べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

ベルギーでおばんざい*

2011年12月17日 | * おともだち *


今日はYさんご夫婦とボビンレースの先生夫妻をお招きして
和食でのおもてなしです*

実は去年の冬にリーヴのお宅にYさんとお邪魔したときに
次回はぜひ我が家で和食を食べましょう♪

とお誘いしたにもかかわらず、なかなか実現せず。


そのときの「アンティークレースに囲まれた暮らし」の記事はこちら→☆


Yさんが2月に日本へ本帰国されることが決定し
大慌てでみなさんのスケジュール調整して実現しました。




今回のテーマは「おばんざい(お惣菜)

左:にんじんしりしり(沖縄料理)

中央:茹でブロッコリーと焼き里芋のゴマ味噌かけ(ちょこっと京都風)

右:お豆腐の肉味噌のせ(旦那さま出身の中部地方料理?!)


お箸の袋は日本にいる母のボランティア友に教えていただいた
お手製のものです。



まめちゃんは肉味噌のせのお豆腐が大好きなので
どんどん食べていきます!



次は「海老しんじょ」



先日オランダに行ったとき蓮根が手に入ったので
下処理後冷凍
しておいたんです。



作り方は海老を粘りが出るまで攪拌し(少量のお塩)
その中に山芋を入れ再度攪拌します。



まめちゃんがお手伝いしてくれました!

つなぎに片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせたあと
ぶつ切りにした海老とレンコンとみじん切りの人参を入れ
グーぐらいの大きさで揚げていきます。

揚げ係は旦那さま♪

食べる直前に揚げてくれたのですが、ナイスな揚げ具合でした!


上から片栗粉でとろみをつけた和風だし(生姜をきかせました)をかけ
茹でたインゲンを彩りにそえたら出来上がり。


レンコンのしゃくしゃくした食感と海老のプリッとした食感
山芋と海老のふわふわ感が和風生姜だしにからまって
とってもおいしいです!

蓮根さん、グッジョブ♪




次は好き嫌いが分かれるかもと思い、大皿で出しました。



大根のステーキ(ガーリック醤油ソース)


大根は事前に面取りをしてお米のとぎ汁で柔らかく茹でてあるので
さっと表面をバターでソテーしたあとガーリックとお醤油を加えたソースを
かけるだけなので5分もあれば、あつあつの出来上がりが食べれます♪



奥に写っているのは塩豚のハニー&粗引き胡椒

作り方はとっても簡単!作り方の記事はこちら→☆


こちらもあつあつの出来立てを出したいので
下処理だけしておいて上の料理といっしょに別フライパンで作りました。



3つ目のメインは「白身魚の南蛮漬け」



こちらも揚げ物担当の旦那さまに揚げてもらった白身魚に
細切りした人参とたまねぎとお酢、お醤油、お砂糖、だし汁を
混ぜたタレにつけておくだけ!


さすがに簡単とはいえ、3品同時進行で作ってどれも失敗(焼きすぎなどで)して
メインが全滅というのが怖かったので、南蛮は午前中に作って漬け込んでおきました。


「お口に合わなかったら置いておいて大丈夫ですよ」
「好きな量を好きなだけ食べてください(まだまだキッチンにあるので)

(旦那さま経由で)声をかけたのですが、みなさん話に夢中なのか手をつけてくれません。




ちなみにまめちゃんはご馳走さました後、
Yさんの奥さんの膝にのって離れません。。。



するとおもむろに立ち上がってサーブしてくれるYさんの旦那さま



そうです。

ベルギーの方はシェアする食べ方を知らないので
こちらからサーブしないといけなかったんです!


日本人などアジア人の方と結婚しているベルギー人は
大皿料理に慣れているようでサーブは不必要な場合が多く
すっかり忘れてしまっていました。。。




最後はチラシ寿司と香の物(カブの浅漬け)と湯葉のお吸い物


まめちゃんの大好きな干し椎茸と人参をだし汁で煮たものを
酢飯(旦那さまが作ってくれました)に混ぜる簡単チラシ寿司


彩りにスモークサーモン、茹でたいんげん、旦那さまが作った錦糸?!卵を
上にちらしたら出来上がりです♪


干し椎茸と人参を煮るときに筍を入れ忘れたので
なんだか食感にかけるのが残念だったのと
旦那さまに「いくらもどきがスーパーに売ってるから買ってきてちょうだい」
お願いしたら、いくらもどきどころかトビッコを買ってきた旦那さま。


うぅ~ニセモノ感いっぱいです。




湯葉のお吸い物には花形にくり抜き別に茹でた人参を3つ。


今度は忘れず旦那さまが皆さん(リーヴ夫妻に)サーブします(笑)




Yさんの旦那さまのスマートな心遣いに感謝です!


このご夫妻は年齢はわたしたちと全然かわらないのですが
経験値がまったく違っていて、サーブの件にしても会話にしても
手土産にしても本当に何から何まで品があって、なのに嫌味がなくて素敵なんです。


旦那さまが「ワインがお好きな方々だから」といって用意したワインを
ワインセラーめぐりしたときの話などを交えて「このワイン好きなんです」といって
飲んでくださったり、旦那さまは雑学大好きなのでお話をしていてとても楽しかったようです。


わたしの作った料理ひとつにしても細かく褒めてくださって
海老しんじょの生姜のきき具合や蓮根の食感、湯葉のお吸い物のだしなど
お料理上手なYさんにお食事を出すという高い高いハードルが
スーッとなくなっていく感じがしました。


手土産も「昨日アントワープに行っていたので・・・」とアントワープで購入された
チョコレートと花束、そして和食ということで日本のビールを持ってきてくださいました。


ベルギーのことにも、相手が知りたいと思っている日本のことにもとても物知りで、
リーヴやヤンとも上手に会話をされています。



これもきっと人柄なんでしょうね。

わたしたち夫婦には足りないものばかりです。。。




リーヴもヤンもお箸の使い方がとっても上手です!

さすが、「日本が大好き」と言ってくれるだけあって
こういうさりげないことでもとても嬉しくなります♪



結局、チラシ寿司は2皿(おかわり)を完食



お次はデザートです*



お抹茶



そして「栗きんとん」ではなく「芋きんとん」(笑)


ちゃんと裏ごしせず、あえてお芋のゴロゴロ感を楽しめるように作りました。


アップで撮るとしぼり方が段々雑になっているのが分かりますね。。。






芋きんとんのお隣には薄氷本舗五郎丸屋の「古木(こぼく)」


古木を食べた「ベルギーでお抹茶」の記事はこちら→☆



お茶会のように懐紙にひとりひとり取っていってもらいます。




右上に写っているのは「お抹茶のプリン+煮あずき」

今回作ったものは寒天が少なすぎたようで
プリンが柔らかすぎてしまいました。。。


前回作ったときの「和のデザート」の記事はこちら→☆


Yさんのお宅にお持ちしたときの記事はこちら

「ディナーのようなランチ」



Yさんは2回目なのでプリンが柔らかすぎたのがバレテしまっていますね。。。




全13品
(うち1品は干菓子、1品はお抹茶なので作ったのは11品)

お口にあったものばかりだとは思えませんが、みなさんすべて食べてくださり
本当に本当に嬉しかったです。



実は一度にすべてお料理を出すほうが見栄えもいいし
何度もキッチンに行かなくて良いので、そうしようかとも思いましたが
温かい出来立てのお料理を食べる贅沢

というおもてなしもいいかな?!と。

会席料理もそんな感じですしね。


あれっ今回のテーマは「おばんざい」だから会席料理は関係なかったですね(笑)


まぁ、いっか♪


お手伝いしてくれた旦那さまとまめちゃん、ありがとう♪






すべてのお食事が終わったあと、話の流れで新聞紙を使った
紙袋を作ることになりました(笑)


奥のリビングのソファーではまめちゃんがいつの間にか爆睡。


そのため、とっても静かな空間でガサガサ新聞紙を折る音が響きます(笑)



Yさんといっしょにいるといつもいろんな経験をさせてもらえます。


今年の1月には日帰りでパリにバーゲンに行ったり(初1等車でした)
Libecoのアウトレットやトングレンの蚤の市に連れて行ってもらったり、
ハンドクラフトの展示会にいっしょに出かけたり、
美味しいお店もたくさん知ってらっしゃるし、日本人以外のお友達も
多いので情報量がはんぱじゃありません。


きっとYさんがいらっしゃらなかったらリーヴともこんなに
仲良くなっていなかったかも。


なんせわたしの英語能力じゃ世間話をするのは無理なので。


世間話だけじゃなく授業中もいつもいつも助けてもらっていました。


もっともっといろんなお話を聞かせてもらいたかったです。
と、後悔するのは嫌なので、2月の本帰国までたくさんお話したいです。




こつぶちゃん、2月といわず1月中に出てきたらYさんに会えるよ~♪

と、大きなおなかをさすりさすり(笑)



また、来年ボビンレースの学校で!





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