心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

これだから書はやめられない

2010-09-02 | 書の話
                               (半紙)

金文の「實旨」

今日午前中は、書道教室。
最近、前よりも静かに学ぶ雰囲気になってきたような。
いえ、いつも皆さま楽しそうでよいのだけど、実はちょっと嬉しい

原本はこれ↓ 下のは拡大したもの。



初めはちゃんと形を臨書。
そのあと、ちょっと遊んでみる。
「實」の何ともいえないおどけた表情を出したくて。
「實」の顔は左向きなので、「旨」はそれに応えて右向きの表情にしてみたなり。

文字と文字の響き合いを見つけること、こんな嬉しい楽しいことはない

臨書は形を真似るだけじゃなくて、
そこから何を感じ、どう表現できるかが課題なり。

そして、半紙に二文字、三文字と文字の組み合わせを変えてみたり
紙の大きさ、縦横を変えてみたり・・・と、勉強の方法は無限なり。

これだから書はやめられないのであ~る

午後からは、炎天下ちょっとした運動を。
書道教室では、秋からのお仲間を募集中でして、そのちらし配りをば
なので、今日の更新はこんな時間に・・

どこかでご縁があるといいなぁ
教室の毎春の展覧会の模様は→ここをクリック

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6 コメント

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教わりました☆ (ゼロヨン)
2010-09-03 04:40:52
うん、うん。
2つの文字が向かい合っています~!

こんなことを聞いては失礼かもしれませんが、
どうしたら文字の向きを決められるのですか?
とっても不思議です。

沙於里さんの臨書は、は形臨から始まって
どんどん文字が動きだすような感じでしょうか。
あぁ、もっと自由でいいのですね。
私も色いろ試してみます 
返信する
Unknown (大福うさぎ)
2010-09-03 10:35:29
わww~~沙於里さん!!!

それそれ!!「寶」
あ~~~それ!(ごめんなさい興奮してます)
うさぎ探していたんです!!去年の8月11日にも書いてみたいと記事にも書いたけど、どこにあるのかサッパリ解らなくて・・

「實旨」(さんし?)ですか?!
なんだか嬉しい~イ~
ほんとに嬉しい情報です!
返信する
ゼロヨンさん (沙於里)
2010-09-04 01:13:20
向き合っているように感じてもらえました?
えっと・・どうしたら。。
たとえば「實」
1.ウ冠を左右対称にしない。一画目を左斜め  に強い線で書くことで、全体を引きしめる。
2.田の中の十字の縦画の中心を左側に寄せる
3.ウ冠、他の二画目を右上がりにすることで
 重心が左になる
4.全部が右上がりになるとバランスが悪いので 貝で重心を調整する

そして右向きの「旨」
1.長い縦画を右に倒す→右向きに
2.口の部分は、一画目を短めにして対称の縦画 を長めにすることで、ひっくり返らない様に。

つまりは、線の角度、バランスなのかな・・。
・・・なんか文字で書くともどかしいですが、なんとなく伝わりましたでしょうか?

まずはきちんと形臨することが大事(書道)ですが、その先の表現を探すことが「書」なのかなって思います
ゼロヨンさんも楽しんでみてくださいまし~
返信する
大福うさぎさん (沙於里)
2010-09-04 01:16:46
おほっ~。 それはそれは~よかったです

ちなみに・・「寶」(たから)ではなくて、ウ冠に母書いて貝の「實」(じつ)です。
二玄社の「中国法書選」1 甲骨文・金文という本の96ページ84番です 
返信する
ありがとうございます☆ (ゼロヨン)
2010-09-04 12:48:06
沙於里さん

丁寧にご説明くださりありがとうございます。
私もクイッとアチコチ向けて(できるか??)
遊んでみます

臨書って楽しいものなんですね
返信する
ゼロヨンさん (沙於里)
2010-09-05 01:27:59
あ・・つらつらと長々と書いてしまいまして
書の表現にしても何にしても、答えはひとつじゃないっていつも思っています。
なので、臨書も楽しいです
返信する

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