実際に回路に流れる耐圧試験の電流ルート。
ポイント1:リアクトル無しの場合に流れる二次側充電電流値は276mA。
ポイント2:リアクトルより遅れ電流出力は200mA(出力例200mA仕様)でリアクトルは能動素子なので、ここで10,350V印加すれば200mA流れる様に製作している。
ポイント3:耐圧トランス容量150mA(10,350V印加時)に流れる電流は273mA-200mA=74mA(実測値)となり負担150mA以下となり焼損しない一次側励磁電流となる。(一次側励磁電流=コンセント電源電流)、耐圧トランス出力例150mA→コンセント電源電流MAX15A.30分定格)
過負荷定格150mAを遵守しないと10分間印加でも巻線コイル細いので直ぐ耐圧トランスはパーとなるのでリアクトルを入れて電流低減をはかる。
(発電機、Ic(対地静電容量成分電流)をリアクトルの遅れ電流200mA例で相殺する)
ポイント4:リアクトル台数を増やせば、より多くの二次側充電電流に対応出来る。
ポイント5:耐圧試験試験器に付いている電流計等は、この様な回路に入り結線なっている。
ポイント6:発電機交流耐圧試験例としたが発電機の静電容量μFは高圧ケーブルと違い大きい、しかも巻線内部で結線されているので三相一括しか出来なく
高圧ケーブルの様に分割した耐圧試験は出来ない。高圧発電機例では、先ず静電容量μFから二次側充電電流mAを確認、そしてリアクトル容量、台数等も確認する。
ポイント7:その他...まだまだあるがキリが無いので、この辺で今日はEND。