心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
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求めて~ by 沙於里

書は鏡なり

2011-10-05 | 木簡

                  (半紙)

 

 

木簡臨書。「高萬九千里」

原本は二玄社の中国法書選 『木簡・竹簡・帛書(はくしょ)』 p50No.59

*帛書:絹布に書いた手紙。また文字の書いてある絹布のこと

 

 

書いてるときは、よく見て書いているつもりだったけど

こうして並べて見ると、粗だらけ。。

 

「」は、もっと曲線を意識して、はくしょん大魔王の口のような楽しい表情に

「萬」は、もっと潰して平にして9画目の横の線は、ピンと弾む音が聞こえるように

「九」は、まあよしとして・・

「千」は、縦画のじっくりたっぷりが足りないし

「里」は、田をも少し小さくすると、より最後の横画の伸びやかさが出たのに・・

 

原本は、伸び伸びとした豊かさ、健康的な明るさを感じたのに

私のは固くて、何となく情味がないなぁ・・・と 

 

実物よりも画面を通すと、客観的に見ることができて、勉強になりますです 

 

書は人なりって言うけれど、書はその時の心模様も現れるようで。

書は鏡なり 

 

コメント (4)
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