eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

DSR.RPR継電器の設定根拠

2012年05月06日 | eつれづれ
何れも自家発電機設備6.6kV500kW発電機の系統保護継電器設定。

自家発電機設備が発電中、電力会社の系統が突然、停電した場合、発電機の負荷がもろにかかるので過負荷になる以前に発電機回路より切り離さないと無限大の様な負荷となり発電機焼損、これを防止するため、すぐ継電器が動作し遮断器開放する。この連鎖が発生すると次々、停電が起こり広範囲な大停電となる。


保護継電器DSR.RPRはデモ機タッチパネル画面の位置に接続なる。

経験していない電力不足状況...その上、発電所の緊急トラブル時は、大混乱、大停電のリスクを国民、企業が被る事になる間違い無いだろう。余力の無いギリギリの発電所稼働は危険だ。そのうち事前に停電範囲が割り振りとなるのか。素人が考えているほど単純では無いことは確かな様だが一度、ドカーンと経験し、どの位の影響が出るのか感じた方が良いのかもしれない。

連休終盤も悪天候でサンザン

2012年05月06日 | eつれづれ
午後より雷雲発生し各地に大きな被害をもたらした。

茨城では竜巻発生し多くの家屋倒壊。

新幹線も停電にて大幅な遅れと運休で在来線も止まり高校生、他列車内には座れないが新幹線乗車も可能となる。

列車減便にて大勢の帰省客で自由席は長蛇の列となった。

900棟もの建物を破壊した6日の突風は、国内で発生した竜巻としては過去最大級に匹敵する可能性がある。予測が難しく対策も取りにくい竜巻の特徴が改めて浮き彫りになり、多くの教訓が残された。気象庁は、茨城県や栃木県などに「竜巻注意情報」を発表して注意を促していたが自治体や住民は情報を十分に生かすことができなかった。
水戸地方気象台が茨城県内に最初の情報を発表したのは午後0時38分で、つくば市などが竜巻を確認する約10分前だった。ただ同市北部には防災無線がなく最大の被災地・北条地区では、竜巻の確認前に避難の呼びかけは行えなかった。自宅の窓ガラスが割れた同市北条の無職男性(73)は、「警報やサイレンがあれば、丈夫な建物や避難所に行けたかもしれない」と話す。
情報を県から受けながら自治体から住民に周知しなかったケースもあった。栃木県真岡市安全安心課の磯修一課長は「注意報や警報が出るのは日常茶飯事。いつも防災無線で情報は流していない」と話した。
竜巻注意情報の対象地域はほぼ県単位と広く台風情報などと同様の精度で予想するのは、現在の技術では難しい。昨年1年間では589回の発表があったが、予報が的中したのは8回だけだった。

どれもこれも天災だらけ、今度は空からでは防ぎようもない現実だ。