eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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ボーナスも電気料UPに計上か

2012年05月29日 | eつれづれ
家庭向け電気料金の平均10%超の値上げを枝野幸男経済産業相に申請している東京電力が、社員の今冬の賞与(ボーナス)147億円分を料金値上げの原価となる人件費に計上していることが28日分かった。福島第1原発事故の処理と賠償で財務内容が悪化し、国から1兆円規模の公的資金投入を受ける東電は今夏のボーナス支給は見送ったが、冬のボーナスに関しては「未定」としていた。
電気料金値上げの妥当性を審査している経産省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念潤司中央大法科大学院教授)は、東電に対し、人件費の一段の削減を通じた値上げ幅圧縮を促したい考え。同専門委は29日に会合を開き、人件費や修繕費などの計上が適正か審査するが、委員からは「公的資金を投入される立場を考慮し人件費を決めるべきだ」との厳しい声も出ており、冬のボーナスの大幅削減を迫られる可能性がある。
東電が経産省に示した資料によると12年度はボーナスを147億円計上。13~14年度も各290億円強のボーナス(夏・冬含み)を見込んでいる。東電は福島第1原発事故以降、社員の年収を20%(管理職は25%)削減したが、専門委では「実質破綻企業の合理化策としては甘過ぎる」との指摘が出ている。東電は燃料費や人件費などに一定の利益を上乗せした総額を基に、7月から家庭向け電気料金の平均10.28%値上げの認可を枝野経産相に申請している。


一般のサラリーマン、会社感覚からすれば国の税金も入り、本来なら倒産...国の借金返すまでボーナスなど0のハズ。そして燃料費高騰を盾に電気料金値上げでは理解し難く総スカン、本末転倒では。皆より理解を得るなら、電力の安定供給を継続的にやってもらい、電気料金元に戻るまで、お給料減、年間ボーナス無しで感張る他外、無いだろう。




原発再稼働のタイムリミット迫る

2012年05月27日 | eつれづれ

今夏、関西圏の深刻な電力不足が懸念される中、政府が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を判断した場合でも、需給が最も逼迫(ひっぱく)する7月後半までに2基のフル出力が間に合わない公算が大きくなってきた。関西の首長の「理解」が進まず、西川知事の判断が6月にずれ込む可能性が高い上に再稼働の作業を始めてからフル出力までに約6週間かかるからだ。定期検査中の原発は通常、起動準備状態から発電まで約10日かかる。しかし、大飯3号機は昨年3月、同4号機は7月から定検に入り、長期間停止しているため、2次系の配管は水を抜いた状態。再稼働には不純物を洗浄した後、補助ボイラーの蒸気を使って水質を調整しなければならず、フル出力まで約3週間を要する。
しかも、補助ボイラーでは1基分の蒸気しか作ることができない。1基を稼働させた後、もう1基の作業に入るため、2基をフル出力にし、計236万キロワットの供給力を確保するまでには約6週間かかる。
関電の需給見通しでは、2010年夏並みの猛暑を想定し節電などを織り込んだ場合、7月後半から8月に需要が最大で2987万キロワットになる。一方、供給力は7月後半が最も厳しく2517万キロワット。8月に入ると他社からの応援融通が40万キロワット増え、やや改善する。需給ギャップは7月前半がマイナス225万キロワット、7月後半が同470万キロワット、8月が同445万キロワット。
7月後半までに大飯3、4号機をフル稼働させるには5月中に政府が再稼働を最終判断する必要があるが、日程的に難しくなっている。関電が10年比で15%以上の節電を要請する期間の開始日7月2日については、フル稼働が間に合わないのは確実だ。
大飯3、4号機をめぐっては、枝野幸男経済産業相が4月14日、福井県とおおい町に再稼働への協力を要請。町会は5月14日に同意したが、5月中に判断するとしていた時岡忍町長は22日、安全性を検証している県原子力安全専門委員会の審議が終わっていないことなどを理由に、月内の判断は厳しいとの認識を示した。
西川知事は、県専門委が安全確認することを前提に町と県会の意向を踏まえるとしている。県専門委の次回会合は28日以降になる見通しで、関西圏の「理解」が進んでいないこともあり、知事の判断は6月にずれ込むとみられる。
ただ知事は長期的な観点から「原子力は重要な基幹電源」と指摘し短期的な需給論で再稼働の是非が議論されがちな現状には不満を表明している。関西圏の首長が慎重姿勢を崩していないことに県内の関係者からは「電力消費地が電気をいらないと言うんだから、判断を慌てる必要はない」との声も出ている。

☆コメント
関西圏の首長が慎重姿勢を崩していないことに県内の関係者からは「電力消費地が電気をいらないと言うんだから、判断を慌てる必要はない」との声も出ている。...首長さんも判断苦しい所だ...以前より言っているだろう...電力会社など何も困らない、シンドイ影響を被るのは企業、国民だけの話だ。



高圧ケーブル等の直流絶縁診断

2012年05月27日 | eつれづれ
本、定期点検時の受電直前に全高圧回路一括、直流絶縁診断2kV.10分間印加する。完璧な充電電流グラフだ。

この時のtanδ値(変圧器、他機器、構内配電線の静電容量等は無視)。エクセル計算上もIc(対地静電容量成分電流)だけなので位相角θは89.99の90°である。

ウソでもホントでも数値の判断があれば納得度UP...無事10分経過、かかればOK程度より、まだマシ。

過電流継電器試験

2012年05月27日 | eつれづれ
昨日の続きで過電流継電器試験の報告書作成する。報告書作成も写真帳添付するので結構な時間がかかるがボランティア手間(試験費用)でも無いので、ショウガナイ。

電流300%試験値はエクセル計算値と一致している。


電流500%試験値もエクセル計算値と一致している。

試験器電源はインバータ発電機9Aタイプを使用した。マァ動作すればOKとの認識だが、この程度の試験検証でないと大手の技術者には通用しない??本物の技術者では無いゾ...。ここでもノーガキ語る針金電気ヤでした。