中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 185 人間の卒業式

2012年05月23日 19時10分43秒 | 日記
   

   二宮尊徳が家族と食事中のこと・・・たくあん漬けの皮までが切れてなくて、4~5切れがつながったまま・・・
   そこで尊徳・・・
   『大根の種をまき育てて収穫し、洗ってぬかに漬け重しを置き、又洗って糠を落とし・・・
   しかし、せっかくそこまで丹精しても、最後にこのように不都合になっては、今までのことが
   無駄になる・・・・誰でも十中八九はできるのだが、あと一つを仕損じる
   そこがその人の・・・分かれ目じゃ・・・』人間すべて最後が大切と心得るがよい  と、諭されたとか。

   人間の最後・・・人間の卒業式は・・・葬式でしょうか。
   尊徳の話のように、最後まで気を抜かず、やり通すことは、難しいとは思うけれど・・・
   気概を持ち、心穏やかに人とのつながりを大切にし、身の回りは清く、そして
   爽やかに潔く・・・人としての卒業式むかえたいものです。

   これは理想論?ですよね・・・人はそんなに強くはない・・・先のことは見通せない。思い通りに行くわけもない。
   でもせめて 自らが掃き集めてぞ福の神
   
   幸せの道を自ら放棄することの無いように、丹誠して生きて行こうと思っています。
   Living is knowing, how to love. 生きることは如何に愛するかを知ること。
   Loving is knowing, how to live. 愛することは如何に生きるかを知ること。

   

   5月18日・・・母逝去・・・享年88歳・・・波瀾万丈の人生を静に終えました。





   

   
コメント (10)
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