ハンディミリオームテスターSK-3800にてリアクトルコイル抵抗を測定。
測定プローブ。
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当初のSF6高圧コンタクタ(接触器)爆発、破裂事故の原因をこれで当初の見立ては大きく方向が違っていた事が判った。
リアクトルのベトベトの垂れはワニス(樹脂)の経年劣化、と周囲の熱が原因で設計寿命20万時間(23 年)を越えていた。機器の稼働25年以上経過。
メーカーのコメントより。
最後に残ったのは
①SF6高圧コンタクタ(接触器)のOリング経年劣化(心棒、本体底面)にあるゴムのヘタレによるガス抜けで単なるASとなり内部スパーク
爆発、本体破損。見る限りゴム劣化は見られなかったが。
②もう1つはエポキシ本体(約10ミリ厚)の経年劣化で投入等の振動亀裂、SF6ガス漏れ発生、前記載と同じ単なるASとなり内部スパーク爆発、本体破損。
①or②のどれが発端なのかは、これ以上調べようもない推測の世界だ。
考えてみるとリアクトルに巻いているコイルは厚い平銅帯、これが過熱焼損は余程で無いと原因とならないだろう。
対応:190kW.160kW電動機起動盤2面を発注済み...物不足で何時になるのかは回答無し状態。
もうレアショート(層間短絡)は考えなくとも良い様だ。