サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

マスクで息苦しそうなサキさん

2020年06月28日 17時57分08秒 | 今日のサキさん
今日、サキさんに会ってきました。

今月2回目の面会。制限が出されてからは3回目になります。

電話で予約し、できるだけ外出を控えての面会です。(と言っても毎日、仕事には出かけなければいけませんが)


マスクをして、少し息苦しそうに口をモゾモゾするサキさん。今日も目を閉じたままです。
声をかけても言葉では応えてはくれませんが、表情やため息?で、反応してくれます。いつものように顔をしかめたりもします。

きっと、普段はマスクなしで生活しているサキさん。外部からの訪問者である私たちとの接触のために、強引にマスクをされたんだと思います。早く、マスクなしでよっくりと会える日が来ることを願っています。

面会の規制が始まってから、サキさんは一つ歳を重ね、娘は家を出て、新しい生活を彼氏と始めました。営業を再開したホテルの日本食レストランで顔見世の食事会をしました。優しそうな青年でした。

私は、相変わらず仕事でのミスを重ね、落ち込みながらも何とか毎日をやり過ごしています。本当に、ただ、やり過ごしている感じです。

明日からも、また、仕事のミスに怯えながらの辛い日々が続きます。サキさんに愚痴る事も、慰めてもらうことももちろん出来ません。週に2回の食事介助で何とか気持ちをリセットしてきましたが、なかなか面会もままならない現状では、気持ちの切り替えもうまくいきません。


ただ、サキさんとの約束(私より長生きしてね)を守るために、歯を食いしばって何とか生き延びていきましょう。