中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 2206 竹久夢二展・於東京都庭園美術館

2024年07月05日 09時37分28秒 | グルメ

東京都庭園美術館
所在地: 〒108-0071 東京都港区白金台5丁目21−9
電話番号: 050-5541-8600
事業主体: 東京都
前身: 朝香宮鳩彦王邸; 外務大臣公邸; 迎賓館


上京した翌、6月30日「東京都庭園美術館で竹久夢二展」が開催されているとのニュース。
私の生まれ故郷の名士・・・行かねば・・・と。心踊り!
それにしても東京には「立派な美術館のなんと多いことか」さすが首都であります。

さて、皆様ご存じの夢二は
数多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ、大正ロマンを代表する画家です。
「大正の浮世絵師」などと呼ばれたこともあるとか。また、児童雑誌や詩文の挿絵も描き、文筆の分野でも、
詩、歌謡、童話など創作しており、中でも、詩『宵待草』には曲が付けられて大衆歌として受け、全国的な
愛唱曲となりました。また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣などのデザインも手がけ、
日本の近代グラフィック・デザインの草分けのひとりであるともいえるとか。

素晴らしい建築美の邸内は撮影禁止
夢二の画、一部撮影OKをアップしてみます


夢二デザインの帯・黒い繻子の帯地に描かれていました「イチゴ柄」斬新!


斬新な発想ですよね。


  
こちらの2点は「ポスターです」

  
こんな風に顔が後ろを向くなんて考えられないけれど、そこに夢二の独創性があるのですね。
ほっそりと、嫋やかで、なでやか、優しい面差し、変な色気ではない、品の良い女性像。
特に「手」「指」の表現が美しい。

多彩な才能のあった夢二ですが「数え年51歳」で亡くなったとか。
残された多くの作品。短くとも心豊かに、生き抜いた人生であったのだと思いたいですね。

鑑賞時間一時間半。
心満足して館を後にしました。

本日ご訪問下さいました皆様ありがとうございました・・・