中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 985 京都迎賓館・拝観記!

2018年07月25日 10時06分49秒 | 旅行

正面玄関(入母屋造りの外観)
玄関脇にある下駄箱・・・来賓のあるときには片付けるんだそうです・・・大変だ!

京都迎賓館は、1994年(平成6年)10月に「国立京都迎賓館」として、日本の歴史や文化を象徴する
都市である京都において、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めて
いただくことを目的に建設されたとのこと。
場所としては、江戸時代に園家・柳原家・櫛笥家など、
複数の公家の邸宅が建っていた京都御苑の敷地の北東部に建設されたのだそうです。

建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されました(設計は日建設計)


19日。桂離宮の拝観を終えた後時間をおいて「京都迎賓館へ」
拝観出来るぎりぎりの「4時」前でしたので「なんと最後のグループとして私たち二人だけでの」
ご案内を頂きました。もう一人はいつもの旅友「Rちゃん」です。

玄関扉は「欅の一枚板」これだけの幹・・・樹齢はどのくらいになるでしょう!

●聚楽の間
ロビーのような役目の部屋だそうです。実際にはこの倍の広さ。京指物の見事な技能の台が中央に。


●夕映の間(ゆうばえ の ま)
会議、立礼などでの茶席、晩餐会の待合として使用されるそうです。

部屋の西川には、つづれ織りの「愛宕夕照」横幅は8.6メートルとか


東側には「比叡月映」やはりつづれ織り・・・

●藤の間(ふじ の ま)
最大120名までの大広間で晩餐室。人間国宝の江里佐代子による截金が施された檜舞台と舞台扉を備える

龍村謹製の素晴らしいつづれ織りの段通。1400種類の色糸を使用完成までに一年七ヶ月を要したとか。
 
↑人間国宝の江里佐代子による截金   ↑つづれ織りの一部
 
●桐の間(きり の ま)
最大24名までの会食が可能な56畳の「和の晩餐室」。

背中合わせにガラス張りの「厨房」を備えていました。


●尼崎博正の監修により、佐野藤右衛門を棟梁とする京都の庭師らにより作られた庭園

池の生き物たちの命を守るため「緑青(毒となる)の生じる銅拭き屋根にしなかったとか」
良いお話しです!


こちらの和舟で「海外からの賓客に舟遊びを楽しんで頂きます」

↓こんな風に


●廊橋・東西の建物を繋ぐ橋

 

橋にはこのような「虫たち」が彫り込まれていました。

日本文化の粋を集めて建造された迎賓館。
内部見学が出来ることに感激。

二人だけで「ゆっくりとガイドさんの説明を聞きながら」の約1時間
拝観の人影の無い写真を撮ることが出来て「最高の一時」

なんという幸運・・・暑さの中・・・
御所内の歩きにくい玉砂利に閉口しながら・・・
訪問した甲斐があったというもの!


生まれ変わったらやっぱり、「庭師」か「宮大工」になるのだ
と、「おもった」中井でした。

簡単アップになりましたが
本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・





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