サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

感染-伝染

2017年03月09日 22時49分11秒 | 介護日記
会社の同僚が「ウィルス性結膜炎」になった。左目が痛々しいほど真っ赤になっている。さらに今日は、少し腫れてきている。まるでKO寸前のボクサーの様です。

見ているだけで、心なしか私の目もかゆくなってきます。ウィルス性だからもちろん感染します。でも空気感染は無いようで、直接感染だけみたいです。会社ではトイレのタオルを共用しています。私も感染している可能性はゼロではありません。潜伏期間は1週間あるそうです。同僚が発症して3日。もう4日、注意しましょう。素手で目はこすらない様にしないと。

ウィルスではなくても、よく感染(伝染)することはあります。笑いや笑顔、涙もよく伝染しますね。誰かが泣き始めるとみんな泣き出してしまう。卒業式なんかもそうですね。泣くつもりはなくても、誰かのすすり泣きをきっかけに広がっていきます。

特養さんなんかの施設では、不穏と言われる状態が伝染しやすいです。サキさんが大声を出すといろんな方が反応して声を出されることがあります。逆に、誰かがぐずぐず言われるのを聞いて、それを引きがねにサキさんの歯ぎしり、大声が始まる時もあります。
集団生活なので、どうしても周りの皆さんに悪影響を与えるような大声は、薬で抑えようとされます。こちらの同意なしに。良くて事後報告です。しかし、周りの方に悪影響を及ぼすので・・、集団生活なのでやむを得ず・・、等と言われると引き下がらざるを得ません。

サキさんの大声の原因を一緒に考えてください・・とは、なかなか言いにくいものです。預かってもらっている。という負い目がやはりあるからなのでしょうか。
いざとなったら家に引き取る、ぐらいの覚悟がないとなかなか・・。