分子栄養学講師の気ままなブログ

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吉原の花魁から見る簡単には死なない癌細胞

2018年06月21日 | 身体・健康

癌細胞の生命力の強さには…、まさに圧巻と感じるわたし

今日も癌ではないわたしが考える癌細胞のはなしです…。

 

前回は癌細胞に向けられるわたしたちの熱い視線・対応を、”女心と秋の空”に例えましたが

今日は吉原遊郭の遊女と癌細胞です

 

もともとは正常細胞だったものが、劣悪な環境や状況に侵されたことによって変化してしまった癌細胞くんたち

変化したからには、新しい、その癌細胞としての生き方を見つけるしかありません

 

これはまるで、生活苦の挙句、実母に吉原に売られたまだ幼い娘が、ここから逃れられないことを悟り、

何とかここ吉原で生きていくために必死で芸子や作法を身に付けて、、仕方がなしに花魁にまで成り上がり

自分の地位を築くしか道のなかった…、健気な可哀そうな少女の物語のようではないか

 

こんな変な見方をするのは間違いなくわたしくらいだろうと思いつつも。

癌細胞ってのはまるでこの少女

 

自分(細胞を)守るための方法、その生き方を見事に見つけたわけですね

必死で生き残ろうとした結果に思えます

(それは誰のためでしょう…

 

癌細胞が死なない

簡単に癌細胞は殺せない

これは、それだけわたしたちの身体が生命力に溢れ、変化の激しい環境に対応しながらも生きていけるシステムが整っているからと言えるのではないでしょうか…

(細胞にとってはそうだとしても、結局はそれ(ガン)は死に至るというなんとも矛盾している話だけれども…

 

つまり、どんだけ食品添加物を食べようとも、アルコールやタバコ、コカインヘロインをやろうとも、有害物質に身体が曝露されようとも

ちょっとやそっとのことじゃあ”やられない身体の仕組み””防衛システム”が整っている…

これがわたしたち人間のカラダなのです

 

だって考えてもみれば、あれだけ加工食品を食べていようとも、タバコを吸おうともアル中になろうとも、砂糖をがぶ飲みしようとも

みんな爪は生えるし髪も伸びるし肌もそこそこ

見た目はそれなりに元気そう問題なさそうに生きています

わたしたちの身体はそんなにやわには出来ていないことを実感します

 

それだけ、細胞が生き残ろうとする力、細胞の生命力ってのは凄い

そう思えてきます

つまり、それは癌細胞に変化した細胞にしたって同じこと…

正常細胞だろうが、癌細胞だろうが、自分を守る(細胞を守る)システムくらいきちんと整えて細胞は生まれ出てきているのでしょう

 

癌細胞の生命力が強く、それだけ死なないということは…

ある意味みんなと(他の細胞と)少し”変わってしまった”自分という細胞をなんとか守るために、知恵を絞って必死で生き残るお利口さんなのです

 

もしも癌細胞が弱く、すぐに死んでしまうような作りなのであれば

わたしたちの正常細胞だってこれだけの食生活や環境に曝露されればすぐに病気になったり身体に異常が出たりといったことになってもおかしくないはず…

 

そう考えると、癌細胞も正常細胞も、どちらも本当に凄い

 

どちらもわたしの身体を守り、身体を形作るうえで必死に頑張ってくれている細胞たちのように思えてきます

 

癌細胞に関しては、細胞を守ろうとしたその結果、結局は身体の主の命を奪ってしまうという末路を辿るのですが、

これは癌細胞からすると想定外の事実だったに違いありません

花魁だった子が、奉公を終えたら誰かの妻となって普通に幸せに暮らせる日を夢見て頑張ってきたのに、現実はそんなことはなかったように…

 

癌細胞が一筋縄にいかないということは、正常細胞もまた、決して筋縄ではやられないということでもある

日々有害物質にも黙って耐え闘ってくれている正常細胞への感謝の念を、わたしたちはついつい忘れてしまう

そうして癌になった時だけ、癌細胞を責め立てまくりがち…憎き癌細胞め~やっつけてやる~

 

もしわたしが癌になったら、、

(お前はなんともすごいやっちゃねー)と…、

思わずうなってしまうかもしれません

コメント
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