サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

プレッシャー?

2019年12月30日 23時22分07秒 | 今日のサキさん
今年も、あと1日と1時間で終ろうとしています。

サキさんは、特養さんで今年もずっと過ごしました。
4年前の9月の終わりにお世話になってから、丸4年以上過ぎてしまいました。。

楽しみは、食べることだけだったサキさんですが、最近は・・・。

28日の土曜日、仕事納めの会社の大掃除の後、サキさんの特養さんへ向かいましたが、この日も全くダメでした。口に入ったのは3口だけ。それも食後の歯磨きの時に口の中に残ったカスが出てきました。ほとんどお腹には入っていないみたいです。


食後のサキさん、テーブルには、ほとんど減っていないサキさんのトレーが。

食べることだけが楽しみのように見えていたサキさん。いったい、今のサキさんの楽しみは何なんだろうかな。私の顔を見ても、さえない顔のままだし・・・。

そして今日、全く進まない我が家の大掃除を途中で投げ出し、サキさんのところへ。

食事の運ばれてくる前のサキさんですが、やっぱり目を閉じ、眉間にシワを作り、難しい表情のままです。

今日は月曜日なのでゼリー食。普通食の時の食べ方とどのように違うのか、注意深く確認しようと頑張ってみたのですが・・、やっぱり口を開けてくれません。というか歯を開けてくれません。門のように固く歯でスプーンが入ってくるのをブロックしています。

それでも時々、歯のすき間からすすっているみたいで、ズルズルっと吸い込んでくれる時がありました。唇にスプーンを当てたままにしておくと、すすってくれます。

結局、今日は半分くらい、いや1/3くらい食べてくれました。いや、すすってくれました。

すするだけで口の中に取り込むことが出来るので、歯を開けて、口をちゃんと開いて食べるという動作自体の記憶が薄れてきてしまったのでしょうか。

「口を開けてね」
「いっぱい食べてね」
という私の声かけに反発しているのかもしれません。

あまり声をかけすぎて、サキさん、食べるのがプレッシャーになっているのかもしれません。

でも、無言で介助してもな。

ま、いろいろ試しながらやっていくことにしましょう。

最近のサキさん

2019年12月15日 07時28分19秒 | 今日のサキさん
最近のサキさんの様子です。(ずぼらして、なかなか更新できなかったので)

7日(土)のサキさん。

お姉さんが直接コップからサキさんにお茶を飲んでもらっています。(結構、強引に)ズーズーと音を立てて飲んでくれたサキさんです。(私の時には、ちっとも飲まないのに)


厳しい表情のサキさん。こんな顔がほとんどです。

サキさん、頭のてっぺんが赤くなっていました。湿疹でしょうか? 寝てばかりだから、ひょっとして頭にも褥瘡ってできるのかな。何なんだろう。

11日(水)

くちびるにご飯を付けながら、口をとがらせ拒むサキさん。この日はほとんど食べてくれませんでした。お姉さんの分析では「歯ぎしりをするときは食べてくれる。今日は歯ぎしりが無かったから食べてくれないんじゃないのかな」この傾向は、当たっているのでしょうか。歯ぎしりとサキさんの食事量の関係はどうなんでしょう。


帰り際のサキさんです。

そして、きのう14日(土)のサキさん。

防寒用のベストを、おなか側に着ているサキさん。(アンパイヤのプロテクタみたい)温かければいいか。


指をさすりながら、固まっている指を伸ばす。すると、爪が白く変色しているところが。何なのでしょう。次も観察してみます。

昨日も、食事は全く進まず。そして、途中から鼻水が出だし、6~7回、連続でのくしゃみ。周りの利用者さんもびっくりするくらいの大きなくしゃみでした。


そして、サキさんのトレイには、たくさんのティッシュと、中身がほとんど減っていない器。まあ、サキさん。一回くらい断食しても大丈夫やで、いいか。
でも、たまにはいっぱい食べてね。

ちゃんと伝わってる

2019年12月04日 22時13分52秒 | 今日のサキさん
サキさんが食べようが残そうが、このまま週2回の普通食を続けると決めました。そして、今日のサキさん。お姉さんの介助で食事がすすみますが、今日は、ほとんど目も開けてくれません。



この前ほど食事もはかどりません。でも時々、自分の意思はしっかり伝えてくれます。

お姉さんがお茶をカップごと口に持っていって、「すするのが得意ならすすってよ。ごくごく音立ててすすってよ」と声をかけると、サキさん、ズ~~ズ~~っと音を立てて。お茶をすすってくれました。

ちゃんと伝わって、こんな感じに応えてくれることもあります。(たまたまだとは思いますが)思いっきり口をとんがらせて、断固拒否を貫くこともあります。

何にせよ、自らの意思を持っていることは間違いありません。

食べたくない時は、無理に食べなくてもいいでね、サキさん。でも、目を開けてお姉ちゃんや私を、ちゃんと見てね。時々でいいでね。