チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 <民主主義(1)。プラトンの『哲人政治』>:チャンネル桜・瓦版、朝日購読中止を呼びかけよう

2014-12-26 16:38:08 | 民主主義
<民主主義(1)。プラトンの『哲人政治』>

 民衆政治と民主主義の区別は、後回しにして、両者を、デモクラシーつまり、「民衆による統治。」ということで、括って話を進めます。 いかなるクラティア(統治)のクラトス(力量)も、デーモス(民衆)の『反発』を警戒する、という、弱い意味でのデモクラシーならば、おそらく、人類とともに、古いものなのでしょう。

 しかし、「民衆による統治。」という、強い意味でのデモクラシーを、人間の集団の、自覚的な共通意識としたのは、古代ギリシャ(とりわけ、古代アテネ)においてであったといわれております。

 プラトンというフィロソファー(哲学者)が、言い換えると、「知識(ソフィア)を愛する(フィロ)もの。」が、デモクラシーについて、『国家』や『政治家』といった書物を書き残したせいで、民衆政治の『発祥』の地は、紀元前5世紀あたりにおける、古代ギリシャのポリス(都市国家)において、とりわけアテネにおいてであった、とされております。

 それは、同時に、ポリティクス(政治学)の発生でもありました。

 ところが、プラトンによる、原初の政治学は、何あろう、『民衆』政治を、批判するどころか、『断罪』する類のものなのです。 それについて、「知っていながら、知らない振り。」をして、民衆政治を肯定し、礼讃しているのが、現代の政治学の趨勢であり、それだけでも、「現代政治学は、スキャンダル(醜聞)の一種だ。」と言いたくなります。

 それを、なぜ、『醜聞』かというと、自らの『出生』のいわれについて、言及しないのは、「民衆の意見。」たる世論に、『迎合』してのこととしか、思われないからです。 そんな所業は、先人の知恵への「まねび。」(真似ること)を必須条件とする、「まなび。」の本質から、離れることはなはだしい、といわざるをえません。

 オピニオン(意見)とは、その言葉の元々の使われ方においては、「根拠の定かなら『ぬ』、思い『込み』。」のことです。 そんなものの、膨大な量の寄せ集めにすぎぬ、世論につき従うのは、『愛知』の名に値しません。

  「ソロンの改革。」から、「ペロポネソス戦争。」へと至る、ほぼ百年間のアテネ民衆政治の体験に立って、プラトンは、語りました。

 【 統治は、先ずティモクラシー(『名声』政治)として始まり、それが、オリガキー(『寡頭』政治)に転化し、次に、それへの反動として、デモクラシーが生じ、それが、「民衆の愚かさ。」に助けられて、ティラニー(『専制』政治)をもたらす。】という経緯があったし、理屈においてもそうなる、というのです。

 この場合の「愚かなる民衆。」には、奴隷は、入っておりません。 奴隷ではなく、奴隷を沢山所有している、貴族でもない、貧乏な平民、それが、デーモス(民衆)でした。

 ローマ時代になってからのプロレタリー(「無産者。」ゆえに「子供(レタリー)を産む(プロ)ことのみによって、国家に貢献しうる人々。」)ほどに、貧しかったかどうかは、定かではありませんが、「ともかく民衆は、思考や議論のための十分な時間を、有していたとしても、タイラント(専制君主)を歓迎するほどに、『愚昧』でありがちだ。」とプラトンは、言い放っているのです。

 プラトンの称揚した、「フィロソファー・ルーラー(『哲人』支配者)を、現代政治に登場させよ。」などと、いいたいのでは、ありません。 名望家たちが、「金銭と情報と組織。」を競い合うところから、少数の「派閥の領袖。」が、政治権力を差配することになります。

そうしたファクション(「仲間内の行為。」としての『派閥』)における、権力の集中への反発として、多数の民衆への権力『分散』が、起こります。 そのように生まれる民衆支配が、民衆における、『統治』能力の決定的な『不足』のせいで、ポピュラリスト(人気主義者)が、ディクテーター(『独裁』者)も同然の立場に、伸し上がっていきます。

 それは、論理的発生の順番であるのみならず、私たちが、この平成の世に、まざまざと見せつけられてきた、歴史的発生の道筋ではありませんか?  いや、現代では、民主主義に逆らうこと、能わずであります。

 タイラントといい、ディクテーターといい、その寿命は、まことに短いものであります。 世論とは、「独裁者を次々と『殺し』、新しい独裁者を、次々と生む。」機構のことだ、といってさしつかえありません。

 ということは、世論こそが、アノ二マス・パワー(『匿名』の権力)としての『独裁』者だ、ということです。

 しかし、ポピュラリティ(人気)を追うしか能力のない『世論』は、必ずや、アナーキー(無統治)およびアノミー(無『規範』)を招来します。 エイポリティカル(政治への無関心)な民衆が、ポリティカル・ボディ(統治体)を、休みなく『破壊』するという道程に、終止符を打とうとすると、民衆への抑圧を、平然となす、『本格』的な、独裁者を民衆自らが、招き寄せるしかありません。

 現代の民衆政治は、己のうちに、推移をなしてくる、その自己『否定』の可能性に、恐れ戦いているわけです。

                   以上




 甘辛問答(10)。人生における優先順位ってなあに~!? :チャンネル桜・瓦版、朝日廃刊

2014-12-26 12:19:35 | 悔いのない人生
 甘辛問答(10)。人生における優先順位ってなあに~!?

 K:ベトナムというところは、古き良き日本のようなところですか?とのお尋ねですが、何か日本のルーツみたいな感じがしますね…。

 日本のルーツを思わせるといえば、中国・雲南省の麗江がまさにそれですが、ベトナムはすぐその南になりますよね…。

 顔立ちも、食生活も似ていますし、ホイアンの日本人街には日本橋があり、1000人もの日本人が滞在していたというほど海運を通じての交流がありましたものね…。

 ベトナムは、日本人大好き、中国大嫌いで、ホテル、レストランには、「中国人お断り。」の掲示があります。

 日本のODAによりインフラが整備されており、難所のフエへの山越えの3つの峠も1カ所トンネルが開通しており、残り2つも工事中であり、道路もどんどん拡幅工事が進み、20年前行ったときとは様変わりしていました…。

 「ベトナムは、1年と云わず、1日ごとに変わっている。」と云っていましたが、今や中国に変ってベトナムへの日本企業の進出を目の当たりにしました。(月給は18000円ぐらいです)
 

 Ⅿ:なるほど、平均年齢が27歳というのも活力があり、魅力的な国と云えますね…。

 ところで、前回言われていた優先順位というのは、どういうことになるのかもう少し聞かせてもらえますでしょうかね…!?

 K:ふ~む、そうですねえ~。 例えば、人生における優先順位ということになるとすれば、

 1、生きているということ、

 2、健康(生きていても病気で苦しんでいてはね?)、

 3、希望、生きがい(悩み、苦しみがあったのではねえ…?)

 4、(生きがいある)人生・生活を支える「政治・経済・教育・医療。」の充実

 ということですかねえ~!?

 Ⅿ:なるほど、そうなりますかしらねえ…!?

 それにしても、1、の「生きている。」(生命)ということは、当然のことなので、特にそのことについて考えたことはありませんが、Kさんは「生きていてなんぼ…。」、「生きているだけで、丸儲け!」とか、云っていましたねえ…!?

 K:そうですねえ。 今年になって、小学校の同級生が3人亡くなったというのですよ…。

 こんなに良い時代に、こんなにおいしいものが溢れている時代に死んでしまうのは、もったいないと思うのですがね…。(なぜ死んじゃうんでしょうかしらね!?)

 まあ、長く生きてきて、もう『元』は取っているともいえますので、後は1日1日『利息』が付いてきてるみたいなもので、「生きているだけで、丸儲け!」で「有難い、有難い。 感謝、感謝(きんさん、ぎんさん)。」ということでありやすよ…。

 Ⅿ:Kさんらしいですねえ。

 それにしても「生きている。」ことは、「当たり前。」だと考えている私たちにとっては、「哲学(意味の探究)とか宗教(価値の探究)とかはいらない。」という人が多いですよねえ~!?

 さらに、日本人の大多数が無神論者のようなのに、欧米人の大部分の人たちは信仰を持っているのはどういうわけですかねえ~?

 K:まあ、日本人もクリスマスにはプレゼントをしたり、新年には初詣、お盆には法事をしたり、七五三に神社に参拝したりしていますよねえ…。

 「麻布老人。」などは「死んだら、命など無くなって、何も残らない。」と云って「神なんかいる訳がない…。」と云っており、「葬式なんかいらない、墓もいらない…」と云っているんですよ…。

 それだけれども、お盆に法事をしたり、義母が無くなったというので、お彼岸だと云って大枚はたいて一族郎党を引き連れて九州まで出かけているのは、なぜなのでしょうかねえ…!??


  沖縄を甘く見ていると日本が亡びる!(支那共産党の日本侵略計画・進捗状況着々進行・侵攻)

2014-12-26 11:45:25 | 虐殺されるぞ、日本人
 (驚愕動画) 沖縄を甘く見ていると日本が亡びる! (支那共産党の日本侵略計画・進捗状況着々進行・侵攻)

【惠之介氏】中国が誘致か?! 沖縄下地島空港  [チャンネル桜H26/12/23]

https://www.youtube.com/watch?v=qL41EIoy5Dc&feature=player_embedded#t=54 (動画)


中共が浙江省に軍事施設を建設し、尖閣・沖縄への威圧を強めていることが報じられたが?、

 沖縄では驚くほど危機感が薄く、先の知事選や総選挙では保守系候補が敗れ、革新系候補が勝利している。

着々と軍事侵攻の準備を整える中国に対し、日本ではオスプレイ配備?反対運動や、下地島空港を中国系航空会社にリースする構想が

持ち上がるなど、日本弱体化工作が進行している有様である。もはや外患誘致と言っても良い。

今回は、沖縄在住の惠之介氏をお迎えし、補助金漬けにしてきた自民党の誤りと、それに麻痺した沖縄保守の堕落、

 良くも悪くもレベルアップを遂げた左翼の戦略など、本土の想像以上に危機的状況にある沖縄の現状についてご報告頂きます。


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