木簡節臨 (半紙)
「之」の終筆の何とも堂々とした姿!
ど~んとこい!受け止めてあげるぞよっていう、頼もしさに惚れ惚れ。
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書いた人は曲がったことが嫌いで、背筋をピンと伸ばして、歩幅なんかもすごく
大きくて、ずんずんと胸を張って前へ進むタイプかな・・とかあれこれ想像してみる
この右払いは、書いていても気持ちがよくて、書き終わると鼻息が荒くなる。
お行儀よく半紙の中に収めようとして書くと、どこか萎縮してしまう。
紙に向かい、背筋を伸ばして、両腕を大きく2・3度回転させて、「おっっし!」って
気合を入れて、紙の中ではなくて、紙の外の空気を全部抱え込むような
大きな気持ちで書くべし・・とな
隣の字とぶつかることなど心配せず、ガチンコしたらしたでよいのであ~る。
大事なことは結果ではなく、いかにこのスケールを表現できるか・・なのだから。
そう・・評価が大事なのではない。
評価されることを待つのではなく、自分が好きでたまらない、書きたくてたまらない、
まずはそれを実感できるかどうか、それが大事
人生もまた然り。
何の得にもならないことでも、なんでそんな無駄なことをと言われようとも、
泥臭かったり、不器用だったり、かっこ悪くても、自分はこんな風に
納得してやっているんだという、まっすぐで熱いものを持っていたいです。
たったひとつでもいいから・・
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