サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

食べられなくなったら

2023年06月06日 18時32分18秒 | 今日のサキさん
 昨日の帰宅後スマホをのぞいてみたら、サキさんの施設からの着信履歴が。すぐに折り返しの電話をした。少しドキドキしながら。施設から連絡があると、いつも不安な気持ちが先にたつ。

 「最近、食事を飲み込むのに時間が掛かるようになってきた。むせることも増えてきた。この先、食べられなくなった時の対処の仕方を考えておいてほしい」というものだった。
 昨日の月曜日に、施設と連携してみえる病院の先生(精神科)による定期診察があったみたいだ。その時の先生の診察と、スタッフさんによる最近の様子を聞かれたうえで、先生が家族にそう伝えるように、という事だったらしい。


 食べられなくなったらどうしますか?、といきなり言われても。

 コロナ以降、サキさんの食事の様子は全く分からない。食事介助も出来ないし、職員さんからの報告もほとんどない。聞いても「時間は少しかかりますが完食ですよ」という返事が返ってくるだけだ。よく「むせる」ようになったなんて一言も聞いていない。電話で言われただけでは、サキさんの呑み込みの状況も全く分からない、というか想像が出来ない。

 そこで、次回の面会の時に施設さんにおやつ(プリンなど)を用意してもらって、実際にサキさんが食べるところを見させてもらうことになった。(私が介助するか、職員さんに食べさせてもらうかは決まっていないが)

 判断というか、今後どのようにするかはその様子を見てから判断することになると思うが、たぶん胃瘻とかを考えなくてはいけないのかな?ただ、それにしてもすぐに実行ではなく、サキさんの様子をよく観察しながら、何とか口から食べ続けることが出来るような努力を施設にはしてほしいと思います。胃瘻にしたからそれでおしまいではなく、何とか最後まで食べることが、味わうことが出来るようにしてほしいと思います。

 サキさん、あなたはどうしてほしいのかな?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mihiro)
2023-06-07 09:56:02
私は夫が病気になったばかりのころ、胃ろうをしてまで生きさせてたいとは思っていませんでした。
でも、まだまだ元気でも胃ろうの選択をしないといけない状態になったとき、やっぱり胃ろうをしてもいいと思いました。
夫が3度目の肺炎になったときに娘たちと話をしました。
結果、亡くなってしまいましたが、お気持ちすごく分かります。
胃ろうのことに限らず、何か選択をしないといけない時、のちにこれで良かったのか?と悩むこと、尽きないですね。
Unknown (サキさんの夫)
2023-06-07 21:03:44
mihiroさん、難しいですよね。元気な時は、まだまだ遠い先の話しと思っていたものがまじかに迫ってきて、いざ現実の問題になると悩みますよね。
 でも、やっぱり生きていてほしい、同じ空気を吸っていてほしいという気持ちは強いです。どんな形でも生きていてほしい。出来ることなら。

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