稲村龍谷氏
左:鑑在機前 右:不言之言
今日は生憎の雨でしたが、銀座・東京セントラル美術館で明日24日まで
開催中の第11回扶桑印社展(代表 關 正人氏 )へ。
約180点の篆刻作品が一同に、という展覧会には、初めてお邪魔をば。
自分が勉強不足で、その世界観の味わい方がまだよくわかっていないのだけど
ちょうど稲村龍谷先生がいらして、お声をかけて下さり、お話を伺い。
右の作品の前で、四文字の下の行に同じ「言」がきたり、
画数が少ないこの文字組を、なんとも大胆で自由、朴でありながら
現代的な作品に、素敵だなぁ・・と、しばし釘付けになっていたら
『今回特に、右の作品「不言之言」は、篆刻を始めて30数年の中でも
自分なりに納得のいく作品です』と。
篆刻はわからない・・と決め付けていたところがあったけど、
あれだけの個性溢れる作品群に、ほんの少しだけ心の眼を開けた気が・・
↑昨年、文部科学大臣賞受賞された龍谷先生、変わらず気さくで素朴なお人柄
(写真の掲載は了承頂いてます)
図々しくも図録を頂いてしまい・・龍谷先生・・ありがとうございました
たくさんある作品の中から9点・・ご紹介。
薩川 弘氏 増澤土龍氏 卯中恵美子氏
米澤北伸氏 渡邊貴彦氏 池尾北象氏
柳 諸良氏 加藤雨人氏 新留琳峰氏
このあと、階上の東京銀座画廊美術館での、かなの「舟友会 春季書展」と
墨華書道展、鳩居堂画廊での不手非止同人展、小木太法個展にもお邪魔。
そのレポートはまた明日。