サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

平成25年5/24の連絡ノートから

2017年03月03日 22時16分21秒 | 介護日記
サキさんが施設を利用するようになってから、施設の皆さんと「連絡ノート」を作って、家でのサキさんの様子と介護者の想いを書き、昼間の施設での様子を書いていただくという【交換日記】風なノートのやり取りを行ってきました。

丁寧に書き込んで下さった施設の皆さん、本当にありがとうございました

サキさんの様子を振り返るために、ときおり、この連絡ノートから過去のサキさんの様子を振り返っていきたいと思います。

平成25年5/24(金)
時間の感覚がなくなってきているのか昼夜の区別がついていないようだ。
夜、風呂に入るとパジャマに着替えリラックスして、後は寝るだけ・・・ということが、昼、夜の感覚がないために理解できない。
「パジャマではもうどこにも行けない」と、ぐずぐず言う。
お風呂に入る時メガネをはずすと「何も見えんくなった」と言ってふらつきだします。何かわざとやっているみたいに大げさにふらつきます。とても危険です。
 もう、お風呂は大変です。
でも、「~~さんは今日もお風呂に入らされたの」と言うので、施設でお風呂に入るのはイヤなのだと思います。
お風呂に入れてもらえる・・という表現ではなく入らされた・・といういい方の裏には「私は絶対に嫌だ」というサキさんの強い意志がみてとれます。


この頃のお風呂は本当に大変でした。狭い洗面所での脱衣は危くもありました。水にぬれること自体とても嫌がっていたこの時期のサキさん。とにかく素早く洗って、すばやく乾かすことに必死でした。
でも、そんな時でも私に余裕(時間と心の)ある時には、笑いながら、それこそキャッキャ言いながら、二人でのお風呂を楽しめた時もあります。やはり余裕が一番大切です。特に時間の余裕が。時間に追われない、縛られない余裕が。