分かってる

今日もお姉さんと一緒にサキさんの食事介助です。

今日は「ウナギ丼」です。

こんなどんぶりの時には、ご飯は普通でいいのに、いつものお粥の上にウナギがのっています。

私があまりウナギを好きではないので、いつも私の好みに合わせてくれていたサキさんは、家ではほとんどウナギを食べていません。（私のいない、夏休みの昼ごはんなんかで、子供たちと一緒に食べていたかもしれませんが）


食べているときも、どこかをじっと見つめるサキさんです。それなのに私と目が合うと、思いっきり目を閉じてしまいます。（そんなに嫌なのかな）

今日も完食。そしてお姉さんによる歯磨きです。


嫌な顔をしたり、叫んだり、睨んだり、目を閉じたり、しかめっ面したり・・・、とても表情は、感情は豊かそうに見えます。（悪いイメージの表情ばかりですが）

帰り際、やっぱり寂しそうな顔をするサキさん。まだ「帰るでね」とは一言も言ってないのに、雰囲気で分かるんでしょうね。
ご飯が終わって、歯磨きしたら帰っちゃう。そして、また一人になる。

ちゃんと分かってる。分かってる。

在宅

今日は、若年性認知症のつどい「アルトひまわり会」が開かれました。

サキさんと同じ要介護5で、いつもサキさんの一歩前をいっていた方が見えます。
今日は介護されているご主人一人きりでした。一人では奥さんを車に乗せられなくなってきたということで、妹さんに奥さんの面倒をみてもらって、久々のひまわり会参加となりました。

要介護5で、全介助。それでも、在宅で頑張ってみえる。というか、頑張っているという意識がご主人にはないようだ。
「（介護が）嫌だと思ったことはない。嫌だと思ったらここまで続かない」
「今までの罪滅ぼしだから。本当に可哀そうやと思うよ」
調子のいい時は、笑顔も見せてくれるらしい。ちょっぴり、うらやましい。

あまり、無理しないで下さいね。
本当にお疲れさまです。

先週は、各務原のニッケさんで「あすなろ絆会」でした。
会の後に、在宅で要介護5のお母さんを看ている方のお宅をお邪魔しました。90才過ぎで、歯もなく、ほとんど寝たきりのお母さんなのですが、娘さんが差し出すスプーンを感じると大きく口を開き、口の中に食事が入るとよく噛んでから（歯は無いのですが歯茎で）飲み込まれます。ご飯に卵を混ぜて食べてみえました。納豆などのねばねばしたものもご飯と絡みつくので、呑み込みには良いということでした。

在宅で頑張っている皆さん、本当にお疲れさまです。ご苦労様です。

私も在宅は無理かもしれませんが、皆さんの頑張りを少しでも見習って頑張りたいです。

無理はせず、ゆっくりやっていきます。

今日はサキさんの面会に行きませんでした。
行ける時に、行ける心の時に、行くでね。

今日は、ゴメンね、サキさん。

想像力

今日もサキさんのところに食事介助に行ってきました。

ちょうどベッドから車いすに移るところでした。二人の女性スタッフさんがサキさんを声を合わせて抱えます。以前と比べると少しふっくらしてきたサキさん。女性二人では、ちょっぴり重そうな感じです。腰に気をつけてくださいね、スタッフの皆さん。


今日も目を開けてくれているサキさん。何が見えているんでしょう。何を考えているんでしょう。何を励みにしているんでしょう。何を・・・。

歯ぎしりとブツブツは、きっと何かを訴えているのだろうけれど、今は、サキさんの思いを知るすべがありません。

「ワ、ワ、ワ、ワ～～。」安田大サーカスのクロちゃんみたいに「ワ、ワ、ワ」と繰り返します。何を言ってるのかな。推測するしかないな。

誰かが言ってたな。介護に一番必要なのは、
想像力だと。
磨かないと、想像力。私に一番足りない力だな。


食後のサキさんです。やっぱり、ちょっと物悲し気な表情です。
私が帰るのが寂しくて、悲しそうな顔になるのなら、私が来た時に、もう少しうれしそうな顔をしてくれてもいいのにな。やっぱり、楽しい顔、笑顔、微笑み、忘れちゃったのかな。
楽しい時の顔の筋肉の動かし方を忘れたのかな。

明日は、サキさんの顔のマッサージでもしようかな。

素人の食事介助は続く

今日のサキさんは、久しぶりに大きく目を開き続けてくれました。

途中、笑い声とも泣き声とも、どちらとも取れそうな感じで「わっはっは」と、声を発しました。
おそらくは、笑い声だったのだろうと思いますが、表情は、泣いてるようにもみえます。きっと笑顔の作り方を忘れてしまったのかもしれません。笑う筋肉を使ってないので、衰えてきたのでしょうか？



今日も、お姉さんに一緒に行ってもらいました。

お姉さんは、保育士さん。介護の世界の人ではありませんが、日ごろから子供相手に食事介助もされているので、お姉さんと一緒の時は、何も考えずにまかせっきりです。それでも介護のプロではありません。もちろん素人です。（一応ヘルパー２級は持ってみえるそうです。私も初任者研修を終了しています。でも、介護の世界での実践経験はありません。自宅でサキさんの世話をしただけです。やっぱり、ど素人です）

そんな、ど素人さんに、食事介助を任せている施設の皆さんは、どんな気持ちなのでしょうか？　建前ではなく、本音を聞きたいのですが、施設の中では、どうしても本音を聞きだせそうにありません。

以前、サキさんを私一人で「お姫様抱っこ」で、ベッドから車いすに移したことがありました。その時は、夕食前なのに誰も来なかったので、仕方なく自分一人で移したのですが、スタッフの皆さんは無反応でした。きっと他のスタッフが移したんだろうと思ってみえたのでしょう。

また、別の日に、同じように私一人でサキさんを車いすに移そうとしていたら、その時は、その様子に気付いたスタッフさんが慌ててとんできました。
「（一人では）危ないですから、私たちが（責任を持って）やりますから」

普通食の食事介助をしているときに、そんな声は聞きません。
「普通食の食事介助、（詰まらせると）危ないですから、私たちが（責任を持って）やりますから」

「サキさんは、ご自身の歯も残ってみえますし、噛む力も飲み込む力も残っています。この残っている力を使わないのはもったいないです。サキさんの食事形態を、見直しませんか」
こんな声が、スタッフさんからあがってこないかな。

プロ

サキさんを在宅でみることは、今は出来ない。

仕事もあるし（辞めたら生活できない）、食事の用意や、おむつの交換、等々、仕事の後の疲れた身体と頭では、ちゃんとした介護は出来ません。

訪問介護や、看護を使うにしても、サキさんだけの自宅に、知らない人を入れるのには非常に抵抗がある。（訪問事業者の皆さん、申し訳ありません）でも、どうしようもない本音です。


だから、施設にお願いしています。

介護のプロである施設にお願いしています。

素人では出来ない介護をお願いするために、高いお金（ユニット式なので月に13万円以上）を払って、サキさんの世話をお願いしています。

素人に出来ないことを、代償を払って代わりにしてもらっているわけです。

だったら、利用者の要望に出来るだけ答えることは、当然の事ではないのでしょうか？


この先、サキさんがいつまで普通食を食べられるか分かりません。だからこそ、よけいに、食べられる今を大切にしていきたいのです。

本人にまだ残っている力・機能を維持する事がとても大切であることは、介護の世界にいる人なら、だれでも知っている、とても基本的なことだと思います。

もっと、もっと、利用者さんに寄り添った介護をお願いしたいと思います。

スタッフの皆さんは、
介護のプロなのだから。

素人はOK、プロはNO、なぜ？

担当の先生は、とても穏やかな方です。

優しい目をして、ゆっくりと丁寧に言葉を選んで話してくださいます。

でも、立ち位置は、やっぱり施設側なのかな・・と、正直思ってしまいます。施設の協力医ということは、施設に雇われているわけで・・・。

話しても話しても、うなづいてはもらえません。
サキさんの食事風景の動画も見てもらいました。が、
「私一人で決めるわけではないので、実際にスタッフさんから難しいと聞いています」

ほんとうかな？

疑問は、一向に解決されません。
「なぜ、素人の家族の介助はＯＫで、プロの介護スタッフさんの介助はＮＯなのか」

結局、私の希望には答えてもらえそうにありませんでした。曖昧にされたままのような・・・。

「私が毎日行けば、毎日、普通食にしてもらえるのですか？」
「家族の介助なら、大丈夫です」

結局、噛むこと、飲み込むことに問題はないと思ってみえるんだと思います。（でないと、素人の私に許可を出す根拠が分かりません）施設側の都合で、出来ないということです。

食事介助、施設の最も大切な仕事であると思うのですが。

今度、きちんとスタッフさんに聞いてみようと思います。
ひょっとすると緘口令（かんこうれい）が敷かれるかもしれないので、個別にこっそり個人の見解として聞いてみようと思います。

その後、ちょうど歯科医さんの検診もありました。
毎週、検査してもらっているみたいです。虫歯の治療も何度かしてもらえてたそうです。

気になる歯ぎしりについても聞いてみましたが、これは何ともしようがないということでした。マウスピースも誤飲の危険があるので難しそうとのことでした。

最後に、口腔ケアと、フッ素コーティングをしてくださいました。（新車みたい）
ありがとうございました。


口腔ケア後のサキさんです。


夕食前のサキさん。

今日は、昼も夕方も、ずっと、こんな表情でした。
耳元で、そっと歌うと、しばらくはおとなしく聞き入ってくれているようですが、しばらくすると歯ぎしり交じりにブツブツが始まります。（一緒に歌ってくれてるのかな）

笑顔、見たいな。

サキさんの思いはどっち？

お盆の間、子供さんやお孫さんの世話で、忙しく飛び回っていたお姉さん。本当に久しぶりにサキさんの食事介助に一緒に行ってもらえました。

月曜日にドクターと話をするための材料として、動画もたくさん撮らせてもらいました。
（スタッフさんや他の利用者さんの声が入っているので、ブログに公開するのはやめておきます）

今日のサキさんです。



口の開け方は、以前と比べて小さくなっています。原因は分かりません。

口の中に入りきらず、よくこぼれるようになりました。これは、口の開け方が小さくなったのと、下の前歯が連日の歯ぎしりで、だいぶ奥に引っ込んでしまったせいだと思います。歯と唇の間に食べ物が残り、こぼれる原因にもなっています。

食べる（噛む）たびに、顔をしかめるようになりました。ひょっとすると歯が痛いのかもしれません。

ただ、そんな状況でも、今日も完食してくれました。ソフト食の時より多少時間はかかりますが、スタッフの皆さんの負担がとんでもなく増える・・ということはなさそうです。

サキさんは、しゃべれません。
サキさんは、字を書くことも出来ません。
思いを伝えるすべがないのです。

嫌なことには反応できます。痛い時、不快な時、飛び切りのしかめっ面や、叫び声が出ます。
でも、うれしい時、心地いい時の反応はありません。（そんな時がないとは思わないですが。）

でも、自分の想いを表明できません。

実際のところ、サキさんは、どちらがいいのでしょうか。
普通食？　ソフト食？
どっちが食べたいの？　食べやすいの？

自分の歯があり、噛むことが出来、咀嚼して飲み込むことが出来る。
この事実だけは、しっかりとドクターに伝えるつもりです。

要望の回答

今日もサキさんの食事介助に行ってきました。

施設に着いて、すぐに男性のスタッフさんが
「今から交換させていただきますので・・」

部屋の外で待機していました。
この前の要望はどうなっているんだろうか？　そんなことを思いながらも、拒否する訳にも行かず・・。

しばらくして、交換終了。サキさんの部屋に入ると、眉間にシワを寄せたサキさんが。


今日は、サキさんの面会に行くのが遅れたので、ほどなく夕食の時間に。

車いすに移され、ホールで待っていると、すぐに食事が運ばれてきました。

さあ、夕食です。
スプーンで一口ずつ、サキさんの口に運んでいきます。

一口、食べるごとに、なぜか顔をしかめるサキさん。

鶏肉団子を食べても
あま～い金時豆を食べても
デザートのスイカの時も

一口食べるごとに、顔をしかめます。
少し、様子を観てみたいと思います。ひょっとして歯が痛いのかな？

それでも完食のサキさん。


帰り際、施設の主任さんに呼ばれて話をしました。

内容は、この前の2つの要望について。

1.同性によるおむつ交換
　　これは、シフトのかげんで難しいとのこと（予想通りの答え）出来るだけの配慮を要望。でも完全に同性での介助は確約できないとのことでした。
家族・本人の思いよりも、施設の事情が優先される。

2.家族の介助無しでも普通食を
　　これも、結論から言うと難しいとのこと。（これも予想通り）
「家族＝素人が出来るのに、なぜスタッフ＝プロが出来ないんですか？」と質問するも
「そういうことではなく、ドクターの許可なしでは・・・」

もちろん、もっといろいろ話しをしたのですが、長くなるので・・。

結論としては、来週の月曜日にドクターの往診があるので、その時に再度、ドクターに相談する（私が直接）ということになりました。

施設には施設の事情があり、家族には家族の思いがあります。特養さんや老健さん等の施設以外（在宅介護）なら、こういう時、間にケアマネさんが入り、家族にとってベストな選択、提案をしてくれるはずなのだが・・。

入居施設は、ケアマネさんもこみだから・・・。

とにかく、月曜日、ドクターに相談してみます。土曜日の夕食介助を動画に撮って、見てもらうつもりです。

もしダメなら、家族の責任で
毎日、夕食介助に行きますか！　　

お経？

今日は、なんとなくボ～っとしたり、ドラクエをしたりとダラダラと過ごしてしまいました。

気付いたら午後４時過ぎ。やっとこさ重い腰を上げることにして、サキさんの特養へ。

ベッドの上で、サキさんはしきりにブツブツ言っています。
今日が８月15日だからでしょうか、サキさんのブツブツが、「お経」に聞こえました。

2017年８月15日お経？


到着して、すぐのサキさんのブツブツは、もっと「お経」ぽかったです。

家では、毎朝、お線香に火をつけお参りをしてくれていたサキさん。命日などは、お経もあげていたサキさんです。


写真も撮ってみました。いつも同じ方を向いて、ブツブツのお経を唱えています。

サキさんの顔のとなりで、サキさんの目線に合わせて撮ってみました。サキさんの目には、いったい何が見えているのでしょうか？

今日の食事もソフト食です。普通食に比べると食べるスピードは、はるかに早いです。すぐに飲み込みます。


食後のサキさん。食事中からずっと眉間にシワを入れ、不機嫌そうな表情でした。

最近は、ずっと不機嫌そうなままです。
感情は、心はちゃんと動いている証拠だけど、やっぱり笑顔のほうがいいです。

サキさん、明日は笑顔を見せてくれるかな？

ふるさと西尾

今日は、サキさんのところには行きませんでした。

お盆なので、兄ちゃん（長兄）と両親のお墓詣りに行ってきました。

久しぶりにみんなで集まり、お墓参りと食事会です。

お姉ちゃんと、次兄夫妻。そして、私と弟夫妻。
いつもは兄ちゃんよりも先に亡くなった三男（私のすぐ上の兄ちゃん）の奥さんもみえるのだけど、お盆で忙しく来れませんでした。（お墓参りはしてもらったそうです）

久しぶりに集まった兄弟ですが、次兄も４月に入院したというショッキングな報告もありました。
みんな、そこそこの年齢です。本気で体に気をつけないと・・。

お墓のそばの、実家の跡地にも寄ってきました。

家が建っています。11月には入居されるそうです。これで完全に実家は無くなってしまいました。

お墓参りも、あと何回行けるのか？
兄の3回忌が済んだら、お墓もたぶん処分することになりそうです。（だれも管理できないので）
永代供養料を支払って、お寺の共同の墓地でまつってもらう予定です。仕方ないですね。

ますます、ふるさと西尾に帰る機会は減ってしまいそうです。

でも、
実家がどうなろうが
私の故郷は
愛知県の西尾市。

抹茶、三河の小京都、5万石の城下町

私の故郷です。

今日も完食だけど

今日は、朝、サキさんのところに行ってきました。

早めに行こうと思っていたのですが、少しウトウト。気付いたら10時を過ぎていました。【最近、こんなんばっかりだ）あわてて、サキさんの特養へ。

ベッドの上で静かにしていたサキさんですが、私を見つけるとブツブツが始まります。

「何か、言いたいことがあるのかな？」
「不安,不満がたまっているのかな？」


少し早めに車いすに移乗させてもらったので、10分くらい施設の中をぶらぶらしました。サキさんの刺激になればと思ったのですが、あまり反応はありません。そして部屋に戻って１枚撮りました。

昼食です。

左に見えるのは。チキンライス。もちろん、すりつぶしてあるので、歯ごたえ・食感はありません。自分の歯があり、咀嚼・嚥下に何も問題ないのに・・・。やっぱり納得いきません。


食後のサキさんです。おなかは膨れたみたいですが、表情は相変わらず冴えません。

何か、楽しみがあるといいのですが、ね、サキさん。

ドラクエ11

昨夜、ついにアマゾンで頼んでしまいました。

ドラクエ11　と　PS4

７月29日の発売以来、ず～っと我慢していたのですが、お盆休みに入った昨日、ついにこらえきれずに頼んでしまいました。明日の夜、ついにやってきます。待ち遠しい。

そこで、ふと思いました。

自分と同じくらいの人（もっと上の年代の人でも）で、ゲームが趣味だった人も大勢いるような気がします。デイサービスを利用している人の中にも、ひょっとしたら・・・。

ましてや、若年の人ならなおさら。

介護施設の皆さん、ゲームの利用、一度ご検討下さい。。
いつもカラオケ（演歌）ばかりではネ～～。


ドラクエはしばらく置いとくとして、今日は土曜日、サキさんの食事介助です。

思いっきりしかめっ面のサキさんです。

耳元で歌っても、しばらくは聞き入ってくれますが、しかめっ面は変わりません。

そして、夕食。
今日のメインは、牛肉とごぼうの炒め煮。

お肉がメインの時は、いつもより時間がかかります。噛むのに時間がかかり、なかなか呑み込めません。ホルモンを食べてるみたいにいつまでも肉を噛み続けています。（呑み込むタイミングがよく分からないのかな）

もう一つ苦戦したのが、「もずく酢」です。すっぱいものが少し苦手になってきたようです。今日は、むせることはありませんでしたが、思いっきりすっぱそうな顔をしていました。（写真のしかめっ面を、さらに強烈にした感じです）

それでも何とか完食してくれました。
ありがとうね、サキさん。

また、明日も行くで、待っとってね。

白いサキさん

今日からお盆休みです。どこに行くという予定もないので、せっせとサキさんのもとに通おうと思います。

とは言え、せっかくの休みです。ゆっくり寝て、昼寝までして、気付いたら午後４時過ぎ、やっとサキさんのとこに向かいました。

今日もサキさんはベッドの上で、横になっています。スタッフさんに音楽をかけてもらい、合わせてブツブツ歌っているような、怒っているような。（さて、どっちなんでしょうか）

暑かったので、エアコンを付けました。部屋のドアは開いていましたが、ホールの冷気はそれ程、サキさんの部屋には入ってきていません。サキさん、ちょっと暑かったかな？　でもお年寄りばかりだから、そんなに全体を冷やす訳にもいかないし。

施設の自販機で冷たいお茶を買い、部屋に置いてある「かっぱえびせん」を食べました。



冷たいお茶を、紙コップからストローで上手に飲んでくれました。（コップに半分ほど）
かっぱえびせんのほうは、相変わらず、くわえタバコ状態です。

ずっと施設の中で過ごしているサキさん。もともと白い肌は、ますます白っぽく見えます。最近、すっかり日焼けした私の腕と比べてみました。


そんなサキさんですが、今日も完食してくれました。（トロミ食ですが）

今日、施設に要望を書いて置いてきました。
1.同性のスタッフさんにおむつ交換をしてほしい。
2.家族の介助無しでも、普通食にしてほしい。

この２つを再度お願いしてみました。
今後、さらに、しっかりとした文章にまとめて、要望してみます。ケアプランにも載せてもらえるように話をしてみます。

店員さんがオレンジリングを

明日は水曜日ですが、サキさんの食事介助へ行くのをやめます。お盆休み前で、会社が追い込みに入っているので、一人だけ抜けるわけにもいきません。

サキさん、ゴメンね。

その分、お盆休みの間は、しっかり顔を出すでね、待っとってね。

先週の土曜日、スーパー（近くの生協）へ買い物に行った時、レジの店員さんの胸に「オレンジリング」が見えました。ネームプレートにし越し隠れて見ずらかったですが、間違いなく「オレンジリング」でした。

「オレンジリング、付けて下さってるんですね」思わず店員さんに声を掛けました。

「（うちの店のスタッフは）みんな持っているはずなんだけど、作業の邪魔になったりするので、なかなかつけている人は少ないんですよ。」ということでした。

でも私は、つい
「ありがとうございます」
と、店員さんに言っていました。

うれしかったのと、もう少し前（サキさんが買い物に苦戦していたとき）からやってもらえてたらな、という思いで複雑な気持ちになっていました。

出来れば、もう少し目立つようにつけてもらえるといいと思いますけど・・・。

私も、いつも使っているリュックには付けてありますが、手首にもちゃんと巻いて、出かけるようにしようと思います。

だけど、手首は、ちょっと恥ずかしいような・・・、でも気付いてもらわないと意味ないですもんね。

外干しは難しい

今日は、昼から用事があったので、サキさんのところには行けませんでした。

朝、掃除をし、庭の草をむしってから、洗濯物を外に干しました。
曇ってはいましたが、予報では雨は降らなさそうだったので・・・。草むしりの際も、夏の日差しが降りそそいでいましたし。

昼からの用事の準備で、パソコンをさわっていました。外の天気は全く分かりません。雨音も聞こえないし、日差しも入り込まない部屋なので、全く分かりません。晴れているものだとばかり思っていました。

パソコンを終え、買い物をしようと外に出てみると、車の屋根に水滴がついています。道路も濡れています。
「しまった、雨や」

あわてて洗濯物を取り込みましたが、ビショビショです。
エアコンと扇風機でとりあえず乾かしてみました。

そして、買い物へ。空は晴れていきます。再び夏の空が。

買い物を終え、再び洗濯物を外へ干します。（あのまま干しっぱなしにしておけばよかった）

そして、昼食をすませて外出です。
この時、洗濯物をどうすべきか悩みましたが、やっぱり取り込むことにしました。（一度、雨にやられるとどうしても弱気になります）そして外出。

その後、雨は降ることなく、夏の日差しが照り続けました。

洗濯干しは難しい