eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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高圧3kV、190kW.160kWリアクトル起動盤から爆発音...現場調査へ出向く。

2022年08月03日 | eつれづれ

6/3kV変圧器の高圧絶縁抵抗測定から始める。

起動盤160kWの地絡継電器動作表示。

3kV主幹高圧ケーブル、接触過熱...これは関係無い。

リアクトルより漏油か。

高圧3kVコンタクタのエポキシ破裂でSF6ガスも消失...割れてガタガタ状態。

事務所にてコンタクタ内部確認。

本体は、とても固いが、この様な状態で割れる...真空バルブは無く組立完了後にSF6ガスを充填する。

電流定格は100A仕様。

ロータリアーク高圧電磁接触器、コンパクトだが今は真空スイッチだろう。

まだ直接の原因は不明なので現場オペレータの話聞いて判断...今日はリアクトルと切り離し高圧ケーブルの高圧絶縁抵抗測定。

リアクトルも事務所へ持って来て調査する。

状況から推測すると、電動機負荷が重く、起動出来ない(ベアリング等)、若しくはリアクトルの過電流にて過熱レアショート地絡か...

リアクトルは10秒以内でコンタクタで回路より離す(短絡)、このタイマーがUPしなかったか。

これも持ってきて動作の確認。今は物が無いので製作まで6カ月以上はかかるが電動機の交流耐圧試験も予定する。