サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

仕事のミスを引きずらない様に

2017年03月22日 21時35分43秒 | 今日のサキさん
今日も5時で仕事を終えてからのサキさんの食事介助です。

仕事で、またミスをしてしまいました。
建てている現場から指摘が。鉄骨の切りおとさなければならないところの反対側が切れているとのこと。
逆になっているので、現場でうまく建てられません。結局、反対側を現場でガスを使って切りおとしてもらうことになりました。意気消沈しながら、サキさんのとこに向かいました。

在宅で、サキさんといた時には、きっとこんな時、私の機嫌は最大限に悪く、鬼のような形相でサキさんをにらみつけていたことでしょう。ミスをすぐに引きずるので、家でも気分が冴えぬまま、サキさんの介助をしていました。

私の思い通りには、していてくれないサキさんに、何度も大声をだしていました。


今日はサキさんに、仕事のミスの影響が出ない様、明るく振る舞いました。
やさしく、ただやさしく声掛けをします。
サキさんは、とても耳がいいのですべてを聞いているはずです。ひょっとすると、ふだんより妙にやさしいので
「会社で何か失敗でもしたのか」と逆に感づかれたかもしれません。


食後、少し穏やかになったサキさんです。今日も耳元で「花の名」を歌ってきました。毎回、歌い続けるつもりです。

サキさん、嫌がらんと聞いとってね。