サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

覚悟はあるか

2017年03月13日 23時33分00秒 | 介護日記
本当は昨日書くつもりだったのですが、町内会の総会で、日ごろ飲みなれていないビールを飲んでしまったので、おまけに日本対オランダも盛り上がっていたので・・。気付いたら日付も変わっていた。

なので、昨日のサキさんの面会の様子です。(でも悲しいかな、一日経つと記憶がどんどんあいまいになっていきます、あしからず)

お姉さんと一緒にサキさんの特養に着いたのは11時少し前。それから昼食介助までサキさんのところに居ました。いつものようにベッドで横になっているサキさん。
目を閉じていましたが気にせずベッドを起こします。お姉さんの差し入れのおやつとコーヒー。コーヒーは紙コップからとろみをつけることもなく、うまいこと飲むことが出来ます。

ほとんど反応を示さないサキさんですが、お姉さんの爪もみには、敏感に反応しました。さえぎるような言葉(というよりうめきに近いが)も出ました。痛いこと、いやなことに対する感覚はしっかり保たれています。
(でも絶対嫌だという表情ではなく、少しお姉さんに甘えた感じの何とも言えない表情です)

昼食はトロミ食です。(日曜日なので。いくら家族がいても普通食にはなりません)メインのうどんをうまいことすすって口の中に入れています。すする力も以前と比べるとだいぶ戻ってきたような気がします。

サキさんを何とか笑顔にしたいです。(身勝手な思いかもしれませんが)

食事が終わって、お姉さんの歯磨きや、私の「また来るでね」の別れのあいさつに敏感に反応し、少し寂しげな表情を見せるサキさん。帰り際にサキさんの声を聞くことも沢山ありました。

一人残されるのは、やっぱり嫌だよね。

イザとなったら、仕事辞めてサキさんと暮らすか。覚悟が必要だな。