中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 311 茶事懐石

2013年03月28日 19時49分53秒 | 茶道
     
     せっかくですから、「茶事の」懐石について!
     今回お招き頂いた「茶席開き」の献立をのせてみたいと思います。
     ご亭主「H・T」さんがfbにアップなさった写真をお借りしました。
   
     

     内容は下記に  
     *向付        伊勢海老の昆布締め 菜種 人参 山葵
     *汁          合わせ味噌仕立 (玉子豆腐・桜麩・芹)坪々に(赤白柿なます)
     *煮物碗       帆立貝山吹寄せ(椎茸・三つ葉・人参・木の芽)
     *焼物        筍の木の芽田楽
     *預鉢        車海老 新ジャガ 百合根団子 穴子煮 若布 木の芽
     *強肴        ミル貝のぬた和え(ミル貝・菜の花・松の実)
     *箸洗        春蘭 この後の字が判読出来ません
     *八寸        タラの芽味噌漬け 白魚 花びら百合根
     *香の物       沢庵 赤カブ 壷漬け 

     このように出される順番が決まっています。
     料理の内容は「季節感」を重視。折々で材料を吟味します。 
     日本料理の原点は、この「茶懐石」であると言われています。

     これだけの懐石の用意。お菓子の吟味。
     そして様々なお道具の用意。路地の設え(雨の日はまた別の用意が必要)
     夏は涼しく、冬温かくのご配慮。

     ご亭主の心配りを思えば「有難う「ご立派です」「作者は?」「ご銘は?」
     とお尋ねするのが「礼儀」だと分かりますよね!
     「褒めねばならない!」などと、間違った解釈がまかり通っていることが残念!

     格式張ってる!古くさい!・・・だからこそ「よいのです」「奥深い」のであります。

     流れるように、滞りなく終われば「一陣の風」が心を吹き渡り、爽やか!
     心からの「感謝」と「礼」が自然にわき上がってきますよ!

     ああ!楽しかった!^-^

     さて、春ですね!
     道すがらに咲いている花をお借りしました。
     麗しい時の花 「ほのか」

     

     

     
     ↑ 鉄線が早くも蕾を持っていました・・・早くない?

     皆様ご訪問有難うございました・・・・・・


     


     
     
 
コメント (2)
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