心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

母の書

2016-09-01 | つなぐ展
                         (半紙)

母の書。

唐詩を何度も何度も、書いていました。
書道教室では、唐詩選の本を最初から順番に。
中でもこの詩は、半紙だけではなく半切だったり色紙にも。

賀知章(がちしょう)の題袁氏別業(えんしのべつぎょうにだいす)

 主人不相識  主人(しゅじん)相識(あいし)らず
 偶坐為林泉  偶坐(ぐうざ)するは林泉(りんせん)の為なり
 莫謾愁沽酒  謾(みだ)りに酒を沽(か)うを愁うること莫(なか)れ
 嚢中自有銭  嚢中(のうちゅう)自(おのず)から銭(ぜに)有り

 ご主人とお会いするのははじめてですが
 こうして座っているのは、見事な林や泉のある庭園があるからです
 どうかお酒の心配などなさらぬように
 飲みたければ財布にお金入っていますから…

こうして眺めていると、元気だった頃の母の声や横顔が浮かんできます。

左祓いの最後がピンと跳ねる癖や、迷いのない爽快な線。
書が好きで好きでたまらないの~と言わんばかりの
自由で伸びやかな世界を感じちゃうのでして。

ああ。。。
母の書が好き。

それは、母が好き、に等しい。

今からでも遅くはないと信じて、
母の書をお手本に、今ここから学びを始めたいと思うあるです 

9月7日(水)~11日(日)まで、つなぐ展-第1章 母から娘へ で、
母の書も展示します。

お立ち寄り頂けましたら幸いです。

7日、お昼頃~母も会場におります。
私は7日、8日、10日、11日と会場にいる予定です。

展覧会のご案内は⇒こちらから



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