2相バイポーラステッピングモーター巻線直流抵抗値。
同じく別の巻線直流抵抗値。
テスターΩ測定の限界、これでは低抵抗測定判定は無理。
導体の抵抗は下記の公式で表すことができます。
この導体の抵抗の公式を見ると、導体の抵抗は長さに比例して断面積に反比例し、抵抗率の大きさによっても異なってくることがわかります。
最近では、次の式の単位のように、抵抗率を[Ω・m]、断面積を[m2]にして計算することが一般的となっています。
抵抗率ρ(ロー)とは、単位断面積、単位長さ当たりの物質固有の抵抗値のことです。
それぞれの物質によって抵抗率(20℃の温度で、銅:1.68×10-8[Ω・m]、
アルミ:2.82×10-8[Ω・m]など)は異なってきます。
ρが大きい程電流は流れにくいので、銅とアルミを比べるとアルミの方が流れにくい物質であることがわかります。
また、温度によっても抵抗値は変化します。一般的に金属は温度が上昇すれば抵抗値は大きくなり、温度が低下すれば抵抗値は小さくなる傾向があります。
※-273℃まで温度を下げると物質の抵抗値がゼロ[Ω]になるといわれています。
導体の断面積が大きいとどうして電流が流れやすいかというと、この場合も導体の長さによる抵抗の違いと同じ理由で、自由電子と金属原子との衝突回数が少なくなるからです。
「抵抗率」は断面積が1 [m2]、長さが1 [m]の均質な導体がある時に、その抵抗値で定義されます。要するに、物質によって異なる定数で、単位面積・単位長さあたりの抵抗、ということです。この値が大きいほど、その物質の抵抗が大きい、ということを意味します。単位は[Ωm]です。
形状には依存しませんが、温度によって変化します。
ほとんどの場合、金属などの導体では、温度が上がると抵抗率も大きくなります。]
シリコン等の半導体では、一般に温度が上がると自由に動ける電子が増えるので、抵抗率は下がります。
常温での値を理科年表から引いてくれば、(×10-8 [Ωm]で示しています)
金 …2.4
銀 …1.6
銅 …1.7
アルミ…2.8
黄銅 …5~7
鉄 …9.0
ニクロム…110
という具合です。同じ導体でも数倍から数10倍の差があることが分かります。
富士電機SC-4Nマグネットスイッチの可動、固定接点に銀を使う事が理解出来る。多分、銀合金だと思うがパーツでも高い価格だ。
これは低圧37kW程度の電動機用スターマグネットスイッチだったか。
銅そのものでは柔らかく、銅合金では抵抗高くNGか。
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誤差を3%...実際の高圧電動機等は、もっと少ないかも知れない。