心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

「漢字」に内在する「感じ」

2017-06-23 | 書の話
                    

先週の書道教室で参考に書いた「黙」。

古典の臨書の他に、何か書きたいことばを~と伺って参考作品を書いています。

この日はKさんが、「黙れ!」って感じの「黙」を~と。

「ん?何かあったんですかぁ? ご主人と喧嘩したとか?」

「まぁ、そんな感じというか、とにかく黙れ!です 

黙(もく)っていう音の響きだと、静かで淡々とした印象だけど
黙れ(だまれ)となると、爆発的な印象。

ということで、半紙に木簡風に思い切りよく 

「お~そうそう、気持ちいい!」って、Kさん笑顔に。

「漢字」に内在する「感じ」を表現を探す作業は面白くて
もう1枚、また1枚と書きたくなるのでして。
それは内在する自分探しでもあるような。

でもこうして眺めていると、勢いはあるけどどこか理性的に見えてきて。
Kさんのそれは、もっと感情的なイメージだったのかなって思えてきて。

目の前の現物(現実)では気づかないことが、
時間を置いて、画像(客観)を通すと見えてくることもあるなぁって。
ふむふむ、それって、人生にもあるような

書は字が上手に書けたり、どこぞでなんたら賞を頂けたりすることよりも
もっともっと奥が深くて、生きることを喜べるヒントがたくさんあるのであ~る

とうとう(ってもう諦めてる)きちんとした楷書も行書も書けないけれど
私らしい書の表現を、これからも楽しめたらと思っています。

以前、拙ブログにアップした「黙」(もく) 




今日の1曲は小瀬村晶さん-YOU


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