心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

強さの音

2010-06-21 | 書の話
                           半切1/4の半分(部分)

某空手道場に依頼されて書いた「一心不乱」の部分。
数枚お送りして、選ばれたのは自分で思っていたものとは一番遠いものでして
あ、これは選ばれなかったものの「一心」の部分。


選ばれたのはこれ。。↓



「一」 の文字が一番、どっしりしていたので、とのことでしたが
確かに、これを含め他の「一」は、パーンって破裂音のするもので、
選ばれたのは、造像風にぐっぐっぐと横に引いて書いたもの。

そっか・・なるほど。。
空手の強さとは、破裂音じゃなくて、
気合を入れてお腹の底から吐き出す、地響きだったんだ・・。

でも「心」は、選ばれなかった方が、気合入ってると思うんだけどなぁ。。
でも一心不乱の真摯な姿には、ちょっとハッタリがかってるか・・。

またひとつ、勉強になりました。


昨日は、書展3ケ所巡り。近々レポートを。
母は今頃ばててるかも。。

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6 コメント

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 (しゅう)
2010-06-21 17:20:05
どちらも迫力ありますね!
最初の方が、インパクトはあるような気もします。
ところで、全体像が見てみたいですが~。
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しゅうさん (沙於里)
2010-06-21 22:41:56
うほ、ありがとうございます。
今回、使って下さる方の思いにお任せしました。
全体像は・・そのうち
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人の好みは・・・ (みのり)
2010-06-21 23:02:52
芸術作品の難しいところですね。
自分の予想と一番遠いところの作品が
相手側の求めているものだったなんて・・・
ということは私も時々あります。

「不乱」の「不」は書きにくそうですね~。
バランスが・・・私には無理・・・
沙於里さんならカッコよくまとまっているんだろうな~。
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Unknown (mimi)
2010-06-22 07:29:03
芸術ですね~
個人的にはどちらも好きですが・・・・

空手 むか~し 実家で空手道場を開いていたことがあるよ
弟が小さいながらも一生懸命 えぃ!やぁ!と可愛い声をだしていたのが思い出されます

道場には下の字かな~と思いながら遠い昔を思い出しましたのよ
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みのりさん (沙於里)
2010-06-22 21:32:27
確かに「不乱」は書きにくかったです。。

今回は自分の思いだけじゃない作品だったので、かなり悩みました。
でも今改めて見ていたら、これが選ばれた意味がわかるような気がしてきました。
ほんと、勉強になりました
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mimiさん (沙於里)
2010-06-22 21:38:07
ご実家で空手道場ですか~。
やっぱり空手家の方にしたら、下の字なんですね
今日絵手紙教室で、なぎなたの先生をされている方がやはり、下ですね、と。
武道は一人じゃできない、必ず相手がいてできるもので、相手に感謝する気持ちが大事。
そう考えると、下の「一」の文字は、その気持ちが感じられる・・と
なるほど・・と、すごく納得しました。
本当の強さというのは、そういうものなんだな・・と心に刻みました

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