――― 故・石川真澄さん《『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った》新聞記者
――――――― 中島岳志さん「今回の選挙の総括をまちがえてはいけない。野党共闘が否定されたのではない。野党共闘が徹底できなかったことが問題なのだ」
――――――― 金子勝さん《自公+維新で経済的難局を乗り切れるとはとても思えず、手痛いしっぺ返しを覚悟しなければならない。翻って立憲は世代交代でイメージを一新し、国民的利益を守るために全力を振るう必要がある。野党共闘の是非でモメている場合ではない。単独で選挙を勝ち抜く地力がない現実を直視しなければダメだ》
(2024年07月03日[水])
東京新聞の【<論壇時評>中選挙区連記制、議論を 小選挙区の弊害を乗り越える 中島岳志】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/335853)。《小選挙区制には課題が大きい。一選挙区から1人しか当選しないため、立候補者は多くの得票が期待できるマジョリティー(多数派)に主張を寄せていく。その結果、立候補者の主張が近似していき、マイノリティー(少数派)の主張が争点化されにくくなる。死票も多く、極端な結果が出やすい。政党間で無理な候補者調整が必要になり、野党共闘は困難を抱える》。
『●故・石川真澄さん《『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に
反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った》新聞記者』
『●《30年前の平成の政治改革…「腐敗防止法どころか腐敗温存法」「政治は
いつも談合」》、一方、利権裏金脱税党の泥棒達による裏金維持法成立』
3年ほど前の (2021年10月23日) 東京新聞のコラム【ぎろんの森/今の選挙制度でいいのか】によると、《そうした中、読者から貴重なご意見をいただきました。「衆院の小選挙区制が、政治の権力を集中させる元凶だと思います。選挙後に選挙制度の改革も議論してほしい」というものです》。何も変わらないニッポン。
2021年10月25日[月] に書いたブログ …… 元朝日新聞記者の故・石川真澄さんを《守旧派》と呼んだ方々は、いま何を思う? 平気で違憲に壊憲するような自公お維に、この選挙制度によってつくられた独裁政権下で、合法に如何に選挙制度を改善するのか? 投票率を上げ、政権交代する以外になかったのでは…? いつまでもこの不公平で、民意を反映しない選挙制度下では…。
それにしても、石川真澄さんは偉かった。あの当時から、「『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った」新聞記者なんて稀有だった。しかも、正鵠を得ていた訳だ。
いま思うと、中選挙区制では「政治に金がかかる」(選挙にカネがかかる)というのは本当だったのでしょうか? 小選挙区制になって、酷くカネがかかるようになったのでは?
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(1/3)』
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(2/3)』
「石川さんは九工大機械工学科出身で、選挙結果や世論調査の
分析のち密さや、”守旧派”といわれながらも小選挙区制の危険さや
欠陥の指摘に孤軍奮闘した姿、そこに理系新聞記者の血が
見て取れる。「政治を科学した」。「絶対得票率」の提案も。
「…小選挙区制。結果は死票累々、投票率急降下。そして
「絶対投票率」三〇%足らずの政党が、わが物顔で
イラク派兵から憲法改定へ踏み込もうとしている」。
「日本国憲法が民衆にとってどんなに素晴らしいものだったか…
書いてある」。『JANJAN』の選挙データベースの構築の際に、
竹内さんから石川さんは相談を受けていたそう。朝日新聞の
死亡記事にも、「政治報道に数量的分析を導入。九〇年代の
政治改革論議では『死票を大量に生む小選挙区制では
民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の
論陣を張った」 。
「渡邉恒雄氏は理想的な政治記者像か」という対談で、
「「政界記者よりも真の政治記者に」の志を貫いた石川さんには、
だから呵責なし批判を期待したのだが、そう単純ではなかった。
…「ただの政界工作者でなく、理屈にも強いところが、しゃくなんだね」
という。逆に渡邉氏からは「お前みたいな、数字をいじくれるやつが
俺のところにもほしいんだよ」と言われたこともあった。…さすが
「ただもの」でない者同士か…」」
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(3/3)』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(2/4)』
『●『自民党の終焉』読了(2/4)』
『●石川真澄さんを思い出す: 小選挙区制、そして、低投票率』
『●小選挙区制という幻想: 「死票が7割も出る制度」』
videonews.comの記事
(http://www.videonews.com/on-demand/601610/002622.php)。
…「死票が7割も出る制度」なんてお話にならんでしょ。当初、
二大政党制になり、死票が最高5割と言っていたはずなのに、
大いなる幻想だった訳。いまや、一大政党制の体たらく。
怖い世の中だ。これも選挙民が選んだものとはいえ、
『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」』
の愚痴の一つも言いたくなる。
小選挙区制が導入される直前、石川真澄記者は「守旧派」として
批判されたが、小選挙区制を支持した当時の政治家やマスコミ記者連の
目は節穴か、確信犯だったようだ」
《マル激トーク・オン・ディマンド 第610回(2012年12月22日)
われわれが選んだもの、選ばなかったもの
ゲスト:小林良彰氏(慶応大学法学部客員教授)》
『●自民党の長期「党勢の低迷」…それでも絶対得票率1/4で
3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度』
「videonews.comの記事【与党大勝の総選挙で明らかになった本当の
民意とは】…《結果的に選挙で大勝したにもかかわらず、安倍首相を
始めとする自民党の重鎮たちの選挙後の表情が一様に重々しかった
のは、選挙結果には反映されない自党の党勢の低迷に対する危機感が
あったからだった》」
「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/日本には小選挙区制度は合わない】
…《小林良彰のビデオニュースドットコムでの指摘が興味深い。
「自民党の絶対得票率が長期低迷傾向だ。民主党政権ができた09年の
総選挙で、自民党は2730万票を得ているが、その後の選挙では
自民党は議席数こそ毎回過半数を大きく超えるものの、得票数は
大敗した09年選挙を超えたことがない ★つまり野党の
地盤沈下により、より少ない得票でも自民党が勝っているだけ、
というわけだ…「絶対得票率」は約25%》」
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
「相変わらずの低投票率…53・68%、前回に続き、戦後2番目の低さ。
「眠り猫」は目覚めることがなかった。小選挙区制と云う欠陥選挙制度の
下では、諦めなのか何かは知らないが、権力にとっては好都合、
反権力側には致命傷のように思う。3割程度の投票で、2/3の議員を
占める。恐ろしく民意を反映しない、ニッポン人には不向きな欠陥選挙制度。
中選挙区制に戻しましょうよ…その方が、よっぽどマシ。もういい加減に
学んだでしょうに、小選挙区制の欠点」
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/335853】
<論壇時評>中選挙区連記制、議論を 小選挙区の弊害を乗り越える 中島岳志
2024年7月1日 07時00分
小選挙区制には課題が大きい。一選挙区から1人しか当選しないため、立候補者は多くの得票が期待できるマジョリティー(多数派)に主張を寄せていく。その結果、立候補者の主張が近似していき、マイノリティー(少数派)の主張が争点化されにくくなる。死票も多く、極端な結果が出やすい。政党間で無理な候補者調整が必要になり、野党共闘は困難を抱える。
このような中、「中選挙区連記制」の導入を主張する政治家が増えている。「中選挙区制」はかつて日本の衆議院選挙で運用されていた制度で、一つの選挙区につき、おおむね3名から5名を選出していた。有権者は候補者1人に投票していたが、「連記制」になると、複数名の候補者に投票することになる。
例えば、2票与えられた場合、有権者は1票を与党議員、1票を野党議員というように分けて投票することが可能になる。同じ人に2票投じることはできない。しかし、同じ政党から複数名が立候補していれば、自分の2票を同じ政党の候補者に1票ずつ投票することができる。この仕組みによって、かつての中選挙区制の弊害を乗り越えつつ、新たな政治の活性化を生み出そうというのが「中選挙区連記制」の主張である。
自民党の石破茂は「いま私が考えているのは中選挙区連記制だ」(『月刊日本』6月号)の中で、「全国に定数3の中選挙区を150作って、有権者は各選挙区で3人まで候補者を選ぶ」制度を提唱している。有権者は、候補者を選ぶだけでなく、連立の組み合わせを選ぶことになる。この制度では、極端な政権交代ではなく、穏健な連立の組み替えが起こる。これによって選挙結果に多様な民意を反映することができ、政治への信頼を回復できる。
かつて自民党総裁を務めた河野洋平も昨年のインタビュー「連記制含む『新中選挙区制』提唱」(時事ドットコム、2023年8月12日)で、「全国を全部3人(の中選挙)区」にする「中選挙区連記制」を主張している。
第1次橋本内閣で経済企画庁長官を務めた田中秀征は、近著『小選挙区制の弊害-中選挙区連記制の提唱』(旬報社)の中で、「五人区二名連記を標準区として三人区、四人区など例外を認める」制度を提唱している。
田中が強調するのは、かつての中選挙区制との違いである。以前は、同じ選挙区で自民党議員同士が熾烈(しれつ)な争いを行い、裏金などが飛び交った。これが派閥政治を生み出し、金権腐敗などを加速させた。これに対して、連記制を導入すると、同じ政党の立候補者が、互いに協力して当選を目指す可能性が高い。
また、党の力を借りない有力な無所属候補者の当選可能性が高くなる。これによって、原発専門、温暖化専門など、より専門性の高い国会議員が誕生することになる。
中選挙区連記制のメリットについては論者の間で共通項が多いが、有権者が投票できる候補者数には、相違がある。連記制には、「完全連記制」と「制限連記制」の違いがある。「完全連記制」は、一人の投票できる候補者数が定数と同じ場合で、例えば3人区では、有権者は3人に投票することになる。一方、「制限連記制」は、一人の投票できる候補者数が定数より少ない場合で、3人区であれば2人に投票することになる。
石破が主張するのは、3人区で3人に投票する「完全連記制」である。この制度だと、自民党候補者同士の争いは起きにくく、支持者に対して立候補した3人全員への投票を呼び掛けることができる。一方、これが「制限連記制」になると、支持者は2人だけにしか投票できないため、党内で争いが起きる。同士討ちを避けるためには、候補者数を2人に減らす必要があるが、今度は野党などに1議席を与えることが前提となる。
「制限連記制」を採用しても、選挙区の当選人数と有権者の投票数によって、幾通りも組み合わせができ、各政党の思惑によって見解が異なるだろう。
いずれにしても、小選挙区の弊害を乗り越える具体的提案が出てきたことは重要である。本格的な議論に発展することを期待したい。(なかじま・たけし=東京工業大教授)
=====================================================
(2021年10月25日[月])
東京新聞のコラム【ぎろんの森/今の選挙制度でいいのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/138446?rct=discussion)。
《そうした中、読者から貴重なご意見をいただきました。「衆院の小選挙区制が、政治の権力を集中させる元凶だと思います。選挙後に選挙制度の改革も議論してほしい」というものです》。
元朝日新聞記者の故・石川真澄さんを《守旧派》と呼んだ方々は、いま何を思う? 平気で違憲に壊憲するような自公お維に、この選挙制度によってつくられた独裁政権下で、合法に如何に選挙制度を改善するのか? 投票率を上げ、政権交代する以外になかったのでは…? いつまでもこの不公平で、民意を反映しない選挙制度下では…。
それにしても、石川真澄さんは偉かった。あの当時から、「『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った」新聞記者なんて稀有だった。しかも、正鵠を得ていた訳だ。
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(1/3)』
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(2/3)』
「石川さんは九工大機械工学科出身で、選挙結果や世論調査の
分析のち密さや、”守旧派”といわれながらも小選挙区制の危険さや
欠陥の指摘に孤軍奮闘した姿、そこに理系新聞記者の血が
見て取れる。「政治を科学した」。「絶対得票率」の提案も。
「…小選挙区制。結果は死票累々、投票率急降下。そして
「絶対投票率」三〇%足らずの政党が、わが物顔で
イラク派兵から憲法改定へ踏み込もうとしている」。
「日本国憲法が民衆にとってどんなに素晴らしいものだったか…
書いてある」。『JANJAN』の選挙データベースの構築の際に、
竹内さんから石川さんは相談を受けていたそう。朝日新聞の
死亡記事にも、「政治報道に数量的分析を導入。九〇年代の
政治改革論議では『死票を大量に生む小選挙区制では
民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の
論陣を張った」 。
「渡邉恒雄氏は理想的な政治記者像か」という対談で、
「「政界記者よりも真の政治記者に」の志を貫いた石川さんには、
だから呵責なし批判を期待したのだが、そう単純ではなかった。
…「ただの政界工作者でなく、理屈にも強いところが、しゃくなんだね」
という。逆に渡邉氏からは「お前みたいな、数字をいじくれるやつが
俺のところにもほしいんだよ」と言われたこともあった。…さすが
「ただもの」でない者同士か…」」
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(3/3)』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(2/4)』
『●『自民党の終焉』読了(2/4)』
『●石川真澄さんを思い出す: 小選挙区制、そして、低投票率』
『●小選挙区制という幻想: 「死票が7割も出る制度」』
「神保哲生さんのvideonews.comの記事
(http://www.videonews.com/on-demand/601610/002622.php)。
…「死票が7割も出る制度」なんてお話にならんでしょ。当初、
二大政党制になり、死票が最高5割と言っていたはずなのに、
大いなる幻想だった訳。いまや、一大政党制の体たらく。
怖い世の中だ。これも選挙民が選んだものとはいえ、
『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」』
の愚痴の一つも言いたくなる。
小選挙区制が導入される直前、石川真澄記者は「守旧派」として
批判されたが、小選挙区制を支持した当時の政治家やマスコミ記者連の
目は節穴か、確信犯だったようだ」
《マル激トーク・オン・ディマンド 第610回(2012年12月22日)
われわれが選んだもの、選ばなかったもの
ゲスト:小林良彰氏(慶応大学法学部客員教授)》
『●自民党の長期「党勢の低迷」…それでも絶対得票率1/4で
3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度』
「videonews.comの記事【与党大勝の総選挙で明らかになった本当の
民意とは】…《結果的に選挙で大勝したにもかかわらず、安倍首相を
始めとする自民党の重鎮たちの選挙後の表情が一様に重々しかった
のは、選挙結果には反映されない自党の党勢の低迷に対する危機感が
あったからだった》」
「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/日本には小選挙区制度は合わない】
…《小林良彰のビデオニュースドットコムでの指摘が興味深い。
「自民党の絶対得票率が長期低迷傾向だ。民主党政権ができた09年の
総選挙で、自民党は2730万票を得ているが、その後の選挙では
自民党は議席数こそ毎回過半数を大きく超えるものの、得票数は
大敗した09年選挙を超えたことがない ★つまり野党の
地盤沈下により、より少ない得票でも自民党が勝っているだけ、
というわけだ…「絶対得票率」は約25%》」
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
「相変わらずの低投票率…53・68%、前回に続き、戦後2番目の低さ。
「眠り猫」は目覚めることがなかった。小選挙区制と云う欠陥選挙制度の
下では、諦めなのか何かは知らないが、権力にとっては好都合、
反権力側には致命傷のように思う。3割程度の投票で、2/3の議員を
占める。恐ろしく民意を反映しない、ニッポン人には不向きな欠陥選挙制度。
中選挙区制に戻しましょうよ…その方が、よっぽどマシ。もういい加減に
学んだでしょうに、小選挙区制の欠点」
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/138446?rct=discussion】
ぎろんの森
今の選挙制度でいいのか
2021年10月23日 08時00分
衆院選が公示され、三十一日の投開票日に向けて選挙戦の真っただ中です=写真。投票先をすでに決めたという方も、決めかねているという方もいらっしゃると思います。
私たちの論説室でも、何を判断材料に投票したらいいのか、論説委員が日々、活発に議論を交わしています。
その議論を反映したものが公示日から毎日掲載している「’21衆院選」の社説です。大事な争点を各回一つ取り上げ、各党の政策、主張の違いやその狙い、考えるポイントなどを書き込んでいます。
これまでに「分配と格差是正」「選択的夫婦別姓」などを掲載し、これから外交や防衛政策などを取り上げる予定です。読者の皆さんが投票先を決める際、一助にしていただけたら幸いです。
そうした中、読者から貴重なご意見をいただきました。
「衆院の小選挙区制が、政治の権力を集中させる元凶だと思います。選挙後に選挙制度の改革も議論してほしい」というものです。
二〇一二年衆院選で自民党が政権復帰を果たして以降、「安倍一強」「官邸一強」と呼ばれる独善的で強権的な政治体制が続きました。それが森友・加計学園や桜を見る会などの問題をはじめとする政権スキャンダルの原因になったのはご存じの通りです。
その背景にあるのが、官邸などの政権中枢に権力や権限を集める「平成の政治改革」であり、その柱が衆院小選挙区制と政党助成制度です。
制度を抜本的に見直さない限り、権力の過度の集中は止められないと、社説でもたびたび指摘してきました。
しかし、各党の公約を読み比べても、選挙制度の抜本的な見直しを掲げているのは、共産党や国民民主党だけで、各党の選挙制度に対する問題意識は希薄と言わざるを得ません。
平成の政治改革から三十年近くがたち、弊害も明らかになりました。小選挙区制中心の選挙制度や政党助成制度を続けていいのか、選挙後には読者の皆さんとも議論を深めたいと考えます。 (と)
=====================================================
[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/2000万円不足の次のステージは間違いなく増税キャンペーン】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256368)。
日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/首相の自己都合による解散権の乱用は禁止すべきではないか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256452)。
《②金融審議会の報告書は本来、金融事業者向けに、“下々のこういう弱みにつけ込むと儲かりまっせ”という提言である。それがなぜ、年金財政の文脈で報じられたのか。…果たしてマスコミは今回、肝心なことにまったく言及していない。国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障が、2012年に成立した「社会保障制度改革推進法」で…》
《「野党の衆院選準備が整わないうちに同日選を打てば、参院選の不利をはね返して両院で改憲勢力3分の2を固め直せるかもしれない、そうなれば“安倍総裁4選”の芽も出て来るだろうという、まるっきり安倍首相の自己都合による解散権の乱用でしょう。まず解散ありき、それから理由探しだから、消費増税延期はいくら何でも持ち出せないとなると、北方領土交渉を6月までにまとめるというせわしい日程を立て、それもダメとなったら日朝首脳会談はどうだ、イランに飛ぶのはどうだと、取っ換え引っ換えの多動性傾向に転がり込む。それでバタバタと忙しいから国会審議もまともに開けない。こんな大事な時に何をやっているんだとマスコミはそろって政権を叱りつけなければいけないのに、調子を合わせてお座敷を盛り上げているんだから、お話にならない」と。》
『●看板を渡してはいけない: 非増税公約で当選した議員が
増税法案に賛成票を投じたことにこそ驚く』
「酷い「決断と実行」である。ムダ内閣の本領発揮。
なぜ、今、消費税増税や大飯原発再稼働を「決断と実行」しなければ
ならないのか、理解不能である」
《消費増税法案、特別委で可決 午後に衆院通過へ
…消費増税関連法案は民自公3党で修正合意した。8法案のうち
社会保障制度改革推進法と認定こども園法改正案は3党で共同提出》
『●消費税増税にもろ手を上げて賛成するマスコミを信頼できるのか?』
《ツケは生活者に 消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が
26日、衆院を通過した。政府・民主党や自民、公明両党は今国会中に
成立させる構え。同法案成立後の工程表をみると、増税ばかり先行し、
民主党が目指した社会保障制度改革が骨抜きにされた状況が浮かび上がる》
『●消費税増税・原発再稼働・TPP推進、早く民意を問うてくれ!』
《消費税増税法が成立 「代議」機能せぬ危機
…消費税増税に納得できれば、賛成の政党、候補を、できなければ
反対の政党、候補を選べばいい。もちろん、選択すべき政策は消費税だけ
ではない。政府や行政の無駄にどこまで切り込むのか、どんな社会を
つくるのか、社会保障制度改革の具体的な設計図や、
安全保障・外交政策も判断基準だ。マニフェストに嘘(うそ)はないか、
官僚の言いなりになりそうか否か、政党や候補の力量も見極めたい》
『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を』
《ところが実際は公約破りに加えて、肝心の社会保障制度改革を後回し
にした。その揚げ句、増税法案が成立したとたんに最初の話になかった
公共事業拡大の大合唱です。だから国民は政府を信用しない。
それが野田首相には分からないのでしょうか》
『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」:
麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音』
《介護・医療・年金で負担増…「平成の姥捨て法案」始動
…<貧乏な年寄りは死ねということ>
政府がいよいよ弱者イジメの改悪法案の成立に向けて本格的に
動き出した。臨時国会に提出された「社会保障制度改革プログラム法案」
のことである。法案の趣旨は、あくまで「社会保障制度改革の全体像や
スケジュールを決めるもの」だが、その中身はどれも国民にとっては
見過ごせない負担増ばかりだ》
『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)』
『●サディスティックな《この政権はその場しのぎの
隠蔽を繰り返し民主主義を壊す「悪魔のような政権」》』
『●《100年安心の年金》の「制度」(by スシロー)…
《今のうちから投資に励んで我が身を救って下さいまし》…』
《国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障》なはずなのに。
(浜矩子さん)《必死で預貯金を増やし、タンス預金も積み上げている》…アベ様独裁政権は、そのお金を《今のうちから投資に励んで我が身を救って下さいまし》? 狂気ですね。貯金も少なく、そのなけなしのお金をはたいてまで《投資》とはね…。
年金自助努力問題について、《ひとしきりの政府批判モドキがやんだら、10%増税は当たり前、早く20%に、いや30%だという大キャンペーンへと、ステージが移っていくものと思われる》。《要は何もかもが自己責任。政府にとって身内か富裕層でない人間などゴミと一緒だ。単なる金ヅルとして、社会保障の“充実”だの“安定化”だのをエサに、8%への消費税増税を断行した》ことを思い出すべき。「社会保障制度改革」推進というデマを喧伝しつつ、お金が足りない名目で、最悪の税制・消費税の増税…法人税や所得税の穴埋めに消えていく。
『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」』
『●「この27年間の変化は法人税が9兆円…
所得税が4兆円減り、消費税が14兆円増えたことだけなのだ」』
『●薔薇マークキャンペーン《消費税増税凍結(むしろ…
5%に減税することを掲げる…)》…むしろ消費税制廃止を』
また、アベ様の《自己都合による解散権の乱用》。
『●いい加減に学ぼう: 「白紙委任状をもらった」と
アベ様に勘違いさせるようなことをやってはいけない』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
《北朝鮮やモリカケ問題は言うに及ばず、景気の先行きも不透明さを
増す中で1か月もの政治空白を作ることには批判も多いが、
日本人は得てして首相の解散権行使には寛容なようだ》
『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!』
《安倍政権の問題点を報じず、小池百合子劇場に踊り続けたメディアの罪
今回の解散は、野党からの国会の開催要求を何カ月も無視しつづけた
あげく、招集したとたん国会議論を一切しないままの冒頭解散という暴挙。
森友・加計疑惑隠しが目的の解散であることが明らかなのはもちろん、
解散権の濫用、国会の否定という、民主主義の破壊行為だ。そして、
この選挙はこの大義なき解散に象徴される、安倍政権の独裁政治
そのものが問われた選挙だった》
『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》』
《★さて、先ほどの解散権の議論だが、憲法で衆議院解散について
規定した条文としては第7条と第69条がある》
『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
辞めるということははっきりと申し上げておきたい》』
《大嘘4 「この解散は国難突破解散だ」
9月25日、記者会見冒頭発言
で、モリカケ問題の国会追及に耐えきれなくなった安倍首相が、
民進党のゴタゴタと北朝鮮問題を助け船にして打って出たのが、国会の
冒頭解散という「大義なき解散」だった。そして、自己保身のために
解散権を濫用するという民主主義を破壊する暴挙にもかかわらず、
安倍首相は会見で「国難突破」などというインチキも甚だしい
恐怖を煽るような戦中ワードをキャッチコピーにもち出したのだ》
高野孟氏のこのコラムにあるように、《やっぱりメディアは反権力でいかないと。「いや、反権力というとイデオロギーっぽいけど、庶民目線でおかしいことはおかしいと言わなければいけない。額に汗して日々懸命に生きている国民が誰も求めていない選挙を勝手なテーマで設定して、人々を投票所に駆り立てる権限など、総理大臣に与えられてなどいませんよ、憲法上も」と、ベテラン議員の怒りは収まらない》。
やはり、アベ様の「政」で唯一〝成功〟した《メディアコントロール》。あまりに罪深い。
『●自由民主《党が首相ユーゲント化》し、
ニッポン《国民に「やってる感」を植え付け》、アベ様は国政を私物化』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●国連《表現の自由侵害許されぬ》…アベ様や
最低の官房長官ら馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風…』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256368】
斎藤貴男
二極化・格差社会の真相
2000万円不足の次のステージは間違いなく増税キャンペーン
2019/06/19 06:00
(「年金の持続可能性を確保し、100年安心という仕組みにした」
(安倍首相、10日参院決算委で)/(C)共同通信社)
例の「2000万円」騒動。「100年安心」うんぬんはもとより、バラ色の未来みたいに喧伝されていた“人生100年時代”のデタラメさと、国民をなめ切った政府の姿勢が改めてあらわになった。
麻生太郎金融担当相(兼副首相兼財務相)が、問題の報告書の受け取りを拒否したのには呆れた。それで何もなかったことになる、のか?
安倍首相は国会で、それでも「100年安心は確保されている」と嘘の重ね塗り。
私たちは怒り狂ってよい。ただ、何だか騒がれ過ぎのような気もする。なぜなら――。
①年金だけで老後を暮らせるはずがないのは初めから常識だ。バブル時代のワンルームマンション業者だって、「数千万円は足りなくなるから投資を」と宣伝していた。
②金融審議会の報告書は本来、金融事業者向けに、“下々のこういう弱みにつけ込むと儲かりまっせ”という提言である。それがなぜ、年金財政の文脈で報じられたのか。
果たしてマスコミは今回、肝心なことにまったく言及していない。国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障が、2012年に成立した「社会保障制度改革推進法」で「国民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していく」と定義されたこと。翌13年の「社会保障制度改革プログラム法」で、政府の役割が「自助・自立のための環境整備等の推進を図るものとする」と、極端に狭くされてしまっている事実である。
要は何もかもが自己責任。政府にとって身内か富裕層でない人間などゴミと一緒だ。単なる金ヅルとして、社会保障の“充実”だの“安定化”だのをエサに、8%への消費税増税を断行した。
ところが、実際には年金カット法をはじめ、社会保障の縮小があからさまになった。官邸の選挙対策もあり、10月の10%増税の凍結・延期が囁かれる局面。増税命の財務省が、そうはさせじと関係の深い金融庁に件の報告書をまとめさせ、軽減税率欲しさで当局に忠実な新聞各紙が煽った、という構図ではないか。
御用新聞の「読売」が、「政府と与野党は、超高齢化社会への備えについて冷静に論じるべき」だと書いていた。ということは、すでに官邸とも調整済みか。ひとしきりの政府批判モドキがやんだら、10%増税は当たり前、早く20%に、いや30%だという大キャンペーンへと、ステージが移っていくものと思われる。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256452】
高野孟
永田町の裏を読む
首相の自己都合による解散権の乱用は禁止すべきではないか
2019/06/20 06:00
(「解散はありうる」と発言をした萩生田幹事長代行(左)(C)日刊ゲンダイ)
「解散風」がようやく収まった。萩生田光一幹事長代行が4月18日のテレビ番組で「消費増税延期で早期の衆議院解散はありうる」と発言したのが発端となって、安倍晋三首相の周辺や官邸近辺から笛や太鼓が響き渡り、それに浮かれたマスコミが提灯を振り振り踊りまくったこの約2カ月間の同日選騒動ほど、不愉快なものはなかった。
「だってそうでしょう」と野党のベテラン議員が怒る。
「野党の衆院選準備が整わないうちに同日選を打てば、参院選の不利をはね返して両院で改憲勢力3分の2を固め直せるかもしれない、そうなれば“安倍総裁4選”の芽も出て来るだろうという、まるっきり安倍首相の自己都合による解散権の乱用でしょう。まず解散ありき、それから理由探しだから、消費増税延期はいくら何でも持ち出せないとなると、北方領土交渉を6月までにまとめるというせわしい日程を立て、それもダメとなったら日朝首脳会談はどうだ、イランに飛ぶのはどうだと、取っ換え引っ換えの多動性傾向に転がり込む。それでバタバタと忙しいから国会審議もまともに開けない。こんな大事な時に何をやっているんだとマスコミはそろって政権を叱りつけなければいけないのに、調子を合わせてお座敷を盛り上げているんだから、お話にならない」と。
やっぱりメディアは反権力でいかないと。
「いや、反権力というとイデオロギーっぽいけど、庶民目線でおかしいことはおかしいと言わなければいけない。額に汗して日々懸命に生きている国民が誰も求めていない選挙を勝手なテーマで設定して、人々を投票所に駆り立てる権限など、総理大臣に与えられてなどいませんよ、憲法上も」と、ベテラン議員の怒りは収まらない。
確かに、マスコミが解散問題となると腰が引けてしまう一因に、解散は首相の専権事項という政界常識があるのかもしれない。「7条解散」というもので、憲法第7条に天皇が「内閣の助言と承認によって」行う国事行為のひとつとして「国会を解散する」と書いてあるので、内閣が好きな時に天皇に解散を宣示させてもいいのだという、第3次吉田内閣が52年の「抜き打ち解散」の際に“発明”した屁理屈である。
私はこれは天皇の政治利用の究極だと思うので、まずはこの「7条解散」を禁止し、衆議院がいたずらな解散風に怯えずに落ちついて仕事ができるようにすることが大事だと考える。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/政府と官邸は国民の「おかしい」を侮るな】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711240000234.html)。
《★それでもとぼけて押し切ろうとしていたことに、国民は「何かおかしい」と感じていたわけで、衆院選での自民党の圧勝、野党の分断・崩壊で忘れ去られようとしていた森友学園疑惑は振り出しどころか、隠蔽工作をした分だけ、事態が深刻になり、今後は責任問題が浮上するだろう》。
まんまと森友捜査ツブシ選挙にだまされ、また、癒党お維キトの野党破壊工作が功を奏し、さらには、「2/4は選挙にも行かず、絶対得票率1/4で3/4の議席を占めるという欠陥選挙制度」のおかげで、「息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理」「口先だけ総理」のアベノサギが大成功。与党自公支持者の皆さんや、癒党お維キトの支持者の皆さんは正気? ホントに《国民は「何かおかしい」と感じていた》の? 《国民の「何かおかしい」を侮ってはいけない》…ホント~かなぁ…。
『●政界地獄耳「民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首」…
キトの目的と役割は達成されつつある』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
『●自民党の長期「党勢の低迷」…それでも絶対得票率1/4で
3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度』
『●全く民意を正しく反映していない「勝者総取り」…
絶対得票率1/4で3/4の議席を占める欠陥制度』
『●「自民党の補完勢力」「自民党の2軍」癒党が野党を破壊し、
与党自公の壊憲・緊急事態条項を推進…』
アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」はいつになったら実行されるの? これまた、口先だけかいな?
『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は
「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?』
「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
おきたい》と大見得を切りました」
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
「そういうのはズブズブとは言わないのですか?
《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》
(https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
人治主義国家のDictator」
『●「瓜田不納履、李下不正冠」…「首相も友達と会食したいのなら、
辞めてから自由にやればいいのでは…」』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」』
日刊ゲンダイの記事【なぜ選挙後の今出てくるのか 会計検査院の森友調査報告】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218232)によると、《疑惑を隠蔽するために、ここまでやるか。安倍政権の常軌を逸した闇支配には、背筋が凍る思いだ。安倍首相夫人の昭恵氏が名誉校長として関わっていた学校法人「森友学園」にタダ同然で国有地が売却された問題で、売却額の妥当性を調査していた会計検査院が「値引き…」》…と、今頃、大騒ぎ。
『●「森友捜査ツブシ」: 大阪地検特捜部、いま直ぐに動け!
マスコミも、いま「黙秘」してはいけない!!』
その時、大阪地検特捜部は動かず、マスコミも「黙秘」…森友捜査ツブシ選挙がまんまと成功。さて、今、この機会を逃し、アベ政権が続くようならば、暗黒社会の底の底へ。
『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!』
『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711240000234.html】
政界地獄耳
2017年11月24日9時29分
政府と官邸は国民の「おかしい」を侮るな
★「適正な価格で売却した」。首相・安倍晋三や所管官庁の財務省などはこう国会で説明し続け、首相の激高するさまや高級官僚たちがこぞって「何の問題もない」としていた根拠が、22日に会計検査院が「値引きの根拠が不十分」などとする報告書を提出したことで崩れたといっていい。国民の多くが、官僚の政権への忖度(そんたく)があったのではないかと思っていた森友学園の国有地売却は、会計検査院の高い独立性とともに、官僚たちのウソがばれるという致命的な失態につながる。
★そもそもこの一連の国会質疑のやりとりによって、首相はウソをついているのではないかとの疑念が広がり、内閣支持率は急降下した。森友学園疑惑は今でこそ国有地払い下げ疑惑だが、当初は学園の幼稚園で教育勅語を暗記させるなどの異様な教育方針、小学校建設では首相夫人・安倍昭恵が名誉校長に名を連ねたり、幾度も講演に訪れるなど、不見識や脇の甘さが問題視された。官僚が官邸からの圧力、もしくは忖度して虚偽答弁や資料や公文書の破棄を進め、森友学園に小学校を結果的に格安で建設させ、認可に至るプロセスで、官僚のみならず国会議員や地方議員も関与したことなどが発覚している。
★それでもとぼけて押し切ろうとしていたことに、国民は「何かおかしい」と感じていたわけで、衆院選での自民党の圧勝、野党の分断・崩壊で忘れ去られようとしていた森友学園疑惑は振り出しどころか、隠蔽(いんぺい)工作をした分だけ、事態が深刻になり、今後は責任問題が浮上するだろう。政府がなお「問題なし」と言い続け、幾人かの官僚に訂正、謝罪させたところで、実態は解明されない。そんな調子ならば選挙前の支持率低下の再燃も予測され、政府と官邸の出方や対応が注目されるが、安易な幕引きはマイナスに働くだろう。国民の「何かおかしい」を侮ってはいけない。(K)※敬称略
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/野党でも与党でもない「ゆ」党が増える政界】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711130000188.html)。
《法案を強行採決させても野党の賛成があれば、その強引さも薄れる。そしてなんといっても憲法改正の発議での野党の賛同は強い味方になる…「ゆ」党が増えれば野党の勢力はなお減少する。…政界は「ゆ」党の拡大がポイントになる》。
「ゆ」党の「ゆ」は、与党と癒着の「癒」党。癒党・お維だけでもウンザリだったのに、トファの小池百合子氏率いるキトまで現れる始末。
《自民党の補完勢力》《自民党の2軍》…癒党お維やキトが与党自公による壊憲を強力に推進し、そして、緊急事態条項とういう地獄へまっしぐら。
『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質』
『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目』
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』
『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
自民党亜種トファが本領発揮』
『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
「…を日本の政界が後追いしているみたい」』
『●「欲しいのはカネと連合の組織だった」…
極右政党キト出来上がりっ、で本当にいいの? 目を覚ませ!』
『●自民党亜種トファや小池・若狭両氏らの
壊憲体質はもともと露わ…第2自民党や第2お維に何を期待するの?』
『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を回避してくれるような
リーダーがほしいとならないのだろうか?」』
『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌』
『●壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を!
「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!』
『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!』
『●山本太郎さん「あきらめた時点で、終わっちゃう…
楽しみながらやっていきましょう」…アベ様=「国難」』
『●自民党亜種キトは辺野古破壊推進…「民意を無視し、
新基地建設を強行する安倍政権と何が違うのか」!』
『●ドアホノミクス(©浜矩子さん)と共にやって来た
「urino-」SAGI(ユーリのサギ)、騙される?』
『●政界地獄耳「民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首」…
キトの目的と役割は達成されつつある』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!』
騙されて癒党に投票する人達もどうなんでしょうね。ましてや、選挙にも行かない「眠り猫」な皆さん方も。
2/4は選挙にも行かず、絶対得票率1/4で3/4の議席を占めるという欠陥選挙制度。選挙制度を変えないと、民意が全く反映されない。《民意を正しく反映する選挙制度は、比例代表制なのではないか。なぜなら民意は多様である。それぞれの民意を代表する政党に投じられた票を正しく議席数に反映できる唯一の方法だからだ。死票も出ない》、《現行制度が導入されてからもう二十一年たった。問題点も明らかだ。選挙制度の議論を始めるべきだと考える》…桐山桂一さんの意見に大賛成。
『●小選挙区制という幻想: 「死票が7割も出る制度」』
『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、
基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ』
『●自民党の長期「党勢の低迷」…それでも絶対得票率1/4で
3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度』
『●全く民意を正しく反映していない「勝者総取り」…
絶対得票率1/4で3/4の議席を占める欠陥制度』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711130000188.html】
政界地獄耳
2017年11月13日9時29分
野党でも与党でもない「ゆ」党が増える政界
★各党の人事も出そろい、衆院も落ち着きだした。自民党283、立憲民主党・市民クラブ54、希望の党・無所属クラブ51、公明党29、無所属の会13、日本共産党12、日本維新の会11、自由党2、社会民主党・市民連合2、無所属8の構成だ。政界関係者が言う。「もう少し議員の構成は移籍や離脱が繰り返されるかもしれない。希望の党や参院の民進党からの動きがあるかもしれないし、野党は場合によっては大きなうねりが年末から来年にかけて起こるかもしれない」。
★確かに野党は分裂したことで最大会派が立憲民主党の54でしかない。野党が巨大与党に立ち向かうにはこのままでは太刀打ちできない。何らかの動きがあるのではないかと想定するのは当然だし、野党同士が野党第1党を狙っているようでは万年野党が常態化し、与党に戦いを挑むという国民が望む構図にはなりにくい。しかし昨今、与野党の関係が変わってきていることも無視できない。
★与党関係者が言う。「今、与党は十分な議席を持っているので、野党との協調は不要だが、法案を強行採決させても野党の賛成があれば、その強引さも薄れる。そしてなんといっても憲法改正の発議での野党の賛同は強い味方になる」。今政界で話題なのは日本維新の会の政党としての生き方だ。野党の枠組みには入れてもらえず政界でいう与党と野党の間、「ゆ」党の位置づけだ。党としては「与野党に是々非々だ」ということになるが、野党は自民党の補完勢力とみている。この「ゆ」党がこれから増えるのではないか。希望の党は党代表が玉木雄一郎になって保守色を強め、一部こぼれるかもしれないが「ゆ」党を目指す可能性が高く、参院の民進党も党代表・大塚耕平が希望との同調を示唆している。「ゆ」党が増えれば野党の勢力はなお減少する。わがままな自民党の2軍もいざという時に協力してくれれば役に立つということだ。政界は「ゆ」党の拡大がポイントになる。(K)※敬称略
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
videonews.comの記事【与党大勝の総選挙で明らかになった本当の民意とは】(http://www.videonews.com/marugeki-talk/864/)。
《結果的に選挙で大勝したにもかかわらず、安倍首相を始めとする自民党の重鎮たちの選挙後の表情が一様に重々しかったのは、選挙結果には反映されない自党の党勢の低迷に対する危機感があったからだった》。
『●小選挙区制という幻想: 「死票が7割も出る制度」』
「神保哲生さんのvideonews.comの記事
(http://www.videonews.com/on-demand/601610/002622.php)。
…「死票が7割も出る制度」なんてお話にならんでしょ。当初、
二大政党制になり、死票が最高5割と言っていたはずなのに、
大いなる幻想だった訳。いまや、一大政党制の体たらく。
怖い世の中だ。これも選挙民が選んだものとはいえ、
『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」』
の愚痴の一つも言いたくなる。
小選挙区制が導入される直前、石川真澄記者は「守旧派」として
批判されたが、小選挙区制を支持した当時の政治家やマスコミ記者連の
目は節穴か、確信犯だったようだ」
《マル激トーク・オン・ディマンド 第610回(2012年12月22日)
われわれが選んだもの、選ばなかったもの
ゲスト:小林良彰氏(慶応大学法学部客員教授)》
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/日本には小選挙区制度は合わない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710300000154.html)によると、《小林良彰のビデオニュースドットコムでの指摘が興味深い。「自民党の絶対得票率が長期低迷傾向だ。民主党政権ができた09年の総選挙で、自民党は2730万票を得ているが、その後の選挙では自民党は議席数こそ毎回過半数を大きく超えるものの、得票数は大敗した09年選挙を超えたことがない ★つまり野党の地盤沈下により、より少ない得票でも自民党が勝っているだけ、というわけだ…「絶対得票率」は約25%」
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(1/3)』
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(2/3)』
「石川さんは九工大機械工学科出身で、選挙結果や世論調査の
分析のち密さや、”守旧派”といわれながらも小選挙区制の危険さや
欠陥の指摘に孤軍奮闘した姿、そこに理系新聞記者の血が
見て取れる。「政治を科学した」。「絶対得票率」の提案も。
「…小選挙区制。結果は死票累々、投票率急降下。そして
「絶対投票率」三〇%足らずの政党が、わが物顔で
イラク派兵から憲法改定へ踏み込もうとしている」。
「日本国憲法が民衆にとってどんなに素晴らしいものだったか…
書いてある」。『JANJAN』の選挙データベースの構築の際に、
竹内さんから石川さんは相談を受けていたそう。朝日新聞の
死亡記事にも、「政治報道に数量的分析を導入。九〇年代の
政治改革論議では『死票を大量に生む小選挙区制では
民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の
論陣を張った」 。
「渡邉恒雄氏は理想的な政治記者像か」という対談で、
「「政界記者よりも真の政治記者に」の志を貫いた石川さんには、
だから呵責なし批判を期待したのだが、そう単純ではなかった。
…「ただの政界工作者でなく、理屈にも強いところが、しゃくなんだね」
という。逆に渡邉氏からは「お前みたいな、数字をいじくれるやつが
俺のところにもほしいんだよ」と言われたこともあった。…さすが
「ただもの」でない者同士か…」」
『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(3/3)』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(2/4)』
『●『自民党の終焉』読了(2/4)』
『●石川真澄さんを思い出す: 小選挙区制、そして、低投票率』
長期的な「自党の党勢の低迷」…にもかかわらず、それでも絶対得票率2.5割=1/4で3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度。2/4は、選挙にも行かない無関心派「眠り猫」。
それにしても、石川真澄さんは偉かった。あの当時から、「『死票を大量に生む小選挙区制では民意を国会に反映できない』などと、小選挙区制導入に反対の論陣を張った」新聞記者なんて稀有だった。しかも、正鵠を得ていた訳だ。
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
「相変わらずの低投票率…53・68%、前回に続き、戦後2番目の低さ。
「眠り猫」は目覚めることがなかった。小選挙区制と云う欠陥選挙制度の
下では、諦めなのか何かは知らないが、権力にとっては好都合、
反権力側には致命傷のように思う。3割程度の投票で、2/3の議員を
占める。恐ろしく民意を反映しない、ニッポン人には不向きな欠陥選挙制度。
中選挙区制に戻しましょうよ…その方が、よっぽどマシ。もういい加減に
学んだでしょうに、小選挙区制の欠点」
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【http://www.videonews.com/marugeki-talk/864/】
2017年10月28日
与党大勝の総選挙で明らかになった本当の民意とは
小林良彰氏(慶應義塾大学法学部教授)
マル激トーク・オン・ディマンド 第864回(2017年10月28日)
安倍首相が「国難突破」選挙と位置付けた総選挙が10月22日に行われ、自民・公明の連立与党がほぼ現有議席を維持して勝利した。
今回の選挙は最大野党の民進党が事実上解党し、選挙の直前になってバタバタと新党が立ち上がる異例の選挙となった。戦後初の政権交代となった1993年の「政治改革」選挙でも選挙直前に相次いで新党が立ち上がる政局があったが、その時は自民党が分裂した結果の新党ブームだったのに対し、今回は野党の分裂が原因だった。
現行の小選挙区を主体とする選挙制度の下では、政党が細かく分かれれば分かれるほど死票が多くなり不利になる。この選挙でも、比例区の野党の総得票数は自民党を大きく上回っていたが、議席は自民党が全体の74%を獲得している。
参考までに各小選挙区の与野党の陣営別の総得票数を集計してみると、野党候補の総得票数が与党候補を上回りながら、与党候補が勝利した選挙区が全267選挙区中少なくとも68あった。日本維新の会や希望の党が共産党との共闘を受け入れることは考えにくいので、与野党の総得票数の単純な比較にどれだけの意味があるかについては議論のあるところだが、比例区の野党の獲得議席数が与党を上回っていたことも考え合わせると、もし全選挙区で野党共闘が実現していれば、政権交代が実現した可能性が十分にあった計算になる。
結果的に選挙で大勝したにもかかわらず、安倍首相を始めとする自民党の重鎮たちの選挙後の表情が一様に重々しかったのは、選挙結果には反映されない自党の党勢の低迷に対する危機感があったからだった。
投票行動の分析で定評のある政治学者の小林良彰・慶應義塾大学法学部教授は、比例区での野党の総得票数が与党のそれを上回っていたことも重要だが、より注目すべきは自民党の絶対得票率が長期低迷傾向だと指摘する。自民党が大敗し民主党に政権を明け渡した09年の総選挙で、自民党2730万票を得ているが、その後の選挙では自民党は議席数こそ毎回過半数を大きく超えるものの、得票数は一度も大敗した09年選挙を超えることができていない。
別の見方をすると、野党が低迷し投票率が下がったために、より少ない得票で自民党の獲得議席が増えているというのが実情なのだ。ちなみに民主党が政権を奪取した09年の総選挙の投票率は69%を超えていた。今回は53.6%。前回は史上最低の52.6%だ。
実際、自民党の得票率は毎回5割を割っている。つまり、得票数では野党が自民党を上回っているのだ。自民党の今回の得票率の48%に、全体の投票率の53.60%を掛け合わせた「絶対得票率」は約25%にとどまる。これが日本の全有権者のうち、実際に自民党に投票した人の割合だ。
これは、自民党が過去5年にわたり政権を維持できているのは、国民の過半から支持を受けているからではないし、また自民党への支持が野党に対する支持を上回っているからでもないことを示している。野党がお家騒動や分裂を繰り返したことで、自民党が選挙制度上の漁夫の利を得た結果であることを、このデータは示している。
これまで何度も指摘されてきたように、現行の選挙制度の下で民意をより正確に反映させるためには、野党陣営が一つにまとまるしかない。しかし、今回の希望の党のような政策や理念を無視した離合集散に対しては、国民の間に強い拒否反応があることもまた、この選挙で明らかになっている。
今後は野党第一党となった立憲民主党が、野党を一つにまとめられる大きな翼を広げることができるかに注目が集まるが、自民党よりも保守色の強い議員が多い希望の党や維新の会から共産党までがひとつにまとまるのは容易ではなさそうだ。しかし、それが実現しない限り、自民党が有権者の4分の1の支持で国会の4分の3を支配する状態が続くだろう。
選挙直前の有権者に対する調査データをもとに詳しく分析した小林氏とともに、この選挙が明らかにした民意の中身と現行選挙制度の問題点などを、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
小林良彰(こばやし よしあき)
慶應義塾大学法学部教授
1954年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院法学研究科修士・博士課程単位取得退学。法学博士。ミシガン大学政治学部客員助教授、プリンストン大学国際問題研究所客員研究員、慶應義塾大学専任講師、助教授を経て91年より現職。著書に『政権交代 民主党政権とは何であったのか』、『選挙・投票行動-社会科学の理論とモデル』、編著に『子どもの幸福度』など。
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの〝社説〟【衆院選結果を受けてリテラが悲嘆にくれながらも社説を書きました! 自民圧勝でも光はある! 立憲民主党は共産党や山本太郎と連携してネトウヨに対抗する草の根リベラルを育てよ】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3534.html)。
《従来から、多様な意見の排除、得票率と獲得議席数の乖離など問題点が指摘されてきた小選挙区制だが、あらためて民意をまったく反映しない欠陥制度であることが明らかになった》。
5割が選挙にも行かず、2.5割の得票で3/4の議席を独占する…まさに暗黒、独裁社会・大政翼賛体制を完成させる欠陥制度。
『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び』
『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴』
『●矜持を取り戻し得るか?――—「排除の論理は
逆に見れば「選ばれし者」との自負すらあったかもしれない」』
『●「国民に「痛み」を与えてでも消費税を上げよ」!?
自民党・核発電・戦争大好きな経団連なんて要らない』
『●経団連榊原定征会長は、アベ様への政治献金…
「何か見返りを求めて呼びかけるわけではない」、白々しい!』
東京新聞の記事【<有権者発>小選挙区 問題点は 得票率48%で3/4占有】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017102402000127.html)によると、《自民党の小選挙区での得票率(有効投票総数に占める自民党候補全員の得票総数)は約48%でした。それなのに、小選挙区の議席占有率は約74%です。自民党には、小選挙区に投票した人の二人に一人しか入れていないのに、四分の三の議席を獲得した計算になります。今回の投票率は戦後二番目に低い53・68%。有権者のうち半分近くの人は投票に行きませんでした。このため、全ての有権者のうち、何割の人が自民党に投票したのかをみる絶対得票率を計算すると約25%。自民党には有権者四人のうち一人しか投票しなかったことになります》。
同様に、マガジン9の鈴木耕さんによるコラム【言葉の海へ/第9回:安倍政治 行き着く先の ディストピア】(http://maga9.jp/kotobano171025/)でも、《小選挙区での自民党の得票率は47.1%だが議席数に占める割合は74.39%(215議席)、比例では33.2%の得票で議席占有率は37.5%(66議席)だ(注・選挙後の追加公認を含めていないので、計281議席)。比例では、ほぼ得票率に応じた議席数しか獲得できていないのに、小選挙区では「死に票」のおかげで大勝利したのだ》
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/若狭落選が典型、謙虚さ欠けた希望の失敗】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710240000134.html)によると、《★今回の選挙の分析や総括はさまざまな視点で行うことが出来るが、特徴的なことは「国民に対しての謙虚さ」だった気がする…★自民党幹部が言う。「希望の党はまさにその謙虚さのなさで敗北した。その教訓を首相は見せつけられたのだろう」…若狭勝は「振り返ると、主な理由としては自民党の受け皿としての希望の党であったと思うが、新たに立憲民主党が立ち上がったことが一番大きかった」としている。 ★そうではない》。
自公お維キトに「謙虚さ」など全くありません…共産党のあの態度を見ましたか? 身を削るどころか、骨まで傷つけてしまった、と思います。それでも、何の泣き言も、恨み言も言いません。キトとは大違い。立憲民主党はその点をよく考えてほしい。「謙虚さ」を失えば、直ぐに市民から見捨てられます。
自公お維キトによる壊憲、緊急事態条項創設への強力なブレーキを構築するという大変に困難な課題があります。リテラの〝社説〟にあるように、《草の根でリベラルな価値そのものを広めていく戦い…正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦い》が必要です。
保守だろうと革新だろうと、民主主義だろうと自由主義だろうと、トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったことだけは絶対に絶対に譲れない。真の野党をサポートしていかなければ。
斎藤貴男さん《人間が人間であるために、最後まで抗おう》、木下昌明さん《いまがふんばりどきなのだ》。
「2014年12月衆院選の直後の森達也さんの予言はものの見事に当たり、アベ様による数々の「政」は酷いものばかり。森達也さん曰く、《つまり法案はさくさくとすべて通る》という哀しい予測が的中、この間 …《特定秘密保護法…安保関連法の制定、武器輸出三原則の緩和、…刑事訴訟法の改正、共謀罪を導入する改正組織犯罪処罰法の制定、国家安全保障会議の発足、…内閣人事局の発足》 … その時々の選挙の争点とは関係なく、アベノサギの裏でこれらが実行されてきた」…地道に一つ一つ覆していく必要あり。
何はさておき、まず、森友・加計問題をアベ様に「丁寧に説明」させるべき。大見得・啖呵「議員辞職」を実行させるべきだ。
でも……、「トンズラ総理」「国難総理」は「息吐く様に噓つく」「病的嘘つき」の本領を発揮し、肝心の国会を開かいなのだから呆れる。さらには、野党の質問時間を削りたいのだそうだ。一体、どんだけ「トンズラ総理」なんだ?
日刊ゲンダイの記事【立憲・枝野代表が野党質問短縮に反対「妥協の余地ない」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216624)によると、《政府提出の法案や予算案が与党の事前審査を経ていることを指摘。…「議院内閣制の基本が分かっていない」と批判…菅義偉官房長官は…「議席数に応じた質問時間の配分は、国民から見れば、もっともな意見だ」と重ねて強調。「現に参院では、それに近い時間割で(質疑を)行っているのではないか」と語った。これのどこが「謙虚」なのか》? 延長した与党議員の質問時間で、「般若心経」でも唱えるつもりか?
『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)』
「《「般若心経」唱え時間消費》…アタマオカシイんじゃないのか?
そりゃぁ、《消費》じゃなくて、浪費。どこが「言論の府」なのか?
笑いさえ漏れたと云う。ニッポンの美しい「言論の府」で一体何が
〝議論〟されていたのか? 放置する委員長、正気??
アサヒコムの記事【カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費
自民・谷川氏】(…)、《推進派である自民党の谷川弥一・
元文部科学副大臣(長崎3区)が「(質問)時間が余っている」と言って、
法案の内容とは直接関係のない般若心経を唱えて解説し、
自分の持ち時間を費やす場面があった》」
逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴…情けない総理。
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【http://lite-ra.com/2017/10/post-3534.html】
衆院選結果を受けてリテラが悲嘆にくれながらも社説を書きました!
自民圧勝でも光はある! 立憲民主党は共産党や山本太郎と連携してネトウヨに対抗する草の根リベラルを育てよ
2017.10.23
(上・自由民主党衆院選特設サイトより/下・立憲民主党特設サイトより)
総選挙は、自民・公明で3分の2を超える圧勝に終わった。安保法制、共謀罪をはじめ度重なる強行採決、森友・加計問題に象徴されるお友だち優遇の国家の私物化……こんなひどい政治をやってきたあげく、600億円以上の費用もかけてまったく大義のない解散をした安倍政権が、ここまで勝ってしまうとは、まさに信じがたい。
ただ、国民は安倍政権の横暴を忘れたわけではなかった。実際、テレビ朝日の調査では政権交代をのぞむ声は50%を超えていたし、近々の各社の世論調査でも軒並み不支持率が支持率を上回っていた。
にもかかわらず、自民単独でも過半数を超えるどころか280も超えほぼ公示前に迫る大勝。まったく民意を反映していない選挙結果になってしまっている。
従来から、多様な意見の排除、得票率と獲得議席数の乖離など問題点が指摘されてきた小選挙区制だが、あらためて民意をまったく反映しない欠陥制度であることが明らかになった。
さらに、台風も安倍自民党に味方した。マスコミ各社の終盤調査では、自民党、公明党の獲得議席数は30を下回るといわれていた。それがこんな数字になったのは、台風のせいで投票率が伸びず、安倍政権に批判的な無党派層が思ったほど選挙に行かなかったことが大きい。
台風直撃によって、投票日を前日に前倒しにした地域や、通常の20時を大きく前倒して投票を締め切る選挙区が続出。多くの国民の投票の権利が奪われるのがみすみす放置されたが、その台風は同時に、安倍自民党を大勝させる要因にもなったのだ。
しかし、こんな結果をつくりだしてしまった最大の原因はメディアの姿勢だろう。解散後のメディア報道はほとんど犯罪的と言ってもいい。
安倍政権の問題点を報じず、小池百合子劇場に踊り続けたメディアの罪
今回の解散は、野党からの国会の開催要求を何カ月も無視しつづけたあげく、招集したとたん国会議論を一切しないままの冒頭解散という暴挙。森友・加計疑惑隠しが目的の解散であることが明らかなのはもちろん、解散権の濫用、国会の否定という、民主主義の破壊行為だ。そして、この選挙はこの大義なき解散に象徴される、安倍政権の独裁政治そのものが問われた選挙だった。
だとしたら、メディアは本来、安倍政権の問題点、そして改憲の是非についてもっと報じるべきだった。
しかし、メディアは希望の党の登場と小池百合子劇場に踊りつづけた。前半は小池劇場を煽るだけ煽り、失速後はバッシング。希望の党に民進党が合流することになり、一気に過半数、政権交代も視野に入ったかに思われた9月末までならまだしも、排除発言と立憲民主党の登場で小池人気が失速し、候補者数からも政権交代はほぼ不可能であることが確定的となってからも、相変わらず、小池劇場一色。どのみち政権交代はできないという大勢は変わらないのに、毎日のように小池百合子の出馬確率が何%か、希望の党の首班指名が誰なのかをぐだぐだ報じつづけた。そして、たまに小池百合子の話題じゃないと思ったら民進党のゴタゴタ批判。選挙戦終盤にいたっては、『ひるおび!』(TBS)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)といった安倍応援団番組は、国内の選挙について報じず、中国の共産党大会についてえんえん報じていたほどだ。
この報道で誰が得をしたのかといえば、むろん安倍政権だ。安倍首相はこのまま国民を眠らせたまま、選挙を盛り上げず、投票を迎えることを狙っていた。殊勝な顔をして議席だけとってしまえば、あとはなんでもやれる、と。結果はまさに、その狙い通りとなったわけだ。
昨日、各局の選挙特番に出演した安倍首相は空気を読んで猫をかぶっていたが、これから確実に牙を剥いてくるだろう。昨日の記事でも指摘したように、大企業による労働者使い捨てがやりたい放題になる働き方改革、いわゆる「残業代ゼロ」と「定額働かせ放題」法案。子育てを家庭とりわけ母親だけに押し付け、公権力が家庭に介入し戦前戦中のように家族を国家の下請け機関に位置づける、家庭教育支援法案。そして、憲法改正も確実にやってくるだろう。
しかも、それは自衛隊の9条明記にとどまらない。トランプ大統領が年明け、北朝鮮への軍事行動を準備しているという見方が強いが、これに乗じて、国民の権利を制限する緊急事態条項の創設や、9条2項の削除だってもち出しかねない。
さらに、言論や報道への圧力も再び強めていくだろう。安倍首相はすでにこの選挙前から、ネトウヨ丸出しの和田政宗参院議員を自民党広報副本部長に据え、ツイッターでテレビ局への恫喝をさせていた。これから、加計問題を追及してきた朝日や毎日新聞、TBSやテレビ朝日に対して、卑劣な報復を開始。この国から言論、報道の自由をさらに奪うような政策や圧力を展開するはずだ。
枝野総理、小池晃官房長官、山本太郎財務相のシャドウキャビネットを
まさに、絶望しかない政治状況。ただ、ひとつだけ希望はある。それは、立憲民主党が野党第一党になったことだ。改憲・自民補完勢力である希望の党ではなく、立憲民主党が野党第一党となったことで、自民党の改憲への動きにも一定のブレーキ役を果たすことができるだろう。
もちろん立憲民主党の議員たちのメンツだけを見る限り、どこまで信用できるのかという問題はある。本サイトとしては、野党としてなら、立憲民主党より共産党にこれだけの議席があったほうがはるかに頼りになったとも思う。
しかし今回の立憲民主党躍進の立役者は、元SEALDsメンバーを含む市民連合であり、さすがに彼らを裏切ることはしないだろう。選挙戦途中、枝野幸男代表が二大政党制を肯定するような発言をしたり、野党共闘を組む共産党をないがしろにするような態度をとった際などは、市民たちが批判の声をあげ、枝野代表もそうした声を受け軌道修正してきた。
消費税増税については、民進党時代よりも市民に寄り添った政策を打ち出した。沖縄の辺野古新基地についても、基本的に民進党時代は是としつづけていたが、立憲民主党は辺野古新基地建設は立ち止まり辺野古以外の選択肢も検討するとした。
枝野代表は昨晩も、これまでの拙速な政権交代を目指しての数合わせの権力ゲームに対する反省を語ったり、憲法改正、対米従属に関連して、日米関係は重視するとしながらも、これまでの親米タカ派の人脈とはちがう、ハト派のアメリカとの人脈形成を模索したいと発言するなど、対米・外交においてもオルタナティブな路線を志向しているようだった。
いずれにしても、今回の選挙結果によって、いま、多くの国民がリベラル勢力を求めていることが明らかになった。本サイトは、民主党、民進党の時代から、党内保守を切り捨て、明確にリベラル路線を打ち出したほうがはるかに支持を集められると主張してきたが、その正しさが証明されたわけだ。
そういう意味では、立憲民主党は、希望の党に寝返った連中や無所属の保守派ともう一度野合してはならない。むしろ、いまこそ連中を“排除”し、山本太郎や共産党など、発信力をもったリベラルと強く連携し、具体的な政権構想を打ち出すべきだろう。
たとえば、枝野総理、小池晃官房長官、山本太郎財務相という布陣のシャドーキャビネットを立てたっていい。これはギャグで言っているわけではない。共産党らしからぬ柔軟性と高い説明能力をもった小池を官房長官に、マクロ経済を懸命に勉強して国民への再分配の方法を模索している山本を財務相に立ててリベラルな政策を打ち出していけば、“旧民進党の仲間”といった内輪で固まっているより、はるかに強度と影響力をもてるはずだ。
それは、国会という枠のなかでのことだけではない。自民党が下野時代にネトウヨを組織化し、たんに自民支持を広げるだけでなく、嫌韓ヘイト、弱者叩き、ミソジニーといった反人権・反民主主義的な価値観を煽っていったが、こうした動きに対抗して、草の根でリベラルな価値そのものを広めていくような戦いが求められる。民進党時代のように極右勢力の左派叩きに過剰反応して、ネトウヨ的世論に迎合して保守ぶるのではなく、正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いをすべきなのだ。海外でも移民排斥やトランプ現象が盛り上がる一方で、サンダースやコービンが高い支持を集めている。世界的に見れば、これもひとつの大きな潮流なのだ。
従来、その頭の良さ、能力の高さの割に政治勘がないと言われていた枝野代表だが、今回の選挙を機に、本当に大事なものは何か、もっとも頼りになる味方が誰か、ということを強く認識してほしい。
(編集部)
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【安倍首相、独裁の本性がさっそく全開! 国会を開かず議論からトンズラ、全世代の社会保障をカットする公約破り】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3541.html)。
《予想通り、選挙に勝った安倍首相がさっそく暴走をはじめた。特別国会が11月1日に召集されるが、野党から要望が出ていた臨時国会には応じず、特別国会では所信表明演説もおこなわないというのだ。このままでは、実に半年以上も国会議論がなされないことになってしまう》。
『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌』
「リテラの記事【前代未聞のトンズラ総理! 安倍首相がヤジを怖れて
街頭演説をドタキャン、まさか党首討論からも逃げる気じゃ…《かつて、
このような「トンズラ総理」がいただろうか。…「追及回避どころか、
こうした批判も受け止めながら、そこで国民のみなさまに対して
ご説明もしながら選挙を行う」》」
『●「完全に司法に影響を与えようとする
露骨な圧力にほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果』
『●政界地獄耳「民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首」…
キトの目的と役割は達成されつつある』
『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び』
「森友捜査ツブシ」選挙=2017年10月衆院選…「国難」様・「裸の王様」アベ様は、臨時国会も開かず、選挙戦で「丁寧に説明」と言っておきながら、それを反故にし、さらに再び、国会で説明と言い始めたかと思ったら…臨時国会は開かず?、って、も~滅茶苦茶です。
「国難」様、逃げるは恥だし役にも立たない。とっても恥ずかしい、国会からも「トンズラ総理」…《特別国会では所信表明も代表質問も拒否》って、《国会軽視の横暴そのもの》。
選挙中の公約も一体どこに行ったのやら? アベノサギ。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」が思い出されます。しかも、後には、「TPP断固反対といったことは一回も、ただの一回もございません」とまで言う始末。「我が党は結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と全く同じ。相変わらずの「息吐く様に噓つく」アベ様であり、かつて、 室井佑月さんは、アベ様を称して《サイコパス》か?、とまで言いましたが、全く同感。それでも政権を維持し続けているのですから、与党癒党支持者の皆さんや自公議員・お維キト議員の皆さんの気が知れない。
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【http://lite-ra.com/2017/10/post-3541.html】
安倍首相、独裁の本性がさっそく全開! 国会を開かず議論からトンズラ、全世代の社会保障をカットする公約破り
2017.10.27
(自由民主党HPより)
予想通り、選挙に勝った安倍首相がさっそく暴走をはじめた。特別国会が11月1日に召集されるが、野党から要望が出ていた臨時国会には応じず、特別国会では所信表明演説もおこなわないというのだ。このままでは、実に半年以上も国会議論がなされないことになってしまう。
安倍政権は安保法制を強行採決させた2015年にも、憲法53条に基づいて野党から要求されていた臨時国会召集を無視。臨時国会が開催されなかったのはこのときが2005年以来だったが、05年は特別国会が約1カ月おこなわれている。それが今回、安倍首相は臨時国会を召集しないばかりか、実質、数日間の特別国会では所信表明も代表質問も拒否しようというのだから、国会軽視の横暴そのものだ。
だいたい、安倍首相は解散することを発表した記者会見で、森友・加計学園問題について「国民のみなさまに対してご説明もしながら選挙を行う」と言っていた。それが街頭演説ではものの見事にスルーし、挙げ句、党首討論では「国会で説明する」と言い出した。そして、今度は「臨時国会は開かない」……。どこまでも森友・加計学園問題の追及から逃げおおせようと必死だが、これは国民への背信である。
しかし、安倍首相が選挙中と選挙後で手のひらを返したのは、これだけではない。選挙戦で訴えていたことを、投開票から1週間も経たないうちに安倍首相はどんどん反故にしようとしているからだ。
その最たるものが、社会保障の問題だ。25日に開かれた財務省の財政制度等審議会で飛び出したのは、社会保障費をカットする見直し案。たとえば、75歳以上の患者の自己負担の割合を現在の1割から2割へと段階的に引き上げるという案や、介護報酬および診療報酬の引き下げ、所得が高い世帯への児童手当支給廃止などが提案されたのだ。
一体どういうことだ。安倍首相は今回の選挙で「子育て、介護。現役世代が直面するこの2つの大きな不安の解消に大胆に政策資源を投入する」「社会保障制度を全世代型へと大きく転換します」と宣言していたが、これでは全世代に身を切らせるものではないか。
憲法改正でも、立憲民主党との合意にはこだわらず、数の力で押し切ると宣言
とくに深刻さを増す介護問題では、安倍首相は「介護人材の処遇改善」「介護職員の賃上げ」を謳っていた。だが、前回の介護報酬引き下げによって介護事業者の倒産が相次いだように、さらに引き下げれば処遇改善もままならず、人材の確保がより難しくなるのは間違いない。また、75歳以上への自己負担額増が実施されれば、受診抑制が起こり病気が重症化する危険が懸念される。命にかかわる重大な問題だ。
選挙では聞こえがいい話を並び立て、実行しようとするのは国民の生活を顧みない逆をゆく政策……。安倍首相が社会保障を削減する一方で防衛費を過去最大に注ぎ込んできたことを考えればハナからわかっていたことだが、あまりにも酷い。
しかし、もっとも今後の安倍政権の強権性を露わにしたのは、やはり憲法改正についてだ。
安倍首相は森友・加計問題と同様、街頭演説において憲法改正にはついにふれなかった。だが、選挙結果が出た翌日23日の記者会見で、改憲についてこう言及した。
「合意形成の努力は(野党)第1党であろうと、第2、第3、第4党で
あろうとおこなわなければならない。しかし、政治なので当然、
みなさんすべてに理解いただけるわけではない」
選挙中の党首討論では「憲法審査会のなかにおいて各党が案をもち寄り、建設的な議論が進んでいくことをぜひ期待したい」と述べていたのに一転、「野党の合意が得られなくてもやる」──。これは野党第一党であり、違憲の安保法制を追認する憲法9条の改正に反対している立憲民主党を意識した発言であることは明白であり、早くも改正反対派の主張には「耳を貸さない・取り合わない」と宣言したも同然だ。
同じ会見で「謙虚」という言葉を何度も口にしながら、その言葉とは裏腹に「傲慢」さを全開にした安倍首相。しかも、今月中に出される見通しだった加計学園の認可について文科省大学設置審議会による結論は台風の影響で来月に延期されたが、国会審議から逃亡する安倍首相は、トランプ大統領の来日および横田早紀江さんとの面会によって加計の話題を消し、支持率を高めることを企てている。
だが、国民は選挙で安倍首相の政治の私物化を認めたわけではけっしてない。安倍首相がまやかしを、その都度、俎上に載せていかなくてはならないだろう。
(編集部)
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
選挙前に書かれた、videonews.comの記事【安倍政権の下で国の形が大きく変わっている/鈴木邦男氏(一水会元会長)】(http://www.videonews.com/marugeki-talk/859/)。
《とは言えいずれにしても総選挙が行われる以上、われわれはそこで何が問われているかをわれわれなりに考え、それぞれが独自の意思決定をしなければならない…時の権力者に選挙の争点を一方的に決められては有権者はたまったものではない。無論、選挙の争点は有権者が決めるものだ…鈴木邦男氏とともに、安倍政権の5年間を振り返り、安倍政権とは何だったのかをあらためて検証し直すことで、選挙の真の争点とは何かを考えてみた》。
2017年10月衆院選が終わった。アベ様と言う「国難」を争う選挙であり、《病的な嘘つき》による我欲の、そして、違憲な《森友捜査ツブシ》選挙だった。マスコミは、当初、「3極」と大騒ぎしていたが、〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 … の「2極」という単純な構図だった。
台風の影響があったとはいえ、相変わらずの低投票率…53・68%、前回に続き、戦後2番目の低さ。「眠り猫」は目覚めることがなかった。小選挙区制と云う欠陥選挙制度の下では、諦めなのか何かは知らないが、権力にとっては好都合、反権力側には致命傷のように思う。3割程度の投票で、2/3の議員を占める。恐ろしく民意を反映しない、ニッポン人には不向きな欠陥選挙制度。中選挙区制に戻しましょうよ…その方が、よっぽどマシ。もういい加減に学んだでしょうに、小選挙区制の欠点。
『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」「これから4年間で
この国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」』
《つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。
ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、もう言わない。
だって将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。
臨界は超えた。もう制御はできない》
2014年12月衆院選の直後の森達也さんの予言はものの見事に当たり、アベ様による数々の「政」は酷いものばかり。森達也さん曰く、《つまり法案はさくさくとすべて通る》という哀しい予測が的中、この間 …《特定秘密保護法…安保関連法の制定、武器輸出三原則の緩和、…刑事訴訟法の改正、共謀罪を導入する改正組織犯罪処罰法の制定、国家安全保障会議の発足、…内閣人事局の発足》 … その時々の選挙の争点とは関係なく、アベノサギの裏でこれらが実行されてきた。
『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!』
『●血税と赤紙と・・・「主権者である天皇に
徴兵制に基づき血を納めた」。そして、いま、アベ国王へ血税が』
『●子供たちと赤紙: 「学校保護宣言」に調印しない戦争好き、
侵略戦争マニアな国々はどこ??』
『●「18歳選挙権」にさえ無関心?:
血税と赤紙と、そして、(経済的)徴兵制への第一歩か?』
『●アベ様の「誇りある国へ」=
戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?』
『●高校生による壊憲法案反対デモ:
赤紙を受け取る側の論理、人殺しに加担させられる側の論理』
『●自民党の武藤貴也衆院議員:
赤紙を送る側の(非)論理、人殺しに加担させる側の(非)論理』
『●悪徳企業型徴兵制……「(自衛隊の)派兵はもちろんのこと、
派遣も反対」の中山素平さんは泣いている』
『●武器輸出三原則から戦争できる国へ:
「青年将校」氏が種をまき、小泉氏が水をやり、アベ様が収穫』
『●「積極的平和主義」なアベ様という
civili-UNcontrolな大暴走(out of control)』
『●経団連は、「プルトニウムをつくる装置」再稼働を後押し。
そして、国家戦略としての「武器輸出」を推進!』
「…頭に浮かんだのは、「死の商人」、「赤紙」。
これまで数十回にわたって、CMLの記事について、
以下を「つぶや」いてきました。
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■「赤紙」が来る時代
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5aecf5f3f80e3bdca64d1b8b6603ed0)
『[CML 035569] 武器輸出に資金援助』
(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-December/035684.html)/
「武器を売って手にした金で、
娘はピアノを買ってもらい平和の曲を奏でる」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -」
『●20XX年、再び戦争が始まった…:
立憲主義を否定し、クーデターで壊憲しといて、そりゃぁないでしょ』
「唯一引き返す最後のチャンスは2016年の参院選だった。救世主など
必要なく、50%の「眠り猫」が目覚め、ネジレを取り返すことさえ
できていれば…」
『●グアムと沖縄: 「脅威にさらされ」続け、「標的にされ」続け、
「尊い犠牲」論を強いられ続ける人々』
『●「〈辺野古でよかった〉と言っているのと同じじゃないのか」?…
沖縄差別には沈黙な「本土」マスコミ』
《(以降の記述はフィクションです。念のため)20××年×月×日
午前9時23分。沖縄の在日米軍××××基地に、
巡航ミサイル59発が撃ち込まれた。寝耳に水のことだった。
一体なぜなんだ? 被害は基地のみならず、近隣の住宅地も
甚大な被害を受けた。基地内の死傷者に加え、沖縄県民に多数の
死傷者が出てしまった。政府はただちに非常事態宣言を発令し、
国家安全保障会議が緊急招集された》
『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
「…を日本の政界が後追いしているみたい」』
立憲主義が問われた2017年10月衆院選、その「選挙の真の争点」は本当に争われたか? 〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか? ルビコン川はとっくに渡河され、大政翼賛・独裁社会が到来し、9条は壊憲、緊急事態条項が新設され…あなたに、あるいは、子や孫に「赤紙の来る時代」へ…。《武器を売って手にした金で、娘はピアノを買ってもらい平和の曲を奏でる》(CML 035569)。
『●「完全に司法に影響を与えようとする
露骨な圧力にほかならない…暴挙」…着々と司法を掌握した効果』
『●政界地獄耳「民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首」…
キトの目的と役割は達成されつつある』
『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲』
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【http://www.videonews.com/marugeki-talk/859/】
2017年9月23日
安倍政権の下で国の形が大きく変わっている
鈴木邦男氏(一水会元会長)
マル激トーク・オン・ディマンド 第859回(2017年9月23日)
緊迫する北朝鮮情勢を横目に、永田町には解散風が吹き荒れている。
北朝鮮やモリカケ問題は言うに及ばず、景気の先行きも不透明さを増す中で1か月もの政治空白を作ることには批判も多いが、日本人は得てして首相の解散権行使には寛容なようだ。メディアが「解散は首相の専権事項」との言説を当然のように垂れ流しているのは明らかな事実誤認だが、憲法7条に基づく首相の解散権については、1960年の最高裁判例が「政治と国民が決めること」とするにとどめ、判断を避けたままになっている。憲法7条以外に首相の解散権を定義する法律が存在しない以上、最高裁判決はわれわれ有権者がこの解散の正当性を判断しなければならないことを示している。この解散の是非自体が、来たる選挙の大きな争点の一つとして認識されなければならないということだ。
とは言えいずれにしても総選挙が行われる以上、われわれはそこで何が問われているかをわれわれなりに考え、それぞれが独自の意思決定をしなければならない。
安倍首相は25日にも記者会見を行い、解散の意向を明らかにするとともに、来たる選挙の争点を表明するとしているが、時の権力者に選挙の争点を一方的に決められては有権者はたまったものではない。無論、選挙の争点は有権者が決めるものだ。
そこで今回は右翼団体「一水会」の元最高顧問で、最近も天皇制や憲法改正問題などで積極的に発言をしている鈴木邦男氏とともに、安倍政権の5年間を振り返り、安倍政権とは何だったのかをあらためて検証し直すことで、選挙の真の争点とは何かを考えてみた。
安倍政権は選挙のたびにアベノミクスや消費税増税の延期といった経済政策を前面に掲げて選挙に臨み、すべての選挙で連戦連勝してきた。しかし、その後の政権の実績を見ていくと、経済選挙で勝ち取った過半数を盾に、実際は軍事や警察などの政府権限を大幅に強化する法律や制度の導入を専ら図ってきたことが目につく。具体的には政府の情報秘匿権限を拡大する特定秘密保護法や集団的自衛権の行使を可能にする安保関連法の制定、武器輸出三原則の緩和、盗聴権限や司法取引制度によって警察・検察の権限を大幅に強化する刑事訴訟法の改正、共謀罪を導入する改正組織犯罪処罰法の制定、国家安全保障会議の発足、官邸が幹部官僚の人事権を一手に掌握する内閣人事局の発足などだ。
また、同時に3条委員会や8条委員会など本来は政府から一定の独立が保障されている行政委員会の人事も、最低でも最大野党からの同意を得るという長年の不文律を破り、与党単独で押し切ってきた。その中には、日銀の総裁や政策委員、NHKの経営委員会やNHK予算、内閣法制局長官、原子力規制委員会の委員などが含まれる。いずれも政府の政策に大きな影響を与える組織だが、安倍政権発足後、かつての不文律や慣習はことごとく破り捨てられ、安倍政権下では独立行政委員会は内閣の一部局のような位置づけになってしまった。
憲法学者の石川健治東京大学教授はマル激に出演した際に安倍政権による一連の不文律破りを、「民主主義のセーフティネットの突破」「一種のクーデター」と表現し、その危険性に警鐘を鳴らしている。
ことほど左様に、この5年間で日本という国の形が変わったといっても過言ではないほどの重大な政策・制度変更が行われてきたにもかかわらず、それが必ずしも選挙で問われていないと感じるのは、なぜだろうか。メディアの怠慢だろうか。政治というゲームのルールが変わっていることに、長年お任せの政治に慣れ親しんできた有権者が、とびきり鈍感なのだろうか。
いずれにしても、安倍政権下で行われてきた選挙では毎回、景気や税といった経済政策ばかりに焦点が当たり、その裏側で着々と進められてきたより大きな変革には十分な関心が払われてこなかった。メディアも有権者も、政権側が設定した政権にとって都合のよい争点に、まんまと乗せられてきた感は否めない。
本来は右翼活動家として憲法改正を推進し、天皇を尊崇することにかけては誰にも負けないという鈴木氏だが、安倍政権による憲法改正や自民党の憲法改正草案が謳う天皇の国家元首化に反対の立場を取る。自民党の憲法改正案に謳われている愛国や家族を支える義務は、愛国者が自から進んで行うべきものであり、「国によって押し付けられるべきものではない」との考えからだ。また、天皇を国家元首とすることについても、政治利用目的が透けて見えるという理由から、今の政権の下で行うのは危険だと感じると鈴木氏は言う。
安倍政権が実施してきた政策の中には、一定の効果をあげているものもあるだろう。安倍政権のすべてがダメだと言うつもりはない。しかし、ここに挙げられた政策の数々は、安倍政権の体質を如実に表すと同時に、個別の政策の是非を超えた、政権が変わってからも永続的に日本の針路に影響を与える法律や制度ばかりだ。目先のニンジンに釣られていると、国家100年の計を見誤る可能性があるのではないか。
衆議院選挙は政権選択選挙と言われる。衆院の議席配分が事実上日本の首相を決定することになるからだ。であるならば、この選挙は単に目先の政策が問われているのではなく、国の行く末が問われていると考える必要がある。
愛国者の立場から長年日本の政治と関わってきた鈴木氏とともに、この選挙が何を問うているかについて、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
PROFILE
鈴木邦男(すずき くにお)
一水会元会長、作家
1943年福島県生まれ。67年早稲田大学政治経済学部卒業。70年早稲田大学大学院政治学専攻修士課程中退。同年産経新聞社入社。73年同社を退社後、右翼団体「一水会」を創設し会長に就任。99年顧問。2015年顧問を退任。著書に『言論の覚悟 脱右翼篇』、『天皇陛下の味方です』、『憲法が危ない』など。
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/国難突破中の安倍、人気終焉中の小池】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710180000153.html)。
《安倍晋三の選挙戦略は各党よりも一枚も二枚も上をいっていた…加計学園の獣医学部認可が23日にも下りるとの報道もあるが、選挙結果がすべての白紙委任状にはならない》。
《加計学園の獣医学部認可》だってぇ?? 《選挙結果がすべての白紙委任状にはならない》、そんなことを理解できるような与党自公や癒党お維キトだと思って支持者の皆さんは投票しているのでしょうか?
キトの目的と役割は達成されました…当初の熱狂時よりもキトが減っても、自公お維が増えれば意味が無い。〔与党自公+癒党お維キト〕は白紙委任状を得たとばかりに、壊憲へ進めていく。9条改憲、緊急事態条項新設だ。
悪魔の誓約書を破棄して、壊憲反対派議員はキトから脱離してほしい。少しでも、「平和な未来」となるように…。
『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質』
『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目』
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』
『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
自民党亜種トファが本領発揮』
『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
「…を日本の政界が後追いしているみたい」』
『●「欲しいのはカネと連合の組織だった」…
極右政党キト出来上がりっ、で本当にいいの? 目を覚ませ!』
『●自民党亜種トファや小池・若狭両氏らの
壊憲体質はもともと露わ…第2自民党や第2お維に何を期待するの?』
『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を回避してくれるような
リーダーがほしいとならないのだろうか?」』
『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌』
『●壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を!
「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!』
『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!』
『●山本太郎さん「あきらめた時点で、終わっちゃう…
楽しみながらやっていきましょう」…アベ様=「国難」』
『●自民党亜種キトは辺野古破壊推進…「民意を無視し、
新基地建設を強行する安倍政権と何が違うのか」!』
『●ドアホノミクス(©浜矩子さん)と共にやって来た
「urino-」SAGI(ユーリのサギ)、騙される?』
『●政界地獄耳「民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首」…
キトの目的と役割は達成されつつある』
『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の気配すらも
見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710180000153.html】
政界地獄耳
2017年10月18日8時57分
国難突破中の安倍、人気終焉中の小池
★国難突破の選挙とは何か。野党からはさまざまな突っ込みが聞こえてきそうだが、首相・安倍晋三の選挙戦略は各党よりも一枚も二枚も上をいっていた。森友・加計疑惑への批判が国民の中に根強く残っていることに、安倍は困っていた。一方、米中関係は緊迫の度合いを強め、トランプ米大統領は北朝鮮との舌戦で一触即発の様相だ。この危機をどうチャンスに変えるか。
★年配の国民は、Jアラートを70年ぶりの空襲警報と感じただろう。危機管理はしっかりした安倍政権しかできないことを印象付け、選挙直後にトランプを呼んでの日米首脳会談に臨む。戦争の恐怖と安全保障の不断の努力、日米の連携。外交と武力行使を、安倍は上手に混同させている。このさばきは安倍にしかできないとのアピールは、選挙戦の流れを作った。またアベノミクス成功の連呼はしなくなったものの、選挙中には株価が高騰。その裏で何が行われたかを問う声もあるが、安倍は国難を突破中だ。
★希望の党代表・小池百合子へのミッションは民進党と連合の解体、保守系野党の構築であった。小池はすべて計画通りというかもしれないが、議席のない党代表の役目はもう終わった。希望の失速、立憲の躍進は誤算だったかもしれないが、最大の誤算は小池人気の終焉(しゅうえん)だろうか。選挙後の国会では、早速憲法改正の準備が進むだろう。しかし、このいくつかの誤算がそのスピードを変えてしまうかもしれない。1つは、民進党と希望の党の党内政治が選挙後、激化する。大騒ぎが続くと、安定した憲法議論は始められない。
★第一声を福島の田んぼの中から始めた安倍は、なかなか都内で演説をしない。一方、街頭演説で封印し続けた森友・加計疑惑の決着だけはついていない。加計学園の獣医学部認可が23日にも下りるとの報道もあるが、選挙結果がすべての白紙委任状にはならない。(K)※敬称略
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
日刊ゲンダイの記事【所属議員を徹底監視 小池氏が隠し持つ“女ヒトラー”の素顔】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214760)。
《“女ヒトラー”の正体が見えてきた――。希望の党の規約で設置されることになったガバナンス長。「代表を補佐して党内調整や法令順守を担う」とされているが、さしずめ、党内の特高警察あるいはゲシュタポ(ナチス秘密警察)と言っていい…党に所属する議員や候補者らのメディア対応や、ツイッターなどSNSでの発信まで管理…都民ファーストの会は、都議への取材制限や、飲み会禁止などが報道されていますが、所属議員の全行動が小池代表の目に届くよう、徹底したいのでしょう》。
いずれあらゆる市民も「管理」下に…そんなニッポンが悍ましい、と思うのなら「2極」の内の1極 〔与党自公+癒党お維キト〕 に投票しないことだ。
『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質』
『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目』
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』
『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
自民党亜種トファが本領発揮』
『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
「…を日本の政界が後追いしているみたい」』
『●「欲しいのはカネと連合の組織だった」…
極右政党キト出来上がりっ、で本当にいいの? 目を覚ませ!』
『●自民党亜種トファや小池・若狭両氏らの
壊憲体質はもともと露わ…第2自民党や第2お維に何を期待するの?』
『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を回避してくれるような
リーダーがほしいとならないのだろうか?」』
『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌』
『●壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を!
「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!』
『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!』
『●山本太郎さん「あきらめた時点で、終わっちゃう…
楽しみながらやっていきましょう」…アベ様=「国難」』
『●自民党亜種キトは辺野古破壊推進…「民意を無視し、
新基地建設を強行する安倍政権と何が違うのか」!』
『●ドアホノミクス(©浜矩子さん)と共にやって来た
「urino-」SAGI(ユーリのサギ)、騙される?』
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/民進と連合を解体し、自民助けた極右の党首】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710040000163.html)によると、《ところがそこには「安倍政治を終わらせる」などという考えどころか排除の論理が幅を利かせ、小池の嫌う「おっさん政治」と「透明性のある政治」は影を潜め、小池が好む「スピード感」だけの乱暴な政治が横行し、自民党をしのぐ極右政党が待ち受けていた…★この流動的な政局はなお混沌としているが、分かったことは小池は民進党と連合の解体を目標にし、支持率が低迷し、弱っていた自民党政治を助けたことだ。その中で、希望の党は自民党批判、安倍批判せず、森友・加計疑惑にも触れていない》。
十分に《民進党と連合の解体を目標》は達成されたようですし、「欲しいのはカネと連合の組織だった」。さらには、《自民党政治を助け》るという役割を果たしました。内閣支持率は低下し、不支持率が上昇しているのに、選挙戦序盤の予想では、自民党あるいは自公の議席が300を越えるなどというものまである始末。小選挙区制と云う欠陥選挙制度のなせるわざでもあるのですが、キトや小池百合子氏の果たした役割も大きい。
選挙に行きましょう。眠り猫ではいけない。選挙の構図は単純で、 〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 の「2極」です。2極の内、「地獄」に投票するのか、「平和」を希求するのか…そんな単純な構図の2017年10月衆院選。選挙後に公開しなくて済むように、賢明な選択を。山本太郎さん曰く、《あきらめた時点で、終わっちゃう…楽しみながらやっていきましょう》!
『●小選挙区制は欠陥品だし、
自公政権という「驕るもの」に「謙虚」さを求めても仕方ない』
「そして、滅茶苦茶な小選挙区制。欠陥品。・・・・・・
「自民小選挙区支持者24.3%で222人当選(議席率75.3%)
自民比例区支持者16.3%で68人当選(議席率37.7%)・・・
自民総議員比 61.1%(290人/475人) 小選挙区制の弊害が
露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)」。
議員定数を減らす云々よりも、「一票の格差」やこの欠陥選挙
制度を改めることの方が先だ。 『●石川真澄さんを思い出す:
小選挙区制、そして、低投票率』」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214760】
所属議員を徹底監視 小池氏が隠し持つ“女ヒトラー”の素顔
2017年10月4日
(反安倍・反小池デモに参加する人々(C)日刊ゲンダイ)
“女ヒトラー”の正体が見えてきた――。希望の党の規約で設置されることになったガバナンス長。「代表を補佐して党内調整や法令順守を担う」とされているが、さしずめ、党内の特高警察あるいはゲシュタポ(ナチス秘密警察)と言っていい。
「ガバナンス長は、幹事長に次ぐ権限を持ち、国会議員以外も対象。
小池代表が指名し、党に所属する議員や候補者らのメディア対応や、
ツイッターなどSNSでの発信まで管理するという。すでに、
都民ファーストの会は、都議への取材制限や、飲み会禁止などが
報道されていますが、所属議員の全行動が小池代表の目に届くよう、
徹底したいのでしょう」(政界関係者)
いやはや、有権者の負託を受けた国会議員が、ファミリー企業の社員と同じ扱いである。これでは自由な議論はおぼつかない。小池代表に異論を唱える“危険分子”をあらかじめ封じ込めようとする魂胆がミエミエだ。
あらためて小池代表の思想、信条を振り返ると、それも当然なのかもしれない。月刊誌「KOKKO」編集者、井上伸氏がまとめた過去の「小池語録」を読むとよく分かる。
<祝日が多すぎるというなら、借り物の憲法記念日5月3日を
祝日から外しましょう>
<喫緊の課題は「社会保障」もさることながら、国家の「安全保障」>
<集団的自衛権の行使や国防軍創設にはもちろん賛成です>
<オスプレー配備に反対する沖縄は何をどこから守ろうとしている
のか(略)座り込みの1列目は沖縄のおじい、おばあの皆さんだが、
2列目からは「県外」からの活動家がずらり>
ネトウヨのようなタカ派の思想むき出しだ。希望参加の候補者は、こういうリーダーに“従軍”するのを分かっているのか。
■ヒトラーが行った「禁煙キャンペーン」
都議選で都民ファが公約し、今の都議会で可決を目指す受動喫煙防止条例も、ナチスの禁煙キャンペーンに通じる。たばこ嫌いのヒトラーは、健康を旗印に公共交通機関やレストランなどでの喫煙を規制。たばこ広告も取り締まった。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「禁煙は独裁と無関係に見えますが、政府が公共の場所を管理し、
表現の自由を制約することで、国民に“禁じられること”を
慣れさせる効果があります。また、希望が掲げる一院制というのも
危険です。今回の騒動を見ても分かる通り、選挙目前の候補者は、
理念も何もすっ飛ばして、頭の中はパニック状態になる。
こうして“言いなり議員”が多数を占めると独裁になる。
二院制であれば、暴走を抑えられるが、一院制では歯止めが
利きません」
笑顔の下に潜む「本性」を有権者はよくよく考えた方がいい。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【「籠池氏は詐欺を働く人物」発言だけじゃない! 最高裁判事に加計学園元監事を異例の抜擢…安倍首相は司法も私物化!】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3509.html)。
《第二次安倍政権以降、司法の独立は脅かされつづけている。というのも、政権を忖度したような判決が次々に下されているからだ…そして、なかでも忘れてはいけないのが、木澤克之氏だ。木澤氏は学校法人加計学園の元監事という経歴をもつ》。
『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?
「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?』
『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!』
「【2017年最高裁判所裁判官国民審査】によると、以下の7名だそうです。
①小池裕
②戸倉三郎
③山口厚
④菅野博之
⑤大谷直人
⑥木澤克之
⑦林景一
…最後にもう一度、思い出そう…《はたしてこれらは、単なる偶然なのか。
つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”
のために、ポストを用意してやったのではないか。そういう疑念が
頭をもたげてくるのである》。 」
最早テレビで暴言をいくら吐いても、誰も問題にしなくなってしまったようです。「トンズラ総理」「国難総理」は「息吐く様に噓つく」「病的嘘つき」でもある。
《時の最高権力者である総理大臣が、いち民間人を有罪と決めつけ、さらにマスメディアを通じて「詐欺をはたらいた」と連呼するのは、完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力にほかならない。こんな暴挙が許されるわけがないが、ようするに、司法の独立という近代国家の大原則すら、この宰相は守っていないのである》…人治主義国家の「国難」な「裸の王様」アベ様が、着々と司法を掌握した効果がジワジワと。《最高裁判事まで私物化》している。いまや、最「低」裁を頂点に、様々な司法判断を放棄…。もはや政治判断乱発なのは当たり前な酷い状態だ。こんな司法の状況下、「ヒラメ」な裁判官は、上を見て、忖度するに決まっている。
『●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく
国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」』
『●沖縄でのプレ「平成の治安維持法」実験…
《実験の結果、今の国民の無関心は国に自信を与えてしまった》』
『●「誰が見ても安倍政権による政治的弾圧」…
山城博治さん「沖縄の大衆運動を潰す政府の方策」』
『●「基地の偏在を沖縄が訴えても「裁判所はほとんど答えない」」…
「政治判断」しかできない司法の悲劇』
『●レトリックを吹聴する…「政治判断」乱発な最「低」裁を
頂点とする裁判所の劣化がニッポンをメルトダウン』
『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、
沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
司法まで手中にし、法治国家が終焉…三権分立も破壊してしまったアベ様。
2017年10月衆院選、構図は単純な「2極」。〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …「2極」のどちらに投票すべきか、もはや明白でしょう。「地獄」へ投票するのか、「平和な未来」を志向するのか? さあ、絶対に選挙に行きましょう! そして、【2017年最高裁判所裁判官国民審査】にも、必ず参加しましょう。
少なくとも「×」をつけるべき方は明らかなはず。木澤克之氏らの「罷免を可とする票」=「×」の割合が有効票数の過半数に達する、なんていうこと【奇跡】は起きないものでしょうか…。
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【http://lite-ra.com/2017/10/post-3509.html】
「籠池氏は詐欺を働く人物」発言だけじゃない! 最高裁判事に加計学園元監事を異例の抜擢…安倍首相は司法も私物化!
2017.10.13
(首相官邸HPより)
「籠池氏は詐欺をはたらく人物」──安倍首相が、11日に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日)で発した言葉がいま、波紋を呼んでいる。
籠池泰典氏の逮捕については、国の補助金不正受給に詐欺罪を適用することに対し法律関係者からも疑問の声があがっていた。だが、そもそも籠池氏は公判もまだ始まってすらおらず、判決も下されていない状態だ。にもかかわらず「詐欺をはたらく人物」と決め付けることは、「推定無罪」という司法の基本中の基本である大原則を無視した発言だ。
しかも、安倍首相はこのとき「(籠池氏が)こういう人だから(昭恵夫人は)騙されたのだろう」と述べている。ようするに、昭恵夫人の関与をごまかすために、籠池氏を有罪判決が出た「詐欺師」であるかのように喧伝したのだ。よりにもよって、総理大臣がテレビの党首討論で、である。
進行中かつ未確定の司法案件について、時の最高権力者である総理大臣が、いち民間人を有罪と決めつけ、さらにマスメディアを通じて「詐欺をはたらいた」と連呼するのは、完全に司法に影響を与えようとする露骨な圧力にほかならない。こんな暴挙が許されるわけがないが、ようするに、司法の独立という近代国家の大原則すら、この宰相は守っていないのである。
だが、第二次安倍政権以降、司法の独立は脅かされつづけている。というのも、政権を忖度したような判決が次々に下されているからだ。
たとえば、今回の衆院選と同時におこなわれる最高裁判所の裁判官に対する国民審査では7名の裁判官が審査を受けるが、そのなかのひとりである小池裕氏は、NPO法人による森友学園問題で国側が持つ交渉記録等の証拠保全の申し立てについて、最高裁の裁判長として保全を認めなかった高裁判断を支持し、抗告を棄却した。また、菅野博之氏は、昨年、沖縄の辺野古新基地建設をめぐって翁長雄志知事が国を訴えた上告審で、全員一致で県側の上告を棄却した判事のひとりだ。
そして、なかでも忘れてはいけないのが、木澤克之氏だ。木澤氏は学校法人加計学園の元監事という経歴をもつ。本サイトでは今年3月に報じたが、岡山理科大学の獣医学部新設をめぐって問題になっている安倍首相と加計孝太郎理事長のオトモダチ関係が、木澤氏の最高裁判事任命にも何らかの影響を及ぼしたのではないかという疑惑が浮上したのだ。
異例中の異例の抜擢…安倍首相は最高裁判事まで私物化している?
もともと木澤氏は東京弁護士会所属の弁護士で、昨年、定年退官した最高裁判事・山浦善樹氏の後任として任命されたのだが、2013年から加計学園の監事を務めていた。実際、昨年の最高裁人事が発表された直後には、加計学園はホームページで〈学園の監事であられた木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命されることが決定しました 学園としても大変名誉なことであり、心よりお祝い申し上げます〉と祝福している。
木澤氏は加計理事長と立教大学の同窓で、卒業年も同じ。二人が学生時代からの深い付き合いだった可能性は高い。しかも、木澤氏が最高裁判事に就任してすぐの昨年7月21〜22日には、安倍首相が加計理事長と食事をし、ゴルフを楽しんでいる。さらに言えば、立教大出身の最高裁判事は史上初めての“快挙”だ。
これらはたんなる偶然なのか。つまり、安倍首相は最高裁人事まで私物化し、“オトモダチのオトモダチ”のためにポストを用意してやったのではないか。そういう疑念をもたれてもおかしくはない。
ただ、いくら安倍首相でも、最高裁にまで“オトモダチ人事”を強引に進めてくるとはにわかに信じがたい、そう思う向きもあるだろう。しかし、実際に最高裁人事をめぐっては、第二次安倍政権になってから“政治介入”が露骨になってきたとの指摘がある。
そもそも、法的には最高裁判事の任命権は内閣にあるが、もともと15名の最高裁判事の人事は長年の「慣例」として、前職が裁判官、検察官、学識者、弁護士などという「出身枠」が存在してきた。そのうち裁判官枠は最高裁判所が選び、弁護士枠は日本弁護士連合会が複数の候補者リストを推薦し、そこから内閣府が人選することになっている。
この「慣例」についてはもちろん批判もあるのだが、一方で時の政治権力による人事介入を防ぎ、司法の独立を担保するのに役立っているとも言われている。ところが、第二次安倍政権はその「出身枠」を強権的に無視することで、司法にプレッシャーを与えているのだ。
朝日新聞3月2日付によれば、第二次安倍政権の最高裁人事では、たとえば定年退官する職業裁判官1枠に対し、これまで行政の最高裁担当者が1人の候補を提示していたのを、2人の候補をもってくるように指示したという。任命する内閣に選択肢を設け、内閣による最高裁人事の恣意性を強めようとしたのは明らかだろう。
また、今年1月の人事発表では、任期終了で交代する判事2名のうち、ひとつは“弁護士枠”であったにもかかわらず、安倍内閣は日弁連推薦の候補者をはずし、その後任に刑法学者の山口厚氏をあてた。山口氏は一応弁護士資格を持ってはいるが、取得してわずか1年足らず。事実上の“学識者枠”の拡張であり、弁護士枠の削減だった。そんなところから、法曹界では「官邸による最高裁への人事介入ではないか」と恐れられ、安倍政権を忖度した判決が連発されるのではと危惧する声が上がったのだ。
木澤氏の任命は昨年のことであり、今年のごり押し人事の前の話だが、こうした安倍政権による司法への介入の実態を考えると、木澤判事が加計学園とつながる人物であることが、判事任命の決め手になった可能性は決して低くない。
少なくとも、安保法や特定秘密保護法、沖縄米軍基地問題など、安倍政権の政策や方針には憲法訴訟や行政訴訟のリスクがつきまとっている。そこで、個人的信頼の厚い加計学園の関係者ならば自分の意向を判決に反映させるだろうとの思惑を働かせ、“弁護士枠”のリストのなかからあえて木澤氏をピックアップした。そうだったとしても不思議はないだろう。
実際に木澤氏は「安倍政権を忖度」するような判決を下していた
事実、木澤氏は、最高裁判事として行政側に有利な判断を下している。たとえば、2014年に金沢市が同市役所前広場で陸上自衛隊パレードに対する反対集会の開催を認めなかったのは、表現の自由を担保する憲法に違反するとして、集会を計画した市民団体が損害賠償を求めた訴訟だ。この訴訟をめぐっては、一審の金沢地裁が市による不許可は違憲でないとして請求を棄却。二審の名古屋高裁金沢支部もこれを支持した。
そして今年8月、木澤氏は最高裁の裁判長として、市民団体側の上告を退ける決定を出し、敗訴を確定させたのである。
繰り返すが、森友問題での交渉記録保全申し立ての却下にしても、辺野古新基地建設での県側の敗訴にしても、自衛隊パレード反対集会拒否の合憲判断にしても、安倍政権のもとで任命された最高裁判事たちの多くは、まるで政権の意向を忖度したかのような決定を下している。
それは、前述のように安倍政権が司法に対する強い人事介入の動きを見せていることも原因のひとつだ。安倍首相こそが司法の独立をないがしろにし、自分の意に沿うようコントロールしようという欲望をむき出しにしているのである。
有権者は政権を忖度する不当判決を起こさせないよう、最高裁裁判官の国民審査を通じ、その意思を表明することはもちろん、政治権力による露骨な司法への介入・圧力に対しても、毅然とNOを突きつける必要がある。
(編集部)
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東京新聞の記事【ヘリ炎上 民家から300メートル 沖縄知事、米に飛行停止要求へ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201710/CK2017101202000285.html)。
沖縄タイムスの西江昭吾記者によるコラム【[大弦小弦]もはや言葉の選び方の問題ではない。東村高江で起きた米軍ヘリ事故…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/155585)。
《沖縄県東村高江の民間地で十一日、米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが炎上、大破した事故現場は民家から約三百メートル地点だった…日米地位協定の関連文書では、米軍の同意がない場合、日本の当局に米軍の「財産」の捜索や差し押さえをする権利はないとされ、日本側が原因究明に関与できない懸念》。《米軍機の事故を巡っては二〇〇四年八月、普天間飛行場近くの沖縄国際大の構内に米軍ヘリCH53Dが墜落、炎上し、米兵三人が負傷した際、米軍が現場を事実上の封鎖状態とし、県警は現場検証を実施できなかった》。
《▼墜落、不時着、緊急着陸。どう形容しようと、眼前に見せつけられた危険性は何ら変わらない。専門的にみれば、機体が制御可能だったか否かが不時着、墜落の分かれ目になることは知っているが、現実に暮らしが脅かされている側からすると、その違いに意味を見いだせない…▼こんなとこだろうか。見え透いた“茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる》。
『●12年経っても「米軍機は沖国大墜落など
「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる」』
『●普天間所属オスプレイ24機中の2機が墜落!
「日本政府が当事者能力を持って」いない…「日米共犯」』
『●ガルトゥングさん「両国政府は恥を知るべきである」…
沖縄に対して「恥ずかしくない対応」などする気なし』
『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・
普天間は返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??』
『●「〈辺野古でよかった〉と言っているのと同じじゃないのか」?
…沖縄差別には沈黙な「本土」マスコミ』
『●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性を
そのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」』
『●自民党亜種キトは辺野古破壊推進…
「民意を無視し、新基地建設を強行する安倍政権と何が違うのか」!』
「米軍機は沖国大墜落など「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んで」いた訳です。
〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …2極の内、「地獄」に投票するのか、「平和」を希求するのか…そんな単純な構図の2017年10月衆院選の最中、またしてもとんでもない事故が発生しました、沖縄で。かねてからイジメられていた高江で。
沖縄タイムスの【社説[米軍機炎上]捜査拒否 地位協定改定しかない】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/155588)によると、《機体の一部に放射性物質が使われている可能性があることなどから、県は11日夜から環境調査をするため、現場への立ち入りを求めているが、米軍からの返答はない。現場は、日本の捜査や調査の権限が及ばない米軍基地内ではない。住民が生活する民間地である。日本の主権が全うされて当然の場所である。当然のことが当然になされない。その原因は、米軍のさまざまな特権を認める日米地位協定にある》。
「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」と同型のヘリによる事故…ストロンチウム消失事件がすぐに思い出された。この社説にも《機体の一部に放射性物質が使われている可能性》とある。
『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件』
『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散』
『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中』
東京新聞の記事【米軍ヘリ炎上「近く通過 危なかった」 民家から数百メートル 住民、不安訴え】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201710/CK2017101202000118.html)によると、《「米軍のヘリが私らの家の上、生活圏の上を堂々と訓練場にしている。国は本当に何も言えないのか」…「ちょうどそばの県道を車で通っていた。危なかった」と、不安そうに振り返った。米軍では輸送機オスプレイのトラブルが相次ぎ、「最近はオスプレイの訓練は少ないが、他のヘリは飛んでいる。安心して暮らしたいので、ヘリパッドも基地も沖縄からなくしてほしい」と訴えた…「宜野湾では二〇〇四年に沖縄国際大学に墜落したし、いずれまた落ちる」と懸念した》。
住民の皆さんの不安の声の一方で、「森」や「海」は殺され、沖縄破壊は続く。アベ様らは、「基地負担軽減」と嘯く。
リテラの記事【卑劣! 沖縄・高江ヘリ炎上大破 民家近くの重大事故なのに、安倍首相は「安倍政権の功績」をアピール】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3507.html)によると、《アメリカ海軍安全センターは今回の事故を、軍内部での航空機事故における4段階の評価でもっとも重大な「クラスA」だと見解を示した…「民家近くのヘリパッド建設は負担軽減か」の質問に、安倍首相がむごい回答…その北部訓練場一部返還の交換条件によってヘリパッドが集落を取り囲むようにつくられたことを「負担軽減」といえるのかと尋ねたのに、安倍首相は躊躇うことなく「安倍政権の功績」だとアピールしはじめたのだ。事故が起こった当日に、である…翁長沖縄県知事「このような状況を国が沖縄に強いているのが国難だ」…安倍首相の沖縄に対する冷酷な態度に、沖縄からだけではなく日本全国からNOを叩きつける。今回の選挙は、そうした場にしなければならない》。
また、琉球新報のコラム【<金口木舌>心の火災は消せない】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-592781.html)でも、《▼安倍晋三首相は事故の一報を受け、米側への対応を指示した。衆院選を目前にしたテレビ出演で、事故への“迅速な対応”を演出する一方、米軍北部訓練場の過半返還や辺野古新基地建設を「負担軽減」だと強調した ▼だが、過半返還の条件として集落の近くにヘリ着陸帯を集約した結果、住民の頭上をヘリが行き来する状態は「負担軽減」と言えるのか。住宅地から数百メートルの場所で炎上事故が起きたことを、首相はどう捉えているのか…▼高江のヘリ火災は、約3時間後に鎮火した。しかし相次ぐ米軍機事故に県民の憤りは募るばかりだ。首相は火消しに躍起だが、これまで何度も爆発した県民の怒りの炎は見えているだろうか》。
国難な「裸の王様」は、《「負担軽減」だと強調》《「安倍政権の功績」だとアピール》だそうです。バッカじゃなかろうか!?
2極の「地獄」の選択肢である〔与党自公+癒党お維キト〕は「森」「海」を殺し、沖縄を差別している。どこに投票すべきかは、明白、自明。沖縄を無視し続ける「本土」も、いい加減に目覚めて下さいょ。
《首相は火消しに躍起だが、これまで何度も爆発した県民の怒りの炎は見えているだろうか》? 高江ヘリ「墜落」、何時もの如く《見え透いた“茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる》。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201710/CK2017101202000285.html】
ヘリ炎上 民家から300メートル 沖縄知事、米に飛行停止要求へ
2017年10月12日 夕刊
(米軍北部訓練場付近の牧草地で炎上し大破した米軍の
CH53E大型輸送ヘリコプター=12日午前8時44分、沖縄県東村で)
沖縄県東村(ひがしそん)高江の民間地で十一日、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが炎上、大破した事故現場は民家から約三百メートル地点だったことが十二日、分かった。防衛省沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長が明らかにした。
翁長雄志知事は十二日午後、現場を視察した。米側に対し、厳重抗議するとともに同型機の飛行停止を求める見通し。政府も原因究明や再発防止を求めた。
県警は現場周辺に規制線を張り、警察官を配置。航空危険行為処罰法違反容疑を視野に、捜査に着手するかどうか検討しているとみられる。
しかし、日米地位協定の関連文書では、米軍の同意がない場合、日本の当局に米軍の「財産」の捜索や差し押さえをする権利はないとされ、日本側が原因究明に関与できない懸念が残る。
十二日午前に現場を視察した伊集盛久(いじゅせいきゅう)村長は「機体の三分の一が炎上し、衝撃を受けた」と語った。米憲兵隊は県警に対し、環境調査が終わり次第、速やかに事故機を撤去する方針を示したという。
米ハワイ出張中の河野(かわの)克俊統合幕僚長は、ハリス米太平洋軍司令官に原因究明などを求めた。小野寺五典防衛相が十二日、防衛省で記者団に語った。
事故機は十一日午後、訓練中に上空で出火し、米軍北部訓練場に近接した牧草地に緊急着陸、炎上した。乗員七人や周辺住民にけがはなかった。
米軍機の事故を巡っては二〇〇四年八月、普天間飛行場近くの沖縄国際大の構内に米軍ヘリCH53Dが墜落、炎上し、米兵三人が負傷した際、米軍が現場を事実上の封鎖状態とし、県警は現場検証を実施できなかった。
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/155585】
[大弦小弦]もはや言葉の選び方の問題ではない。東村高江で起きた米軍ヘリ事故…
2017年10月13日 08:29 米軍ヘリ炎上 高江ヘリパッド 世界自然遺産 米軍事故 西江昭吾
もはや言葉の選び方の問題ではない。東村高江で起きた米軍ヘリ事故。一夜明けて、焼け焦げた残骸があらわになった
▼墜落、不時着、緊急着陸。どう形容しようと、眼前に見せつけられた危険性は何ら変わらない。専門的にみれば、機体が制御可能だったか否かが不時着、墜落の分かれ目になることは知っているが、現実に暮らしが脅かされている側からすると、その違いに意味を見いだせない
▼そもそも、140万人が住む沖縄は軍事組織の訓練地にふさわしいのか。島全体が米軍の要塞(ようさい)と化しているインド洋のディエゴガルシア島ならいざ知らず、人口が増え続け、経済成長が期待される島には不釣り合いだ
▼事故発生地の近くには、世界自然遺産を目指す貴重な森が広がる。15日から始まる国際自然保護連合(IUCN)の現地調査。自然破壊の最たるものと言える航空機の炎上事故は、調査員の目にどう映るだろう
▼早速、米軍は事故調査に着手したようだが、これから事態がどう動くか、県民は経験的にうすうす見当がつく。県警の検証要請を米側が拒み、事故機を撤収。一時的に飛行自粛しても、程なく「機体に問題はない」と告げて訓練再開。再発防止を求める日本政府も追認
▼こんなとこだろうか。見え透いた“茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる。(西江昭吾)
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日刊ゲンダイの記事【自民からの出馬に疑問殺到 泉田前新潟県知事の苦しい弁明】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213320)。
《知事時代に東電の柏崎刈羽原発再稼働に反対姿勢を貫き、脱原発の旗印として新潟県民などから幅広い支持を集めたにもかかわらず、よりによって原発再稼働にまい進する自民党から出馬というから唖然ボー然だ》。
《それに誤解している有権者も少なくないのですが、泉田さんは反東電ですが、反原発ではありません…国民、有権者をバカにするにもほどがある》。
『●東電原発人災の3.11を再び目前に:
「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う』
『●柏崎刈羽原発再稼働を画策するような東電は
十分に責任を果たしたのか?』
『●同感…「民主党は本気で安倍政権を
倒す気があるのか?――そう疑わざるを得ない」』
《民主党は本気で安倍政権を倒す気があるのか?――
そう疑わざるを得ない…生活の元職、森裕子氏(59)が
出馬表明済み…新潟県には東電の柏崎刈羽原発があるが、
泉田知事は再稼働に慎重です。そこへ『脱原発』の森さんが
野党統一候補になることに、連合傘下の電力総連が猛反発し、
民主党本部はそれに従った…民主党にとっては
「打倒安倍」より、連合と原発の方が大事ということ》
『●「東京電力が、飛散した放射性物質について…
「無主物」だと主張」…「その無責任さに衝撃」』
『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?:
《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論』
『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」:
「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?』
『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
…「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋』
『●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない
…確実にあの東京電力のアレを再稼働させる』
『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の
佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?』
『●米山隆一知事…「ニンマリできなかった原子力ムラ」
「高笑いできなかった東電」の相当なイヤガラセが予想』
『●環境倫理を『虚構新聞』から学ぶ…「原発導入を許してしまった
世代の一人として、恥ずかしく申し訳ない」』
『●「日本壊滅を救った新潟県民」…「インチキと不備だらけ」…
「このまま再稼働されたら、福島原発の二の舞」』
『●アレが「もし再稼働しても、電力は
首都圏向けに提供される」のみ…新潟県知事選=県民投票で否決』
あ~虚しい…核発電「麻薬」中毒患者に成り下がったのか? よりによって、自民党から出馬ですか…。無責任の極み、「原状回復」する能力も、する気も無いアノ東京電力にさへ核発電再稼働を認めようとし、あのインドに(「プルトニウムをつくる装置」=)核発電輸出し、そして、核兵器を容認する「裸の王様」や「日本への核拡散」を唱えるような軍オタが居るようなアノ自民党から出馬……。
《反東電ですが、反原発ではありません》というのは、「反核燃サイクルですが、反原発ではありません」な現外務大臣と同じか?
『●「(悪)夢の高速増殖炉」もんじゅの延命に向かって着々と…
ドブガネという巨額の「エサ代」は続く』
「《経営に原子力以外の分野の有識者を加える》ということなので、
大島堅一さんや金子勝さんを加えては如何ですか? それに、
そんな硬いことを言わずに小出裕章さんや後藤政志さんを入れて
下さいナ。
ついでなんで、「反核燃料サイクル派」(転向、寝返り、
取り込まれ済み)河野太郎行革担当大臣も入れては?」
日刊スポーツの記事【「ダークサイドに落ちたな」原発慎重派前知事を批判】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201710130000117.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp)によると、《東京電力柏崎刈羽原発に近い新潟5区。これまで原発政策に慎重だった泉田裕彦前知事(55)が再稼働を進める自民党公認候補として出馬した同区に12日、安倍晋三首相(63)が応援に入り、「地域を守れるのは泉田候補だ」と支持を訴えた。首相の演説直後、同じ場所で野党統一候補の大平悦子氏(61)が10秒とおかずに演説会を実施。応援の森裕子参院議員(61)が「泉田候補はダークサイドに落ちたな」と強烈に批判するなど、バチバチの舌戦を繰り広げた》。
森裕子議員に言わせると、《泉田候補はダークサイドに落ちたな》…だそうです。〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …「2極」のどちらに投票すべきか、もはや明白でしょう。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213320】
自民からの出馬に疑問殺到 泉田前新潟県知事の苦しい弁明
2017年9月11日
(都内で開かれた会合で弁明したが…(C)日刊ゲンダイ)
「変節漢」と呼ばれても仕方がない。
衆院新潟5区補選(10月10日告示、22日投開票)に自民党候補として出馬する意向を固めた前新潟県知事の泉田裕彦氏(54)。知事時代に東電の柏崎刈羽原発再稼働に反対姿勢を貫き、脱原発の旗印として新潟県民などから幅広い支持を集めたにもかかわらず、よりによって原発再稼働にまい進する自民党から出馬というから唖然ボー然だ。
「なぜ野党から出馬しないのか」
「(泉田氏後継の野党系候補だった米山隆一知事の選対本部長を
務めた)自由党の森ゆうこ参院議員とは話をしたのか」
「納得がいかない」
10日、都内で開かれた泉田氏を囲む会合。前日に自民党の地元支部が開いた知事候補の選考委員会では県議が反発して正式決定が持ち越されたが、会合の参加者からは泉田氏の出馬意向に対して疑問の声が続出したという。
出席したジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「参加者が泉田さんに『なぜ自民党から出馬なのか』と問うと、
『出身地の4区から出ることを考えていたが、長島(忠美)さんが
亡くなったので仕方なく』『自民、民進から5区で出馬を打診されたが、
自民はテレビカメラを連れて表玄関から来たが、民進は
テレビカメラなしの“裏口”から来て覚悟が違った』などと支離滅裂なことを
言っていました。会場には、『与党でないと声届かない』という見出しで
報じた地元・三条新聞があって、言い訳に使っていましたね」
要するに政策理念を実現するためには影響力の乏しい野党ではダメだから、与党に行く――ということらしいが、ひとりでノコノコ乗り込んでいって何ができるのか。
「泉田さんが自民党から出馬するという話は知事選出馬辞退の時から
流れていた。泉田さんは知事を3、4期務めたら、国政に転出しよう
とずっと考えていましたからね。それに誤解している有権者も少なくない
のですが、泉田さんは反東電ですが、反原発ではありません。
出馬を要請した二階幹事長だって百も承知している。故・長島氏は
二階派だったから二階幹事長は何が何でも5区を勝ちたい。
泉田さんには『当選するまでいろいろ言っていいが、当選したら
黙ってくれ。河野太郎方式だ』なんて言っているようです」
(新潟県政担当記者)
国民、有権者をバカにするにもほどがある。
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/連合破壊、小池の目的達成】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710070000251.html)。
日刊ゲンダイの、ドアホノミクスの名付け親・浜矩子さんの記事【安倍首相の土俵に乗ってはいけない 総選挙「本当の争点」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215209)。
《普段は決して仲の良くない連合の組織は民間労組、官公労の対立のみならず、組織内候補の分裂もあり、大混乱に陥っている…全郵政…希望と立憲民主に候補者が分かれるなど、また裂き状態だ…これが小池らの連合破壊。目的達成だ。これで連合は、しがらみがなくなったのだ》。
《もちろん、安倍首相という「国難」を突破するという意味ではその通りなのですが、そこへ「希望の党」なる不気味な存在が出てきて、どうも有権者がまともな選択をできないような異様な与野党対決の構図になってしまった、というのが現状ではないでしょうか。アホノミクスの皿も小池さん(希望の党代表)の皿も、いずれも“毒皿”という感じですからね…大政翼賛会》。
ハーメルンの笛吹き男と笛吹き女に付いて行った結果…旧民進党議員は壊憲派に衣替え、カネは吸い取られ、連合も破壊された、とさ。
マスコミの言う争い、対立、一体どこが「三極の争い」「三極の対立」なのか? マスコミの言う「争い」「対決」など無いと思うのですが…自公お維キトは一体です。壊憲志向・戦争願望に満ちていて、どうやら真の狙いは緊急事態条項の導入らしく、選挙が終われば、真の意味で、自公お維キトは一体化するに決まっています。待っているのは、専制政治・独裁社会。絶対に、見せかけの「争い」「対決」に騙されてはいけないし、投票すべき党や候補者を見誤ってはダメ。
〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …構図を見誤ってはいけない。
二極のうちの一極、キトやアベ様と言う「国難」に如何に立ち向かうか? 山本太郎さんは《あきらめた時点で、終わっちゃう…楽しみながらやっていきましょう》と仰っています。そして、浜矩子さんも《こうしたテーマを「本当の問題」としてうまく議論のテーブルに乗せられるといい。グリーンモンスター軍団からも、その辺についてのスタンスを引っ張り出せるといいですね。緑の衣の陰にどんな鎧が隠れているのか、打倒アホノミクスのついでに暴くことができれば楽しい》、と。
相変わらずのカマトトぶりですが、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍と小池は同根、大政翼賛会的議会に注意】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710090000199.html)で、ようやく最近になって、主張し始めました…《有権者は希望の党が自民党の2軍だとか、自民党の1派閥になりたがっているとはにわかに信じられなかったものの、自民党も持て余すウルトラ右翼や維新との選挙協力を敷くにつれ、現実を実感する。まさに“リアルな安全保障”を感じ、逃げ出す民進議員を見て現実を知る。 ★その間、小池が「排除」や丸のみなど「さらさらない」と民進党議員を選別するさまを見るにつけ、小池と首相・安倍晋三が同根であると知る》。
東京新聞の記事【ユリノミクス 財源規模触れず 消費増税凍結、ベーシックインカム…実現疑問】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201710/CK2017100702000136.html)によると、《安倍政権の経済政策「アベノミクス」に対抗する形で、希望の党の経済政策を「ユリノミクス」と名付けアピール》だそうです。
「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」っていう、どこぞの公党の冗談のような公約と全く同じ。選挙が終われば、公約「原発ゼロ」は綺麗サッパリ《リセット》、一方、公約通り、世界の蔑みが聞こえる「戦争できる国」「死の商人」に向けて、世界の尊敬を集めていた平和憲法も《リセット》…自民党亜種トファ(キト)に騙されてはいけない。彼ら、彼女らの狙っているのは緊急事態条項。
そして、いま、アベノサギに何度も騙された皆さんは、ドアホノミクス(©浜矩子さん)と共にやって来た「urino-」SAGI(ユーリのサギ)、そんなものに再び騙されるのでしょうか?
『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質』
『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目』
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』
『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
自民党亜種トファが本領発揮』
『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
「…を日本の政界が後追いしているみたい」』
『●「欲しいのはカネと連合の組織だった」…
極右政党キト出来上がりっ、で本当にいいの? 目を覚ませ!』
『●自民党亜種トファや小池・若狭両氏らの
壊憲体質はもともと露わ…第2自民党や第2お維に何を期待するの?』
『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を回避してくれるような
リーダーがほしいとならないのだろうか?」』
『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌』
『●壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を!
「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!』
「癒党キトと与党自民党のコアな公約の違いが分からない…。
アベノサギagain…何度騙されれば自公支持者は改心するのだろう。
また、キトに投票することは、アベノサギに騙されることと等価。
ユリノサギ(小田嶋隆さん曰く、英語圏の人には「Yuri…」の音は
「urine (尿)」[jˈʊ(ə)rɪn]の接頭辞「urino-」に聞こえはしまいか…、
とのこと)」
『●あのアベ様のオトモダチのオトモダチ・木澤克之氏…
《2017年最高裁判所裁判官国民審査》を迎える!!』
『●山本太郎さん「あきらめた時点で、終わっちゃう…
楽しみながらやっていきましょう」…アベ様=「国難」』
『●自民党亜種キトは辺野古破壊推進…「民意を無視し、
新基地建設を強行する安倍政権と何が違うのか」!』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710070000251.html】
政界地獄耳
2017年10月7日10時19分
連合破壊、小池の目的達成
★希望の党代表・小池百合子と民進党代表・前原誠司の政界転覆脱線チームが6日午前、連合本部を訪れ、会長・神津里季生に支援要請した。しがらみのない政治と言い、民進党からの公認申請という名の政策協定書、いわゆる踏み絵では、政党支部において企業団体献金を受け取らないことといった労組の組織内候補の活動を制限するような文言が躍る中、この2人はどういうつもりで連合を訪ねたのだろうか。
★会談後、小池は「これまでつながりのあった皆さんを支援してもらいたいと話した。前原氏も含めてしっかりと連携したい」と、しがらみ政治の塊のようなコメント。神津は「私たちが支援している連合推薦候補を(希望の党と立憲民主党の)どちらの党にいても、無所属であっても全力を挙げて支援していく」と無難に答えたものの、普段は決して仲の良くない連合の組織は民間労組、官公労の対立のみならず、組織内候補の分裂もあり、大混乱に陥っている。
★ことに郵政民営化から10年、日本郵政公社の職員で構成される組合員数約13万7000人の「日本郵政公社労働組合(旧全逓)」と、約8万3000人の「全日本郵政労働組合(全郵政)」の2大労組の統合から生まれた日本郵政グループ労働組合(JP労組)は、組織内でも希望と立憲民主に候補者が分かれるなど、また裂き状態だ。
★連合675万人のうち、情報労連22万人は希望の党支援を中止、航空連合3・5万人と海員組合8万人は、ともに運動員を出さず、自主投票。電機労連60万人は、希望と立憲民主の原発ゼロ公約に反対、運動員を出さずに自民支持へ。UAゼンセン160万人は、北朝鮮の拉致被害者支援・外国人参政権反対で希望か自民へ。自動車総連75万人は、希望の党支持の姿勢。一部は自民支持。つまり民間労組は、表立って自民党支持を打ち出せた。これが小池らの連合破壊。目的達成だ。これで連合は、しがらみがなくなったのだ。(K)※敬称略
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215209】
浜矩子 同志社大学教授
安倍首相の土俵に乗ってはいけない 総選挙「本当の争点」
2017年10月8日
(同じニオイがする(C)日刊ゲンダイ)
今度の総選挙は当初、安倍首相のご都合主義解散への賛否と、それを自ら「国難突破解散」と名付けたことが最大の焦点でした。もちろん、安倍首相という「国難」を突破するという意味ではその通りなのですが、そこへ「希望の党」なる不気味な存在が出てきて、どうも有権者がまともな選択をできないような異様な与野党対決の構図になってしまった、というのが現状ではないでしょうか。アホノミクスの皿も小池さん(希望の党代表)の皿も、いずれも“毒皿”という感じですからね。
さすがに枝野さんがリベラルの旗を掲げた新党を結成したので、多少は逃げ道というか、正常な受け皿ができたと思っています。
小池新党の不気味さというのは見ての通りですが、「旧民主党系を排除する」「安保法制と改憲に賛成」「改革保守」などと言って、要は「保守」であることを前面に出しています。「リアルな外交安全保障」という表現も使っていました。極めてネオコン的な色彩が濃い。ネオコンの行き着く先は国粋主義です。その意味でグリーンモンスターとアホノミクスの大将は非常に似ていますが、前者の方が「粘り腰」がありそう。パワーアップバージョンの国家主義者に、どうも一段と警戒が必要そうです。
実際、安倍さんと小池さんの発言には共通点が多い。両者が連携してしまう可能性もあり、そこに維新が加わったら、国家主義の大同団結ができあがってしまう。大政翼賛会ですね。だから“本当の”野党が本当に頑張らなければいけないと思います。
■「国難」を突破できるのか
こうした状況を踏まえた上で言いたいのは、争点をどう展開していくのかということです。安倍首相の言う消費税の使い道の変更や少子高齢化などは、すべてが後付け。北朝鮮の危機対応にしても、だったら選挙をやっている場合じゃないということにもなる。
ですから、“本当の”野党は安倍さんが設定する議論の土俵に乗らないで、今、この国が直面している「本当の問題」を争点として打ち出していくべきだと思う。それができれば面白い戦いになる。
本当の野党が着眼すべき「本当の問題」とは、何か。それは、まさしく国難突破です。国粋主義化という名の国難から国民を守り切れるか、ということです。「国民の上に国家を置く」ことを目指しているのがチームアホノミクス。グリーンモンスター軍団からも同じ香りがプンプンしてくる。チームアホノミクスは財政節度の放棄を正当化する方向に向かっています。その行き着く先は、日銀による財政ファイナンスの制度化です。そうなれば「経済ファシズム体制」の完成です。そんなことを許してはいけないという観点から、切り込んでいく必要がある。
「人づくり革命」も国家のために国民を使うという考え方ですから、こうしたテーマを「本当の問題」としてうまく議論のテーブルに乗せられるといい。グリーンモンスター軍団からも、その辺についてのスタンスを引っ張り出せるといいですね。緑の衣の陰にどんな鎧が隠れているのか、打倒アホノミクスのついでに暴くことができれば楽しい。
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