心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

心頭滅却すれば火も自ずから涼し

2009-05-16 | 禅語・般若心経
                          (はがき)
 


しんとうめっきゃくすればひもまたすずし。

最初に就職した和紙工房の社長ちゃん(と、今もおつきあい頂きそう呼んでる)の
口癖でもあったことば。

女社長に、もう一人女性スタッフと当時新入社員4名も女性だけという小さな会社で。
普通では経験できないことを色々と体験させて頂き。
その頃の話はここでは言えないようなことも入れると、ほんとに尽きないけれど、
今となってはどれもいい思い出でもあり 

社会人1年生の私たちにとってはわからないことばかり、でもそれなりに一生懸命だった。
弱音を吐いたり、そんなこと・・できませんなんて顔をすると、この言葉が飛んできて 


心頭滅却すれば火も自ずから涼し。
心が無心になると、火の中でさえ涼しく感じるという意味。

苦しいことから逃げると、その苦しみは実はずっと離れず存在してしまうもの。
だから苦しいことから逃げないで、立ち向かうがよしってこと・・かな。

なかなか勇気のいることだけど。
なかなかエネルギーのいることだけど。
つい楽な方・・楽な方を選んでしまうけれど。

何かに自信が持てた時って、やっぱり自分から逃げなかったときかもね




先日職場で頂いたかたくちいわしさん。
私は残念ながら青魚が苦手なので、写真だけ撮ってお別れを。

開いた口といい、なんとも意思のある目力に、ふとこの言葉を思い出しましたとさ






コメント (4)
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